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  • 令和6年、玉川東洋医学交友会集会 ver.1.1

    今回の玉川東洋医学交友会開催時から、山田先生に代わり、私がOB会会長となったことをご報告申し上げます。交友会開催に先立ち、玉川病院東洋医学科OB住所録を整備し、すでに当該の方々にはネットまたは郵送にて住所録をお送りしました。しかしながら移転先不明方も何件がでてきました。お名前、ご住所、電話番号、メールアドレスを当方にお知らせ頂ければ、改訂版住所録を送付いたします。何卒ご協力をお願い致します。令和6年4月25日似田敦令和6年4月20日、9年ぶりで新宿にて玉川病院東洋医学交友会を実施しました。玉川病院研修生はのべ百名ほどいたのですが、研修生制度がなくなってすでに22年が経過し、住む場所も置かれた立場も異なり、集まる機会も減りました。7年前、代田文誌・文彦両先生の墓参りを兼ね、中央線の高尾駅に集まったのは30名...令和6年、玉川東洋医学交友会集会ver.1.1

  • 代田文彦先生と日産玉川病院研修2年目の私

    昔を懐かしがる年令になったのかもしれない。代田先生は63才にて生涯を終えられたが、それから14年経ち、奇しくも私もその年令になってしまった。私はここで日産玉川病院勤務時代のことを記録に残そうと思う。私が玉川病院東洋医学に入りたいと思ったきっかけは、以下のような「医道の日本」の記事を読んだことが強い動機となった。その頃私は早稲田針灸専門学校を間もなく卒業するという頃だった。当時私は午後からできたばかりの医道の日本社新宿支店でアルバイトをしていて、卒後は医道の日本社の社員とになる予定だったのだ。医道の日本社そのものは居心地がよく、待遇面を含めても待遇に満足してたのだが、結局代田文彦先生への憧れが強く、大きな人生の決断をした。医道の日本社専務からは「どうしても日産玉川東洋医学の採用試験を受けるというのならば、医...代田文彦先生と日産玉川病院研修2年目の私

  • 代田文誌のご家族集合写真(1962年)

    長野市のご自宅居間にて(1962年)元のモノクロ写真疑似カラーに変換、さらにAIで高精度化代田泰彦氏(文誌先生の次男)から、暑中見舞いのハガキが届いた。コロナのため巣籠もり状態で、旧い写真を整理していたら、今まで忘れていた代田文誌一家の家族写真が出てきたとのこと。それをわざわざ送って下さった。この代田家の御家族集合写真は1962年、文誌が長野市に住んでいた頃のもので、文彦先生が二十二歳の誕生日記念ということで座敷で撮影された。文彦先生も松本にある信州大学が夏休みということもあって帰郷し、全員が集まれたのだろう。みなくつろいだ表情をしているのが印象的。この5年後、文誌は東京の井の頭公園傍に転居し、67才にして新たに治療院「延寿堂」を開くことになる。そのバイタリティに驚かされる。向かって写真左側から、代田文誌...代田文誌のご家族集合写真(1962年)

  • 凍結肩の針灸治療

    凍結肩の臨床症状は、関節症状(癒着性関節包炎や癒着性滑液包炎)と、これに付随した保護スパズムによる伸張時痛の混合したものになる。ROM制限があり、かつ結髪・結帯動作で痛むタイプで、とくに夜間痛のある者は、非常に苦痛を感じる。このようなタイプが針灸治療を求める。一方、ROM制限があるも痛み少ない凍結肩完成期では、患者は生活に不便を感じるが、あまり痛まないので日常生活を何とか過ごすことはできる。自覚痛の強い凍結肩の場合、針灸治療はどのように行うべきかのかを考えてみる。2)結髪制限過緊張状態にある棘下筋(天宗)と小円筋(臑兪)が伸張された際に痛みに対処。3)結帯制限過緊張状態にある肩甲下筋(膏肓から肩甲骨-肋骨間へ刺入)と、大円筋(肩貞)が伸張された際に痛みに対処。上記の過緊張の筋肉が逆ではないでしょうか?私の...凍結肩の針灸治療

  • シンスプリントの針灸治療 ver.2.1

    1.シンスプリントShinsplintsの概念Shinは向こう脛(すね)、Splintsは(骨折時に使う)副木の意味。まぎわらしいことに短距離走者は英語でsprinterであり、シンスプリントは短~中距離走者に多いこともあって紛らわしい。ランナーの発症率は20~50%と非常に多い。シンスプリントは症候群なので、いくつかの病態が含まれるが、その中心となるのが筋腱膜癒着による滑走障害である。ただ筋の骨膜起始部の牽引痛のこともあり骨膜痛になる。この時の診断名は脛骨過労生骨膜炎である。痛みが限局性で非常に強ければ疲労骨折を考慮する必要もある。シンスプリントの大部分は後内側シンスプリントで、下腿内方下半分あたりが痛む。少数ながら前外側シンスプリントもあり、下腿前面の上半分の痛みを訴える。2.重症度分類(Walsh)...シンスプリントの針灸治療ver.2.1

  • 打膿灸について ver.2.3

    1.序にかえて打膿灸をしている処は直接は見たことはないが、焼きゴテ治療は見たことがある。今から約30年前頃のこと、小田原市間中病院の間中喜雄先生の治療見学の時だった。まず皮下へ局所麻酔注射を行ったかと思ったら、引き続き先端一円玉程度の平たく丸い金属性のコテを火で十分熱し、コテ先端を先ほど局麻注射した部分に2~3秒ほど押し当てた。ジューという音がして白い煙が上がった。間中先生は、いつもながらの治療といった感じで特別の感慨もないようだったが、患者も全く熱がっている様子は見せなかったことにはも驚いた。局麻注射の効果は大したものだと感心もした。今日、実際に打膿灸を治療に取り入れている治療院は皆無に近くなった、そうした中にあって、東京では葛飾区の「四つ木の灸」は打膿灸を行う治療院として希有な存在である。打膿灸をした...打膿灸についてver.2.3

  • 奇経理論の再考察

    1.はじめに筆者が針灸免許を取得する前から奇経には非常に興味があった。というのも当時の医道の日本誌では、奇経治療がブームとなっていて誌面を賑わせていた。何よりも最初に針灸治療の指導を受けた先生が奇経治療の臨床をやっていたからでもあった。しかし奇経治療のルールに従って治療して効いたという報告が多く、いくら調べても本質的な疑問に対する解答は得られなかった。ルールに従うのではなく、なぜそうしたルールになったのかを知りたかった。奇経でペアとなる経絡は次のように定まっているが、どうしてペアとするのかにも謎が多い。下記ペアの左側にある陽蹻脈の宗穴を申脈、陰蹻脈の宗穴を照海とするのは納得できるが、それ以外の奇経と宗穴は自経上にないことも納得がいかない。ペアで用いると定められた奇経の組合せ陽蹻脈(申脈)---督脈(後渓)...奇経理論の再考察

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あんご鍼灸院さん
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現代医学的鍼灸治療
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