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  • 中秋のお月様

    晴れ、23度、88%昨晩は福岡もお月様が見えました。月も見る場所で趣が変わります。昨晩は自宅の2階から庭の大きなもちの木越しに月を見ました。静かな月でした。香港は今日は祭日です。「中秋節」で月を夜遅くまで眺めた翌日はゆっくり休んでくださいとの配慮です。街の人たちはこぞって月見に外に出ます。昼過ぎまで曇っていたらしい香港、雲の見えか隠れですが月見ができたようです。主人から送られて来た写真、「歩けない」と付け加えられています。それほど香港人は「中秋節」を楽しみます。私のスマホには家族の住む場所の天気が把握できるように設定しています。これが昨日午後の香港の天気、孫たちがいる東京はこんな予報でした。孫たちも雲の合間から月を見る事ができたようです。東の空に見え始めた月は早朝は西の空にまだ輝いています。時には落ちそう...中秋のお月様

  • Apple Watchを8年ぶりに買い替えました。

    晴れ、24度、86%絶対にデジタルの時計は使わないだろうと思っていたのは、AppleWatchが出る前までのことです。なぜ、使い始めたか、理由はiPhonを持って走るのは面倒だったからです。手に握って走るのはなんとも不便です。iPhonにはナイキランのアプリが入っています。それには日々の走った距離、ペース、どこを走ったかまで記録されています。AppleWatchはiPhonの子機です。Watchをつけて走れば家に帰ると自動的にiPhonに同期されます。出てすぐから使い始めました。1期は電話機能がありませんでした。2期、3期と進化して電話機能が付きました。進化する度に買い替えましたが、3期以降マイナーチェンジばかりです。それで7年間も使い続けました。今年の五月の末にナイキのアプリに走った記録が同期されていな...AppleWatchを8年ぶりに買い替えました。

  • ご飯を炊いた日

    晴れ、24度、84%ご飯を炊くのは週1、2回になりました。息子がいた頃は一日2回炊いていたこともありました。炊飯器をやめてどのくらいになるでしょうか?小さな家族なのに、時折炊き出しをするため大きな炊飯器を持っていました。炊飯器ってご飯を炊くのに時間がかかります。夫婦も歳をとり食べる量も減りました。土鍋か鉄鍋で炊いてお櫃に移します。土鍋で炊くだけでも美味しいご飯ができます。炊き上がりをよくかき混ぜで長く蒸らします。そのご飯をお櫃に移すと、余分な水分をおひつが吸ってくれてこれまた旨みが増す仕組みです。土鍋もお櫃も水に漬けてご飯の滑りを落とします。ゴシゴシ。炊飯器のようにスルッとは取れません。木も水を吸い、土も水を吸うので、洗うと日向で日光浴をさせます。飯台や蕎麦ざると同じく拭いただけでは仕舞えません。こう書い...ご飯を炊いた日

  • 「真奈」と染め抜かれた袱紗

    雨、25度、90%主人に代わって、取決めをしなくてはならない事がありました。「滞りなく終わりますように」と前日から準備しました。お渡しするものを慶時の袱紗に包みました。結婚式のお招きからはすっかり遠ざかっています。この袱紗を使う機会が減りました。不祝儀の紫の袱紗は出番が少ないに限ります。慶ごとの袱紗は私の名前が染め抜かれています。広げる度に自分の名前を愛おしく見つめます。友人からの贈り物です。受け取った時、嬉しくてしばらく飾っておきました。「赤白橡」色です。華やかさがある色ですが私の年齢で落ち着いた色を選んでくださっています。シボの立った布地は手のひらに重みを感じます。色と良い、喜びの席には欠かせません。黒塗りのお盆に乗せて用意を終わらせました。無事に事が進みました。主人の代理ですから粗相があってはいけま...「真奈」と染め抜かれた袱紗

  • おはぎ

    曇り、27度、70%今日でお彼岸が明けます。秋分の日を挟んでやって来ていた孫娘に「おはぎ」を作ってやろうと思っていたのに、出事が多くて叶いませんでした。餡子が好きな父母のためにお供えの「おはぎ」を作りました。食べ易い小振りなサイズです。きな粉、青のり、黒ゴマの中の餡は粒あんです。こうして並べていると、きなこと、青のり、黒胡麻が香ります。多めに作りました。今日のおやつも「おはぎ」です。餅米を蒸す時にほんのちょとお塩を入れてみました。微かな塩味が餡とうまく調和します。塩を入れて蒸す事、蒸し上げたもち米に熱湯を注ぎ吸わせる事、この2つの手間で翌日も固くならず美味しくいただけます。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、昨日からまた暑さがぶり返しました。お彼岸の「おはぎ」は私の楽しみの一つです。おはぎ

  • 秋の町内清掃日

    晴れ、22度、74%4年ぶり、秋の町内清掃がありました。国道脇の雑草、ゴミを集めます。春、夏2回、近くのどこよりも早くこの一角だけはスッキリと片付きます。参加は自由、手袋とゴミ袋を手渡され、ご褒美にお茶を一本いただくのが決まりです。昨日我が家からは3人が参加しました。もちろん最多数、しかも最年少の参加です。5、60代が集まる中心ですが、孫娘が9歳で参加しました。40代ですら息子一人でした。きれいに晴れ上がった秋空の下、3人ですから手早いこと、ビニール袋2つをあっという間にいっぱいにしました。国道沿いですから植え込みの向こうを車がビュンビュン、信号で車が止まった隙に道路側まで掃除します。一昨日の晩は疲れから体調が思わしくなかった孫娘が、元気に起きて来た時はほっとしました。そして自分から「今日は、お掃除の日だ...秋の町内清掃日

  • お疲れ様、孫娘

    晴れ、22度、65%大人の用事で一日連れ回された孫娘、すっかり疲れて夕飯が始まる頃には体調を壊していました。福岡に来る前から、学校の隣のクラスの学級閉鎖などでやや風邪気味でした。一日明るく振る舞っていましたが、疲れが出たのかもしれません。夕飯の準備まではまだ頑張っていました。「ハンバーグ」の種をこねてハンバーグに仕上げます。この後、冷蔵庫にハンバーグを入れて、散歩に出かけました。地元のお神社方面に散歩を望みました。気温が低めなのでココも行ける距離です。帰って来てふと見ると、縁側の椅子でうたた寝をしていました。私が台所で夕飯の最後の準備をしていると、「お腹の調子が悪いの。」と言って来ます。「食べなくて寝ていいよ。」と言うと「ハンバーグひとつだけ食べる。」結局自分で作ったハンバーグを3つ食べました。少し元気を...お疲れ様、孫娘

  • 連休で孫娘がやって来ました。

    晴れ、24度、80%孫娘がやって来ました。今回は一人ではありません。家族と一緒です。雨が降り続いた福岡は秋の気温になりました。ひと月と10日ぶりの再会です。会う度に大きくなったなぁと感じます。同年齢平均値の真ん中だそうですが、身長はあと10数センチ、体重は数キロで私は追い越されます。香港にいる主人からLINE電話が入りました。二人並んで背の違いを見せました。夕方に着きましたから早速ココのお散歩です。涼しいので遠くまで散歩しました。ココも大喜びです。散歩の行き帰り、ココのリードは孫娘が持ちました。散歩に出る前に「カタツムリ」発見。我が家ですら最近見なくなった「カタツムリ」ですが、きっと「ようこそ」と挨拶に出て来たのだと思います。見出し写真は「カタツムリ」を見る孫娘です。音楽に合わせてよく踊ります。ココを怖が...連休で孫娘がやって来ました。

  • へしこ

    雨、23度、88%「へしこ」ご存知でしょうか?お魚を発酵させた食べ物だとは知っていましたが、初めて頂戴しました。若狭地方の特産物だそうで、糠に漬けた青魚、主にサバを「へしこ」というのだそうです。海産物の発酵品は独特な臭いがあります。しかも保存食ですから塩分が高いかと、頂き物の封を切りました。「へしこ」の真空パック、「へしこリエット」「へしこせんべい」、へしこ尽くしです。友人が「癖のない「へしこ」よ」と書き添えていてくれました。確かに真空パックを開けてもうッと来る臭いがありません。魚の切り身に糠が薄くまぶさっています。洗おうか迷いましたが、そのまま火を入れました。若狭サバかと思いきやノルウェー産のサバです。脂の乗ったサバの糠漬け、お箸を入れると身がほろりと崩れます。友人が言う通り、臭みも塩気も強くなく「旨い...へしこ

  • 苗のお嫁入り

    曇り、29度、78%庭の木たちは自分で種を飛ばして子供を作るものがあります。枇杷、紅葉、どんぐり、南天、もちの木、時計草、榊、サルビア、石蕗、どれも気付くと周りに小さな芽出しが見られます。うまく育たないものもありますが、こぼれた種から芽生えるものは、質が強いものが多いようです。南の庭の東西の両フェンスを覆う「時計草」東側の白い花を咲かせる「時計草」はこの夏たくさんの子供をつくりました。西側の「時計草」とは葉の色も花の色も葉の厚みも違います。熱帯の植物ですが、冬も緑を保ちました。白い花を咲かせ赤い実をつける「榊」は落ちた実から梅雨過ぎに芽が出ます。赤い実ですので「本榊」ではありません。今は赤くなる前の緑の実です。欲しいという友人がいます。暑い夏を避け、9月に入る前に育種ポットに「時計草」の苗と「榊」の苗を移...苗のお嫁入り

  • 彼岸花、稲穂そして銀杏

    晴れ、25度、92%昼間はまだじっとりと汗をかきます。それでも秋の気配はそこここに。昨日早めのお墓掃除に行きました。街の中の私の実家のお寺の墓地、主人の実家のお墓は西寄りの小高い山にあります。今日から彼岸に入ります。どちらの墓地もお盆とお彼岸は車の行列です。それで1日早く出かけました。早朝からお寺の山門は開いています。古い寺の墓地には大きな保存樹がいく本もあります。墓地を囲む景色は昔のそれとは違います。高いビルが立ち並びました。この墓地の一角のみが広い空間です。寺の裏手の墓地に足を踏み入れた途端、鼻をつく「銀杏」匂い、見上げるほどに大きな木は実がなっているのは見えませんが、足元にすでにたくさん落ちてます。寒さが進むと足の踏み場もないほどに「銀杏」の実でで埋め尽くされます。そして11月になれば、黄色い落ち葉...彼岸花、稲穂そして銀杏

  • 紫色のグラス

    晴れ、26度、91%ガラスの食器は透明なものが一番と思います。コップもお皿も透明なものが夏には潔く、光を通す様子も美しい。秋口になるとその美しさを寂しく感じるようになりました。そんな時に出してくるのが紫色のグラスです。中に入れたものとの相性もありますが、周りをゆるっとした雰囲気が漂います。ミルクなどより透明なものを入れると紫の液体を飲んでいるみたいです。電灯の灯りよりお日様の明かりの方が柔らかく映ります。このグラスは水玉のようにカットが施されて「ブルーベリー」という名前がついていました。私の手にすっぽり収まる小ぶりなクラスです。ワイン用のカットグラスは重厚感があります。色違いで6客持っているうちの一つです。カットの部分は色が抜かれているので赤ワインを入れてもその色の対照が美しく映えます。日本では「金赤」と...紫色のグラス

  • 洋書探し 宮崎駿「きみたちはどう生きるか」

    曇り、24度、90%日本に帰国して一番困ったことは「洋書」の新刊、話題の本の情報が少ないことでした。丸善に行っても新刊は並んでいません。日本のAmazonでも新刊紹介はありません。Amazonのイギリス、アメリカに好きな作家登録はしています。その作家の新刊が出ると自動的に知らせてくれます。話題の本の情報を得るために試行錯誤しました。英語圏の出版社や本屋のウェッブサイトを登録しました。アメリカ・グロスターにある本屋は毎日その日の新刊や情報を知らせてくれます。先日のトピックスは本が映画になったものの新作情報でした。右下、宮崎駿「きみたちはどう生きるか」が紹介されています。この夏、日本では映画も上映されていました。アメリカではクリスマスシーズンの映画のようです。日本人作家が紹介されると嬉しいものです。「きみたち...洋書探し宮崎駿「きみたちはどう生きるか」

  • 新もの「石臼挽き粉山椒」

    曇り、27度、89%粉山椒が切そうなので、買い物のついでに求めました.いつも決まったお店のものを買うのですが、見つかりません。その時目に付いたのが「新もの」と書かれている「粉山椒」でした。「新もの」!夏の初めに実をつける山椒です。「新もの」があってもおかしくないのに初めて「粉山椒」の「新もの」を見ました。今まで買っていたのは京都のお店の「粉山椒」でした。「新もの」は大阪のお店のものです。「山椒」に関しては関西が文化が深いと思います。「山椒」の使い方もその量も関東に比べると多いのではないかしら。「七味唐辛子」をとっても関東は唐辛子が香ります。関西は唐辛子の前に「山椒」が香ります。家に帰ってすぐに封を切りました。香りがいいのはもちろんですが、その色の綺麗なこと。「石臼」で挽くと熱の加わりが少ないので機械挽きよ...新もの「石臼挽き粉山椒」

  • 生クリームが残ったら「プディング」

    晴れ、26度、91%生クリームやココナッツミルクが中途半端に残ります。その日のうちに使い切ります。作るのは「プディング」。おやつの代表格「プリン」ですがもっと簡単にカラメルソースなしの卵と残り物の生クリームとお砂糖だけです。パンが残っていればパンも入れて「パンプディング」ご飯が残っていればご飯を入れて「ライスプディング」硬さもその日のお好みで。生クリームの残りが少なければミルクを足します。昨日はキャラメルが2個残っていましたので、お砂糖は使わずにキャラメルを溶かして甘味をつけました。カスタード液だけの時は焼く前に濾すと滑らかに仕上がります。パンなどを入れる時は濾す必要ありません。硬めで濃厚な「キャラメルプディング」でした。ご飯やパンを入れるとランチがわりになります。食パンを失敗し続けていた頃、フランスパン...生クリームが残ったら「プディング」

  • 花咲爺

    雨、26度、93%涼しくなって来たので、実をならせた木や花を咲かせた木にお礼に「油粕」を上げました。小脇に「油粕」の袋を抱えて撒きます。そんな自分の姿を小さい時読んだ「花咲爺」の絵本の絵に重ねました。「花咲爺」は「枯れ木に花を咲かせましょう。」と言いながら何を撒いていたのかな?思い出せません。そこでウェッブで調べました。飼っていた犬の遺灰を撒いていたと出て来ました。やっと話を思い出しました。「ここ掘れ、わんわん」と宝の埋まった所を教えてくれる犬の「しろ」です。その様子を盗み見していた隣の欲張り爺さんが「しろ」を借りて宝探しをするのですが、「しろ」が教える場所からはガラクタしか出てこず、怒って「しろ」を殺してしまいます。私が読んだ「新講談社絵本」にそんな場面があったか覚えていません。その「しろ」の遺灰を撒い...花咲爺

  • ココナッツのエビカレーとイドリ

    雨、27度、86%エビのカレーが食べたくなりました。ココナッツミルクで作る南インド風のカレーです。私が訪れたインドは北インドばかりでした。北インドですから魚介を使ったカレーはほとんど食べていません。南に向かうと魚介のカレーが多いと聞きます。魚介のカレーは香港のインド料理屋で食べました。行きつけの店があったほどインド料理が好きです。カレーリーフやマスタードシードを使うストレートな辛さが特徴の南インドのカレーですが、その辛さを和らげてくれるのがココナッツミルクです。ココナッツミルクを使うカレーは逆に北インドには見られません。北インドはもっぱら乳製品が使われます。エビの選び方が不味かったので、エビの香りが少ないカレーになりました。「イドリ」は塩味の蒸しパンです。主人が香港からパンケーキミックスの様なものを買って...ココナッツのエビカレーとイドリ

  • 義母に一輪挿しをいただきました。

    晴れ、26度、84%元気がなかった義母のために、施設を訪れるときは庭の花を持っていくことにしています。庭にその時咲いている花をひと枝手折ります。義母は自分では花の管理はできません。私が空き瓶に刺していけばそのまま枯れます。先日は「時計草」を持っていきました。空き瓶には「露草」がまだ花を咲かせていました。さて何に入れよう?薬か何かの入っていただろうプラスチックの容器に「時計草」を入れ枕元に置きました。パンデミックが始まる前でした。義母の部屋で使うために食器や花器を持っていくと施設の職員の方に「割ったりすることもありますから、プラスチックのものでお願いします。」と言われました。以来、菓子を持っていくときは小皿やフォークも持参しては持って帰って来ます。花を見て少しづつ元気になった義母の様子を続けてブログに上げま...義母に一輪挿しをいただきました。

  • 「洋食のこつ」茂出木心護

    晴れ、25度、88%料理など何も知らないまま、自炊を始めたのは18歳の時でした。そこで、料理の本を買いました。私が初めて買った料理の本は「洋食のこつ」です。買った本屋さんは銀座の「近藤書店」でした。海外も含めて度重なる引越しで処分した本の一つです。昨日の「コールスロー」もこの本からのレシピで作り始めました。表紙の綺麗なオムレツの写真、こんなオムレツを焼きたいと思い買った当時のことを覚えています。「古本サイト」を探しましたが見つかりませんでした。でもありました!Amazonです。値段が安いのでひどい状態だろうと想像しましたが、今一度、手に取りたくてプチンとしました。昨日、届きました。驚くほど綺麗な状態の本です。天、地、小口に日焼けがあるだけです。はっきりと記憶に残っていたオムレツの写真、今だにこんなにきれい...「洋食のこつ」茂出木心護

  • 懐かしい私の味「コールスロー」

    晴れ、24度、88%高校を出て一人暮らしを始めた時から自炊を始めました。そろそろ台所50年です。母は自分がほとんど何も作らない人でしたから、母の味は記憶にありません。ご飯ひとつとっても母は炊くたびに硬さが違いました。料理も教えてもらったことがありません。自炊を始めた時、料理の本を買いました。そに中にあったのが「コールスロー」です。先日、孫が来ている時に野菜を食べてもらおうと「コールスロー」を作りました。細切りのキャベツ、人参、玉ねぎの普通の「コールスロー」です。味付けは塩、胡椒にマヨネーズ。主人もマヨネーズが好きですから、長年この味に落ち着いていました。数日前、大きなキャベツがうんと安く売っていました。私の頭より大きなキャベツです。抱き抱えて持ち帰って来ました。キャベツは生よし、煮ても炒めても利用価値のあ...懐かしい私の味「コールスロー」

  • 義母と時計草

    晴れ、25度、88%「時計草」は六月から十二月まで咲き続けます。八月は暑さが厳しかったので一休みしていましたが、九月に入るとまたフェンスいっぱいに花を咲かせています。「時計草」は一日花です。朝咲いて夕方には萎みそのまま開きません。「一日花」は入院している人に持って行ってはダメだと母に聞かされていました。庭に咲く「時計草」を見ながら、義母はおそらく「時計草」を知らないだろう見せてやりたいと思っていました。昨日、急に気持ちが固まりました。「一日花でもいい、義母に時計草を見せよう。」ひと蔓折って施設に向かいました。まだ食堂にいた義母を車椅子で部屋に連れていきました。風のある心地よい日です。3階のこの部屋は風が抜けます。窓を開けて、義母をベットに移して、時計草を取り出しました。手渡すと、驚いて花を見つめました。「...義母と時計草

  • 重陽の日のお菓子

    晴れ、24度、83%九月九日は最後の5節句、「重陽の日」です。5節句の中では祝い事が少ない日だと思います。季節柄、「菊の節句」とも言われます。「重陽の日」のために菊の和菓子をこさえました。練り切りで菊を模ったお菓子です。この日には「着せ綿」というお菓子が有名です。中国の故事に倣い、菊に綿を被せてその露を取る姿を現したものだそうです。菊の形のお菓子の上に白い綿がふんわりかかっています。和菓子は暦に合わせて季節を映します。菊の色は紫に染めました。「紫芋の粉」を使いました。花芯の黄色は「かぼちゃの粉」で染めました。「かぼちゃの粉」が生地に合わさると鮮やかさがなく、薄汚れた菊になってしまいました。色を載せる難しさを感じます。昨日はお味見。中はこし餡です。朝晩は凌ぎやすくなりました。日中はまだ暑い。ゆっくりと季節が...重陽の日のお菓子

  • 秋のご飯茶碗

    晴れ、24度、77%九月に入った日でした。夏の間使っていたご飯茶碗を手に取ると、気持ちがそぐわないと感じました。「網目」の染め付けのお茶碗です。暑い間は涼しげで細い「網目」が目を楽しませてくれました。そこで食器棚の奥から、秋らしいご飯茶碗を引っ張り出して来ました。夏らしい、秋らしいと感じるのは私です。しかもご飯茶碗を数揃えているわけでもありません。秋は秋なりの華やかさがあると、この歳になって思うことがあります。春とは違う華やかさです。引っ張り出して来たご飯茶碗は、「瓔珞紋」が描かれた赤絵のお茶碗です。「瓔珞紋」はインドの上流階級の人が身につけていた装身具を模った紋様です。首や耳、腕にぶら下がっている装身具、紋様にと思った人の気持ちがわかります。私の持つご飯茶碗の中で一番派手なものです。小振りに見えますが反...秋のご飯茶碗

  • 義母が話しました、笑いました、お饅頭を半分も食べました。

    晴れ、25度、75%嬉しくて、嬉しくて。9月1日に義母のいる老人施設が面会を再開しました。コロナ患者が出ての閉鎖でした。3週間ぶりに義母を訪ねました。義母はすっかり虚になり、LINEの主人のことはきっとわからなかったと思います。目の前にいる私ですら認識していたのかどうか?このままではいけないと思い、訪問する回数を増やそうと思いました。昨日は庭の紫葉の「露草」と途中で買い求めた「破れ饅頭」を持参しました。施設に入るなり、職員の方達から嚥下障害で食事のたびに吸引していると話を聞き、次の食事からお粥に変える旨報告を受けました。吸引は本人も辛いし、職員の方の手を煩わせます。「お願いします。」と義母の部屋に向かいました。部屋のドアを開けるとベットに横になっている義母と目が合いました。目が小さくなっていますが、間違い...義母が話しました、笑いました、お饅頭を半分も食べました。

  • 低温調理で作る「ポークのいちじくの葉包み」

    雨、25度、91%「低温調理」と言う言葉をここ2年ほどよく耳にするようになりました。高価な調理器具も店頭に並んでいます。低温で加熱することは食べ物自体に無理をさせず、旨みを引き出す調理法だと私は解釈しています。高価な調理器具を使わずに私なりのやり方で,低温調理をやっています。肩ロースのポークを庭のいちじくの葉で包んで作る料理は今までは蒸していました。今回は一旦沸騰させた湯に2時間ほど漬けて時折温度を見ながら加熱しました。豚肉ですから火は完全に通って欲しい、けどもっさりとした肉は嫌です。「いちじくの葉」の香りは爽やかではなく甘味を持った香りです。この香りを豚肉が纏います。高温加熱とは違い時間はかかります。「いいかな?」と思う頃合いで肉に竹串を刺しました。滲み出て来た肉汁は透明です。加熱終了、鍋の湯はまだ生暖...低温調理で作る「ポークのいちじくの葉包み」

  • 庭に寝っ転がって夜空を見ました。

    晴れ、26度、84%昼間はまだ30度を超しています。昨日は風があって暑いながら心地よさを感じました。夜、ゴミを出し家に入る前に、北側の庭に行きました。敷石が広く取ってあり、大きな木がないので夜空を遮るものがありません。木の多い我が家の庭の中で唯一のぽっかりした空間です。敷石の上に仰向けに寝っ転がりました。昼間の暑さは石にまだ残っています。背中にその暖かさを感じながら、ユーカリの葉が風にそよぐのを耳が感じます。地面に寝っ転がるのは久しぶり、しかも、もう真っ暗です。フェンスの向こうの道の通行人の話し声、国道の車の音も聞こえます。でもこの空間は私だけ。小さいなぁ、自分って。大きいなぁ、宇宙は。空を見上げると自分が蟻より小さく思います。地球の上に、土の上に寝っ転がっていると、宇宙の小さな一員だと体全部で確信できま...庭に寝っ転がって夜空を見ました。

  • 一味「将門」のラタトゥイ

    晴れ、27度、80%息子の友人が栽培、製造、販売する一味「将門」を使って早速「ラタトゥイユ」を作りました。日本の「一味」は使わなくなりましたが、「カイエヌンペッパー」「パプリカパウダー」は常備しています。よく考えると辛さの差こそあるけれど、みな赤唐辛子の粉です。早速冷蔵庫にある野菜だけで「ラタトゥイユ」を作りました。いつもシンプルに塩、胡椒のみの味付けです。昨日はお塩と「一味将門」で味をつけました。鍋に一振り、唐辛子の香りが立ち上ります。食欲をそそります。口に含むとオリーブオイルをたっぷりと吸った茄子が、唐辛子の辛さで一際うまく感じます。玉ねぎもトマトもニンニクもそれぞれの持ち味が一振りの「一味将門」ではっきりと形作られます。「ラタトゥイユ」に「一味将門」は正解のチョイスでした。乾燥させた月桂樹がなかった...一味「将門」のラタトゥイ

  • クラフト一味「将門」

    晴れ、26度、90%息子の友人が自分で作って売っている「一味」の店を福岡のデパートの催し物に出店するので、行ってやって欲しいと連絡を受けました。10代からの友人だということです。土曜日曜の二日間しか店には出ないとのこと、このデパート、土日は駐車場に入るのも待ちます。咋朝、開店時を目指して行きました。行きながら確か今週の催しは「イタリア展」だったけどなあと首を傾げながら向かいました。10時前なのに既に車が並んでいました。他に用事はありません。催し会場に直行。やはりイタリア展です。「??」会場を一回り、「一味屋さんはどこですか?」と聞くのも憚られるほどイタリア熱です。インスタグラムでどんな「一味」かを下調べしておきました。その中で地元の「ジェラート」ととコラボしているのが頭に浮かびました。そこで「ジェラート」...クラフト一味「将門」

  • 三週間ぶりの義母との面会

    曇り、25度、87%義母が入所する施設でコロナ患者が出たのはお盆でした。お盆に入る前に孫たちに合わせることができてよかったと思いました。コロナ患者が出ると、入所者は部屋から出ることができません。食事も自室で取ります。面会禁止の三週間の間、幾度か果物を差し入れましたが、広い食堂に人影はありませんでした。昨日が面会解禁日でした。桃と庭の花を持って心弾ませて施設に向かいました。食堂の義母の席に後ろ姿が見えていました。「なんだかいつもと違うなぁ?」と義母の顔を覗き込みました。いつもならパッと表情が戻るのに、虚な目をしています。私の胸に不安がよぎりました。義母の車椅子を押して部屋へと向かいました。エレベーターの中で「誰かわかる?」と尋ねたのですが返事がありません。部屋には先日送り届けた、オムツやパッドの箱が積まれて...三週間ぶりの義母との面会

  • 九月長月

    雨、27度、82%暑い暑いと言っているうちに暦は九月になりました。昼間の気温は秋とは思えませんが、日差しや風空の色が秋になりました。秋の地虫たちは綺麗な鳴き声を聴かせてくれています。でも最高気温は向こう二週間30度を大幅に上回る予想です。さすがに身体に疲れが出ます。気合いを入れようと、今のテーブルクロスは一番インパクトの強いブルーを選びました。真夏の海を思わせる青です。部屋を満たす日の光が柔らかく感じます。このひと月が過ぎれば、きっと秋になる、それまで「青」い色にパワーをもらいます。床の間はグッと落ち着きを持って「十一面観音像」のお軸です。細長い水墨画の十一面観音、手のあり方、眼差しが見る者の心に届きます。七、八月は通して小村雪岱の「磯辺」という版画を飾っていました。雪岱の描く女性は小柄で細く、肉の感触が...九月長月

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