人間の「環境への適用力」というのはなかなか侮れない。どんなに厳しい環境・状況と思えても、なんとか適用してしまう。そんな力が備わっている。これは、自己の生存維持のためには不可欠な、本能的で原始的な、「セーフティネット」のような力だと思う。と同時に、人間性(人間らしさ)を滅失させるきわめて危険な力でもある。かつて、一般的な市民が召集令状1枚で軍隊に呼ばれ、数か月後には命を賭して闘ったり、虐殺にすら手を染めた。そこまで極端でなくても、現代の日本でいえば、「仕事」が最大のキーであろう。会社のために何時間でも働くなどといったことは、もはや珍しくもない。多くの人がそのようなことをこなしてしまう。これは、やむなく働かざるを得ないような追い込まれている人のみならず、使命感を持って働いている人にとっても明らかに病んだ状況だ。セー...環境に適応(対応)してしまう人間の力の危険性
「ブログリーダー」を活用して、aurora37さんをフォローしませんか?