長い間gooでブログを書いてきましたが、gooが店じまいするというので「はてな」に引っ越しました。ブログの仕様が異なり、よちよち運転ですが新天地で運転を始めました。ご興味のある方はまた読んでいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。駅前糸脈店主敬白移転先住所https://higshimaru.hatenablog.com/https://higshimaru.hatenablog.com/引っ越しました
今年が最後というのでS氏と二人で頑張ったのだが、参加者も減りあまり得点は伸びずやはり潮時と感じた。歳もとったし世の中も変わった。桜は咲いたが、年々歳々人同じからず、F氏もK氏も不参加だった。囲碁将棋も危ういのだが、将棋は藤井七冠という天才に救われた。囲碁にも波及効果がある模様だ。野球も大谷に救われたが、日本のプロ野球へ影響は限定的だ。救世主による浮上は本筋でないようで、そうでもなさそうだ。プロの仕業は一般大衆には分かるものではなく、人気のある人物の登場がその分野に注目を集める。今の政界には大谷も藤井も居ない。昔は池田勇人や田中角栄・・が居た。好き嫌い毀誉褒貶はあっても政治に目を向かせた。トランプは大注目で政治を変える。救世主は怪しいが変世主は間違いない。今年でおしまい
勿体ないと言われて育った。祖母は勿体ないという人だった。三つ子の魂と言うが、そうした感覚がこの年になっても抜けない。家内もそう言われて育ったはずだが(確かめてない)、本箱や物入れを捨てようと言い出している。確かにほとんど使わず中身は二度と使わない小物や見ることもない図鑑などでなくなっても困らない。唯、買った時には結構な値段だったという記憶が残っている。それでつい、賛同しかねている。貰ってくれる人がいればよいのだが、居そうもないし探すのも面倒だ。もう使わない、居なくなる。そうか、だんだん捨ててもいいかという心境になっている。勿体ないかどうしたものか
昨日から急に暖かくなった。気持ちが悪いくらい暖かい。落葉樹の新芽が綻び、薄緑の葉が出てきている。突然桜が咲き始めた。新緑の季節がもうすぐやって来る。もう七十回以上この季節を経験しているのだが、春から夏よりも夏から秋よりも秋から冬よりも濃く季節の移ろいを感じる。地球上で生きている、生かされていると感じる。春爛漫は勿論嬉しく楽しいのだけれども、どこか微かに物悲しさが混じる。若い人には分からないかもしれない。桜が咲き始めた
最近は半日しか働いていないし、勉強もそれほどしなくなったので、ユーチューブをよく見る。政治経済のチャンネルが多い。ユーチューブは視聴者がよく見る番組を集めてくるらしく、最近アップロードされた番組をクリックするとトランプの画像が載ったチャンネルがいくつか出てくる。経済のチャンネルも混じっている。政治経済とまとめた表現は日本独特のように思うが、この二つが世の中を動かしているという感覚があるからだろう。政治で意見がいくつかに割れるのは分かるが、経済も専門家によって言うことが随分違う。観測数値化できるのにどうしてこれほど皆さん言うことが違うのか不思議な気がする。神の手があるかどうか知らないが、素人には需要と供給に融資と財政出動で予測できそうな気がする。政治経済が密接に影響しあっているせいだろうか。しかし、景気にト...どうしてこんなんなに違うのか
預言者は故郷では受け入れられないと言われてきた。果たしてハラリ氏はどうなんだろう。サピエンス全史を読んで、人類をまとめ動かしてきた鍵を教えられた気がして、以来ハラリ氏を21世紀の預言者と思っている。このほど新しい本NEXUSを出版され日本で公演されたようだ。まだ読んでいないが読んでみたい。ハラリ氏は小柄で痩せて眼光鋭く修行僧というか修道士のような印象がある。ユダヤ人だが果たしてイスラエルで高い評価を受けておられるのだろうか、少なくともネタニエフとは合わないと思う。どうも故郷で受け入れられない預言者は日本好みの印象があるが、ハラリ氏もそうなのだろうか。受け入れられているか、預言者
歴史を学んで人類は歴史から学ばないことを学んだと言う人がいる。確かに繰り返される戦争を目の前にするとそんな気もしてくる。しかし全く学ばなかった訳ではないし、科学技術によって生活環境は大きく変わっている。それを学びと言うかどうかは微妙にしても、一様ではないが確かな変化はある。平安時代、鎌倉時代、戦国時代、江戸時代、明治大正昭和とそれぞれの時代に生きた人は一生の間に時代の変化と言うものをどの程度感じ経験しただろう。戦後すぐ生まれ、昭和平成令和と生きてきた自分の眼から見ると、やはり二十一世紀になって思いもよらぬことが起きてきた感じがする。情報通信とコンピュータの発達普及は世界を変えた。個人的には、曲がりなりにも元気でこの年で働いているなんて想像もしなかった。軌跡を追え
昨日は暖かかった。もうすぐ桜が咲く。歩いて数分のところに何本も桜の木があるのだが、大きな木なので遠見ではつぼみもはっきりせず、本当にあと数日で咲くのかなあと思わせられるのだが、ある日突然と言っていいくらいに咲き始める。毎年桜の季節になると何か桜について書いてきた。今年も何か書くことになるだろうが、心の片隅にどこか楽しみとは違う感覚がある。それは多分桜が時の流れを実感させるからだろう。まあ、思い出は甘酸っぱいものとしたものだが、あと何回などと心に浮かぶのでほろ苦いのかもしれない。もうすぐ桜が咲く
描きたい風景や人物の写真を撮り、それを見ながら油彩画を描いている。先生は時々写真では・・と呟かれる。しかし、野外のスケッチで描き切ることは無理だし、人物画も長時間同じポーズを取ってもらうことはできない。どうしても、写真を撮ってそれを描くことになる。先生はおそらく写真では撮りきれない陰影や色調があると言われているのだろうと思う。ただプロの絵も写実を追求している作品は別として、正確な色や形よりも印象や心象を表現しているような気がする。それでも本物を前にして描いた作品と写真を描いた作品ではどこか微かな違いがあるに違いない。この絵も写真を撮って描いている、週一回なので本物の花では持たない。八分どおり完成だが、あまり写実的ではない、バックのカーペットの色調も現物とは違う。果たしてどんな感じが花を引き立たせるか考えを...写真の写すもの
一般の人には理解できないだろうが、胸部レントゲン写真を見て美しいと感じることが百回に一回くらいある。痺れるように美しいと感じることが千回に一回くらいある。99%若い健康な人の写真だ。おそらくどのような仕事にも、その道の人だけが感じることができる美しさがあるに違いない。確かにレントゲンは衣服を素通しに写してくれるのだが、皮膚も肉も素通しで何でそれで美しいと感じると言われるかもしれない。それが何十年も胸部レントゲン写真を見続けていると感じるようになるのだ。美しいと感じる
手頃でしつこくなく懐かしく美味しいと言えば、なかなかこれの右に出るものはない。当然、手堅い人気で客足が絶えない。ちょっと並んで、赤四白二で買ってきた。全国各地で多少のバリエーションがあるようだが、作るのを見ていて飽きないし、食べても飽きない。赤白どちらも甲乙付けがたく、それぞれに美味しいが、正直に言えば買った数から分かるように小豆に手が伸びるほうがやや多い。皆さんそうらしく、小豆の方を多く焼いている。これは旨い
亡くなった森永卓郎さんが株は投機だと言われていたと記憶する。彼は日経平均は高すぎる、2025年には三千円になると予測していた。これは大外れ?で、森永さんの株は投機で株価はそのために高値を付けているという考え方が背景にあったためと理解している。有体に言えば欲が株価を押し上げているという指摘だったのだろうと素人理解している。これがどの程度当たっているかはよく分からないが、個人差がものすごく大きいようだが欲はなくならないというか人間に付き物で生きてゆくのに欠かせないので日経平均は3000円にはならない様子だ。投機ということは簡単には儲からずすっからかんになる危険が付きまとうわけで、才能と人生を費やさないと大儲けできないだろうと予測する。勿論、内部情報などずる賢く分からないようにインチキをすれば別だ。しかしまあこ...株は投機の教え
電波とインターネットの力で世界中のニュースが瞬時に入感する。おかげで行ったことのない土地をまるで訪れているかのように知ることができる。ものすごい時代になったものだ。グーグルアースの縮尺を拡大すると家や道路まで見ることができる。自分の家まで見つけることができる。恐るべき解像度だ。それで知り得ることは確かに増えたのだが、地平が広がって知らないことも増えた気がする。何をもって村や町や大都会や国を知ったと言えるのだろう。勿論、意義深いことだが旅で訪れただけでは十分ではなさそうだ。二三年住んでみないと、言葉がある程度話せるようにならないと分からない気がする。カナダに興味を持ち、グーグルアースで見て回っているが、都会よりも広大な農地や小さな町や村に惹かれる。高々百人の村にも名前がある。どれどれどんな所かなとウイキペデ...広がる地平の彼方に
役作りで10kg痩せたとか20kg太ったとか聞いたことがある。映像に残っているから事実に違いない。それを聞くと役者はやはり常人ではないと思う。勿論、中には普通の常識人で地で芝居をしてそれで高い評価を得ている役者も居るかもしれないが、常人の振りをして狂気を秘めているのが役者のようだ。内科医の重要な仕事は生活指導で、太り過ぎと痩せすぎを前にしてあれこれご指導申し上げているのだが、とても勝ち越せない。痩せさせるのは三勝七敗、太らせるのは一勝九敗くらいだ。判定基準を緩めれば五勝五敗と二勝八敗くらいになりそうだが理想には程遠い。五十年も医者をやっているのに勝ち越せず、自らの非力を痛感、反省しているがもう後がない。役者はさすが
財務省をつぶせというデモがあるようだが、どうもよく分からない。財務省に問題があるとは思うが、解体しては元も子もなくなりもっと困るのではないか。改革せよというのが妥当な主張と思う。具体的な改革方法となると複雑で意見が割れ、多数の人を動員できないので単純明快な解体という過激な主張にしたのだろうか。亡くなった森永さんの財務真理教と言う批判に共鳴して参加している人が多いらしいが、単純化してゆきすぎると森永真理教になる恐れが出てくる。財政政策に対する不満表明の整然としたデモであれば共鳴する人が増えるかもしれない。経済政策は経済学者の間でもいくつか異なった主張があり、簡明にどちらが正しいとは言えない状態にあるのは素人の私にもわかる。デモでの意思表明は理解するが、選挙が一番真っ当な意思表示と思う。官僚組織に制度疲労が出...よく分からない
起きがけは雨が降っていたが、今は止んでいる。天気予報がよく当たる。写生会は三日前に中止になっていた。元々あまり行きたくなっかったのでほっとしている。描きたいものが描きたい。少しでも仕事をしている後期高齢者は日曜日には何事もなく過ごすのが宜しい。寿命が延びて長生きをする人が増えた。そうかといって、年を取らなくなったわけではない。後ろにずれただけで、足腰は弱るし記憶力思考力は低下する。長生きは絶対善で、健康は目標になった。それとお金。本当に多くの人がそう考えているかどうか疑問だが、テレビ新聞ネットではコマーシャルがらみでお金健康旨いものが三種の神器になっている。おそらく若い人はそうした感覚に染まっているのだろう。遺憾ながらそれを防ぐのは難しいように見えるが、いかがなものか。まあ遺憾と感じるのは高齢者だからかも...価値観が変わった?
第51番目の州になれ、何だとふざけるなという悪ふざけのような言動から深刻な摩擦が生まれ経済戦争になろうとしている。一体カナダはどんなところとにわかに興味を持ち少し調べている。バンクーバー、カルガリー、トロント、オタワ、ケベック、プリンスエドワード島、ノバスコシアくらいは直ぐ思い浮かぶが、肝心の中心に広がる大平原アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州については殆んど知識がない。ウイニペグは小麦の集散地と習った記憶がある、しかしそれもウイニペグという独特の響きから憶えているだけだ。カナダは世界第二位の国土の広さを誇るのだが、人口はカルフォルニア州と同程度の四千万人でアメリカの九分の一だ。その大部分がアメリカ国境から200km以内のところに住んでいる。まあ、それも当然、緯度が高いので冬の厳しさは半端でなく内...にわカナダ
米価を筆頭に物価が上がり政治は不安定で地上波テレビは詰まらなくなって・・充実した生活は遠のいているのに、日本に危機感は薄くそこそこの平和感が漂っている。日本はアリスも驚く不思議の国なのかもしれない。アメリカの投資家が日本の政治家は選挙対策しか考えていないと言っていたが、当たっているような気がする。選挙対策ばかり考えている政治家は少数だが大きな力を持っている。有権者が選挙対策に惑わされないようにならないと危機が訪れる。当事者精神を持って選挙対策の政策言動を見抜きたい。現実は甘くないが信頼できる政治家もいるし問題に対峙して危機を乗り切らないとじり貧になる。トランプによる撹乱の今はピンチでチャンスだ。平和感が漂う不思議
発足七週間、迷走するトランプ大統領。作戦があってあのように振る舞っているという解説者がいる一方、脳力低下が始まって支離滅裂になっているという解説者がいる。どうも深謀遠慮があるとは思えない。政治を損得の取引と考え脅しすかしているのだが、なめていたトルドーの思わぬ反撃に動揺しているように見える。個体差が大きいけれども、年を取ると脳力が落ちるのは避けられない。娘でなく息子に多いのだが、高齢の母親を医院に置いて自分は用足しに行ってしまう。母親はしっかりしているようでどうしても衰えが隠せない。診察を終わっても迎えに来ないので、受付に息子に電話してくれと頼むのだが電話番号がうろ覚えなのだ。受付が言われた番号に掛けるのだが人違いで平謝りになる。ようやく4回目に通じた。待つことニ十分、閉まる頃に首を長くして待つ母親を迎え...しっかりしていそうで、
誰がひらがなを考え付いたか、まあ一人の人物が考え出したわけではないようだが、平仮名と漢字がよんどころなく共存している日本語の言語能力(そういう捉え方があるかどうか知らないが)は高いと感じる。と言っても日本語以外では英語がほぼ不自由なく使え、ドイツ語は辞書があれば読めた、フランス語がほんの少しわかる程度で、たくさんの言葉が使えるわけではない。日本語は平仮名があるおかげで聞き取れれば辞書ですぐ意味が分かる。尤も、訛りがあると手こずる。それが英語ドイツ語フランス語になると、聞き取れても綴りが分からないことが結構あり困る。NBCCBCBBCなどを見ていると時々分からない単語が出てくる。文脈から予想は付くのだが辞書を引いて確認している。ところが予想する綴りで出てこないことが時々あって困惑する。デビステイトはdevi...ひらがなは便利
若い人でも、コンピュータやソフトの設定内容を隅々まで理解し偽情報を完璧に見分けている人は少ないのではないか。自分は後期高齢者で多少物忘れも出てきているが、何とか現役で仕事をしており、最新の知識を取り入れるように努力している。しかしながら、どんどんリニュウアル、アップデイト、バージョンアップされる機能についてゆけない。詐欺メイルには、自動種分けと騙されない用心で今のところ騙されずに済んでいるが、巧妙な作りに騙されそうになる。本物のオファーも無視して多少損をしているかもしれない。切り取られたネット情報には人の眼を引こうと誇張したり、意図的に編集したものも多く、鵜呑みにはできないものが多い。色々言われるが、新聞は信頼性が高いと思う。売れなくなっていると聞くと世の中の指標となる手掛かりが消退するようで不安になる。...分からなくなる時
ノールウエイの燃料供給会社HALTBAKKBUNKERはアメリカ海軍への燃料供給を中止すると発表した。トランプバンスのゼレンスキーへの仕打ちは許しがたい。利潤よりも大切なものがあるというのが会社社長の決断の理由だ。金より目先より自分の都合より大事なものがあるなんてとトランプ大統領は驚いているだろう。勿論、減りつつあるが、トランプよりも普段着のゼレンスキーの方が悪いという人も居るのだが。トランプ大統領が知らなかったこと
このところ結構雨が降り気温の上下差が大きい。昨日は家内と二人で数年前に辞めた二人の事務員と久しぶりに夕食を共にした。十五年、二十年と居た彼女たちなので二年振りと言っても全く違和感なく昨日まで一緒に働いていたかのように話をしていた。もう一度職場を変えるそうだ。色々あるからやむを得ないことだが、私と一緒働いていた時は仕事に行くのが嫌と思ったことはありませんでしたと言ってくれたのが心に沁みた。人生、世の中には時に理不尽な出来事がある。アラフォーでもう一度頑張りますという言葉に心の中でエールを送ったことだ。春宵値千金
爽快な歌を見付けた。「アメリカの五十一番目の州なんて御免こうむる。」勿論、評価しようとしない人も居ると思うが、私は優れていると聞き入った。https://www.youtube.com/watch?v=ADDuf_UL4hw強くなければ生きていけない優しくなければ生きていく資格がない。Notyour51st
トランプにコケにされたカナダの首相トルドーがアメリカの属国扱いに正面から反撃に出た。アメリカに送っている電気を停止するぞ、アメリカからの輸入品に関税を掛け返すと言明した。カナダを通して密輸されていると非難された麻薬の取り締まりはきちんとやっていると反論した。LNGなどエネルギー資源をアジア向けに輸出する道を探り始めた。強そうで実は臆病な(アメリカのコメンテイターの表現)トランプは怯んで譲歩すると言い出している。アメリカが最強国と言っても自分の都合ばかりをゴリ押ししては、隣国友好国も黙ってはいないことが明らかになった。変化が必要と感じアメリカ国民はトランプを選んだようだが、トランプ流の変化の中身には支持者からも異論が出てくるだろう。株価が下がり物価高に歯止めがかからない。上手く行かないことは他人のせいにする...カナダは黙っていない
絵が趣味でもう二十年描いてきた。当初、思い及ばなかったのだが、絵は額に入れると重いし結構嵩張って場所を取る。なんだかんだと五十作くらいあるから、置いておく場所に困るようになってきた。色々な趣味があると思うが形になって残るものは、小さくて軽いものならよいが重くて場所を取るものは溜まってくると置き場所に困る。もう、額に入れるのをやめようと思う。釣りカラオケ囲碁将棋呑んべい・・のような趣味は物が残って置き場所に困ることがないのでよさそうだが、ワインが趣味のU氏はあれもこれもと買い集め、ワインセラーが一杯になり、奥様に一生掛けても飲みきれないでしょとストップが掛けられたようだ。ワインは経年変化で味が変わるから一本ではなく同じものを半ダースくらい買ってしまうのですごい本数になっているらしい。嵩張ると気付く趣味
弥生、春三月になった。昨日一昨日は寒かったが日曜日は暖かく四月の陽気だった。春眠暁を覚えずと言う。若い時、壮年まではちょっと疲れていると十時間くらい眠れた。高齢者になるとよく眠っても高々八時間くらいのものだ。たいていは六時間で目が覚めてしまう。孟浩然は51歳で亡くなっているから、高齢になると春眠暁を覚えるのを知らなかったのかもしれない。春宵値千金、これは今でも分かるけれども、何と言っても青壮年に向けた言葉と感じる。しかし果たして、この感覚が今の人に分かるだろうか?春眠暁を覚える。
世の中には話が溢れている。話半分と言うように話は半分作られたものなので、重大な判断の根拠にはできないはずなのだが、そうなってしまうことも多い。意外なことに、これを修正するのは非常に難しい、と言うのは人類は話で生き延びてきたからだ。話が正しかったからではない。話で人がまとまることが出来たからだ。論理は感覚に及ばず、科学には高々二百年の歴史しかない。二十一世紀になっても話四分の一どころか話十分の一のホラ吹き男が人を集め動かしてしまう。二十一世紀のホラーかもしれない。話半分と言うが
今朝、外が暗いと思ったら久しぶりの雨だった。農業ではないが有難い感じがする。昨日の将棋NHK杯戦で藤井七冠は99%負けていたところをひっくり返して勝ってしまった。こうした負け方は辛く、心に傷を残す。増田康宏八段はその後遺症か棋王戦でも三連敗で負けてしまった。藤井七冠は終盤が飛び抜けて強い。強すぎる?。NHK杯戦を見ているとプロと言えども三十秒では中々読み切れないのが分かる。解説のプロが分からないなどと言い出す。唯、藤井七冠だけが正解の手を指し続けてゆく。解説のプロも聞き手もあれあれと眺めているばかりだ。終盤の手を読む力は三十を過ぎると落ちるようだが、藤井七冠の場合はどうなんだろう。興味深いがそれを見届けられるか分からない。強過ぎる?藤井聡太
文春新書の「ピークアウトする中国」梶谷懐・高口康太を読んだ。何故かというと断片的でなく断言的でない中国の実情を知りたいと考えていたからだ。中国や韓国を嫌うユーチューバーが多く?(そうした人の実際の数は分からない)、誇張して悪く書くので今にも滅びてしまいそうな印象を受けるが、現地の映像を見ると人々は裕福ではないが普通の日常を生きているようで、実際はどうなんだろうと疑問を持っていた。できれば三冊、少なくとも一冊は文庫本程度の分量内容の本(情報)を頭に入れなければ、物事の実際は理解できないと考える。ピークアウトするという題名はどうかと思うが、人の眼を引き読んでもらうにはこうした題名が良いらしい。確かに内容の一部を的確に表現しているが、週刊誌的ではなくどちらかと言えば学術的な噛み応えのある内容の本だ。確かに中国は...ピークアウトする中国
ゼレンスキーを独裁者などと言っていないと嘯いて口を拭うトランプほどでなくても、世の中には虚言が渦巻いてる。しばしば荒らげた声と猫なぜ声で語られる。それに押されたりまやかされてはなるまい。言葉でなく行為を見つめよと教えているのは政治家でも哲学者でも文学者でもなく、車椅子の科学者だ。まやかされない
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長い間gooでブログを書いてきましたが、gooが店じまいするというので「はてな」に引っ越しました。ブログの仕様が異なり、よちよち運転ですが新天地で運転を始めました。ご興味のある方はまた読んでいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。駅前糸脈店主敬白移転先住所https://higshimaru.hatenablog.com/https://higshimaru.hatenablog.com/引っ越しました
gooがブログを止めるというので引っ越しを始めた。うまく行くかどうか手探りだが、「はてな」に引っ越すことにした。新天地でさてどうなることか。お名残り惜しいが、心機一転。取り敢えずご報告。引っ越します。
家内が夕飯作りに草臥れたというので、老夫婦で回転寿しに行った。私は光り物中心に八皿、家内も巻物デザートなど八皿で合わせて十六皿。会計は三枚でお釣りが来て嬉しかった。お腹が空いていても十皿が限界なのだが、隣の若い二人連れは三十皿近く積み上げていた。男性の方は中肉中背で大食らいには見えないのだが、一人で二十皿くらい平らげていた。自分も二十歳の頃はあれくらい食べられたと思う。若い力を目の当たりにした。隣の客はよく食う客だ
敵愾心を煽るのが得意な人達が活躍している。妬み辛み恨みを利用して他者を非難し不平不満を掬い取り、それで稼いだり支持を取り付けたりしている。人間には劣情がある。それを利用した戦術なのだ。昔、小学校でそれは醜いこと慎むべきことと教わったのでその感覚が身に染みている。それが絶対に正しいことかどうかは分からないが、それに人類の知恵が詰まっているのは確かだと思う。何でもあり、とにかく数を集めれば勝ち?の世の中では、人類の知恵がかき消されてしまう。今だけ金だけ自分だけには同感できない、明日もあなたも思いやりも大切だと思うのだが。敵愾心を煽る戦術
高い関税は脅しだろうと高をくくっていたら同盟国?にも掛け始め、どうも本気らしいと身構えたら僅か二週間で腰砕け、やっぱり脅しで交渉の手札だったと思わせる兆候が表れてきた。猫の目トランプに振り回される世界だが、アメリカが信頼できない国になったのは間違いなく世界秩序は変容した。色々な人が指摘しているようにこのピンチは日本が変わるチャンスだ。歴史の知識は乏しいが、日本は変わらない変われない国だいうことは歴史から分かる。革新する信長のような人物は例外で、故に本能寺の変が起きたと観測している。いつも変化をもたらしたのは外圧で、トランプは大きな外圧と捉えられる。これを利用して変らないと日本はじり貧になる。先送り隠蔽体質の自民党では駄目だ。ではどこにと代わる政党がないようでも変えないと、トランプがもたらした秩序破壊という...トランプという外圧
趣味は何ですかという問いに旅行という答えを時々見たり聞いたりする。今はそうでもないが、以前は旅行って趣味でするものかなあと妙な感じがした。史跡を巡るとか旨いものを食べに行くとか言われれば成程感が出てくるのだが、漫然と旅行が趣味と言われるとピンとこなかった。知らない土地に行ってみたいという好奇心が根底にあるのだろう。中には世界一周に出かける人もおられる。さすがに世界一周となると趣味を越えるようで半ば本業になってしまうようだ。世に転勤族と呼ばれる人達が居られる。お付き合いのある薬品メーカーの人はみなさん全国を何か所か転々とされており、住んだ土地の話を聞かせてもらうのは楽しかった。世の中で言われていることは概ね正確なようで、九州博多は良いですね。引退するなら静岡でしょうか。名古屋京都はやりにくいですと言われる。...旅行が趣味
備蓄米を放出しても米価が下がらない。価格は需要と供給で決まると思っていたのだが、何か別の絡繰りがあるらしい。米作の調整をしてきた政府は、この謎を解明して国民に説明する義務と責任がある。米食を減らして食パンやスパゲッティにしているという主婦がテレビに出ていた。需要が抑えられているのに米価が下がらない、どういうこと?。農家の販売価格が消費者の手に届く間に、どのように変化してゆくのか調査をして報道してほしい。もし米が不足しているのなら、備蓄米をすべて放出すればよい。新たな備蓄米は安くアメリカから輸入すればよい。カルフォルニア米は安くて十分美味しい。何故米価が下がらない
内科学会総会で大阪に行ってきた。自宅でオンラインでも受講できるのだが、長年の習慣で家内を連れて大阪に一泊した。私は勉強、家内は買い物。新幹線は半分が外国人で、何だか外国旅行気分だった。欧米人はともかく、どこかの国の人はエスカレータの乗り口を塞いで立ち話、思わず通り道ですと注意しようとしたら日本語ではなかった。大阪は二年振り、同じ大都会でもどこか東京とは違う。東京より立て込んでビルが多い、広告が多い、緑が少ない。関西と一口にいうが、関西はひとまとめにできない、京都大阪神戸で違うのだ。微妙というより大きく違う。好きかと言われると、すぐには返事ができないが、大阪にはエネルギーを感じる。大げさかもしれないが快適な新幹線乗って大阪の街を歩いて、まだ日本は大丈夫と感じた。大阪と新幹線
鶯の泣き声が聞こえる。初心者のはずだがきちんとホーホケキョと聞こえる。どこかで練習してから来たのだろうか。三月にも聞こえていた記憶があるから、きっとそうなのだろう。まだ時々冷え込むが、ずいぶん暖かくなった。桜も散り、あっという間に緑の若葉に置き換わり桜の木だった面影は消え、なんだか不思議な感じがする。そういえば今年はまだ桜餅を食べていない。柏餅に変わる前に食べておきたい。春夏秋冬と四季の味わえる日本だが、春は短い。五月は初夏で夏に入る気がする。新緑、青壮年には意欲の湧く季節なのだが、高齢者には少し重い。心が沈みがちの鬱傾向の人にも付いてゆけない感じがするようだ。多様を受け入れる柔らかい世の中がいい。鶯が鳴いている
トランプ大統領はあたふたと言うことが変わるが、実はこれも策略で裏に深い狙いを持っていると解釈する解説者が居る一方、ころころ変わるのは場当たりの表れで関税に捉われた視野の狭い愚策だと断ずる解説者も居る。当初、私もひょっとして深い戦略があるかもしれないと思わされたが、ここまで言うことがころころ変わると単なる乱心と思えてきた。誤った現状認識に基づいた愚策でパンドラの箱を開けて世界をカオスに陥らせた人物として記憶されることになるのではないか。しかしながら、決して自分の間違いを認めたり悪かったと謝罪しないから厄介だ。うまく行くと自分の手柄うまく行かないと誰か他者のせいにする。そうして岩盤支持層は繋ぎ留められ、一定の評価をする人たちは途切れないだろう。いくら何でも猫の目では
手品師ではないけれども、あまり手の内は明かさないほうが良いかもしれない。でもまあ、知って貰うのと理解が深まるかもしれない。病気というのは嫌なもので、中でも質の悪い病気は診る方も負担が大きい。有難いことに医学は進歩しており、癌と言えば死刑宣告のように響いた時代は過ぎ去り、早期のがんは治る時代に進行したがんもかなり生きながらえることができる時代になった。そうはいっても人間は心配から逃れることはできない。後医は名医と言われるように、早期に疾患を見付け適切に対処することは難しい。病気が少し進行してから診断することはさほど難しくない。市井の開業医はできる検査は限られているし、早期の疾患を診ることが多いので、簡単そうに見えるかもしれないが実は中々難しい。なんでも気軽に話せてご心配ありませんよと言ってくれる先生と思われ...手の内
見出しに本当や真相が踊る。実際に記事を読んでみると、たいてい本当や真相は書かれていない。そう思わせる状況や思惑が書かれているだけだ。人の目を引く釣り見出しなのだが、人はそれに釣られるし状況思惑でそうなのだと納得してしまう人も多い。どうも人間の遺伝子の中に話を信じてしまう思考回路が組み込まれているらしい。世に悪知恵のある人物は多く絶えることはない。どうすれば怪しい話うまい話・・に踊らされることから逃れられるだろうか。歴史と経験に学ぶことがその方策の一つなのは間違いない。万年の歴史から学ぶことは難しいかもしれないが千年の歴史からは学べる。千年の経験は不可能だが祖父母の伝聞まで広げれば百年の経験に手は届く、各々方今はその時と申し上げたい。本当と真相の語るもの
長くgooでブログを書いてきたが、gooがブログサービスを止めるという。どうしたものか。これが潮時とブログを辞めるか、あるいはどこかに移転するか。最初はブログというものがあるそうなと聞き、自分もやってみようと始めたのだが、いつの間にか習慣となり幾許かの仲間というか知己もでき、ボケ防止とストレス解消の効果もあり続けてきた。毎日三、四十分ばかり、最近は日記のように書いていた。サービス中止まで数か月あるので、一か月くらいどうするか考えたい。どうするか、思案投げ首
ユーチューブから世の中の情報を得るようになって三年ほど経つ、新聞は全国紙二紙を読んでいるが地上波テレビはほとんど見なくなった。ユーチューブの登録チャンネル数は三百くらいあり、ほぼ毎日チェックするものからニ三か月に一度チェックするものまで色々だ。三百以上はあまり増えない。というのは月にいくつか新たに登録するが同じくらい登録を外すものがあるからだ。視聴登録数がみるみる増えたチャンネルにPIVOTがある。比較的中立で経済に力点が置かれている。ゲストが適切でインタビュアーの質問も的を得ていて聞いてみたいことを聞いてくれる点が視聴者が増えている理由と思われる。竹下隆一郎氏が抜けても勢いに陰りはない様子だが、それには新しい魅力的な女性陣の力が与っているようだ。移転した竹下氏のCROSSDIGがどの程度伸びるか不明だが...PIVOTはPIVOT
友人のS氏がコーヒーに凝りだし、豆を挽いて飲むと美味しいですよと言われるので自分も豆を挽いて飲みだした。実は二十年ほど前は自分も豆を挽いて飲んでいたのだが、ちょっと億劫になり最近はインスタントを飲んでいた。まあ最初はブラジルが良いかとブラジルから始め次いでグアテマラと飲んでみた。確かに香りがよく美味しい。ちょっと手間がかかるが色々な豆を試す楽しみもある。さて次はと迷っていたら、今月お得なのはペルー産ですというのでそれを買ってきた。お得と言ってもコーヒー豆は高騰しており100g700円もした。ペルーMべロニカ、果たしてどういう味がするだろう。職場に着いたら早速飲んでみたい。ペルーMベロニカは初めて飲んだが、マイルドで苦みは少なくわずかな酸味に旨味があり飲みやすく美味しかった。単独もよいがケーキも合いそうだ。ペルーのコーヒー
左足の親指が腫れて痛く、この二三日びっこを引いている。痛風だねというのが医者の反応だろう。ところが後期高齢者の場合違うことも多いのだ。実は階段を登る時、左足が思ったほど上がっておらず躓いてしこたま親趾を打撲してしまったのだ。幸いあと二段ほどだったので、二階に倒れこみ階段から落ちるのは免れたのだが、打撲の後遺症でびっこを引いている。年を取ると僅か1cmのことだが足が思ったほど上がっていないことが起きる。以前にも軽く躓くことがあり、気を付けていたのだが今回に懲りて、今は意識して足を挙げて兵隊の行進のように階段を登っている。それと階段は真ん中は歩かず手摺のそばを昇降している。転倒は高齢者に思わぬ障害をきたすことが多い。いつも段差にはご注意と申し上げているのに、自分が怪我をしてしまった。極めて遺憾だ。左足の親指が腫れて痛い
ユーチューブで政治経済の解説を視聴している。皆さん色々なことを言われる。バランスの取れた視野の広いものよりも自分の主張が正しいというニュアンスのあるものの方が多いかもしれない。そうしたユーチューブも結構な視聴回数なので、そういうものかと思っている。何十万という視聴回数を持つものには色々なゲストに様々な視点から解説を聞くバランスの取れた公平客観的な感じのものが多い。そうしたチャンネルに登場する中で成程と感じることを言われる三人に注目している。それはエミンユルマズ、ジョゼフクラフト、モーリーロバートソンの御三方だ。日本語も日本人以上に巧みで、見方はそれぞれ違うのだけれども視野が広く鋭いことを指摘される。ロジカルでしがらみがないせいかもしれない。とても参考になる。外国名だけれども
結構涼しいというか寒いといってもいい日が多かったので桜が長持ちした。入学式の日にも満開の桜が見られた様子だ。地方によって新学期の日は異なるようだが七日八日のところが多かったのではないか。七十年前で今では記憶も薄れたが、自分が小学校に入った日にも桜が咲いていたと思う。大した風もないのに桜は散る、桜吹雪の中を出勤している。株価が乱高下し、経済学者から評論家、素人のはずなのに色々口をはさむ人まで百家争鳴で解釈予想がネットで乱舞している。私も爺のつぶやきに過ぎないが、政治経済のことを書くので人間には世の中のことを色々気にしたり考えたりして発言したい性質を持った人間が居るのだと分かる。女性も居るが男の方が多い。自分の場合、多少のストレス発散になっている気がする。百家争鳴に参加
トランプ関税発表直後、証券アナリストの多くは米株価は下がるが日本株の下げは大きくない、35000円で底だなど色々勝手なことを言っていた。ところが、株価は下げ続けて大きく下落した。一体どこが専門家なのだろう。確かに明日のことはわからないのだが、わからなさにも専門性があると思っていたがトランプが相手では考えても分からないということか。トランプの関税は単なる脅しで、米株価下落を気にするから実際には高い関税は掛けないと言われていたが、現実は株価暴落もなんのそのしばらくすれば回復する我慢しろと突っ走っている。トランプ自身は意図も予期もしていなかったと思うが、パンドラの箱を開けてしまった。アメリカには頼れないアメリカは信用できないというパラダイムシフトが起き始めている。日本の政治家も経済人もまだそこまでは考えていない...パンドラの箱を開けた
天邪鬼という妖怪が居た。今も居るような気がする。天邪鬼は人の気を読む能力があり、先回りして悪戯や意地悪をしたという。爺さんが囲炉裏端で竹細工をしていると天邪鬼がやってきて、そんなものを作っても時代遅れで売れないぞと茶々を入れてきた。黙って作り続けていたのだが、上手の手が滑り竹がはねて灰が天邪鬼の方に飛んで目に入った。天邪鬼は目に沁みると喚きながら逃げて行った。もし爺さんが不愉快な天邪鬼に灰を飛ばしてやろうとしたのなら、天邪鬼はそれを察して避けることができたのだが、意図していなかったので目に入ったのだ。天邪鬼ではないが、人間はどうしてそんなことをするのかと立ち止まって誰かの意図を読んだ方が良いことも多い。減税?、一万円配る?・・、代わりに何を削るなぜ今。動機も考える
英国で14年ぶりの政権交代、労働党政権が誕生した。フランスをはじめヨーロッパの大陸側で極右が勢力を伸ばしているのと対照的で、改めてイギリスは泳いでも渡れる狭いドーバー海峡で隔てられているだけなのに、大陸側とは一味違う文化を持っていると感じた。大体インド系のスナク氏をしれっと?首相に就かせたところから違った。もとより偏った知識経験しかないが、改めて英国の凄さというか強さというか、なかんづく深い伝統を感じている。イギリスという国
今朝は朝から暑い。亜熱帯ジャパン到来だ。家庭での介護の際、患者さんが重いと家族が大変。大変とはどういうことかとゆうと、へなへなと倒れこんだ母を抱き起こすことができないのだ。母一人子一人の介護、華奢なお嬢さん(と言っても六十代)は認知で太めの母親を床から起こすことが出来ない。やむを得ず訪問看護師を呼んだところ、冷たく身体介助は訪問看護師の仕事ではありませんと言われてしまった。どうすればいいんでしょうかとお嬢さんが相談にやってきた。忙しい訪問看護業務にしてもちょっとそれはないのではと思ったが、突然呼ばれて来たら患者さんが持ち上げられないので手伝ってと言われ、そんなことでと思わず口を衝いて出たのだろう。医療費抑制のために総合病院では社会的入院と言われる長期入院が認められなくなった。自宅での看病介護を支援するため...現実となると難題
お中元の季節になり、いくつかお中元を頂いた。親がやり取りしていたから頂くから自分も続けている。適宜なものであれば、悪い習慣とは思わない。世の中の慣習を多くの人が深く考え込むことなく踏襲している様子だ。お中元もその一つ、自分の代で変えるというのは抵抗がある。それでも長い年月のうちには少しづつ変化しており、以前に比べると落ち着いた品が増えた気がする。一つには自分が院長でなくなったことも関係しているかもしれない。今年もKさんから定番のメロンを頂いた。もうそんな時季なんだと、箱を眺めている。季節の贈答品
今朝は薄曇りで涼しい。季節が分からない。今何月と聞かれてうっと詰まってしまう。あと二時間もすれば蒸し暑くなり日本の夏と気付かされるだろう。熟練医でも、黙って座ればピタッと分かることは少ない。いつからどこがどんな風にと、根掘り葉掘り聞かねばならない。困ったことに時々そうした質問をうるさそうにされる患者さんがおられる。病気の診断は医者でなくとも多少の知識と経験があれば、五割は当てることが出来るだろう。藪医者でも七、八割当てることが出来る。よくある病気を知っているからだ。しかし、我々専門医の仕事はありふれていない病気を見逃さないこと、ありふれている病気も患者の個性による変容に合わせて診療することにある。質問に答えないのは間違いのもとなのだが、不都合な質問をはぐらかす名人、詐欺から政治家まで、が世の中には数多い。...季節の分からない街
東京都知事選挙に五十六人が立候補している。選挙をおちょくっていると思う。立候補者に学科試験は馴染まないとしても、三時間教室に缶詰にして所信と公約を自筆で書かせるとよい。公約には具体的な実現方法と数値を書かせることだ。夢と嘘は紙一重、自筆の所信と公約を読んで鑑別しよう。なりたい人よりなってもらいたい人を立候補させたい。五十六人も居れば失礼な表現だが、中にはまだましな人が居られるはずで、都民の眼力が問われている。どうしてこんなに
囲碁将棋魚釣り機械いじり工作好きには女性は少ない。しかし映画好きな女性は男性に負けない、否男性以上かもしれない。働き盛りの頃は年に二三本、六十過ぎてから徐々に増えて年に七、八本見てきた。この数年は映画館に行かないでネット衛星でも見るようになり、月に二本くらい見ている。同年代の男よりは多いと思う。何を見るかは批評を参考にしている。それもユーチューブが多い。ユーチューブには視聴者の好みに合わせて、同系統の動画をホーム画面にアップしてくる機能があるようで、既に十種類くらいのおすすめ映画チャンネルを登録してある。好みには個人差があるしお勧めする人は力が入るから誉めすぎ?時々それほどでもないのがあるがそれはご愛嬌だ。本格的な映画好きは監督を気にするようだが、私はどちらかというと俳優の方が気になる、ダニエルデイルイス...女性も多い映画好き
バイデンとトランプの討論会はバイデンが自ら躓いたようだ。自分の眼では見ていないが、ユーチューブ新聞の情報ではバイデンが老化を感じさせ精彩を欠いたようだ。実際に見ないで判断するのはと言われそうだが、最近のバイデンの歩き方話し方からそうなるのではと予想していたのでやはりというのが感想だ。バイデンはまだ戦う意思を示しているようだが、退くべきだ。民主党員の諫言を受け入れないとしたらそれも老化の兆候と言える。奥さんの一言を期待したい。内助の功どころではなく、国を救う一言と言っても過言ではない。ギリギリだがまだ候補交代は可能なはずだ。そうしたことができるのがアメリカの力の源泉で、このまま戦うとしたらどちらが大統領になってもアメリカ衰退の始まりだ。それは全世界に波及する。引き際
机の上は面相ほどではないが、その人を語る?。三桁までは行かないが数十人の教授の机の上を見てきた。多少、雑然としていた先生は居たけれども、書類と本が積み重なり今にも崩れ落ちそうな先生は居られなかった。まあ、教授室だったせいもあるかもしれないが、大体が整然としていた。ところが医局の机の上となると七、八人に一人、雑然と書類郵便物が積み上げられ中には机が全く見えないような御仁も居た。不思議なことに、それでも主人公はどこに何があるかを把握しているようで、お掃除おばさんが勝手に整頓することはご法度だった。奇妙なことに、雑然とした机の持ち主が皆だらしない格好をしているわけではなく、びしっと紳士然としている医師も居た。分からないものだ。机の上は何を語る
雨が降ると朝が静かなのは鳥が鳴かないせいだろうか、雨の朝は静かでよく眠れる気がする。静かと言っても実は雨音が微かにしているのだが、ほとんど聞こえない。聞こえるような聞こえないような音がしている。年を取ると聴力も落ちてくる。幸い聴診器の音は聞こえる。聴診器は微かな音も聞いているので、ようやく聞こえる雑音もあるのだが、聞いたことがあるので分かる。大動脈弁の逆流音は柔らかい音なので聞いたことがないと聞き逃してしまうと思う。私のような老医はまだまだ五感を使って診察をしているので、感覚の衰えは診断力の衰えに繋がりそうだが、見たことのあるもの聞いたことのあるもの触ったことのあるもの嗅いだことのあるものを覚えているので、多少の衰えは補えていると思う。経験で補う
デイープヴォイスと言うらしいのだが、懐かしのヘレンシャピロをネットで見つけ聞いている。「悲しき片想い」青春の忘れられない歌声だ。昔はラジオが主だったからこんな女性だったのだと映像を見ながら聞いている。曲も歌詞もよいが、何と言っても声に不思議な魅力がある。声の魅力と言えば吉田日出子の「林檎の木の下で」も挙げておかねばなるまい。否、倍賞千恵子、アレサフランクリンもと・・挙げ出せば次々出てくる。不思議な声の魅力
人相というとどうも褒めない方に使われることが多いので気を付けて使いたい言葉だが、顔が物語ることは多い。誰でもある程度長く生きていると顔から人を推しはかる能力を知らないうちに身に付ける。勿論、外れることはあるのだがやはりとゆうことは多い。多くの人が頷かれるだろう。リンカーンが四十になったら自分の顔に責任を持たねばならないと言ったと読んだことがある。色々な人が似たようなことを言っているから、間違いない所だろう。誰もが政策の実現可能性や政治家の言明の信憑性を裏付ける大量の情報を持っているわけではないし分析する能力に恵まれているわけではない。しかし誰もが人相と表情を読むことはできる。選挙の時はマスコミや噂などは参考にとどめ、要するにこの人物は信用できそうかと受け答えする表情と声音、レンズを見つめる人相を見極めるこ...顔は雄弁
嫌な顔をされるのが苦手だ。救急外来に患者さんをお願いする時、出てくる医師によっては声から嫌そう面倒くさそうな顔が分かるのでどうしても下手に出てしまう。いい年をして、情けないと思いながら受けてもらわないと困るのでお願い口調になる。お忙しいところ申し訳ありませんがどうぞよろしくと電話口で頭を下げてしまう。医師によっては笑顔が見える受け答えで、はいはいどうぞと言ってくれる。需要と供給は権力とは違うけれども、権力に似ている。不利というか立場の弱い方が下手に、有利と言うか立場の強い方が横柄になる傾向がある。尤も救急外来は忙しくて大変なところだが、あまり横柄だと批判が出るし競争原理が働いて依頼が減るので応対は改善されてゆくことが多い。立場によって
このところ外食が増えている。外食で困るのは、家内が食べきれないからと私に色々呉れることだ。食べようと思えば食べられるし残してはいけないと教えられて育ったので食べ残すのも気が進まない。ダイエットが中断されて大袈裟だが遺憾だ。この頃は無念だが断っている。日本では食べきれなかった分を持ち帰るのが難しい、言い出しにくい、嫌な顔をされる、断られる。勿論、どうぞというところもあるが。小食者用というか高齢者人口も増えたことだし高齢者用の七分目の量のメニューを作って欲しい。採算的に難しいのは分かるので値段は一二割引きで文句は言わない。ところが実際には単に量を減らしただけのメニューは出しにくいらしく、殆んどの店で見かけない。もっと客の多様性を考えてと申し上げたい。家内は写真のリンゴは毒林檎というが本当だろうか?。毒林檎の苗...できないものか?
遠い昔、寛容と忍耐と説いた首相が居られた。それに習い、異なった異なった意見にも耳を傾けるのを信条としてきた。しかし高齢者になってくるとあにはからんや円熟とは参らず、少しづつ忍耐力の衰えを感じるようになった。年を重ねると穏やかな達観の境地が訪れるというのは希望的観測のように思われる。私が残念な例外という可能性もあるが、どうもそういうわけでもなく寛容はともかく忍耐力は年と共に衰える傾向があるように感じ観測している。尤も、判断力が付いて評価に値しない意見に貴重な時間を使わなくなったと言えるかもしれない。いづれにしても、この人の言うことは聞いていられないと思う人が増えた。勿論、一二割は頷ける意見や考え方を含んでいるのだが根本のところで堪えきれない軋轢音を発生するのだ。堪え性がなくなる
限られた経験だが、四十代と思しき歯科衛生士にお目にかかったことがない。殆んどの歯科衛生士さんは二十代だった気がする。今お世話になっている歯科の衛生士さんは二十四、五、六才の気がする。歯科衛生士さんは普段はあり得ない距離でお顔を拝見できる。見まいと思っても腕や首が目の前に迫ってくる。日本人女性はと言っても外人をよく知っているわけではないが肌が細かく美しい。若いから皺がなく大袈裟かもしれないが若さで輝いている。何故歯科衛生士は若い女性ばかりなのか知らないが、アラフォーだと再雇用の口がないのかなと推測する。歯科衛生士は若い
まさかということが起きた。人類とは思えない強さの藤井八冠が伊藤匠七段に敗れ七冠になってしまった。今期に入り永瀬九段などにやや不調ではと言われていたのだが、調子を落としていたのだろうか。勝勢から逆転負けするなんて、今までの藤井には考えられないことだ。大谷も一時通訳の不祥事で調子を落としていた。やはり二人とも人間だった。伊藤が勝てるならと端から気勢を削がれていた棋士達が新たな戦略で向かってくるだろうから、藤井七冠もこれから大変だろう。しかし、タイトルの数など気にせず目の前の一局に全力を注ぐ人柄なのでこれからも名勝負を楽しませて貰えると思う。十一連敗からの奪取、師匠はありがたいね。師匠の宮田八段は伊藤が勝ちますと断言していた。藤井敗れる
五十年以上の長い記憶のある国民は、とりあえず平和そうな日本も内実はあちこちガタが来ていると思われているのではないだろうか。特に劣化しているのは政治家だが、もう一つ改革が必要なのはマスコミだ。自立しておらず金と権力におもねる姿勢が透けて見える。政治資金規正法が成立したが、形だけの改善で抜け穴だらけのザル法だ。十年後に領収書を公開するなど何の意味もない。しかも一部は黒塗りだ。それを衆議院賛成参議院反対と支離滅裂な維新の馬場代表が得々と支持している。阿保らしくて話にならない。国会中継の党首討論で岸田首相の答弁を聞いていると国民よりも自民党議員を守っているのがよく分かる。日本の政治家は選挙のことしか考えていないという米国投資家の批判は当たっている。情報が操作されては票が資金力で左右されてしまう。政治家とマスコミ
新型コロナがここにきて再びやや増加し始めたようだ。地方都市の一診療所の報告だからどこまで正確に全体像を伝えているか不明だが、今日複数の陽性者が出た。死亡率を下げて生き延びようとするウイルスの戦略は恐るべきもので、インフルエンザの向こうを張る存在になりつつある。嫌なものは早く忘れたいのが人間の心性ではあるが、厚労省はそうであってはならず科学的に粘り強く対応していただかねばならない。災害は忘れた頃にやってくるが、悪疫は忘れようとすると盛り返すから油断は禁物なのだ。新型コロナくすぶり続けている
今朝は本降りで風があり、なかなか辛い駅までの歩きだった。株式投資で大儲けするのは五十人に一人程度と言われている。ギャンブルはどうだろう。似たようなものと思われる。困ったことに?、この五十人に一人の人達があたかも二人に一人居るようにうまい話が喧伝されている。証券会社や株予想で仕事されている人は、素人が株投資すると損しますよとは言わない。儲かりますよと上がりそうな銘柄を紹介しても必ず小声で買う時は自己責任でと釘を刺している。政治家も似たようなもので、不都合なことは言わない。アべノミクスで大企業が儲かればおこぼれがあると聞いたが嘘だった。嘘だったと責めれば**が悪かったせいだと上手に責任を逃れる。まあ嘘と言えば聞こえが悪いが夢と言えば美しく響く。夢を売る仕事と言われてしまうと咎めにくくなる。夢とまでは言わず商売...五十人に一人