我が国の安全保障環境が激変する中、「スパイ防止法」の制定は喫緊の課題であり、もはや猶予はありません。しかし、その必要性に対して、政府内の一部からはいまだに「慎重」という姿勢が示されており、危機感を覚えずにはいられません。 自民党治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会会長を務める高市早苗前経済安全保障担当相は、5月27日、石破首相に対し、「スパイ防止法」の制定を求める提言書を提出した。この提言には、「諸...
レンポウが「オール東京」で隠す共産党の存在と、「その先」がないイデオロギー
東京都知事選は告示が6月20日で、7月7日投開票なので、候補者が出揃うのはまだ3週間も先のことになるのだが、気が早いメディアは既に「小池 vs. レンポウ」という一騎打ちの構図で物事を語っている。公民権停止が明けた田母神俊雄元航空幕僚長や、タレントの清水国明氏も名乗りを上げたが、メディアの扱いは極めて小さい。 一足早く立候補を表明したレンポウだが、立民党を離党する考えを示したそうだ。 この日、離党についての...
日中会談でチンピラ大使の恫喝に触れない「事なかれ主義」と「不作為」
PRESIDENT Onlineに、前駐オーストラリア特命全権大使の山上信吾による刺激的なコラムが掲載されている。そのタイトルは「外務省のエリート官僚は「中国のために働く」と言った…中国に怒ることすらできない「弱腰外交」の根本原因」。山上氏が今月上梓した「日本外交の劣化 再生への道」を再編集したものだという。外交の現場というより、氏が外務省内で経験したエピソードが語られているのだが、興味深いものの、読み進むうちにだん...
レンポウの無所属という“共産党隠し”と、政敵を悪魔化する以外には何もない立民党という政党
立憲民主党という政党を見ていると、彼らが権力と対峙すること(「しているつもり」を含む)、そして実際に権力を批判すること自体で存在価値を示そうとするが、自分たちが主役になると次々とボロがでて、とても無様な正体を露呈する、ということを繰り返し見せつけられている気がする。 最近の格好の事例が、政治資金問題における対応だ。彼らは実際に胸を張りつつ、政治資金パーティーを禁止する法案を掲げた。ところが、政治...
かなり以前の話ではあるが、私はスパイ小説の大家と言われるフレデリック・フォーサイスの大ファンで、彼の著作を読み漁ったことがある。「ジャッカルの日」や「オデッサ・ファイル」などが世間で言うところの代表作だろうが、個人的には「第四の核」が面白かった記憶がある。ちなみにこの小説には、日本の初代内閣官房安全保障室長であった佐々淳行氏が実名で登場するというおまけつきだ。 そのフォーサイスの作品のなかに、「...
台湾包囲の中共の軍事演習も、「中国は抑制的」と喧伝するサンモニ
TBSの悪名高き報道テロ番組「報道特集」が、金平の引退と膳場貴子への交代によって、番組づくりの方向性に変化があったのかどうかは知らない。もともとこの番組をみる習慣がなく、青木理のような芸者を使うのではなく、ガチで反日を宣伝する番組だと言う認識があり、精神衛生上はかなり良くない??? 少なくとも私が見聞きする限り、関口宏が引退し、MCが膳場貴子に変わったサンモニが、以前に比べて少しはマシになったかとい...
東京15区からの国政復帰を噂され、結局その補選に出られなかった小池百合子が、7月の東京都知事選へ三選を目指して出馬する意向を固めたと、メディア各社が報じている。都知事選で最も重要なのは知名度と言われ、かつては青島幸男のようなかなり恥ずかしい都知事も誕生させたこともある。(ちなみに私は作詞家としての青島は大絶賛w) 知名度で言えば、現職が強いのは世の常だ。恐らく、小池にとってかなり有利な選挙になるだ...
立民党の「政治資金パーティー全面禁止法案」は、すべての責任を自民党になすりつけるための道具だ
立憲民主党が今国会に、同性婚を法制化するための民法改正案、通称「婚姻平等法案」を提出した。保守派ジャーナリストの櫻井よしこ氏がXで「性の区別をなくし、父も母も親1、親2とするそうです。家族の在り方が崩壊し、バラバラの個人の集合体のような国になりかねません」と批判を展開したが、同党の泉代表がこれを否定し、「誤った情報拡散はよくありません」と諫めている。 その「婚姻平等法案」の中身を確認すると、民法...
目と鼻の先で中共が台湾包囲の大軍事演習を実施しているのに、台湾有事の現実性に疑念を示す玉城デニーの〇〇〇ぶり
日本におけるペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)のポジションを確立した感がある、呉江浩駐日中共大使だが、彼の「日本の民衆が火の中に連れ込まれる」という過激で無礼な発言は、本国に向けたものでもあるという。海外に派遣されている大使などが、独裁体制を強化する習近平の歓心を買い、自分自身のアピールのため、わざわざ過激な発言をするのだ。呉江浩の場合、ルーピーや福島瑞穂などが自身の発言を全く否定せ...
日本のメディアが謳歌する「報道の自由」と、無視される「報道の責任」
「国境なき記者団」という胡散臭い団体が、毎年、「世界報道自由度ランキング」というやつを発表しているのだが、今月頭に公表された今年のランキングでは、日本はG7最下位の70位という。左派メディアはこぞってこれを報道し、「日本には報道の自由がない」などと被害者ヅラしているが、そもそも文化や言語の多様性などが全く異なる国家の評価を、極めてフェアに行うことなど不可能ではないかと思う。いろいろと好き勝手な論評を...
呉大使恫喝発言に「基本的に同意」するルーピーとともに、“悪夢の民主党政権”を再確認しよう
5月17日から3日間、代々木第二体育館で「日・韓大学代表バスケットボール競技大会(李相佰盃)」というものが開かれたそうだが、大会の画像を見た南鮮族の一部が「旭日旗ガー」と火病を発しているらしい。 何を隠そう、朝日新聞の社旗を見ての反応だ。朝日は全日本大学バスケットボール連盟のSPECIAL PARTNERであり、この大会を後援している立場だ。今こそ、火病を発している南鮮族に懇切丁寧に説明してやってもらいたいものだ...
頼清徳台湾総統の誕生と、「日本の民衆が火の中に」と恫喝する中共
昨日、台湾の新たな総統に頼清徳氏が就任した。まずは、8年に渡って総統を務めた蔡英文前総統に、心からの感謝と労いを贈りたい。蔡英文政権において、日台関係は格段に発展し、友好は緊密度を増した。日本に安倍晋三という人物がいなければ為しえなかった発展でもあり、両国のリズムがぴったりと合った時代でもあった。ゆっくり日本に観光にでも来ていただきたいと思う。 日本に悪夢の民主党政権があれば、台湾では中共へのす...
上川外相の「うまずして発言」撤回 ~ 切り取り左派メディアにこれ以上の成功体験を与えるな
「うまずして女性か」という発言を切り取られ、週末の報道を賑わしていた上川陽子外相。上川氏は、一部で問題視されていた発言を撤回した。切り取った側の悪意を持ったメディアが、またひとつ成功体験をしたということである。 前提として申し上げておくが、私はこの上川氏を全く評価していない。肝っ玉が据わっていることは事実だろう。法相時代、オウム真理教の元代表、麻原彰晃(本名 松本智津夫)ら教団の元幹部7人の死刑を...
4月末の衆院3補選の結果を見ると、自民党が支持を失っていることは誰の目にも明らかであり、その敵失によって大きな恩恵を受けたのが立民党だ。 立民党が党として何かを為したわけでもないので、自民への逆風が弱まれば、その分、立民の支持も減ると思われる。要するに、自民への逆風をどれだけ長く維持できるかだけが問題なのだ。 逆に、日本維新の会の萎み方は自滅という見方も成り立つ。「身を切る改革」というのが彼らのス...
司法がお墨付きを与えたつばさの党の“暴走”と、幹部3名の逮捕
衆院選15区補選に出なかった緑のたぬきは、やはり三選を目指すのか!?橋下徹は出るのか?レンポウは??日本保守党は候補者を擁立するのか!? 7月に迫る東京都知事選を巡り、様々な憶測が飛び交っている。都知事選の投開票は7月7日だが、告示は6月20日であり、もう一ヶ月しかない。国内総生産(GDP)の都内分である都内総生産は、20年度に名目で約109兆6000億円に達し、インドネシアやオランダと同等クラスだ。つまり都知事とい...
先駆者に学べ ~ ニューカレドニアの暴動と、仏政府のTikTok使用禁止令
一度だけだが、ニューカレドニアを訪問したことがある。気温の高さと海とサンゴ礁の圧倒的な綺麗さが深く印象に残っていて、私はやらないが、ダイバーには天国だろうと思う。また、地名は忘れたが、一泊で滞在した離島で見上げた夜空の星の数が信じられないほど多く、天体ファンをも満足させる土地であろうと思う。私自身は、Tシャツを着ないでシュノーケリングをやって、背中をひどく火傷し、うっかり寝返りを打って夜中に悲鳴...
河野太郎の「逃亡」を批判しないメディア、普段は責任追及が大好きな朝日新聞は「早く進めろ」と問題の本質を完全無視
河野太郎の、豹変ぶりというか、ダブルもしくはトリプルスタンダードというか、手っ取り早く言ってしまえば「大嘘つきっぷり」がネットで話題だ。10日の記者会見で、内閣府の再エネタスクフォースに構成員として参加していた大林ミカの資料に中国の国営電力会社のロゴマークが入っていた件について、調査状況を問われた際、「調査に私は携わっていないので、内閣府か何かに聞いていただきたい」と、ケツをまくったそうなのだ。 ...
産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」が、次期衆院選の小選挙区で入れたい候補の党派について調査したところ、トップは自民だったが、日本保守党が2位に食い込んだという。 4月28日に投開票が行われた衆院補欠選東京15区では、自民党が候補者を立てない中で9候補が乱立、無所属や諸派が一定の得票を集める現象も起きたため、全党派の候補者が立候補したと仮定して答えてもらった。その結果、「支持する...
米議員の相次ぐ「原爆使っちゃえ」発言は、日本がナメられている証拠
昨日、指にちょっとした手術を受けた影響で、キーボードが打てず、ブログをお休みしました。ご訪問いただいた方には大変失礼しました。スマホで更新?昭和な私には無理です(笑)。 米国大統領選まであと半年となった。民主党がバイデンを見限り、ミシェル・オバマを指名候補とするというような“飛び道具”も噂されるが、実質的にトランプ対バイデンの一騎打ちになるだろう。国内の保守派のあいだでは、トランプ再登板への期待が...
JNNの世論調査で、岸田内閣の支持率が前回から7ポイントも上昇したらしいが、度々書いているように、JNNの調査は数字が極端に動くので、数字が乱高下しても参考程度に留めおくべきだと思う。そのうえで申せば、内閣に対する評価なんて、報道の仕方によってどちらにでも動くのだから、数字に惑わされず、しっかりとその本質を見る努力は必要だと考える。 保守論客の櫻井よしこ氏が、憲法改正を念頭に、岸田首相にかなり肯定的な評...
おはようございます。本日も定例の(?)現実逃避で、山梨市のとあるキャンプ場に来ております。 今朝はあいにく雲を被っておりますが、昨日の富士山です。 二日酔いが激しく、やはりキャンプ地からの更新は無理なようです。本日は更新をおやすみさせていただきます。 皆さま、佳い1日を。...
共同通信ヘイト問題取材班は、自社発信のヘイト記事を検証したら如何か?
共同通信というメディアには、Xのアカウントで「共同通信ヘイト問題取材班」というのがある。やれ、米ボーイスカウト連盟がゲイ男子の募集を開始し、「スカウティングアメリカ」と名称を変えただの、群馬県が撤去した朝鮮人労働者の追悼碑を拡張現実(AR)技術で画面上に再現するアプリが開発されただの、心底どうでもよい話題をSNSに投稿している。 共同通信が言うヘイトというのは、彼らがヘイトだと考えるものすべてが含まれ...
小泉今日子の「みんな同じ人間なのに」という軽薄な論拠が生む偽善
PowerPointテンプレート事件(仮称)で一躍時の人となった大林ミカ。大林のことを調べていて、自然エネルギー財団のウェブサイトに掲載されている中心的な人々を確認していたら、音楽家の小林武史がいた。2011年、「再生可能エネルギー促進法案」成立に向け、孫正義が中止となって菅直人を「激励」する場面があったが、法案成立への要望書を手渡した際にも、小林は加藤登紀子や宮台真司らとともに、登場していた再エネ推進派であ...
ツケを払わされるのは国民 ~ 岸田政権が進める基本戦略なき「実質移民法」
米国という世界の覇権国会の元首であるにもかかわらず、その頭のボケ具合でいまや世界で知られることとなったジョー・バイデン。バイデンは、中共、ロシア、インドと日本を並べ、名指しで「外国人嫌いだ」と語り、ブーイングを呼んだ。バイデンが語った文脈の中心は、「米国経済が成長している理由の1つは、移民を受け入れているからだ」というものだが、移民を受け入れるというより、移民が作った国なのだから、他国を同じ基準...
日本のメディアには「報道する自由」も「報道しない自由」も担保されている
国際NGO「国境なき記者団」の英国支部が今月3日、ロンドンで2024年の「報道の自由度ランキング」を発表したが、調査対象の180カ国・地域のうち日本は70位。前年68位から2つランクを落としたそうで、G7ではサイテーだったという。このなんとか記者団に何故日本のランクがそんなに低いのか尋ねたところ、「ジャーナリストが特定のテーマについて報道するのが難しいからだ」とし、「ジャーナリストがよりデリケートなテーマについて...
何度でも言う。「憲法と対話で平和維持を」は何の実効性もない“宗教”である。
5月3日の憲法記念日には、護憲、改憲両派がそれぞれの結束を確認する集会を開く。くしくも本年は、自衛隊が創設されて70年となる年。いまだに自衛隊違憲論が当たり前のように語られるよぅな憲法を護持している異常さに気付くべきだと思うのだが、もはや宗教化していると言ってもいい護憲論にはなかなか通用しない。 護憲派は3日、、「武力で平和はつくれない! とりもどそう憲法いかす政治を 2024憲法大集会」なる集会を、東...
つばさの党の選挙妨害を規制しようとする側と、それを「選挙の自由が狭まる事態を懸念する声もある」と語る朝日新聞手法
日本では民主主義の模範というような誤解を受けている米国だが、この誤解は、GHQが施した日本国民への洗脳による影響の一例だろう。彼らは民主主義のリーダー的存在として位置付けられているが、その内実はかなりお寒い。混乱に乗じるのではなく、平時でも小売店への強奪行為などが平気で起こる映像は、彼らの民主主義が上手くいっていないことの証拠だ。少なくとも、彼らに説教をされるいわれはない。 ジョー・バイデンという...
「赤報隊テロ」とクルド人への抗議を同列に並べる朝日新聞の不寛容と非常識
きょう5月3日は憲法記念日である。占領下にGHQが、国際法を無視して日本に押し付けた憲法の何を記念する必要があるのかという気もする。しかし、1947年のきょうから1文字もその憲法を変えることができていない現実を直視し、自らの不甲斐なさを再認識するという意味において、5月3日は有意義な日としたい。 さて、5月3日という日は、1987年に右翼団体「赤報隊」が起こした朝日新聞阪神支局襲撃事件の日でもある。赤報隊を名乗る...
岸田首相は「外交の岸田」をアピールし、リンホウセイの後釜として上川陽子を外相に据えつつも、「官邸主導の外交」を進める意思を示していた。岸田氏は長きに渡って安倍政権による官邸主導の外交をそばで見てきた。恐らく同じような手法を自分でも取れると「勘違い」したのだろう。岸田“官邸主導”外交の本質は全方位迎合であり、主体性はない。ないどころか、主体性を発揮するベースとなる主権を切り売りしているかのようだ。 ...
皇位継承論 ~ 「続いてきたという重い事実。そこに根拠があり、有無を言わさぬものがある。」
評論家で歴史作家の八幡和郎氏が、PRESIDENT Onlineに「愛子天皇」は選択肢に入っていない…「旧宮家男子を養子に」という政府の皇族確保策が妙案である理由」というコラムを上梓し、それがYahooニュースに転載されたら、そのヤフコメではヒステリックな落書きであふれたそうだ。私はそれ(愛子天皇)がありえないときちんと法律的に説明しているのだが、それに対する反論でなく、気に入らないとか、「愛子さまは素晴らしい」とか「秋...
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我が国の安全保障環境が激変する中、「スパイ防止法」の制定は喫緊の課題であり、もはや猶予はありません。しかし、その必要性に対して、政府内の一部からはいまだに「慎重」という姿勢が示されており、危機感を覚えずにはいられません。 自民党治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会会長を務める高市早苗前経済安全保障担当相は、5月27日、石破首相に対し、「スパイ防止法」の制定を求める提言書を提出した。この提言には、「諸...
朝日新聞が編集局に「ファクトチェック編集部」を発足させるそうだ。同社によると、「YouTubeやXなどのSNS上で、偽の情報や誤った情報が拡散される現状を踏まえ、事実関係を素早くチェックできる態勢を強化する」のだそうで、ご苦労様なことだが、他人の誤情報を探すなら、まず自社の報道のファクトチェックをお願いしたいものである。 本当の意味でのファクトというのは一つしかないはずなのだが、朝日のようなメディアの報道...
国民民主党が参院選の全国比例で公認予定だった山尾志桜里氏の公認を、急遽見送った。自民党に愛想を尽かした一定数の保守層の受け皿となるはずだった同党にとって、まさに致命的な打撃となった。 政策として「手取りを増やす」という分かりやすいスローガンを掲げ、減税を前面に打ち出していた国民民主党は、新たな支持層の獲得に期待が寄せられていたが、この一連の騒動で支持率は急降下し、回復の兆候すら見えない。昨日、NH...
NHKが発表した6月度の世論調査結果で、自民党が前回調査から+5.2%と、支持率を爆上げした。進次郎のコメ対応以外に支持率を上げる要因はなく、石破としては進次郎サマサマだろう。「このままいけば、参院選はそれほど負けないかもしれない。そうなれば続投…」という石破の思惑と、「石破を引きずりおろして自民・立民の大連立を」という影の首相、森山裕の思惑が交錯し、波乱含みの終盤国会から参院選へという流れになる。 同...
終盤国会を迎え、日本の政局は不可解な動きを見せている。中でも、立憲民主党が石破内閣への内閣不信任案提出を見送る方向で調整に入ったとの報道は、表面的な「建前論」とは裏腹に、ある不穏な憶測を増幅させている。石破首相が「国難」であるトランプ関税の交渉について党首会談に応じたことが、不信任案の「大義名分」を薄れさせたとするが、こんな薄っぺらい大義名分を真に受ける政治ウォッチャーはいない。 野党第一党であ...
最近、SNSを覗くと、世界各国での不法移民の傍若無人ぶりを伝える投稿に枚挙にいとまがない。欧州では不法移民による暴動が起き、治安が著しく悪化しているという。人種の対立は文化の対立と表裏一体であり、またそれらと同様に、宗教の対立も分断を生む。厄介なのは、それらを大事に守ってきた地域に新しい住人(不法移民)が入り込み、その守ってきた人々や事柄に敬意を払わないどころか、それらを破壊しようとすることである...
埼玉県三郷市で発生した小学生ひき逃げ事件では、飲酒運転の中共人運転手が起訴された一方、その車に同乗していた中共籍の25歳の会社員の男性は不起訴処分となった。この報に接し、「やはり…」と感じている日本国民は少なくないはずだ。外国人による事件が多発する中で、日本人に対する法的措置と比較して、外国人が犯した罪、犯罪には「不起訴」となるケースが特に目立つという指摘が絶えず、社会全体でこの司法の姿勢に対する...
産経新聞が、進次郎が農相に就任する際のコメ政策の裏側をすっぱ抜いている。進次郎に随意契約を示唆したのは、農水族の小野寺現政調会長だったという。 農水相就任の内定を受けて21日に自民党本部を訪れた小泉氏が、急ぎ面会した相手も小野寺氏だった。 「まずは何に取り組めばいいでしょうか」。小泉氏の問いに小野寺氏は「これをやってほしい」と資料を示した。財務省がまとめたもので、政府備蓄米を随意契約で売り渡す仕...
南鮮で大統領選が行われ、革新系政党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表が新大統領に選出され、就任した。南鮮の大統領選が政治的な興味の範疇からこれほど外れたことはなく、結果を知って「あっ、そう…」的な感想しか持たなかった。そもそも尹錫悦前大統領の失脚後は、保守系に有力な後継者がいないなか、李在明が次期大統領として有力視されており、新たな反日政権が誕生するだけのことだった。興味の持ちようが...
先月28日、自民党の小野寺五典政調会長が川口市を視察し、コンビニエンスストアやごみ収集所での迷惑行為の実態を地域住民から直接ヒアリングした。小野寺氏はその上で、「秩序が共生の前提だ。秩序を維持できない外国人と共生するつもりはない」と強調し、政府への提言をまとめる考えを示している。地域住民が日常的に直面する過積載トラック(クルドカー)の暴走や不法投棄、大音量での迷惑行為といった現実を前に、ようやく国...
国会で、選択的夫婦別姓を導入する法案の実質審議が始まった。衆議院の法務委員会では、立憲民主党と国民民主党がそれぞれ提出した選択的夫婦別姓導入法案の質疑が行われたが、維新の藤田前幹事長に言わせると、国民民主党の案は「出てきたのは、ほぼ立憲の案だった。ほぼイコールだ」ということである。まぁ、もともと同じ党で価値観を共有した仲間なのだから、そうなっても不思議ではない。国民民主党に保守色を求める向きもあ...
日本野球界の伝説的スター、長嶋茂雄さんが昨日永眠された。北海道の田舎町で育った小学生だった私が、東京旅行の折に後楽園球場で観た巨人対大洋戦。その試合で、長嶋さんはレフトスタンドへ見事なホームランを放ってくれた。あの一打は、今でも心に残る宝物だ。命日が現役時代の背番号と同じ“3”日、享年が“89”(野球)。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 国会での質疑の質が極めて高いと、個人的に評価している自民党の有...
私はテレビをほとんど観ないのだが、聞くところによると、昼の情報番組など、進次郎の電波ジャック状態だという話だ。政府が管理している備蓄米が市場に放出され始め、スーパーなどの店頭に並ぶようになった。コメ価格高騰への対策として行われている対応だが、この古米の流通を可能にした進次郎は救世主のようにもて囃され、批判的な評価をする玉木国民民主代表のような人がバッシングされる。この不健全さにかなりの気持ち悪さ...
米国トランプ大統領の対中姿勢ももちろんだが、中共に対する姿勢の厳しさでは党派を問わない米国議会の状況を見るにつけ、彼我の差をある種の絶望感を持ってみる日々が続く。4月末、トランプ大統領は大統領令を出した。”ENFORCING COMMONSENSE RULES OF THE ROAD FOR AMERICA’S TRUCK DRIVERS”(「アメリカのトラック運転手に 常識的な道路交通法を徹底する」)と銘打ったこの大統領令は、米国のトラック運転手に英語の理解力と...
政治家がテレビカメラの前で何かを食するという場面は珍しいことではないが、石破内閣になって、石破茂という人の食のマナーの酷さは目を覆いたくなるほどで、すべての政治家が反面教師とすべきものだと思う。米価の高騰を受け、備蓄米の流通を促進するため、進次郎が「古古古米」と呼ばれる2021年産の米を食べてみて、「どれも美味しい」とコメントした。この様子を見て、私は石破よりも菅直人のカイワレを思い出してしまった。...
またしても、絵に描いたような前近代的な「言いがかり」を見せつけられ、呆れかえってしまった。国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)のイラストが葛飾区の広報誌に掲載されたところ、「戦争を想起させる」として抗議が寄せられたという。 問題となったのは、葛飾区が整備し、3月22日にオープンした「こち亀記念館」の開館を知らせるために、区が発行した広報紙「広報 かつしか」3月15日号の表紙に掲載された...
私個人は政治家や芸能人の下半身スキャンダルにはほとんど興味がなく、いま政界で話題の山尾志桜里の不倫事案についてもほとんど追っていないし、表面的なことしか知らない。この人物を公認候補にすることによって、政党にとってかなりのダメージになることは、国民民主党の幹部なら気付いていたはずだが、予想以上のダメージが及んでいるなら、読みが甘いと言わzるを得ない。私がどう転んでも理解できないのは、山尾が戸籍上の...
ヒゲの隊長こと佐藤正久参議院議員(7月改選組、比例)が27日の参院外交防衛委員会で、カナダで中華系団体が主導して開館した博物館の展示物が「反日的」とされている問題で、外相の“国賊”岩屋毅に対し、カナダのアナンド新外相に抗議するよう求めた。岩屋の反応はどうだったか?早い話がゼロ回答だ。カナダの中華系「反日」博物館 岩屋外相「働きかけ任せてほしい」 佐藤正久氏は疑問視(産経) 佐藤氏は「韓国には強く出ら...
参院選における自民党の大敗は既に既定路線になっているようだが、来る政権の枠組みというのが自民・立民(+公明)の大連立となれば、それこそ目も当てられない。だが、実際にそういう動きは複数のジャーナリストによって報告されていて、国民としてはどう抗うかを真剣に考えなければら名ぬ状況が、すぐにやってくる。 石破内閣はいずれ終わるが、終わった後の敗戦処理は、極端に厳しいものになると思われる。米バイデン政権に...
米国では3年前から、新疆ウイグル自治区からの輸入品が強制労働で生産されたものではないと企業が明白に証拠を示すことができない限り、同自治区が関与する産品輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法」が施行されており、この法律の効果もあって、強制労働で製造された太陽光パネルの輸入を禁止している。さらに米国は、中共企業の太陽電池がマレーシア、カンボジア、タイ、ベトナムなどを経由して米国に入ってきている状...
レンポウが都知事選に出馬表明をした際、「待ってました!」とばかりに全面支援を打ち出した日本共産党。立民党の泉健太がニッポン放送の番組で、「ひょっとしたら、立憲は推薦を出さないかもしれないということか?」と問われ、「それは十分あり得ます」と即答したそうだ。完全に立民カラーが付いているレンポウを「無所属」「オール東京」などと煙に巻き、無党派層の票を取ろうとする戦略を立てているだろうが、有権者をバカに...
少し前に岸田首相の在任期間が橋本龍太郎元首相を抜き、戦後で7位だか8位だかになったという記事を読んだ。実際のところ、戦後の歴代首相の在任期間は平均2年余りだそうで、G7の中でイタリアと並んで短いという。岸田氏の在籍日数はもうすぐ1000日となる見込みで、このだらだらと続く惰性の内閣は、続けば続くほど国益を毀損し続ける。 政局は、得てして派手な物言いを際立たせるが、維新の馬場代表は自民党の旧文通費の扱いに...
立憲民主党という政党は、政治政党ではあるのだろうが、同時にブーメラン使いの養成所でもある。このデジタルの時代、過去の言動が劣化せずにデジタル保存されていることを認識していないのか、彼らは過去の言動と整合性が全く取れない言動を繰り返す。 本日、場外ホームラン級のブーメランが飛び出した。放ったのは、敬意をこめてブーメランの女王とでもいうべきか、ただのカミツキガメとでも言おうか、あのレンポウである。お...
昨年の流行語大賞は、阪神タイガース優勝にまつわる「アレ(A.R.E.)」だったが、私の感覚では“かなり”流行った「公金チューチュー」はノミネートすらされなかった。もともとノミネートの半分くらいは「それ、流行ったっけ?」と疑問符を付けられるものだと言われ、ノミネートの基準も曖昧なこの賞に「説明して~」とお願いしたところで無理なのだ。そういえば、大賞発表当時、「“増税メガネ”もないね」という、かなり率直な意見...
経団連はその使命を、「企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与すること」としているが、経済団体という枠を超えて、まるでシンクタンクにでもなったかのように、政府に提言を繰り返し、特にこの団体の利益からは無関係な人々から厄介者扱いされている。その経団連がまた余計なことをやり出している。選択的夫婦別姓、早期導入を 経団連が提言、十倉氏「不自由なく」(時...
都知事選に出馬を表明し、あろうことか共産党と二人三脚で事前運動までやってしまうほど前のめりなレンポウであるが、8日はイコモス(国際記念物遺跡会議)の理事を連れ立って、神宮の森を視察してきたと、Xにポストした。「伐採しても新たに植樹する、でいいのでしょうか」と喧伝。しかし、レンポウのポストには「100年かけて育ててきた森は「神宮内苑(明治神宮御苑)」にあり、今回の神宮外苑は国立競技場や明治神宮野球場の...
“棒読み”松野と、それに似たようなリン官房長官。加えて上川“棒読み”外相と、味気の無い会見が普通になってしまった永田町において、国民民主党の榛葉幹事長の定例会見は、会見そのものはもちろん、ちょっとしたエンターテインメントとしても評価が高い。 7日の榛葉氏の会見もかなり面白かった。国民民主党・榛葉幹事長会見 2024年6月7日榛葉さんが、蓮舫さまの政策について解説。立憲共産党のビラを揶揄しててクソワロタ。絶...
靖国神社放尿・落書き犯を無策で取り逃がしたことで、政府や外務省、警察への批判が高まっている。侮辱されたのが、日本国家のために一命を捧げた人々の御霊を慰めるための施設である靖国神社であるから、国民の怒りは当然だ。しかし、靖国がいわれなき嫌がらせを受ける象徴的な存在である傍ら、他にも外国人の無礼を受ける神社がある。長崎県の津島にある和多都美神社がそのひとつだ。 その立地から、南朝鮮人の観光客が多い津...
生前、安倍総理は、レンポウに関し、こう評していたという。「攻撃はしても、落ち着きがない」「批判の言葉だけ毎日考えているけど、うまくいかない」 安倍総理が産経の阿比留瑠比氏に漏らしていた評価だというが、舌鋒鋭いと見られがちなレンポウを、実はかなり冷静に見ていたらしい。政府与党の議員を挑発し、失言を誘発するのは野党の常套手段だが、このように冷めた目で見られると挑発も効果はないということか。 カミツキ...
皆さまの温かいお見舞いや励ましの言葉、そしてアドバイスに、心から感謝しております。痛みはまだハンパないですが、寝ているだけだと退屈なので(笑)、可能なペースで更新していきます。 宇野宗助という人物は、首相まで上り詰めたものの、総理在任期間はわずか69日。極端に短かかった内閣の辞任理由が女性スキャンダルだったために、どちらかというの負のイメージが付きまとう。そのたった69日の2日目に、中共で六四天安門...
おはようございます。 どうやら管理人は帯状疱疹を発症しているようです。患部は頭部で、度し難い頭痛から、昨日までは脳神経外科に診てもらう必要があるかと思っていたのですが、その必要はなかったようで、何故か少し安心したり(笑)。 ただこの痛みが尋常ではないのです。鎮痛剤がないとじっとしていることすら不可能です。目の玉の奥まで痛みます。医者によると、これから腫れが顔まで及び、お岩さんのようになってしまう...
おはようございます。 朝から体調が思わしくなく、本日のブログはお休みさせていただきます。 まったく、今年の健康上のいろいろな出来事は、お祓いが必要なレベルかもしれません。 皆さまもご自愛ください。...
衆院補選や静岡県知事選、はたまた来る東京都知事選の話題が盛んだが、あまり注目が集まらないながら、沖縄県議会議員選挙がある。告示が6月7日で、16日の投開票となるが、与党と野党・中立は現在ともに24議席ずつをわけあっている状況で、接戦が展開されるのは必至だ。元々革新系が強い土地柄があり、野党の連中は雁首揃えて応援に入っているようだ。大激戦の #沖縄県議選今日は10時半にサンエー那覇メインプレイス前で、オー...
中共メディアが早くも、レンポウの都知事選出馬に興味津々ぶりを示している。 確か香港の中共系メディアである鳳凰が、レンポウを「華裔(かえい)議員」と報じている。「華裔」とは、中国本土以外で生まれた中国系の人々を指す言葉だそうで、早くも中共系東京都知事の誕生の可能性に期待が膨らんでいる様子だ。レンポウ東京都知事など言語道断であることは言うまでもないが、外国人参政権など許してしまえば、「期待」を遥かに...
中共のチンピラ大使の「火の海」発言に、政府が効果的な対応を全く取れず、むしろ安易な幕引きで中共の思うつぼとなっている事案だが、朝日新聞に「「日本の民衆が火の中に」 中国大使のけんか腰発言は適訳だったか」という記事が掲載されている。「日本の民衆が火の中に」 中国大使のけんか腰発言は適訳だったか(朝日) 台湾で頼清徳(ライチントー)総統が就任した5月20日、東京では中国の呉江浩大使が日本の識者らを大使...
東京都知事選は告示が6月20日で、7月7日投開票なので、候補者が出揃うのはまだ3週間も先のことになるのだが、気が早いメディアは既に「小池 vs. レンポウ」という一騎打ちの構図で物事を語っている。公民権停止が明けた田母神俊雄元航空幕僚長や、タレントの清水国明氏も名乗りを上げたが、メディアの扱いは極めて小さい。 一足早く立候補を表明したレンポウだが、立民党を離党する考えを示したそうだ。 この日、離党についての...
PRESIDENT Onlineに、前駐オーストラリア特命全権大使の山上信吾による刺激的なコラムが掲載されている。そのタイトルは「外務省のエリート官僚は「中国のために働く」と言った…中国に怒ることすらできない「弱腰外交」の根本原因」。山上氏が今月上梓した「日本外交の劣化 再生への道」を再編集したものだという。外交の現場というより、氏が外務省内で経験したエピソードが語られているのだが、興味深いものの、読み進むうちにだん...
立憲民主党という政党を見ていると、彼らが権力と対峙すること(「しているつもり」を含む)、そして実際に権力を批判すること自体で存在価値を示そうとするが、自分たちが主役になると次々とボロがでて、とても無様な正体を露呈する、ということを繰り返し見せつけられている気がする。 最近の格好の事例が、政治資金問題における対応だ。彼らは実際に胸を張りつつ、政治資金パーティーを禁止する法案を掲げた。ところが、政治...
かなり以前の話ではあるが、私はスパイ小説の大家と言われるフレデリック・フォーサイスの大ファンで、彼の著作を読み漁ったことがある。「ジャッカルの日」や「オデッサ・ファイル」などが世間で言うところの代表作だろうが、個人的には「第四の核」が面白かった記憶がある。ちなみにこの小説には、日本の初代内閣官房安全保障室長であった佐々淳行氏が実名で登場するというおまけつきだ。 そのフォーサイスの作品のなかに、「...
TBSの悪名高き報道テロ番組「報道特集」が、金平の引退と膳場貴子への交代によって、番組づくりの方向性に変化があったのかどうかは知らない。もともとこの番組をみる習慣がなく、青木理のような芸者を使うのではなく、ガチで反日を宣伝する番組だと言う認識があり、精神衛生上はかなり良くない??? 少なくとも私が見聞きする限り、関口宏が引退し、MCが膳場貴子に変わったサンモニが、以前に比べて少しはマシになったかとい...