連携強化加算 薬局勤務の皆さん、着々と2024年調剤報酬の準備を進めていると思います。何を隠そう私は全く資料を
調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。
調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
目次1 ビオチン大量療法1.1 皮膚病とビオチン ビオチン大量療法 ビオチン散の添付文書上の用量は、 ビオチンとして通常成人1日0.5〜2mg(本剤0.25〜1g)を1〜3回に分割経口投与する。 となっており、適応症につ […]
インディアンとノコギリヤシ インディアンにハゲはいないらしい。インディアンは嘘をつかないらしい。 確かにフサフサな印象はあります。 その理由の一つとして、前立腺肥大症に使われるサプリメントの「ノコギリヤシ」があります。イ […]
エンドキサンとアクロレイン シクロホスファミド(エンドキサン)やイホスファミド、メルファラン、ベンダムスチンといったナイトロジェンマスタード類のアルキル化薬は、第一次世界大戦中に化学兵器として使用されたマスタードガスに由 […]
予防接種健康被害救済制度 「新型コロナワクチンの副反応が出た」といって、治療を受けた方がちらほらみられます。 私には、医薬品副作用被害救済制度のイメージがあったので、「入院治療を必要とする程度の健康被害で医療を受けた場合 […]
目次1 RSウイルスの迅速診断キットは使えない?2 RSウイルス感染症 RSウイルスの迅速診断キットは使えない? コロナ禍でインフルエンザウイルスは流行しなくなりましたが、RSウイルスは最近流行っているらしい。 RSウイ […]
モイゼルト軟膏 モイゼルト軟膏(ジファミラスト)というPDE4(ホスホジエステラーゼ4)阻害薬として初のアトピー性皮膚炎治療薬が発売されるようだ。コレクチム軟膏が発売されて間もないが、またアトピー性皮膚炎に対する外用薬の […]
GLP-2アナログ製剤 新しい薬で、レベスティブ皮下注(テデュグルチド)という薬が出た。 この薬は「GLP-2アナログ製剤」で、適応症は「短腸症候群」だという。 まず、糖尿病に使われるビクトーザなどの「GLP-1アナログ […]
目次1 損益計算書の見方2 労働分配率 損益計算書の見方 皆さんは、自分の薬局の損益計算書を見たことがあるでしょうか?損益計算書のことを、英語で「Profit and Loss statement」と言うので、 P/L、 […]
目次1 バクタミニ配合錠1.1 バクタで新生児黄疸? バクタミニ配合錠 いつの間にやら新製品、バクタミニ配合錠という薬が出ていた。 これまでのバクタ配合錠の直径は11mmという大きさと原薬の苦みのために、小児や高齢の患者 […]
目次1 胃腸炎の原因は変な物を食べたから?2 食中毒は夏に多い? 胃腸炎の原因は変な物を食べたから? 患者さんから病歴を取る時によくやってしまう間違った聞き方としては、「何か変な物を食べませんでしたか?」という聞き方があ […]
目次1 体臭予防には重曹がいいか、ミョウバンがいいか?1.1 ミョウバンの消臭効果1.2 足の臭いが気になるときは重曹を使うと消臭できる 体臭予防には重曹がいいか、ミョウバンがいいか? 体臭に効果のある成分として重曹水や […]
目次1 カナグル型とデベルザ型1.1 SGLT2のサブタイプ カナグル型とデベルザ型 SGLT2阻害薬に大した違いはないが、稀に処方変更されることもあり、「違いは何?」と患者から突っ込まれることもあるので、細かい違いにつ […]
目次1 腎不全に適した糖尿病薬1.1 糖尿病性腎症で血糖値が下がる 腎不全に適した糖尿病薬 糖尿病患者は徐々に腎機能が落ちていく。しかし、腎機能が落ちて、重篤な腎機能低下状態、透析が必要な状態になると、今まで使えていた糖 […]
目次1 SSRIによる出血1.1 サインバルタと痛み1.2 抗うつ薬が痛みに効く?1.3 抗うつ薬がかゆみに効く? SSRIによる出血 パキシルなどのSSRIの添付文書には「出血の危険性を高める薬剤を併用している患者、出 […]
パキシルCR開封後の使用期限 パキシルCR錠6.25㎎は、「減量又は中止時のみ」しか使えないため、処方を見たこともなく、まったく知らなかったが、パキシルCR錠6.25㎎のアルミ包装には、「アルミ包装開封後は6カ月以内にご […]
クイズ 問題 選択 解答 正解数は問です。 抗不安薬一覧 作用機序 ベンゾジアゼピン系抗不安薬:BZ受容体に結合し、抑制性のGABA系神経の機能を亢進させる。大脳辺縁系や大脳皮質の神経過活動の抑制により、抗不安作用を示す […]
目次1 グレリン様作用薬1.1 エドルミズの用法 グレリン様作用薬 エドルミズ(アナモレリン塩酸塩)という、がん悪液質に適応をもつ薬がある。 そもそも「がん悪液質」についてよく知らない。 がん悪液質は「通常の栄養サポート […]
目次1 モビコール配合内用剤の味1.1 塩分制限患者にモビコールは禁忌? モビコール配合内用剤の味 モビコール配合内用剤の飲み方について、添付文書上の用法は、 本剤は、水で溶解して経口投与する。 とだけ、書かれている。 […]
プロトピック軟膏の用法 プロトピック軟膏の用法について、添付文書上は、 通常、成人には1日1~2回、適量を患部に塗布する。なお、1回あたりの塗布量は5gまでとする。 となっており、1日1~2回なので、朝にも夜にも塗って構 […]
インスリン製剤は1か月で捨てる? トレシーバの添付文書をみると、「適用上の注意」に、 2. 保存時使用中は冷蔵庫に入れず、室温に保管し、8週間以内に使用すること。残った場合は廃棄すること。 8週間ももつんだ。と、初めて知 […]
クイズ 問題 選択 解答 正解数は問です。 褥瘡治療薬の特徴 褥瘡治療薬 DESIGN分類と主な外用薬E浸出液:カデックス軟膏、デブリサン、ユーパスタS大きさ:亜鉛華軟膏、アクトシン軟膏、アズノール軟膏、ソフレットゲル、 […]
クイズ 問題 選択 解答 正解数は問です。 オピオイド一覧 オピオイドの特徴 オピオイド換算表 オピオイドのレスキュー使用量 レスキューとはオピオイドを定時使用中に疼痛が増強した場合に使用する速効性オピオイドのこと(徐放 […]
目次1 劇薬とは?1.1 ジフラールは劇薬じゃない?1.2 劇薬は他の薬と分けて保管すべき?2 劇薬っぽい普通薬 劇薬とは? 劇薬や毒薬は、普通の薬と比べて毒性が強く、副作用の発現率も高く、薬効も強いもの。一般的にそうい […]
胃酸で胃もたれ? 胃酸の分泌を抑える薬には、H2ブロッカーやPPIなどの制酸剤があります。 胃酸の出過ぎによる、胃痛、胸やけに、それらの制酸剤は効果的です。 しかし、胃もたれの症状に、これらの胃酸を抑える薬は効くのだろう […]
クイズ 問題 選択 解答 正解数は問です。 抗結核薬の特徴 抗結核薬の副作用
管理薬剤師の実務経験 私が若いころは…というか今でも、実務経験1年足らずで薬局長就任というのは珍しくありません。 2021年6月25日付で策定された「薬局開設者及び医薬品の販売業者の法令遵守に関するガイドライン」には、 […]
クイズ 問題 選択 解答 正解数は問です。 NSAIDs この薬は炎症や痛みに関与する物質(プロスタグランジン:PG)の生成を促進する酵素(シクロオキシゲナーゼ:COX)の働きを抑えることにより、プロスタグランジンの生成 […]
クイズ 問題 選択 解答 正解数は問です。 ニューキノロン系 ニューキノロンとは、合成抗菌薬の系列の一つである。DNAジャイレースを阻害することにより、殺菌的に作用する薬剤である。キノロン系をもとに人工的に合成・発展させ […]
ヨクイニンエキス錠の吸湿性 ヨクイニンエキス錠の用法は以下のようになっている。 ヨクイニンエキスとして、通常成人1日1.0〜2.0gを3回に分割経口投与する。(ヨクイニンエキス錠「コタロー」は、通常成人1日9〜18錠を3 […]
クイズ 問題 選択 解答 正解数は問です。 認知症治療薬 認知症患者の脳内では、記憶や学習に関与する神経伝達物質のアセチルコリン(ACh)が枯渇している。また、興奮性神経伝達物質のグルタミン酸(Glu)が過剰に放出され、 […]
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連携強化加算 薬局勤務の皆さん、着々と2024年調剤報酬の準備を進めていると思います。何を隠そう私は全く資料を
肝性脳症と高アンモニア血症と抗菌薬 肝性脳症の予防では、血中アンモニア濃度の上昇を防ぐために、腸内アンモニア産
低亜鉛血症治療剤ジンタス 低亜鉛血症治療剤「ジンタス」という薬が2024年1月26日に製造販売承認を取得してた
ギャンブル依存症とドーパミン 大谷翔平の通訳だった水原一平が違法賭博に関与していたとのことで一躍注目された「ギ
アレジオン眼瞼クリーム アレジオン眼瞼クリームという製品が、2024年3月26日製造販売承認を取得した。 効能
フェンフルラミン フィンテプラ内用液というてんかんの薬がある。適応症は、Dravet症候群とLennox-Ga
紅麹コレステヘルプ 小林製薬の紅麹コレステヘルプによる腎機能障害による死亡報道が世間をにぎわせています。紅麹は
動物用医薬品 最近、ドラッグストアでも見かけるようになった動物用医薬品。ペットショップやホームセンターで見かけ
シロップ剤の調剤 薬剤師の皆さん、シロップ剤の賦形はどのようにしているでしょうか?ルールはあるのでしょうか?
レバミピド懸濁性点眼液2%「参天」 しばらくブログの更新を疎かにしていると勉強意欲も薄まって、知らないことがな
同じ成分の薬 同じ成分だが、医薬品名が異なり、効能効果や用法用量が違う薬がある。 例えば、タダラフィルという成
テナパノル塩酸塩 2024年2月20日にまた新しい高リン血症治療薬であるフォゼベル(テナパノル塩酸塩)が発売さ
メトロニダゾールとアルコール メトロニダゾールにはジスルフィラム様作用があるので、アルコールと併用注意になって
内臓脂肪減少薬アライ 2013年頃に武田薬品工業から「オブリーン(セチリスタット)」という肥満症治療薬が薬価収
カプセルの大きさ ラゲブリオカプセルって大きいよね、って思って調べたら長径21.7㎜と2㎝強の大きさ。バルトレ
肥満症薬ウゴービ皮下注 ウゴービ皮下注という、GLP-1受容体作動薬が2023年11月22日に薬価収載される。
抗血栓薬は「血液サラサラにする薬」 服薬指導時に聞かれる質問としては、「この薬はどういう薬ですか?」「他の薬と
骨粗鬆症治療薬と血中カルシウム濃度 骨粗鬆症に使われる薬と聞くと、血液中のカルシウムを増やすような薬が多いんじ
認知症治療薬は「物忘れを防ぐ薬」 服薬指導時に聞かれる質問としては、「この薬はどういう薬ですか?」「他の薬との
ビタミンKと骨 ワーファリンはビタミンK拮抗薬で、ビタミンK製剤は骨粗鬆症に適応がある。 ビタミンKは、血を固
ジクトルテープの処方枚数制限 ジクトルテープはジクロフェナクナトリウムを成分とした貼付剤である。 そう言ってし
ステロイド点眼薬は緑内障に禁忌? ステロイド緑内障という副作用もあるので、「緑内障にステロイドは禁忌」と思って
ポイント原則禁止 当方はドラッグストア勤務の薬剤師なのですが、「調剤にポイント付きます」アピールせよとの上から
多汗症と塗り薬 多汗症に使われる塗り薬として、エクロックゲル(ソフピロニウム臭化物)、ラピフォートワイプ(グリ
エネーボとエンシュア 「エネーボとエンシュアリキッドの違いは何ですか?」と聞かれて困る私です。 栄養剤のデッド
不整脈の薬で低血糖? 不整脈の薬のシベノール(シベンゾリンコハク酸塩)には低血糖の副作用がある。抗不整脈薬と低
SU剤の二次無効 SU剤の効果が、飲み始めた頃に比べ、長期に飲み続けていると、効果が薄れてきたり効かなくなって
リポ蛋白リパーゼ活性薬 レセコンの監査システムで、エパデールとベザトールが同効薬の重複投与としてチェックされて
抗CGRP抗体 片頭痛の原因として、「三叉神経血管説」という仮説があります。片頭痛が始まる時、三叉神経から、C
ALS治療薬 筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬としてラジカット内用懸濁液2.1%が2023年3月15日に薬価
アリドネパッチ 認知症治療薬の貼り薬といえば、リバスタッチ/イクセロンパッチ(リバスチグミン)しか知らなかった
経鼻インフルエンザワクチン 厚生労働省の専門部会は2月27日、製薬大手の第一三共が承認申請していた経鼻インフル
SGLT2阻害薬と腎機能 SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬であり、糖尿病性腎症を防ぎ、基本的に腎機能低下を抑制す
上皮機能変容薬 最近みかけるようになった新しい下剤のカテゴリー、「上皮機能変容薬」。 グーフィス、アミティーザ
β遮断薬と抑うつ症状 インデラルやテノーミンなどのβ遮断薬には「抑うつ症状」という副作用がみられる。 交感神経
アリムタとパンビタン末 アリムタという抗癌剤の注射剤がある。葉酸代謝拮抗剤である。適応は、悪性胸膜中皮腫および
クレストールの吸湿性 クレストールのPTPシートは、以前は中の錠剤が見えない両面アルミのPTPシートで、201
円形脱毛症とオルミエント オルミエント(バリシチニブ)はヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤という免疫抑制剤です。
妊婦とCa拮抗薬 妊婦にCa拮抗薬は禁忌、という理解であったが、2022年12月にアムロジピン(アムロジン/ノ
IgG4関連疾患 IgG4関連疾患という病名を初めて聞いたので調べてみる。 IgGは免疫グロブリンGのこと。免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があります。 Ⅰ型アレルギーがIgEで、Ⅱ型ア […]