一級建築士試験は平成21年度から新制度となり、製図試験において計画の要点等の記述が要求されます。
一級建築士試験は平成21年度から新制度となり、製図試験において計画の要点等の記述が要求されます。このブログでは一級建築士製図試験対策として、平成21年度試験「貸事務所ビル」の計画の要点等の記述の模範解答となるフレーズを掲載していきます。
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ベタ基礎の二重スラブ部分をピットとして利用し、雨水、雑排水、湧水槽を計画した。なお、下水道本管は、地下ピットより高い位置にあるため、ポンプアップにより放流する計画とした。
ヒートアイランド現象を引き起こす原因の一つに、緑地の減少による蒸発潜熱の減少などがあげられるため、敷地及び屋根を出来るだけ緑化するとともに、駐車場は浸透性アスファルト舗装とすることで、保水性の向上を図った。
・天井高の高い多目的展示ホールは、敷地の低いレベルに配置し、合理的な断面計画とした。また高低差1.5mを解消するためのスロープ及び階段は、出来るだけ敷地傾斜の中央部あたりになるよう計画し、造成が最小限にとどまるように配慮した。
展示室4室のうち2室については、荷解き室に隣接させ、直接搬入できる計画とした。また、2室については、閉館後の搬入を考慮し、アクセスしやすい計画とした。
・貸展示室は、多目的な使用に対応可能な大空間を構成するため、鉄骨梁を採用し、構造耐力の確保と梁せいの適正化を図った。なお、大スパンに過大な荷重がかからないよう、貸展示室の上部に基準階を計画しないようにした。
・基準階と1階の排水系統は、1階での逆流防止のため、別系統とし、排水枡をそれぞれ設けた。また、建物内の横引き配管や外部の排水経路を出来るだけ短くならないようにPSの位置を考慮した。また分流式として、雨水排水だけでなく雑排水系統も分け、メンテナンス性に配慮した。
天井面に配線ダクトを設置し、多様な展示物のレイアウトには、スポットライトにより対応できるようにした。 また、室全体については、照度効率がよく、演色性に優れたメタルハライドランプを用いる計画とした。 一級建築士学科試験3ヶ月独学合格応援ブログはこちら
講演会、集会室等にも使用する多目的展示ホールは、冷暖房負荷及び換気負荷が上がる可能性が高いため、充分な風量と風速を確保した。また補助暖房として管理が簡単な電気式床暖房設備を併設した。 一級建築士学科試験3ヶ月独学合格応援ブログはこちら
・屋内消火栓は、施設利用者による初期消火設備であるため、容易に位置が確認できるよう配慮した。また防火対象物の階ごとに、その階の各部分からホース接続口までの水平距離が25m以下となるように各階に2箇所設けた。 一級建築士学科試験3ヶ月独学合格応援ブログはこちら
・非常用照明装置は、床面において水平照度が1ルクス以上(蛍光灯の場合は2ルクス以上)を確保することとし、貸事務室から避難階まで、廊下、階段等避難経路に適切に設けた。 一級建築士学科試験3ヶ月独学合格応援ブログはこちら
省エネルギー及びグレア防止を目的とし、全般照明の照度を低く設定するとともに、机や戸棚等に組み込んだ照明器具によって局部的に作業面を照らすタスクアンビエント照明の計画が出来るようにした。 一級建築士学科試験3ヶ月独学合格応援ブログはこちら
・送水口は、消防ポンプ車が容易に接近できるよう、西側道路に面した壁面を設けた。また放水口は、南側の屋外階段の各階の床面より50�p以上、1m以下に設け、消防隊の消火活動に配慮した。 一級建築士学科試験3ヶ月独学合格応援ブログはこちら
・水道本管の管径が小さい地域においても、受水槽を設け、ポンプアップによって各階に直送することで安定した水量が供給できる利点がある。ポンプの故障時等を考慮して2台設置し、自動交互運転を行うこととした。 一級建築士学科試験3ヶ月独学合格応援ブログはこちら
・守衛室を管理用通用口付近に計画し、常駐管理体制とした。 ・主要な出入口に防犯カメラを設置し、24時間管理体制とした。 ・休日や夜間に無人となるフロアに対して、EVの不停止となる設定が可能な計画とした。 ・管理事務室及び守衛室の前を通らないとEVや階段にアプローチできない計画とした。 ・ビル関係者に対してICカードによる入退館チェックをする計画とした。 ・各施設利用者の動線、と立体駐車場へ…
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