家の近くには、一つの踏切がある。 駅から幾分離れた旧街道沿いに位置する、何の変哲もない踏切は、 昼間はただの交通の通過点として機能する、単線鉄道との交差地点。 コインランドリーの裏手、築四十年を超える
虫の卵 insect eggs 夜道を歩く。 帰り道、郊外で右手に空き地とか、田んぼが見える。 遠くに電車が、ガタンゴトンと過ぎてゆくのが見える。 何もない町だけど、 そういうもの淋しさも時には美しく感じ―――
another world モウココニハ ダレモイマセン チニメリコンデユク ユウウツナコエ ナニヲサガシテ イマスカ? コエガシタ クビヲフッタ ソウデスカト コエガシタ アシオトガキコエ トオザ
さいのうのつかいかた さあ、あたいの光線銃で、 勝負だぽわわん(?) 寝言は寝る前に言えなのだぽわわん、 さあ早く抜け、 脱ぐなよぽわわん(?) 語尾が気になるぽわわん、か? 泡の精霊なのだぽ
454 *にゅうがくしきからへんなやつにめをつけられた(?)
いろいろおかしい 君、まさか・・・・・ニュー・・・タイプ・・・(?) それは破滅と再生の、 スクラップ・アーム・ヘッド・クラッシュ(?) 暁気導闇の残音洞のしらべ、 パッショネイト・サンからの、 デスア
Dazzlingly 聴いてくれなくても、 (空へ昇ろう、半熟卵の卵黄のような月、 病気にかかったような、汚れた色をしてる、) 加速器保護用球ギャップ。 、、、 いいよ。 ///ノイズ [共通化/標準化]
molestation 痴漢をする人というのは、 「ガラガラでも隣の席に座ってくる」は、 すごくポピュラーだ。 でもこんな言い方をする事自体、 僕がもう社会に対する期待や希望を失っている、 という言い方も
発掘 Excavate 僕の故郷であるビキハノシティーは、 ヤマトタケルが没後この地に舞い降り、 「羽を曳くが如く」飛び立ったという白鳥伝説があるが、 まあそんなのは嘘に決まっているのだが、 二〇一九年
drone ドローンとは何だと思う? と聞いてみる。 そうすると、 「空を飛んで綺麗な写真や動画を撮る」と答えた。 模範解答は、いや世間一般の手触りの良さで言うなら、 「効率的なデータ収集や高精度な地
Artificial Intelligence AIという言葉はだいぶ前から言われているけど、 対話型AI「ChatGPT」や、画像生成AIなどが出てきている。 規制しろ、このままだと人類は滅亡するだのと言われている。 仕事の四分の
砂漠 砂漠という言葉を聞くと、想像してしまうことがある。 そこに、一人の人間がいる。謎のピコピコ音がして、 ゲームスタートというわけだ。 棒人間、へのへのへもじでもいい、CPU、 仮名A、何でもい
猫先輩 可愛い猫が公園にいました。 サバンナでは、ライオンと蛇が戦っているのに、 都会では、人間に猫がすりよります。 これは何しろすごいことです。 皆さん、思いませんか。 発想の転換ですね、 利用
傲慢 ふえー、知らなかった、 苺のぶつぶつって、実なんだ。 博識なんだね、賢いんだね。 じゃあ、ウェスターマーク効果って何? わたしね、百科辞典読むのが趣味なんだ。 じゃあ苺知ってたんじゃないか
The secret of beautiful words or the principles of music 落雷の後に美しい旋律が甦ってくる、 時間から切り離され、 言葉からも切り離されたというのに。 ロイヤリティー諸島の、 ムリ・ビーチの細か
この夜は 風が起こって木の葉が揺れてはじめて、 物言わぬセーヌ河になったのさ。 夢のヴェールを下ろして、 心拍数が、一三〇から一四〇。 脳の酸素容量が減って、 言葉はこんな時に、感覚的神経記号で
駄菓子屋へ自転車のスタンドを止める。 (宮澤賢治のように三ツ矢サイダーを買おう、) 子供たちの笑い声が聞こえる。 ガシャポンだ。 ノスタルジックフレイヴァ―のする木造住宅、下町情緒。 百年前からずっ
馬鹿 別に誰かを庇おうと思って言うわけではないが、 遠すぎて想像力が及ばず抽象的な関係にとどまる、ということもある。 株やFXなんて知らない人にとっては、 ヒステリーやノイローゼの一つと言い放っ
ニューカレドニア というかカグーを見に行く ニューカレドニアは南太平洋に浮かぶ、 フランスの海外領土で、 政庁所在地ヌーメアのある、 ニューカレドニア島(グランドテール島)や、 ロイヤルティ諸島(
ホストという仕事 ホストをやってる八割は、日給ホスト。 歌舞伎町では一か月で百人が辞めて、百人がホストになる。 ホストの条件とは何だろう、 「ルックス」「スタイル」などのビジュアルは前提条件だろ
氷 ice 氷の透明度と硬度を左右するのは、氷の結晶体の大きさ。 ウィスキーやカクテルには欠かせない。 一九五〇年代には、氷屋という商売もあった。 アンモニアを使って熱を奪って氷をつくるのだが、
bird 君が時を流れさせる夏の恒例、美少女罰ゲーム、 青い鳥逃がした。 屋根裏部屋の、 一番高い小窓に小鳥がやってくる確率、 心が描いてゆく図形。 ねえ、グーは35パーセントで、 パーは33.3
437 *あるいは何故写真詩で、写真詩的アプローチが成立しないか
Farewell 曲がりくねった、 道・・・未知―――。 (通り過ぎたんだろ―――う、ね・・) (思い出せないけど―――いま、は・・) 誰にもしられずに、 「終わっていくんだね・・・) 「辛いんだね、悲しいんだね・・・」 い
glass shards 戒厳令を敷いた陰気なくすぶり、恥ずかしい一皿。 鍵と鍵穴。 (音楽は空気のように軽やかに澄み渡るけど、 電気じゃなけりゃ嫌で、反射光線じゃなきゃ願い下げで、 息もできない、口も閉じ
朝 霊魂の翳り、幻覚、知覚の歪み、 ―――青い酔った焔の揺らぎ、 夜明けの鶏小屋で見つけたものは・・・。 タイプライターを打つ時」 顫音/体温 心の中は爆弾かかえた アナーキスト」」 アナーキスト
シロナガスクジラ 君のこと好きだよ、エンドルフィンの分泌が確認されたから(?) 道路の真ん中でバスストップ、 ジュリエットとロミオの疑心暗鬼法(?) 君はシロナガスクジラの哀愁を感じるんだ、
no one really understands 貧しいことは、悪なんだ。 ある子供は言う、 この世界は天国か地獄なんだ、 と交霊述西汪文鳴しながら。 口うるさい母親に育てられた。 ある子供は言う。 この世界
There's not always tomorrow left 何もない夜だった 粛かな夜だった 胸が五月蠅かった 涙が流れた 言葉をもたない悲しみは 言葉の分だけ深まった
前世 見定め難い、 何の手ごたえもない死の想いを添える、 凄愴な緊張の糸。 鉈を揮って吊り橋を落とす。 超高分子量聚乙烯の感触。 琴钢丝。 蜈蚣のように右へ左へうねり、 幾十年かの歳月が葬り去られ
tacit understanding 君トイル、意味、ハナイノ、 ハッ、 オウトツコスッテ、果テルダケ、 眼玉ッ、火傷サ、口ノ渇キ、 共鳴ッ! パッ・・パッ・・パラシュウゥト(シテ、) ―――二ツノ瞳トヱヴェレスト。
さわやかな風が吹いて 木洩れ日の中にふりそそぐ陽射し、 ぐんぐん進むマウンテンバイク、 (あめは こずゑのなかにあり・・・・・) 無人駅、プラットフォーム。 バスは数本、電子マネーが使えない。 コン
煙が匂って I smell smoke すべてが嘘になっていたんだ、 名付けるということで否応なしに名前が、 後を追いかけてくることを知ったん―――だ・・。 エフェラメルの中、蜃気楼・・。 夜空に、ほらこだまし―――
put on a bandage, remove a bandage 刑事不介入、 第三者が立ち入ることも、 まず出来ない、 黒白の切片の配置、 線の並列交錯に現われる、 節奏や諧調のような、 家庭内の問題、性格上の不一致、 そこ
S 雲は淡々、様々、Go Round! 光の模様が踊り狂う目蓋の底の夢の中、 ふわり浮く、 “情報転送 可視光伝達、共通感覚探索―――” (鳴り響く、) 課題やタスクについては自動化・習慣化が進み、 効率的な
兄と妹 ちょっと兄面すんなって、キモいんだよ。 クラスメイトに見られたら囃されるんだよ。 洗濯物もそうだけど、一緒に洗わないでよね。 え? 血つながってないの? えーと、コホンコホン、お兄ち
運命 今日のことを忘れないでねと十歳の彼女が言う。 三十年後の未来から来たの、と。 未来からと真顔でオウムのように繰り返したあと、 破顔して、 じゃあ、もう四十ぐらいかと言った、 そうすると二
扉 夢の中で、メリーさんという小さな女の子が出てくる。 メリーさんは年端のいかぬ感じで、十歳かそこらあたりの女の子で、 フリルのついたドレスをきている。 真っ白な顔に少しグレーがかかったような重い
怪 苔生した階段が増える、 耳の穴の奥でひとしきり、 ゴオと風の音がする。 夜の二時頃。 丑三つ時。 また月のない夜。 墓地で、戦時中の防空壕もあり、 戦前からも姥捨てなどの話があった地域。 神佛
金縛り なんだったら、こういう言い方をしようか。 僕は呪詛のかけ方を知っているので、あなたに死ぬ呪いを掛けよう。 だって、あなたは「呪い」というのを信じていないんでしょ? あなたは「神通力」という
馬鹿の王国 僕の頼りない内臓に地下水が入り込む、 嗅覚だけで。 苛立ち喚こうと―――。 異常な程の吸収能力、 停止された虚無、抑圧、異常性、閉塞、 ここは無人の惑星でない、 巨大な宇宙空間で瞑想
kamome studio「窓」 アイはじまってます 覗き込めよ この変態野郎 檻の気分はどうだい 今日も奴隷かい?
神社皇帝 ゲイシャはジンジャへいく。 てんぷら。 ラーメンはニンジャする。 ふじやま。 にほんの人は、 ニッポンのヒトです。 じぱんぐ。 さらさらのぱらぱら。 ばきばきのぺらぺら。 でもね、
曲がり角 眼がさかなのように泳ぐのは、 ぎんの数珠を並べたからだ―――ね。 つやな趣のあるやまから、 葡萄酒のような雨が降る、 ちいさな坂道をのぼって、 静脈のような青い春をなつかしみ、 血管の中に
from night to morning あかんぼになる煤紙、句読点を産んでゆく。 疑問符を孕ませてゆく。 常に、継続的に、等しく、須らく、尽く。 ―――平和。 息を殺してる犯罪者、 冥府が十全に機能したような夜、
日の底 地の黒い割れ目と、 見慣れない屋根、 靴すべりを使って家を出た。 このところ急に忙しくなって、 今日東京に着いたところです。 ―――酒が飲みたい。 静寂を焼き切りにか
答えは刺さるのではなく、 答えは最初からある刺 力学に興味があるんだ、 君は人間の始まりや終わりに興味がある。 問い掛けの中に問い掛けがある、 逆向きの作用がある、遠心力がある、 力の場がある。
The mysterious temptation of the sun 太陽にもし感情があるなら 向日葵にでもなりたかったんじゃないか いや違う 別にえらそうなことを 言いたいのとは違う 真夜中 夜の道を歩きながら どうして
君がいたあの場所から From that place where you were 幼馴染がプラットフォームに立ってた。 空、ゴミ、人が遠景で浮かぶ引き戸を開けると、 乱暴な叙情。 ジャングルジムにタンスの防虫剤を見つけたよ
land of mirrors ひと月に一度か二度、 見知らぬ駅を見る。 水晶体が感光する。 心象レンズへ、と。 (君を、)思い出させる、 ―――綾を織る。 羽化が始まる。 スパイダー・ウェブ(へ、) ユング・ザ
ロード トラックに積まれた不法廃棄は、 まるで缶珈琲のタブ引き起こす一瞬だった。 町がうらぶれた細胞みたいに遠ざかり、 黒に染まる。 フェード・アウトのタイミング―――で・・、 (思ったことのない、
petrify 見回りの足音に、せーのでプールに潜った。 酸が金属を侵蝕するみたいに、 錯乱に満ちた光もそりゃ、諧謔でもって。 息がまだなくならない。 壁に焼き付けられた影のように、 周辺には避難警報。
If you smile, there will be a hole in the balloon あはは、 いいね、それ、 ふふ、 君が、 わたしを? アハハ、 駄目だ、 止まんないや。 ふふっ、 幸せにすりゅって、 すりゅって、 ふふ、
A smile heals all wounds 終わらない朝があった―――な。 終わらない夜もあった―――な。 笑って笑って、 今が一番大切だよ、 返品有効期限も切れるし、 レシートなんか捨てたでしょ。 クーリングオフっ
do you like summer? バスが去っていく後ろ姿を、 見つめて、また歩き出す。 傷口から釘が出てくる、 これはあなたですか? テンプレートに沿った、 バス停から見える踏切。 言葉の中に溶けてゆく、身
I can feel the desert on the other side of my memory 長い悲しい―――声、が、した、 ワグナアの音色、ドビュッシイの景色。 君にも、思い出せないぐらい、硬く薄い、笑顔、 君にも、切なくて考えられな
the windmill continues to turn スマートフォンでLINEを打ちながら、 一寸の幸せに一尺の魔物がつくように、 凄艶な光をたたえて悪魔が眼の前に立っていたら、と思う。 急傾斜、曲線、凸状、振動、 白黒
My dreams are hot, my heart is cold よくわからないけれど真夜中にマラソンがしたくなって、 歩き始めた。 どういった理由で警察官になったんですか、弁護士になったんですか、 医者になったんですか―――と
コンビニについて考える詩人 コンビニへ行く。 出店方式が多彩でやたら提携をしたがるローソンや、 自社製品に強く店舗数が圧倒的なセブンイレブン、 そして実は日本発祥の草分けコンビニであるファミリ
ノーフォーク島 オーストラリアというと、 オセアニアで、東西約一万四〇〇〇キロ、 南北約一万キロに及ぶ広大な範囲を持つ。 オーストラリア大陸と大部分が南太平洋にある、 太平洋諸島を合わせた総称だ
400 *じゃジュースおごるからフランス料理おごってね(?)
Adult women are not Cinderella ねえ、だって。」 もう、だって。」 魔法は、解けてしまう。」 余韻は呪縛なの、恋の口どけの甘さなのに。」 後ろ髪引かれた一抹の不安と、雷の直撃。」 やり直したい。戻
399 *しょしんわすれず みつごのたましいひゃくまでも(?)
おんがきゅ きみのすてきなかいがんに、 あきかんをすてるー♪ ジュッジュッジュッ(?) んー、いい感じ。 きみのすてきなじんせいに、 やぶからぼうにむちゃぶりするー♪ じゃアメリカ行けよ(?) ん
グッドバイJーboy huu...片手腕立て、 「いいね〜〜! 最高〜〜〜〜〜!」 huu...hoo(?) 「手拍子」「拳を天に突き上げる」 R&Bのエッセンスで金太郎飴、 マトリョシカじゃNO! NO! 「
犯人 は この中に おる 政令指定都市の集団犯罪
さよならの街 どんな角度から見ても、 すごく自然な郊外を、 国家的な儀礼みたいに、 通過する、 敏感な触角のような髪の毛で、 雪がきそうだなと夢の続きみたいに思う、 誰も聞いていない、アナウンスが
tomato juice cafe au lait 重要なそのスタイルは、冷凍されたレタスによく似ていた。 石膏という字と、斥候という字が思い浮かぶ。 限定されたその強力なツールは、 防壁をぶち破らずにスピードに任せて
雨音と体液 rain sound and body fluids つながらない電話じゃない、 誰もいない朝じゃない、 ただ心の奥から、 生きている人間を盗む、 声が聞こえただけ。 夢に羽根が生え、 他人の眼に天国が墜落し
マイナスが惹きあう フラジャイルに乾杯に乾杯 Negatives attract each other Cheers to Fragile
注目して。 作法もなく大胆に伸ばした足が、 釣り糸にかかった魚のように、 身をくねらせたことを。 夏休み、 夜の学校の匂いが、 水に餓えた獣の舌を連れてくる。 Pay attention. His legs were stre
風見鶏 空に靴を蹴り上げたら、 二度と戻って来なかった、 そんな伝説。 そんなよもやま話。 でも信じる人に、 信じたい力をくれる。 裸足で歩いて家に帰るのも、 池に落ちて濡れて帰るのも、 そんな
酸数 暴力的な花が、 二等辺三角形に、 見えた。 わたしは、 円形や球体に、 なりたいの、 だろうか。 点を線でつなぐたびに、 時間や距離を省略して、 答えが現れる。 日増しに複雑になる、
銅徳 痛み止めなしには越えられない、 退屈な風景に花を添えようなんて、 思わない。 高速で人が動き出したら郵便物も、 爆弾になる、段ボールをかむった男も、 傘をファッションにした女も、 犬の散歩
戦脳 バラバラ死体のような百人一首の視界は 「立入禁止」と書かれた屋上から。 臨界戦線の幕開け、壊れているとしても―――。 それでも息をしたい、 逃げ道を防ぐ厚い壁とフラット化する世界、 “ジーンズ”
4 p.m. on the loudspeakerThe waltz is about to spread, The slave traders are about to be arrested. 午後四時、スピーカーから 拡がる、これからワルツが、 これから奴隷商人の摘発。
ラブコメ わたしが横目でお前を見ていた証拠があるか? わたしはたんにお前の横を見ていただけのことだ そういう日が続くこともある しかしながら お前がわたしに文句を言いたい 照れるという勘違いをした
Actors in the fictional world 如才なく振舞うこともできるけど 傍にいて笑って下さい 心理学や哲学では越えられない苦しみを 愛の買えるコンビニで癒せるけど 懲役みたいな虚しさをあなたはどうしよう
恋が終わった なんて言うと 途端に可哀想で 悲劇的な ヒロインみたい だから わたし 海に飛び込んで みたんだ 息継ぎもせずに 流れ星を 見たんだ
Neither I nor anyone else is designed to be tested. 背中に金色の矢を注ぎ、 都会のビルに血のような落日の舌が垂れさがり、 そして彼は潮風の匂いのする雑木林から、 こぼれた夕暮れの最後の光の微笑み
なんかすごい マヨネーズ 鳥たちが♪ ピヨピヨピヨ。 鳥なのさ♪ ピヨピヨピヨ。 おとうさん。 ピヨピヨピヨ。 すごいね。 ピヨピヨピヨ。 鳥たちが♪ ピヨピヨピヨ。 鳥なのさ♪ ピヨピヨピヨ。
夫婦喧嘩は犬も喰わない 転じて面倒くさいカップルは 誰も憧れない 「浮気をしましたね? 三度の飯より、 漫画飯、鉄板に飯―――ね?」 「ねって何、強要? してません」 「じゃあ、信じてあげます。わた
There are no real answers in my heart 特別でありたい女の子たちの見開いた瞳孔。 瞳を押したらコールセンター恋愛二十四時へ繋がる―――かも知れない。 でも以前よりも、出会った頃よりもずっと、影が深くな
never まぎれもない ドリーミーなスカイハイだって わかってたけどアフターグロウで レバーコントラストの法で パラシュートが開いたんだ インシネレートしたアンビリカルコード 頭蓋骨へ侵入する 切
say性所為 嘘をつくなよ。 やりたいんだろ? そうさ僕等は、 欲望の塊、 下劣な戦場の、 煽情の線状で、 Gの声を聴く。 フニャチン野郎じゃ、 口説けない。 傷つき方が勲章で、 大量殺戮の
reverse Variety is the spice of life (Step up your game) 収束する太陽への蝶、 ―――嘘の優越、不死の錯覚、 釘付けにされた運命―――が、 「視線」の【感染】を始める。 Eager beaverの君にも、 (
A storm in a teacup 役目を果たせず破れ去った解説書。 オブジェクトそのものの異常性で、 水に浸した兎の皮。 アブストラクトの造形が、 三十六計逃げるに如かずと言いなが―――ら・・、 制御機能の停止ボタ
ダイナミックジャイアネス かもちゃんは枝豆を塩ゆでし、 いずうさが枝豆から豆をせっせこせっせこ取り出した。 かもちゃんは缶詰のトマトソースを、 フライパンの上で沸騰させ、 そこにコンソメスープを
かもちゃん、 スーパータルタルソースを作れば かもちゃんが「からしマヨネーズ」と、 「タルタルソース」を取り出し、 業務スーパーで買ってきた「タマゴサラダ」の上にぶちまけた。 それで天才の料理の
future 鬱病は気分障害の一種だ。 社会の接点が少しずつ増える中で多くの苦難や困難を経験し、 見通しのつかない将来の不安を漠然と感じる。 学校や職場での人間関係。 大人としての責任と重
水位 water level 死は万物の定業、摂理ならば、 想像を絶した困苦や、欠乏、 酷寒、焦熱、孤独のわざわいを、 どうしよう。 搾りたてのトマトジュースのような、 明け方から日の暮れまで弛まず、
一杯の水 コップに水を入れ、 そして溢れた。 空気が足りない。 安全な飲み水を確保することは、 古の時代から重要な課題。 そして僕等は、 ペットボトルと同化した。 透明な傷を手に入れた。 空想
塾講師 塾と一口にいっても、すべての塾を称して「学習塾」と言い、 (習い事といってもいいわけだが、) その中で学校の授業をフォローする「補習塾」と、 (補習塾は、主に小中学生向けが多い印象がある、
牡の空気 ―――ボクシングジム。 騒音対策の内装工事がされ、 ロッカールームやシャワールームなどもある。 男性用更衣室には、 出席簿がわりに体重を記入するシートがある。 広い部屋の中で、十数人の男達
片思いも 楽しいけれど、 やっぱり「好き」って、 言われるのが、 いいよね。 君は「可愛い」を、 目指していて、 僕は「カッコいい」を、 目指す。 セックスの相手、 探すんじゃなく、 一生傍にいてほ
フリーメーソン フリーメーソンは、別に秘密結社ではない。 が、秘密結社に仕立て上げられうるような、 仕掛けもそこかしこにある。 ただ、ありとあらゆる結社に秘密が存在しないわけはなく、 公開結社とい
LINE STORY 「LINEでさー、ミホさ、母親がゴキブリに発狂したって書くんだよ、こいつ」 「レイコだって、父親がインキンタムシで、変な薬塗ってて、 すげー嫌だったってLINEしてきたじゃん、めちゃくちゃウケ
コーヒーナップ コーヒーには覚醒作用がある。 このカフェインには飲んでから効くまでのタイムラグがある。 タイミングよくコーヒーを使って、 スッキリ起きれるような昼寝をしようというのが、 「コーヒ
夏の日 山道に揺られながら、 病んだ紫陽花のような日輪が狂っていた。 色硝子の破片を降り落としているようだった、 なごやかなそよ風を無風とする陽の光に切り取られ、 揚羽蝶―――だった・・。 眼の中で
砂時計の中に、 最後の燐寸が白く光る。 影にやわらかい反射があたり、 一瞬。 カメレオンのような舌が伸びる。
ウィンカー SNS上で、 真っ直ぐ行けるけれど、 道路は大きなカーヴになっているという時、 ウィンカーをどうすべきかというのがあった。 実は兄の家に行くまでにこういう道路があって、 僕は原則入れる
日出ずる国 A country called Japan 頭の中に世界地図を思い浮かべると、 日本の右にはアメリカ、左に中国、 左上にはロシア、 世界の主導権を争う大国の中心にある。 この交差の中心にアジアの端にある
X-Day 化け物や怪物、 吸血鬼、妖怪、 伝説の生物。 恐竜。 人間の規格を問われる、 一瞬がある。 犬や猫や鳥に知性を与え、 補助的な発声器官を与え、 人間の言葉を話します。 ロボットは心を
黒魔術骨董品店 あら珍しいお客様です、 こんにちは、黒魔術骨董品店へ、 山奥異次元トンネル生と死の狭間で、 サハラ砂漠したようで、 ようこそでございます。 日本語がおかしい? 気にしなさんなよ、馬
サバイバル沖縄二泊三日、 都会の景色に疲れたので、 青春してみたー(爆) 沖縄最高、裸足で暮らすサバイバル二泊三日、 食糧は魚や、植物。原始的生活、まじさいこー。 落ちてたペットボトルで濾過装置つ
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家の近くには、一つの踏切がある。 駅から幾分離れた旧街道沿いに位置する、何の変哲もない踏切は、 昼間はただの交通の通過点として機能する、単線鉄道との交差地点。 コインランドリーの裏手、築四十年を超える
夜だから危ないということで、 家まで送る。 夏の夜。 止まらぬ揺らぎ、心の奥で溶けた言葉達。 混ざり合う影、形無き輪郭・・・・・・。
「貧者の一燈」という仏教用語、 マタイ福音書5章14-16節の「世の光」概念、 そしてモーゼ五書出エジプ
「人間」としての権利を剥奪され、 (記 憶 に コ マ ン ド ・ ラ イ ン ) 国家の都合の良いように再定義される。
素敵な夢だけポケットに 詰め込んであなたと渡る架け橋―――を・・。 コンビニで買った缶コーヒーの苦味が舌に残り、 スマートフォンの通知音が鳴る度に心臓が一拍飛びながら、 世界がもし美しいと思うのならと、
不.安.ば.っ.か. 運.ん.だ. 広角レンズに映るクリーム
無法地帯という言葉を聞いて何を想像するだろう、 存外、治外法権という言葉を思い浮かべるかも知れない。 とはいっても治外法権とは、国際法上の権利で、 在留外国人がその居住する国家の法律に拘束されない特権
これは一体何度目の冬? そしてこれは一体何度目の絶望? A
<ゴミ箱から異世界へ行きます> ...エアコンの室外機で、 “コマンド入力”する、 「※ コマンド入力によるアクセス可能」 [ライ
昼下がりの空気は、 まるで熱に煮えたぎる水のようにゆるく歪んでいた。 アスファルトの表面温度は摂氏五十度を超える
閉じられてゆく世界/こじあける世界 外出とは、僕等を覆う、薄くも強固な一枚の膜を破る行為だ。 それは、室内という、完璧に守られ、制御された空間から、 広大で予測不可能な世界という名の無限の可能性へ
コイン精米機 駅前のスーパーの、日陰になった隅。 真夏のアスファルトの底知れぬ熱気を、どこか遠ざけるように、 その機械は背を低く構えている。 薄緑色の鈍い光沢を放つ鉄の外装が、午後の傾きかけた日差
深夜の蒼色のレーダー図より 人類が、まだおぼつかない歩みで大地を離れ、 空という無限の領域へと、その視線を向けた、まさにその瞬間から、 戦闘機は、もはや単なる鉄と火薬でできた兵器ではなくなった。
狐影戦記 雨雲が、鉛色の重みを帯びて空を低く覆い、 その冷たい滴が、無数の甲冑の表面を濡らし続けていた。 一粒一粒の雨滴が、武士の兜の鉢金を叩く音は、 遠くで響く雷鳴にも似て、湿った戦場の空気を震
空豆 風の気配すら感じられない、とある静謐な午後。 畑の一角に、他の草木よりもひときわ高く、 向日葵やアスパラガスのように、 まるで誰かに見せるかのように、その青い莢を掲げる、 控えめながらも存在
洞窟の火と手の記憶 The Fire in the Cave and the Memory of the Hand 社会主義という思想の根底には、人類が持つ、 普遍的な感情が横たわっている。それは、 眼の前に広がる「不公平」への、燃えるよう
蝶の光、なめくじの夢 一九八〇年代後半、日本という国全体が、 まるで巨大な金色の泡の中にいた。 その時代、空気は、根拠のない楽観論と、高揚感に満ちていた。 富を欲するものは恥を忍び、傾絶せよ。
麦茶 夏の兆しが、まだほんのりと青い、 湿った空気の匂いに混じり始める頃。都市の喧騒から離れた、 あるいは古い住宅街の、とある台所で、 ひと鍋の麦茶が、静かに、そして緩やかに煮出されている。 窓辺
おお、あれが高く聳えし、呪われたバベルの塔 命綱なしで、 二一〇メートルの高層ビルの窓枠をつたって、 素手で登った男性もいれば、 命綱なしで、 高さ三二〇メートルのクライスラービルで、 高所作業を
はなびら 恒星「S2」の軌道は、 まるで宇宙に花弁でも描いているかのような、 ロマンチックなもの。 バラ曲線は極座標の方程式によって表される曲線で、 炭酸飲料などのペットボトルの底にある、 内圧
Question and Answer 人類は皆兄弟なのかという問い掛けがあれば、 全人類は二〇万年前に存在した、 一組の夫婦の子孫である可能性が高い。 ぼんやりと想像する、 アメリカ大陸の原住民と文明接触の悲劇
ネックレス ドイツでは、ツヴィシェンゴールドパーレンと呼ばれる、 十字架がついたネックレスが発見されており、 これが一世紀から二世紀のもの。 古代からペニスなどをモチーフにした彫刻や絵画は数多く
冒険 真っ暗な部屋の中に、 ブラウン管テレビだけが痛い程に光っている、 寒々しさ。 そんな不気味さと淋しさが同居したような光景。 闇の中で強烈な光を放つ物体は、 幼児退行願望や、 あの日、君が促さ
マイネイムイズ メールアドレス 何かの遊び? テキストフィールドに入力して、 ポップウィンドウにガールしたことを、 宣言します。 名前? メールアドレスは、 歩きます。 第三者の商標を含む一切
紳士/淑女 カッコいい男がいいと言う女の垂直安定板 けれど、可愛い女とか、美人の女が、 よかったことなんて一度でもあったのか。 群衆は黒蟻。 化粧やスタイル、言葉遣いにいたるまで、 集合体で、ど
パスワードの話 イギリスでは、ネット接続するデバイスを使うなら、 今までよりちょっとだけ頭を捻らねばならなくなる。 “12345”や”password”といった、 誰にでも想像できる安易なパスワードが禁止になるか
蚊の話 蚊取り線香も、 パソコンから蚊が嫌う音を出す、 フリーソフト「デジタル蚊取り線香」 なんていう時代があったわけだけれど、 殺虫剤の大手メーカーである、 アース製薬が生み出した、 光触媒技
Even today 飛行機の中にいるような気がする夜、 窓は丸くなる。 静かだ。けれど、 音がするものに囲まれている。 いつもは部屋の照明を弱くするけど、 今日は光彩の交錯、 小生意気な粉砂糖のコニャ
世界というものは 面と色とが互いに関係し合い、 “静謐な正比例” 「人体/動き/キャラクター」が音響する。 太陽は白孔雀のシンバルである時、 炸裂する柘榴石。 聖なる円環というように、 明日も繰り返
廃人のように、スイカ美味しいよね、 を繰り返す夏の日の少女 スイカ美味しいよね。 そういえばさ、コーラで、 消火できるらしいよ。 専門家はやめろ使うな、 ライフハック、 NGというけど、 水だから
木の切り株は、 死んでいるように見えるけど、 生きている。 氷山の転覆した時、普通は「白」で、 空気が入っているのが「青い」んだ。 氷河の中から、 未知の古代ウイルスが発見される。 氷というのは
明日の君はどうやって生きるの? How will you live tomorrow? 「ランダムアクトオブカインドネス」というのがある。 「見返りを求めない行為」のことを言い、 わらしべ長者的な、「親切」や「優しさ」の
珈琲 誰もがそれを見たことがあるに違いない、 ソーサーという受け皿から離し、 コーヒーカップを持ち上げ、 一口味わうという略奪―――を。 無力な叫び声のように、 何処にいたんだ? あまり時間がない
埠頭 埠頭で波の静かな呼吸が聞こえる。 太陽が失せてしまうと、夜の世界だ。 砂浜には、貝殻や、プラスチック、硝子、 シーグラスなどもあるかも知れない。 空き缶や、ハンバーガーの袋。
子守歌 象の子供に飼育員が、人間用の子守歌をうたうと、 すやすや眠ってしまうという話があったけど、 子守歌には鬱が塗りこめられている。 もちろん賽の河原へ連れて行くとか、 包丁で大根のように切り
鏡 儒学伝来以後、「鏡」は「知」 ハエトリグモに鏡を見せると、 踊るような挙動を繰り返すけれど、 これは明確な―――“威嚇”だ。 合わせ鏡で“無限の反射”を生み出すことは可能か、 という問い掛けがあ
十字路 自動運転になると信号機をなくせたり、 交通事故そのものがなくなる可能性がある。 この交通渋滞を起こさせないASBCは、 航空管制システムをイメージすれば分かりやすいが、 前提
クリップ 書類を挟む文房具のクリップ。 引っ掛けられる、だって穴があるから、 目玉クリップ。ピン系の画鋲と組み合わせると、 謎の無双感を発揮する。 食べかけのお菓子や使いかけの食材などを、 「パチ