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2009/08/09

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  • 古(いにしえ)の星空に想いをはせる―『古天文学の散歩道』

    ☆『古天文学の散歩道』(斉藤国治・著、恒星社厚生閣、1992年)☆斉藤国治さんの『星の古記録』(岩波新書、1982年)を読み、その感想をこの拙いブログに書いてからすでに12年。ちょうど十二支が一巡した今年、その続編とも言える本書『古天文学の散歩道』を読み終えた。前著と同様、さまざまな史料を猟歩し、幅広い古天文学の話題が紹介されている。各章のタイトル(目次)を列挙してみると以下のようである。第1章シャーロック・ホームズと天文学第2章柿本人麿が見た「かぎろひ」第3章芭蕉の「天の川」の句第4章『枕の草紙』についての天文考第5章建礼門院右京大夫が見た星空第6章『太平記』の妖霊星第7章日本の古代と近世の天文事情第8章傾国の美女と『詩経』の日食第9章漢詩の中の天文記事第10章先史時代の天文遺跡考-ナスカの地上絵第11...古(いにしえ)の星空に想いをはせる―『古天文学の散歩道』

  • 数学と「京大理学部」の魔力にはまってみたら―『数字であそぼ。(1巻~10巻)』

    ☆『数字であそぼ。(1巻~10巻)』(絹田村子・著、小学館、2018年~2023年)☆久々にアマゾンでコミックを購入。それも大人買い。『数字であそぼ。』の1~10巻、税込5500円也。ちなみに『数字であそぼ。』であって『数学であそぼ。』ではない。前々から気になっていたので、思い切って現在出ている全10巻をまとめて買った。数学ネタをメインにした数学マンガのように見えるが、数学などまったくわからなくてもおもしろい。むしろ、数学の奥深い魅力あるいは魔力に取り憑かれた学生たちの生態が、ユーモアたっぷりに描かれていて興味深い。主人公は抜群の記憶力の持ち主。その能力を活かして、ノーベル賞受賞者を多数輩出している憧れの吉田大学理学部に現役合格で入学した学生。吉田大学理学部は言うまでもなく京都大学理学部がモデル。ところが...数学と「京大理学部」の魔力にはまってみたら―『数字であそぼ。(1巻~10巻)』

  • アンからリラへ そして更なる「未来」へ―『アンの娘リラ』

    ☆『アンの娘リラ』(L・M・モンゴメリ・著、松本侑子・新訳、文春文庫、2023年)☆昨年2023年の元旦、わたしは『虹の谷のアン』を「前戦争文学」と位置づけました。それに続く本作『アンの娘リラ』はまさしく「戦争文学」の書です。この戦争とは、歴史上で初めての「世界大戦」となった「第1次世界大戦」のことです。大英帝国の一員として参戦したカナダに直接戦禍が及ぶことはありませんでしたが、6万人以上の戦死者を出し、「銃後」の家庭生活や社会にも大きな影響を与えました。アンとギルバートの3人の息子たちも出征していきます。ある息子は勇猛果敢に志願し、ある息子は新規の空軍に憧れを抱き、そしてある息子は葛藤と逡巡を繰り返し苦悩します。出征する若者たちの心情はけっして同一視して語れるものではなく、今まさにウクライナやロシア、そ...アンからリラへそして更なる「未来」へ―『アンの娘リラ』

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