古(いにしえ)の星空に想いをはせる―『古天文学の散歩道』
☆『古天文学の散歩道』(斉藤国治・著、恒星社厚生閣、1992年)☆斉藤国治さんの『星の古記録』(岩波新書、1982年)を読み、その感想をこの拙いブログに書いてからすでに12年。ちょうど十二支が一巡した今年、その続編とも言える本書『古天文学の散歩道』を読み終えた。前著と同様、さまざまな史料を猟歩し、幅広い古天文学の話題が紹介されている。各章のタイトル(目次)を列挙してみると以下のようである。第1章シャーロック・ホームズと天文学第2章柿本人麿が見た「かぎろひ」第3章芭蕉の「天の川」の句第4章『枕の草紙』についての天文考第5章建礼門院右京大夫が見た星空第6章『太平記』の妖霊星第7章日本の古代と近世の天文事情第8章傾国の美女と『詩経』の日食第9章漢詩の中の天文記事第10章先史時代の天文遺跡考-ナスカの地上絵第11...古(いにしえ)の星空に想いをはせる―『古天文学の散歩道』
2024/01/30 16:23