誰かに必要とされるために自分を磨き、誰かに素直に依存できる人になりたいものです。
自分にとって重要だけど、緊急ではないことを積み上げることは、重要かつ緊急なことに出くわした時の心構えや体制を整えておくことに繋がる。判断が的確かつ早くなるし、必然的に処理能力が向上するのです。揺るぎない自信が構築されてゆく。
ブッダ―大人になる道 (ちくまプリマー新書)の感想この本のもとになったのは、埼玉県飯能市にある自由の森学園中学校・高等学校での授業と講演とのことです。上座仏教についての予備知識がない状態で、いきなりアルボムッレ・スマナサーラ長老の講義を聞いたとしたら、生徒たちはもちろん、先生方も戸惑ったと思いますが、仏教の起源を知り、日本に伝わった大乗仏教とは違う感じである、ということを知ったことは、価値ある経験だったのではないかと思います。若いうちから、お釈迦さまが説いたとされる教えに触れることは、とても良いことだと思いますし、羨ましいなぁ~と思います。読了日:02月17日 著者:アルボムッレ スマナサーラ…
読んだページ数:2260、いただいたナイス数:957ブッダ物語 (岩波ジュニア新書)の感想島田裕巳さんの『ブッダは実在しない』の次に読みました。書かれていることは、言い伝えに忠実であろうとするためか、まるで、おとぎ話のようで、リアリティに欠けるので、期せずして、ブッダは創られた教祖なのではないか?という疑念を強めるものでした。しかし、ブッダの教えが時代と共に創造・精製されたものであったとしても、私たちが追い求めるものは、命の炎が弱まるにつれて色あせて行くものであることは間違いありません。ブッダが残したとされる言葉の数々に思いを巡らせ、自らの答えを探す者は、ブッダの弟子と言えるのかもしれません。…
お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書) 作者: 苫米地英人 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2010/10/01 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 23回 この商品を含むブログ (12件) を見る 苫米地英人さんが、お釈迦さまのことを書いているなんて意外でした。 2500年前という、今と違って情報が極めて少ない時代に、悟りに至った、 お釈迦さまの脳は、いったいどうなっていたのでしょうか? 心理学が確立されていない時代に、自らの考えを体系的にまとめた、 お釈迦さまって、実は、先端の科学者だったのかも?
ブッダは実在しない (角川新書) 作者: 島田裕巳 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/11/10 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ブッダは実在しないって(?_?) どんな宗派だって、ブッダがルーツであることに間違いない(・・? わけですから、 それって、天動説なみのインパクトですよね(?_?)
ブッダ物語 (岩波ジュニア新書) 作者: 中村元,田辺和子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1990/04/20 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (5件) を見る 『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』の島田裕巳さんが書かれた、 『ブッダは実在しない』とあわせて手に入れた『ブッダ物語』… さあ、真実はどっちだ(・・?
一冊でまるごとわかる日本の13大仏教 (だいわ文庫) 作者: 瓜生中 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2014/10/13 メディア: 地図 この商品を含むブログを見る 私は、今、立川武蔵さんの『はじめてのインド哲学』を読んでいるのですが、 逆に、仏教の歴史が分らなくなってしまいました。 この本は、ラビリンスを脱出するための道しるべになってくれるかな(・・?
知的な老い方 (だいわ文庫 E 289-4) 作者: 外山滋比古 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2017/02/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る ・正直、外山滋比古先生のように「もう、今まで培ってきた価値観と、これから築いていく行動原則に従って、素直に生きたい!」と思ってしまいます。 外山滋比古(とやましげひこ)先生といえば『思考の整理学』いくつかの大学で教鞭をとられ、文学博士でもある先生が、定年二年前に二つ目の学校をやめることにした理由が、まさか「どうもうまく教えられなかった。学生からも本当に尊敬されていないことをいつも感じていた。心おどらせる経験とい…
禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生 (朝日文庫) 作者: 枡野俊明 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2015/11/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ・私たちに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うために、所有するモノも意識するコトも必要最小限に絞り込みましょう。 枡野 俊明さんの著書を読むのは『手放すほど、豊かになる』’17/12『おだやかに、シンプルに生きる』『人生をシンプルにする 禅の言葉』’18/11/『美しい「所作」が教えてくれる幸せの基本 』’18/12に続いて5冊目。 どれも根底に流れる思想は同じなのですけれども、同じ…
シンプルを極める 作者: ドミニック・ローホー,原秋子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2011/02/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 38回 この商品を含むブログ (18件) を見る あれ?これって仏教の本だっけ? 同じ、ドミニック・ローホーさんの著書である『シンプルに生きる』と同時に手に入れたはず?の『シンプルを極める』でしたが、続けて読み始めた時は、何故か気分が乗らず、長らく積読になっていました。 先日、ひょんなことから再び読み始めると「あれ?これって仏教の本だっけ?」と、戸惑うような話でしたので、改めて著者であるドミニック・ローホーさんの経歴を…
tebanasuho 手放すほど、豊かになる (PHP文庫) 作者: 枡野俊明 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/02/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る ●「人は人、自分は自分」と悟る。●自分にないものを求めない。●いまあるものを大切にする。●自分のことは、自分で決める。ということは「手放すほど自由になるれる」ってことなのかもしれませんね。 「何もない」ところに「安らぎ」が生まれる。モノを大切にする心は、自分を大切にする心。「大らかな心」をもちたいのであれば、必要なモノを極力、我が家から捨て去るのがよいのです。モノの数を少なくして、自分の周りを…
知っておきたい日本の仏教 (角川ソフィア文庫) 作者: 武光誠 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2006/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (8件) を見る ・古代インドか中国を経由して日本に伝わり、様々な事情のなかで、盛衰を繰り返す様を眺めることができます。 多くの日本人にとって、仏教との接点は、葬式だけだと思います。従って仏教についての知識は、お坊さんから授かるわけです。そこでは、本来の思想や哲学よりも、人づてに知った常識?にとらわれてしまうことが多いのではないかと思います。 しかし、紀元前6世紀にガウタマ・シッダールタがひらいた仏教がどのような歴史を経て現在に在る…
50代から始める知的生活術~「人生二毛作の生き方」~ (だいわ文庫) 作者: 外山滋比古 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/02/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る ・外山滋比古(とやましげひこ)先生といえば『思考の整理学』ですが、『思考の整理学』を読み終えないうちに、別の本を買ってきて読んでしまいました。 外山先生は2014年11月3日に、91歳になられたそうですが、この本を読んで、自分も外山先生のように歳を重ねたいと思った読者は、私だけではないでしょう。 いつまでも(定年を迎えて、退職しても)何らかの形で社会に影響を与え続けられるような存在になり…
自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫) 作者: 竹田青嗣 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1993/12/01 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 110回 この商品を含むブログ (40件) を見る ・竹田青嗣さんの本は、以前にも「哲学とはなんだ(自分と社会を知る)」などを読んだことがあるのですが、この人の本は、全部読みたい。と思わせるような心地よさがありました。 この「自分を知るための哲学入門」は、竹田青嗣さんと哲学との出会いのプロセスが書かれているのですが、このような内容は、その時の著者と似たような状況に置かれている読者にとって最も理解しやすいものです。 哲学と言うと…
60代にしておきたい17のこと (だいわ文庫) 作者: 本田健 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2012/10/12 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (2件) を見る ・高齢になっても厄介者にならないためには、60代にしておくことが大切だと思います。それは、得を追い求めることではなく、徳を積むこと…より長く生きたことによって得た経験を、智慧として語れるようにしておくこと……。 >あなたにとって、これからの人生でいちばん大事なのは、いかに楽しむか、ということです。うまくできるかどうかよりも、そのことを楽しめるかどうか…。~ 会社が成長すると、後から…
「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 (ちくま新書) 作者: 山鳥重 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2002/04/01 メディア: 新書 購入: 6人 クリック: 79回 この商品を含むブログ (55件) を見る ・知能とは、常に変化し続ける状況に合わせ、その時にもっとも適切な行動を選び取る能力である。ある状況に最適な行動を起こすには、複数のプランが必要である。 思考の単位は、記憶心像である。記憶心像の整理には、言葉が重要な働きをしている。相手の言葉を理解するには、社会共通の言葉の意味を知っておく必要がある。意味の記憶は、何度も繰り返し経験することで少しずつつくり上げていく記…
生と死についてわたしが思うこと (朝日文庫) 作者: 姜尚中 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2013/01/04 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (4件) を見る 自分の利益のために、時として、相手の信仰心すら利用しようとする者がいる。行使された行為によって命まで奪われる人、罪を犯す人、その結果が、やがて自分に撥ね返ってくることを、なぜわからないのだろうか… 最近、思っていること…成長するということは、自分の主観の中に、客観(間主観)を取り込んでいく、ということではないか、ということ、 姜尚中さんの本を読むと「より客観的になるためには、もっと社会のことを…
正義という名の凶器 (ベスト新書) 作者: 片田珠美 出版社/メーカー: ベストセラーズ 発売日: 2013/05/09 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る ・この本は、ある意味、もう一つの『未来の年表』なのかもしれません。少子高齢化による人口減少がもたらす影響は、大きなものですが、匿名という隠れ蓑に守られた中から、客観性のない正義を振りかざす人による暴力は、社会を蝕むかもしれません。 私は、この本についての感想・レビューを書く前に、『正義という名の凶器』という言葉を定義づけする必要を感じ、あえて「凶器になりかねない正義」と言い換えました。それを行使する人たちは、意外と古…
もう、怒らない (幻冬舎文庫) 作者: 小池龍之介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2012/01/14 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (14件) を見る 「情けは人のためならず」ではありませんが、慈悲の心も、周囲だけではなく、自分自身の心を清めてくれるんですね。勉強になります。 先日、アルボムッレ・スマナサーラ長老の『怒らないこと』と『怒らないこと2』を続けて読みました。いずれも翻訳ではないのかもしれませんが、やはり言葉の壁を感じ、きちんと理解できたとは言えない感じが残りました。そんな時、小池龍之介さんの『もう、怒らない』に出会いました。この…
どうせ死ぬのになぜ生きるのか (PHP新書) 作者: 名越康文 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/11/15 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る ・精神科医である名越先生が、到達した仏教の教え。そこには、理屈や西洋医学では解決できない問題を解きほぐす言葉にできない身体的な世界があるようです。 表題の問いに対する答えは、読者それぞれが、これまでの人生の中で経験したことによって定義づけられているのではないか、と思いますが、名越先生のもとを訪ねる患者さんはともかく、多くの人は、このような問いを意識しないで、それこそ、ジャックラカンが言うところの他者の欲望を模…
美しい「所作」が教えてくれる幸せの基本 (幻冬舎文庫) 作者: 枡野俊明 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/04/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ・美しい「所作」は、相手に礼を尽くすためだけではなく、むしろ自分自身の心を爽やかにする効能効果が大きい。もしかしたら、良いことが輪廻転生するかもしれません。 美しいものほど、長い歴史をかけて築かれたものであり「誰にとってもこころよいこと」。「平常心是道」…いつもどおり当たり前のことをやることが大切であり、それが悟るということでもある。「悟り」は、「安らかな心」というふうに言い換えてもいい……。 美しい所作を意識すると…
怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書) 作者: アルボムッレ・スマナサーラ 出版社/メーカー: サンガ 発売日: 2010/07/29 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (30件) を見る ・なにかをやろうとするときには、欲でするのも、怒りでするのもだめなのです。必要なのは、喜びを感じることです。喜びこそが「生きることは苦」という現実を緩和してくれます。 > 勉強はできれば怠けたいけど、やらなくてはいけない。だから奮い立たせる。ライバルをつくってその人を「軽視」して「俺の方がすごい」と思ったりします。このやり方では、結局うまくはいき…
人生をシンプルにする 禅の言葉 (だいわ文庫) 作者: 枡野俊明 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2014/12/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 弱い人が生き延びるために必要なのは、共同体なんですよね。個人の利益を最大化することに拘ると、助け合うという気持ちがなくなりますが、誰もが困った時こそ、助け合う気持ちが必要になるのですから… この社会の中で、いかにして幸せを実感すればいいのか、それは、自分がしていることが、きっと世の中の役に立っている、誰かに必要とされているのだと信じることです。どんな小さなことでもかまいません。たった一人の人に対してでもいいのです。 どのよ…
仏教は心の科学 (宝島社文庫) 作者: アルボムッレ・スマナサーラ 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2008/06/03 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 36回 この商品を含むブログ (22件) を見る やっかいな問題のほとんどは自分と他人を比べることから生まれる苦しみです。幸福が消えてしまうのです。だから仏教は他人と比べることをやめて、心を混乱させずに、落ち着いて行動することを推薦しているのです。 お釈迦さまは「一切は苦(ドゥッカ)である」と発見なさいました。快楽を得ようと努力しても、結局、残るのは「もっと欲しい」という気持ち、不満だけです。そういうわけで、お釈迦さまは、「…
怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書) 作者: アルボムッレ・スマナサーラ 出版社/メーカー: サンガ 発売日: 2012/05/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (10件) を見る ・導師の言葉は、必ず響く時がやってきますので、いつも傍らに置いておきたい本です。人生の節目で読み返すことによって、自分自身がどこに向かって生きているのか、問い直す切っ掛けにしたいと思います。 アルボムッレ・スマナサ―ラ長老は、仰います。 人間というものは、いつでも「私は正しい。相手は間違っている」と思っています。 「私は完全に正しい。完全だ。完璧だ。あいての方が悪いんだ」と思…
沈黙入門 (幻冬舎文庫) 作者: 小池龍之介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010/08/05 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 18回 この商品を含むブログ (18件) を見る ・思い通りにならないことって、結局、相手のせいではなくて、自分の期待が大きすぎるってことなのかもしれませんね。苛立ちを静めるためには、自分に対してどこまで客観的になれるかにかかっているのかも(/・? この『沈黙入門』は、小池龍之介さんが、放蕩生活ゆえに大学を二留していたころから、修行をぽつぽつと始め、何とか卒業して「イエデカフェ」を営んでいたころの間に「家出空間」というウェブサイトに書き続けていた…
おだやかに、シンプルに生きる (PHP文庫) 作者: 枡野俊明 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2016/03/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る ・おだやかに、シンプルに生きる。誰にとっても、人生の終盤は、その方が、良いのでは? 結果が出なくても、失敗したとしても、努力が無駄になることなど人生にはありません。必ずいつの日にか、その努力が自分の助けになることがあります。自分自身の人生が豊かになるということです。人生とは、淡々とした小さな努力によって善きものになっていくのです。 できるだけ少ないリソースで、できるだけ大きなリターンを得ようと「あくせく」する…
しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書) 作者: 小池龍之介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/03/28 メディア: 新書 この商品を含むブログ (14件) を見る ・一番強い欲は、自我だったんですね^^; そう言われてみると、ちっぽけな自分を少しでも大きく見せようと懸命に背伸びしている自分がいるんですけど、直ぐふくらはぎがつって、踵をついてしまうんですよね… 先に読んだ、アルボムッレ・スマナサーラ氏の『ブッダが教える 執着の捨て方 (だいわ文庫 B 176-4)』に書かれていた内容と似ている。小池龍之介さんも、頻繁にブッダの言葉を引用していますが、ルーツは一緒な…
ブッダが教える 執着の捨て方 (だいわ文庫 B 176-4) 作者: アルボムッレ・スマナサーラ 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2017/10/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ・自分を苦しめていることの一つが、自分の意見に拘る自尊心であるということに気がつくと、自分の意見と他者の意見の違いに拘ることがなくなります。 悩みごとというのは、すべて「執着」から生まれてくる。心の中にどうしても手放したくない「欲」があるから。自分でもまったく気がついていない執着もたくさんある。必要のない物まで買い込んだり、捨てられなかったりするのは、物に執着しているから…本書では、欲、自分…
考えない練習 (小学館文庫) 作者: 小池龍之介 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/03/06 メディア: 文庫 クリック: 7回 この商品を含むブログ (17件) を見る ・よけいな考えごととは、後悔や憂い。今考えてもどうしようもないことなので、後悔は教訓に、憂いは目標に変換して、今を精一杯生きることが大切です。そして焦ってはいけません。周囲の目を気にせずに… いつもよけいな考えごと、とりわけネガティブな考えごとに支配されている母のために、と買った本でしたが、自分が先に読み始めてしまったら、自分のためにこそなる言葉に溢れていたので、母の分は、もう一冊買いました。「慢」とは、良く…
空海と最澄はどっちが偉いのか? 日本仏教史 七つの謎を解く (知恵の森文庫) 作者: 島田裕巳 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/01/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る これからの日本を下支えする哲学・思想として、それぞれの宗派の良いところを統合した「仏教」が最適なのではないか?という気がしてくるのですが、日本人の仏教離れが進んでいるので、難しいかな(・・?。 空海が唐から戻ってきた後、最澄が空海に密教について教えを乞うという出来事が起こります。空海よりも年上で、超エリートであるはずの最澄が、空海に頭を下げて教えを求めたのです。ここで、最澄と空海の立場が入れ替わ…
空海入門 空海入門 (角川ソフィア文庫) 作者: 加藤精一,芦澤泰偉 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/04/25 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る ・空海が恵果から教えを受けたのは、たった半年の期間でしたが、1200年経った今でも、語り継がれていることが驚異です。 弘法大師空海の著作を、多くの人々が理解できるようにしたいと、正確な現代語に訳してこられた、加藤精一さんによる『空海入門』。 最澄と空海というかたちで、並べて語られることの多い弘法大師空海ですが、その生涯を知ると、大日如来のお導き、としか言いようのない強運を、時として強引とも言え…
ブッダが教える意志力の鍛え方 (だいわ文庫) 作者: アルボムッレ・スマナサーラ 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/12/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る この年になって、仏教を学んで、到達しつつある結論と、この本に書かれていることは、かなり重なっているんです。 だらしない生き方を改めることを目的として努力する…脳が「その目的に挑戦することは価値がある、有意義である」と理解して納得すると、脳は瞬時に優先順位を判断でき、挑戦することが苦行ではなく、おもしろさに変わる。すると、怠けるとかサボるということがなくなります。 生きるということ、人生を愉しむということは、…
老いを自由に生きる~とらわれない・持たないブッダの智慧~ (だいわ文庫 B 176-2) 作者: アルボムッレスマナサーラ 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/03/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 世界を救えるのは、仏教的な考え方かも? 中国を経由して日本に伝わったのは、お釈迦さまが亡くなってから数百年後に成立した大乗仏教でした。一方、本書で伝えられるのは、お釈迦様の時代から伝えられたバーリ語(古代インドの言葉)の経典を元にしているテーラワーダ仏教です。お釈迦さまが説いたのは「どう生きればいいのか」という、人間なら誰もが抱く疑問に対する答え、私たちがよりよく生…
ブッダをたずねて 仏教二五〇〇年の歴史 (集英社新書) 作者: 立川武蔵 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/09/17 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 立川武蔵先生の「ブッダをたすねて」を読んで、もっと仏教のことが知りたくなった‼️ この『ブッダをたずねて』では、ゴータマ・ブッダの生涯を紀元前463年頃に生まれ、紀元前383年頃没という説が有力だとしています。ドイツの哲学者K・ヤスパースは、ゴータマ・ブッダ、ソクラテス、孔子、イエスを含む時代を『枢軸の時代』と名づけました。この四人の巨人は、人間一人ひとりがかけがえのないものであると主張したのです。「人間には親族や仲…
空海「三教指帰」―ビギナーズ日本の思想 (角川ソフィア文庫) 作者: 加藤純隆,加藤精一 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2007/09/22 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (13件) を見る ・本当に単純な童話のような物語なので、私のように、仏教の歴史、特に空海の生涯について疎い人が読むと、後の921年、醍醐天皇によって、弘法大師の諡号を賜るほどの僧が書いた本とは思えないかもしれません。 『般若心経秘鍵』に続いて手に取った『三教指帰』は、空海が24歳の時に作成した『聾瞽指帰(ろうこしいき)』を、空海が入唐の際に中国に持参し、本場の学者たち…
空海「般若心経秘鍵」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫) 作者: 空海,加藤 精一 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2011/05/25 メディア: 文庫 クリック: 3回 この商品を含むブログ (10件) を見る 美しい現代語訳によって、誰もが、弘法大師空海の灌頂を受けることができる。 訳者?である加藤精一さんは、かねてから「弘法大師空海の著作を、できるだけ正確な現代語訳にして、多くの人々にその概略を理解できるようにしたい」と願っていらっしゃったそうです。 そして、空海の処女作である『三教指帰/さんごうしいき』(空海24歳)、『秘蔵宝鑰/ひぞうほうやく』(空海57歳と考…
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