元ゲームシナリオライターのブログ。ゲーム企画書や小説、シナリオライター当時の日記などを公開中。
現在、長編ファンタジー『マリオネット・シンフォニー』を連載中。
前回に戻る翌日。パティとオリバーの会談は、支店長の提案によりホテルの船で開かれた。「早急に体制を整えてハイムへの対策を講じなければ」というパティと、「急ぐあまりに南部の独立をないがしろにされては困る」というオリバー、二人の話し合いはなかなか進展を見せなかった。「ふう……少し休憩しましょうか」パティが大きく息をつき、席を立つ。会議室に一人になると、オリバーも大きく溜息をついた。とっくに空になってしまったカップを手に、所在無げに視線を彷徨わせる。と、「うまくいっていないようですね」給仕室から現れた支店長が、オリバーの前に新しい紅茶のカップを置いた。~後日談~エピソード.3「……うまくいっていないのは俺自身だよ」「何か、気に病むことでも?」オリバーが呟き、支店長が穏やかに促す。「ここは中立だったよな、支店長」支店長が...浮遊島の章~後日談~エピソード.3
来週の月曜日から社会復帰することが決定しました。非常に運がいいことに、就職活動一件目での採用獲得です。これまで『面接』と言えば一回きりのものしか経験したことがなかったので、人事部の方による一次面接、希望部署の責任者による二次面接、社長による三次面接という過程はなかなかに緊張しました。中にはこれに加えて、1対多の役員面接がある企業もあるとか。就職活動って大変。再就職先は、業務支援ソフトを中心にシステム開発を行っている会社です。年齢的に中途採用枠でしか就職活動ができず、訓練校での勉強を中断して行くことになりました。ずっと心配をかけていた家族や友人から沢山の激励をいただきました。千葉に住む可愛い後輩からも、目一杯経済を回してください、と発破をかけられたことですし。微力ながらも頑張って社会を動かしていこうと思います。社会復帰
前回に戻る「ああもう、忙しい!忙しいったらないわー!」トゥリートップホテルの船でパーティーが開かれている頃。ブリーカーボブスに設けられたドールズ専用の調整室では、ケール博士がバタバタと動き回っていた。調整室では現在、重傷を負って運び込まれたトトとネイへの緊急処置に加え、両腕両脚を切断されたノイエの機体接合、そしてモレロが回収したカプセルを開く作業も同時進行で行われている。その場には作業を主導するケール博士の他にも、パーティーへの参加を辞退したアイズとモレロが手伝いとして残っており、そして何故かグラフまでこき使われていた。「とほほ……どうしてこうなるかなぁ」「ほらグラフ、ぼーっとしてないで!ここが一段落したら医務室で白蘭の手伝いもあるんだからね!」「へいへい、わかってますよ~」グラフはモレロと一緒にカプセルを運び...浮遊島の章~後日談~エピソード.2
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