またまた建長寺レシピ。精進料理を学びましょう。昆布に干しシイタケで精進だしを作る。そのエキスをゆっくり出したら、ちょっと煮る。「精進だし」と言って当たり前のように昆布を使っているが、鎌倉時代に昆布がこの鎌倉において、どこまで普及していたかね?鎌倉というのは昆布から最も遠い場所だ。昆布は北海道や東北北部でしか採れないのだ。日本海側を船で南下して運ぶ方④が、太平洋側で同じことをする⑤より海流の関係ではるかに楽だったので、昆布の普及は日本海側や西日本ではるか早くに進んだ。現代のうどん・そばその他の料理の出汁でも明らかにそれが見られる。関東では、昆布より鰹や醤油を多く使う。現代にいたってもその影響は残っている。鎌倉時代から800年近く経っても、昆布の消費量は①や②の地域で多い。③では少ない。鎌倉は昆布から遠いのだ...建長寺レシピで、ごぼうの揚げ煮と稲庭うどんのパスタ@鎌倉七里ガ浜自宅厨房