サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十七弾はダンシリ系。Dansili は重賞を3勝したものの、GIは2着が最高で母 Hasili の産駒としては目立つ実績ではなかったのですが、種牡馬としては凱旋門賞の Rail Link をはじめ多数のGI馬を送り出すことに成功し、きょうだいの
続いてはガリレオ系。Galileo は言うまでもなく現代競馬における欧州史上最強種牡馬で、歴史的名馬 Frankel をはじめ数えきれないほどのGI馬を送り出し、2008年と2010年から昨年まで11年連続、計12回英愛リーディングサイアーに輝いています。22歳の昨年も120頭の牝馬に種付
エルプラド系/モンジュー系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはエルプラド系とモンジュー系。El Prado は愛ナショナルSの勝ち馬で、Sadler's Wells 産駒としては珍しく早熟マイラータイプでしたが、サドラー系種牡馬として米国で初めて供用されると、芝ダート問わず活躍馬を送り出してリーディングサイアーにも輝きました。さらに
高松宮記念はダノンスマッシュがついに念願の国内GI初勝利。GI自体は前走の香港スプリントで決めていましたが、国内ではGII・GIIIの勝利ばかりが積み重なってなかなか勝つことができず、通算8度目のチャレンジでようやく初勝利となりました。父ロードカナロアとは根本的に需
インザウィングズ系/オペラハウス系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはインザウィングズ系とオペラハウス系。In the Wings はBCターフなどGI3勝の活躍馬ですが、父系としては日本以外ではあまり広がっておらず、ドイツで Soldier Hollow や Adlerflug らの活躍が目立つ程度でしょうか。日本ではシングスピールがジャパンCを勝ち、さらに
それではいよいよノーザンダンサー系三大主流系統であるサドラーズウェルズ系に入っていきたいと思います。Sadler's Wells 自身も愛2000ギニーなどGI3勝の活躍馬でしたが、種牡馬としては実績を遥かに上回る大成功を収め、欧州の血統図を一から塗り替える事態となりました。
続いてはダンシングブレーヴ系。*ダンシングブレーヴは凱旋門賞やキングジョージなどGI4勝の活躍馬で、1980年代の欧州最強馬との呼び声も高い名馬です。そんな馬が日本に来るきっかけとなったのがマリー病という奇病に罹患したことで、初年度産駒のイマイチさも手伝って日本
続いてはリィフォー系とモガミ系をまとめて紹介しておきます。*リィフォーはリファール系種牡馬として真っ先に日本に輸入された馬でしたが、1年間だけ供用された米国での産駒から複数のGI馬を出したことからわずか4年で買い戻されていきました。そこからニッポーテイオーなど
続いてはリファール系。ニッポーテイオーなどを出した*リィフォー、メジロラモーヌやシリウスシンボリなどを出した*モガミ、そしてテイエムオーシャンやキングヘイローなどを出した*ダンシングブレーヴとリーディング級の種牡馬が3頭も導入されているほか、競走馬として、ま
続いてはアンバーシャダイ系。アンバーシャダイは*ノーザンテーストの初年度産駒で、故障の影響などもあってろくに調教ができず、3歳時までは全く平凡な競走馬でした。それが古馬になって覚醒し、有馬記念、天皇賞(春)を含む重賞5勝の一流馬へと成長。父を絶対的なエースにま
マイネルの岡田総帥が亡くなったというショッキングなニュースが飛び込んできました。あれだけの資金力と行動力があればダービーを獲ることはそれほど難しくはなかったと思いますが、あくまでも最後まで信念を曲げず、自分のスタイルを貫き通した名伯楽でしたね。普通に考え
続いてはノーザンテースト系。日本競馬史で5頭種牡馬を選べと言われたら、必ず選ばれるのが*サンデーサイレンスとこの*ノーザンテーストではないでしょうか。年度代表馬クラスの超一流馬は多くはありませんでしたが、平均的な産駒の質が非常に高く、日本の生産レベルを大いに
続いてはカーリアン系。Caerleon は仏ダービーなどGI2勝をあげた馬で、ダービー馬フサイチコンコルドをはじめ、*シンコウラブリイや*ゼンノエルシド、*エルウェーウィンなどマル外・持込馬だけで10頭近い重賞ウイナーを輩出することに成功、日本に150頭以上の産駒が輸入され
続いてはマルゼンスキー系。今マルゼンスキーについて検索すると、上位にウマ娘についての検索結果が表示されますね。非常に勢いを感じるところですが、これをきっかけに本家マルゼンスキーについても知っていただけたらと思います。というわけでそのマルゼンスキーですが
グリーンダンサー系/ニニスキ系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはグリーンダンサー系とニニスキ系をまとめて紹介します。Green Dancer は仏2000ギニーなどGI3勝の活躍馬で、2年目の産駒*ノーアテンションがスーパークリークらの父として活躍したほか、21年目の産駒*エイシンプレストンが中央・海外とGI4勝の活躍を見せるなど長きに
ニジンスキー系の続き。90年代半ばになると英愛ダービーを制した*シャーラスタニ、さらには米年度代表馬にも輝いた*ファーディナンド、果ては歴史的名馬*ラムタラといった超大物が輸入されることとなりましたが、すでに系統としての旬は過ぎつつあり、これらが結果を残せなか
ここはさすがに堅く収まるかと思われた金鯱賞でしたが、まさかの単勝200倍ギベオンの逃げ切りでした。3年前には中日新聞杯で同コースでの重賞勝ちがあったとはいえ、それ以来一度も複勝圏内に来ておらず、ましてやここまで一度も逃げたことがなかった同馬でしたが、自身にと
続いてはニジンスキー系。こちらも量が多いので、2回に分けて紹介します。スーパーカーと言われたマルゼンスキーに始まり、80年代は*ラッキーソブリンやヤマニンスキー、*ノーアテンションといった中堅種牡馬が活躍。さらに90年代に入ると*シンコウラブリイやフサイチコンコ
ヌレイエフ系の続き。現在のヌレイエフ系の世界的な主流は Polar Falcon を経た系統で、その産駒 Pivotal がスプリント路線からクラシックディスタンスまで幅広く活躍馬を送り出すことに成功しています。種牡馬の父としても優秀で、凱旋門賞馬 Sottsass を出した Siyouni は
続いてはヌレイエフ系。規模が大きいので2回に分けて紹介します。Nureyev はデビュー戦でいきなり重賞に使われるほどの期待馬で、無敗のまま英2000ギニーも先頭でゴールを駆け抜けましたが、進路妨害で失格となった馬でした。種牡馬としてもその期待に十二分に応え、今でも豊
続いてはフレンチデピュティ系。*フレンチデピュティ自身はGIIまでの実績しかありませんでしたが、*ノボジャックや*クロフネがそれなりに活躍していたこともあって社台グループによって導入されると、輸入直後に*クロフネがダート王者に輝き、さらに*ノボジャックが交流重賞6
続いてはデピュティミニスター系。日本では何といっても*クロフネやエイシンデピュティ、アドマイヤジュピタなどを出した*フレンチデピュティが有名ですが、今回はまずその*フレンチデピュティ以外の系統についてまとめておきます。日本では先日のサウジで活躍した*コパノキ
モーリス産駒のピクシーナイトに続き、ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーが弥生賞を制し、重賞ウイナーを出すことに成功しました。父は皐月賞が重賞初勝利でしたから、ここから本領発揮というところでしょうか。今年の皐月賞はディープインパクトにハーツクライ、ジャスタ
ではノーザンダンサー系に戻りまして、続いてはフェアリーキング系。自身は骨折のため1戦して未勝利という成績に終わりましたが、Sadler's Wells の全弟という血統から種牡馬入りを果たすと、欧州年度代表馬の*エリシオ、ジャパンCなどGI7勝の名馬*ファルブラヴなど多数のGI
ついでにジャングルポケットの父系統であるトニービン系も見ていきましょう。ご存知*サンデーサイレンス、*ブライアンズタイムとともに御三家と呼ばれた名種牡馬で、特に東京コースと異常なまでの相性の良さを示し、GIウイナーを量産しました。母系に入ってもハーツクライ、
2001年にダービーとジャパンCを制し、年度代表馬にも選ばれた名馬ジャングルポケットが今日亡くなったそうです。種牡馬としてもトールポピーやトーセンジョーダン、ジャガーメイルと多数の活躍馬を輩出、内国産馬として一流の成績を残したジャングルポケットでしたが、その功
長らくほったらかしにしていましたが、新種牡馬辞典シリーズがようやく終わりましたので、3か月ぶりに再開しようと思います。ということで久々のこのシリーズはノーザンダンサー系の一分岐であるトライマイベスト系です。*トライマイベスト自身は17歳という高齢で導入された
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サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十七弾はダンシリ系。Dansili は重賞を3勝したものの、GIは2着が最高で母 Hasili の産駒としては目立つ実績ではなかったのですが、種牡馬としては凱旋門賞の Rail Link をはじめ多数のGI馬を送り出すことに成功し、きょうだいの
上半期の総決算、宝塚記念はメイショウタバルがまんまと逃げきり、ゴールドシップ産駒の牡馬として念願の平地GI初勝利をあげました。鞍上は武豊J、オーナーは松本氏、そしてトレーナーは石橋守師ということで、20年来の競馬ファンにはたまらない組み合わせとなりましたね。し
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十六弾はコディアック系とホーリーローマンエンペラーをまとめて紹介します。Kodiac は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、Invincible Spirit の半弟という良血から種牡馬入りし、多数のGI馬を送り出しました。さらにその天
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はフライングスパー系およびロックオブジブラルタル系をまとめて紹介します。Flying Spur は*デインヒル初期の活躍馬で、ゴールデンスリッパーSなどGI3勝をあげました。さらに種牡馬としても多数のGI馬を送り出して豪リー
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はデインヒル系の続き。*デインヒルは2005年にそれまで13年連続でリーディングに輝いていた Sadler's Wells を破って初めて英愛リーディングに輝きましたが、これは同馬の死後のことであり、それでいてこの拡散力ですから
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十四弾はデインヒル系の続き。North Light は*デインヒル産駒として唯一の英ダービー勝ち馬でしたが、引退後はアメリカにて種牡馬入り。ご存知の通り芝では変幻自在の活躍を見せる*デインヒルですが、ダートはからっきしで、唯
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十三弾はデインヒル系の続き。様々なカテゴリでチャンピオンホースを送り出してきた*デインヒルですが、実は種牡馬として一番不得意だったと思われるのが自身が一番得意としていた欧州スプリント路線で、3歳時にジュライC、ナン
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十二弾はデインヒル系。本格的なシャトルスタリオンの走りとして欧州、オセアニア両方で大成功を収めたということもあり、多数の枝分かれを分岐させてもなお4回に分けての紹介という超大作となります。*デインヒル自身は超一流
安田記念はジャンタルマンタルが力強く抜け出し、朝日杯FS、NHKマイルCに続くGI3勝目をあげました。父*パレスマリスは昨年まで大旋風を巻き起こしながら今年はかなりおとなしかったのですが、やはりその力は本物でしたね。NHKマイルC勝ち馬としては2014年のミッキーアイル以
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十一弾はアイアムインヴィンシブル系およびキングマン系をまとめて紹介します。I Am Invincible はGIIIを勝ったのが目立つ程度の競走馬でしたが、種牡馬としては多数のGIウイナーを輩出し、豪リーディングにも輝きました。さら
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十七弾はトウショウボーイ系。トウショウボーイはTTGの一角として皐月賞や有馬記念、宝塚記念を制すなど大活躍した馬で、種牡馬としても三冠馬ミスターシービーをはじめ多数の大レース勝ち馬を送り出し、内国産馬として当時
今週はJRAの重賞競走がマーメイドSだけという少々寂しい状況でしたが、4番人気のアリスヴェリテが軽量を活かしてまんまと逃げきり、重賞初勝利をあげました。鞍上の永島まなみJはテン乗りでの出走だったのですが、見事勝利に導いてうれしい重賞初勝利。これでJRA所属の女性騎
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十六弾はテスコボーイ系。*テスコボーイはクイーンアンSなどの勝ち馬で、プリンスリーギフト系種牡馬として初めて日本で供用されましたが、これが超の付く大当たりで、瞬く間に日本のトップサイアーに上り詰め、その後のプ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十五弾はプリンスリーギフト系の続き。最初に輸入された*テスコボーイが大当たりしたのが大量輸入のきっかけになったのは間違いないでしょうが、それ以外にも年度代表馬カネミノブを出した*バーバー、仕上がりの早さが持ち
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十四弾はプリンスリーギフト系。ネヴァーセイダイ系とともに日本にナスルーラ系ブームを巻き起こした系統で、やはり数が多いため2回に分けて紹介します。英ダービー・セントレジャーの二冠を達成した Never Say Die と違い
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十三弾はネヴァーセイダイ系の続き。やはりこの系統を代表する種牡馬といえば*ネヴァービートでしょう。競走馬としては全くの平凡でしたが、種牡馬としては重賞9勝のマーチス、大障害馬グランドマーチスなどを輩出し、リー
エプソムCはリアルスティール産駒のレーベンスティールがセントライト記念以来となる重賞勝ちをあげました。クラシックに出走することはできませんでしたが、セントライト記念ではソールオリエンスを下しており、世代上位の力を持っていることは間違いないでしょう。母父トウ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十二弾はネヴァーセイダイ系。量が多いので2回に分けて紹介していきます。日本でナスルーラ系といえば当初はこのネヴァーセイダイ系で、初期に輸入された種牡馬が20頭近い重賞馬を送り出した*ダイハード、年度代表馬にも選
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十一弾はナシュア系およびフリートナスルーラ系。Nashua は大種牡馬 Nasrullah が出した活躍馬の中でも最高傑作と呼べる馬の1頭であり、米二冠などアメリカの大レースを勝ちまくった馬で、種牡馬としても一定の成功を収めま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十弾はナスルーラ系。いよいよメジャー父系に突入ですね。ただいくら主流血統のひとつとはいえすでに誕生から80年以上が経過していますから、そのラインの多くはすでに過去のものとなっており、当面はかつての栄光をしのぶ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十九弾はニアークティック系。ナスルーラ系、ターントゥ系、ノーザンダンサー系、およびネイティヴダンサー系のいわゆる「メジャー四大父系」を除いた系統は今回がラストとなります。Icecapade はGI勝ちなどはありませんで
香港の英雄 Romantic Warrior が不慣れなマイルも全くものともせず、3か国目のGI制覇を達成しました。あまりにも2000mでの実績が圧倒的なだけであって、マイルも2戦1勝、負けた1戦もあの Golden Sixty に1馬身差の2着に敗れただけで、しかも父が短距離志向の強い Acclamation
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十八弾はニアークティック系。カナダ生まれの Nearctic は同国の年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、加リーディングサイアーにも輝きました。代表産駒は言わずと知れた Northern Dancer
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが