「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十五弾はダンジグ系の続き。日本でも直仔が重賞を次々に制し、そのスピードをまざまざと見せつけましたが、むしろスピード一辺倒で器用な競馬が苦手なイメージもあり、GIを勝ったのは阪神3歳牝馬Sの*ヤマニンパラダイスだ
ダンジグ系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十五弾はダンジグ系の続き。日本でも直仔が重賞を次々に制し、そのスピードをまざまざと見せつけましたが、むしろスピード一辺倒で器用な競馬が苦手なイメージもあり、GIを勝ったのは阪神3歳牝馬Sの*ヤマニンパラダイスだ
ダンジグ系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十四弾はダンジグ系。ここからノーザンダンサー系の主流三大系統の2つ目に入っていきます。Danzig 自身は圧勝続きだったとはいえ、故障のため重賞には出走すらできずに引退しましたが、種牡馬入り当時は無名に近い存在も
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十三弾はヘネシー系。日本におけるストームキャット系の本流と言えばこのラインですね。*ヘネシー自身も単年リース供用されてフェブラリーSのサンライズバッカスを出したものの、この時はまだその優秀さに気づかずあっさ
ジャイアンツコーズウェイ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十二弾はジャイアンツコーズウェイ系。Storm Cat の最高傑作である Giant's Causeway は英愛ギニーは2着に終わりましたが、その後マイルから10ハロンのGIを5連勝し、欧州年度代表馬にも選ばれました。ただし最優秀3歳牡馬
東西で秋のGI戦線に向けた重要な前哨戦が行われましたが、まず京都大賞典はディープインパクト産駒の伏兵シュヴァリエローズが勝利。6歳で重賞初勝利とはかなりの遅咲きですが、そもそもクラシックディスタンスに使われ出したのがごく最近のことで、キャリアは十分ですがまだ
ハーラン系/テイルオブザキャット系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十一弾はハーラン系とテイルオブザキャット系をまとめて紹介します。Harlan はヴォスバーグSを勝った程度の馬で、種牡馬としてもほぼ Harlan's Holiday だけの一子相伝というような形でしたが、その産駒でやはり2歳GIを勝
ストームキャット系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十弾はストームキャット系の続き。*シーキングザダイヤは日本における Storm Cat の代表産駒で、重賞5勝の活躍を見せましたが、GIでは最後まで勝ち星をあげることができず、ある意味日本における Storm Cat 産駒の象徴と
ストームキャット系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十九弾はストームキャット系。いよいよここからノーザンダンサー系三大系統のひとつに入っていきますが、これでようやくノーザンダンサー系の半分が終わったというところなので、もうしばらくお付き合いください。Storm C
シアトリカル系/ポーラーファルコン系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十八弾はシアトリカル系とポーラーファルコン系をまとめて紹介します。Theatrical はBCターフなど芝GI6勝をあげた名馬で、ヌレイエフ系初期の後継種牡馬として結果を残しましたが、最近はさっぱり名前を聞かなくなりまし
ヌレイエフ系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十七弾はヌレイエフ系の続き。世界的なヌレイエフ系の成功を受けて、愛2000ギニーやBCマイルなどマイルGI5勝をあげた*スピニングワールド、凱旋門賞などGI3勝をあげた*パントレセレブル、ジュライCやナンソープSを制した*
ヌレイエフ系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十六弾はヌレイエフ系。Nureyev はデビュー戦のGIIIを圧勝すると、無敗のまま英2000ギニーも先頭でゴールを駆け抜けましたが、後の輸入種牡馬*ポッセの進路を妨害したとして失格になった馬で、そのまま引退したため実質無
スプリンターズSは伏兵ルガルが押し切り、GI初勝利をあげました。ドゥラメンテ産駒は今年初のJRAGI勝利ですが、それが菊花賞のドゥレッツァ以来ですからなかなかのオールマイティぶりですね。今回は骨折明けで伏兵的存在となっていましたが、ミエスクの牝系で同馬のクロスが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十五弾はカーリアン系。日本におけるニジンスキー系の主流と言えば何といってもこの系統ですね。Cearleon 自身は仏ダービー馬で、種牡馬として英愛ダービーの*ジェネラスなどを出して英愛リーディングに輝きましたが、特
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十四弾はマルゼンスキー系。マルゼンスキーは持込馬として日本に輸入されましたが、当時は持込馬に外国産馬並の制限がかけられていたため出られる大レースが非常に限られており、勝ったレースの格だけ見ればそれほど目立
グリーンダンサー系/ニニスキ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十三弾はグリーンダンサー系とニニスキ系をまとめて紹介します。Green Dancer は仏2000ギニーなどGI3勝の活躍馬で、凱旋門賞の Suave Dancer などを出して仏リーディングにも輝きました。日本では名ステイヤーであるスー
ニジンスキー系 No.3 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十二弾はニジンスキー系の続き。ある意味この系統を端的に象徴する種牡馬が*ラムタラでしょうね。10か月ぶりのデビュー2戦目で英ダービーを、さらにその後もキングジョージ、凱旋門賞と制し、4戦無敗で現役生活を終えた伝
ニジンスキー系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十一弾はニジンスキー系の続き。ニジンスキー系と言えば瞬発力勝負では分が悪いですが、スタミナやパワー・タフさに優れ、ダートも難なくこなす産駒が多かったイメージです。その最たる例がホクトベガではないでしょうか
ニジンスキー系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十弾はニジンスキー系。Nijinsky は Northern Dancer の2世代目の産駒で、事実上最後の英クラシック三冠を達成するなど、父の名を大いに高めた最高傑作でした。負けたことが大ニュースになるほどの歴史的名馬でしたが、Ni
オールカマーはレーベンスティールが圧倒的支持に応えました。父リアルスティールは早々に社台SSを放出されてしまいましたが、ここにきてフォーエバーヤングやチカッパなど様々な路線で活躍馬が出ており、血統通りキズナに近い印象ですね。次走はおそらく天皇賞(秋)でしょう
ダンシングブレーヴ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十九弾はダンシングブレーヴ系。*ダンシングブレーヴはキングジョージや凱旋門賞などGI4勝をあげた馬で、80年代の欧州最強馬の1頭にも数えられるほどの名馬ですが、様々な偶然が重なって日本で種牡馬入りすることになりま
リィフォー系/モガミ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十八弾はリィフォー系とモガミ系をまとめて紹介します。*リィフォーは1年だけアイルランドで供用されたのちに日本に輸入されましたが、その世代から活躍馬が出たため4世代を残しただけで買い戻されていきました。その後GI
リファール系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十七弾はリファール系の続き。前述の*リィフォーや*モガミはリーディング級の成功を収めましたし、*ダンシングブレーヴもまともな数の牝馬に種付けができていれば*サンデーサイレンスさえ脅かす存在になっていたと思われ
リファール系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十六弾はリファール系。2回に分けての紹介です。Lyphard はジャックルマロワ賞などを制した快速タイプで、種牡馬としても欧米それぞれで多数の活躍馬を輩出し、フランスおよび北米でリーディングサイアーに輝きました。特
アンバーシャダイ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十五弾はアンバーシャダイ系。アンバーシャダイは*ノーザンテーストが送り出した初年度産駒にして最高傑作で、有馬記念や天皇賞(春)など重賞5勝をあげ当時の賞金王にも輝きました。ただ競走馬としては完全なる晩成タイプ
東西で重要なトライアルレースが行われましたが、まずローズSではクイーンズウォークが快勝。桜花賞・オークスでは今一歩及びませんでしたが、夏を超えて成長したようですね。キズナ産駒としては今年これで重賞10勝目。この勢いでGIまで手が届くでしょうか。セントライト記念
ノーザンテースト系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十四弾はノーザンテースト系の続き。日本競馬史に残る大成功を収めた*ノーザンテーストですが、前述のとおり出した「超一流馬」の数は少なく、ダービーと有馬記念を制したダイナガリバー、有馬記念や天皇賞(春)を制したア
ノーザンテースト系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十三弾はノーザンテースト系。例によって数が多いので2回に分けて紹介します。*ノーザンテーストはご存知11年連続で中央リーディングに輝いた名種牡馬で、日本の血統レベルを大きく引き上げた立役者の1頭ですね。社台がノ
フレンチデピュティ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十二弾はフレンチデピュティ系。*フレンチデピュティ自身はGI勝ちはありませんでしたが、種牡馬としては多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。*クロフネや*ノボジャックらの影響でダート向きの印象も強いですが
デピュティミニスター系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十一弾はデピュティミニスター系。Deputy Minister は米2歳GIを2勝するなど競走馬としては仕上がりの早さが目立ちましたが、種牡馬としてはBCクラシックなどGI2勝をあげた Awesome Again などクラシックや古馬王道路線の
トライマイベスト系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十弾はトライマイベスト系。*トライマイベストはデューハーストSの勝ち馬で、種牡馬としてそこまで大成したわけではありませんでしたが、末裔からオーストラリアやニュージーランドのリーディングサイアーが出るなどオセ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十九弾はストームバード系。Storm Bird は2歳時にデューハーストSなど5戦無敗の成績を残した馬で、種牡馬としても大いに期待され、英オークスや愛ダービーを制した Balanchine やプリークネスSの Summer Squall など多数
フェアリーキング系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十八弾はフェアリーキング系。Fairy King 自身は1戦未勝利と競走馬としては全くの平凡でしたが、Sadler's Wells の全弟という恵まれた血統から種牡馬入りすると、凱旋門賞などGI5勝をあげた*エリシオ、ジャパンCなどGI8勝
セントウルSはビッグアーサー産駒のトウシンマカオが豪快に差し切って親子制覇を達成しました。2歳から5歳までスプリントの一線級で活躍し続けるのもすごいですが、これで内国産4代目でのGI勝利、並びに種牡馬入りも十分見えてきたと言えるでしょう。紫苑Sはキタサンブラック
トップサイダー系/ディキシーランドバンド系/エルグランセニョール系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十七弾はトップサイダー系、ディキシーランドバンド系、およびエルグランセニョール系をまとめて紹介します。Topsider はリステッド勝ちがある程度の競走馬でしたが、種牡馬としては複数のGI馬を送り出すことに成功しまし
ヴァイスリージェント系/ビーマイゲスト系/ザミンストレル系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十六弾はヴァイスリージェント系、ビーマイゲスト系、およびザミンストレル系をまとめて紹介します。Vice Regent は全くの平凡な競走馬でしたが、年度代表馬にも選ばれた*ヴァイスリーガルの全弟という血統から種牡馬入り
ノーザンダンサー系 No.3 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十五弾はノーザンダンサー系の続き。90年代に入るころには Nijinsky や Danzig 、Lyphard といった有力分岐が出てきたこともあり、直仔であっても一流馬を導入するチャンスが出てきました。そうして輸入されたのが英ダー
ノーザンダンサー系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十四弾はノーザンダンサー系の続き。*ノーザンテーストの成功などを受けてますますノーザンダンサー系の需要が高まった日本の生産界ですが、ノーザンダンサーの血はダイヤモンドよりも価値があると言われた時代にそう簡単
ノーザンダンサー系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十三弾はノーザンダンサー系。いよいよ四大メジャー父系の3つ目に入っていきたいと思います。かなりの長丁場になりますが気長にお付き合いください。Northern Dancer はケンタッキーダービーやプリークネスSなどを制した
ディープインパクト系 No.3 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十二弾はディープインパクト系の続き。長かったターントゥ系もこれでようやくコンプリートです。ここまでくるとまだまだ種牡馬としてデビューしていない馬も多いのですが、その中でも最大の注目は何といってもコントレイ
新潟記念はサトノダイヤモンド産駒のシンリョクカが重賞初勝利をあげました。2歳時には阪神JFで2着に入るなど期待されましたが、その後はスランプでここは人気の盲点になっていました。父は今のところ期待外れの印象が強いですが、これがプラスになればいいですね。札幌・小
ディープインパクト系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十一弾はディープインパクト系の続き。数えきれないほどのGI馬を出しているディープインパクトですが、なかなか王道GIを複数勝つような牡馬産駒が現れず、自身から比べれば小粒な産駒での後継種牡馬争いとなっていました
ディープインパクト系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四十弾はディープインパクト系。いよいよ本命登場といったところですが、さすがに量が多く、3回に分けての紹介となります。ディープインパクトは父が死亡する年の3月に生まれた産駒で、無敗のクラシック三冠を達成。真の後
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十九弾はステイゴールド系。ステイゴールド自身は活躍馬ではあるものの、何とか7歳の暮れに香港ヴァーズでGI初勝利をあげたように超一流馬ではありませんでしたが、父としてはクラシック三冠を含むGI6勝をあげ顕彰馬にも
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十八弾はハーツクライ系。ハーツクライは有馬記念・ドバイシーマクラシックと連勝した活躍馬ですが、二桁着順も3回あるなど惨敗も多いタイプでした。それでもあのディープインパクトに国内で唯一土をつけたということもあ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十七弾はフジキセキ系。フジキセキは*サンデーサイレンスの初年度産駒からいきなり現れた無敗のGI馬で、その圧倒的な強さからクラシック三冠候補とまで言われましたが、故障のためクラシック前に無念の引退となりました。
ゴールドアリュール系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十六弾はゴールドアリュール系。芝で圧倒的な実力を誇る*サンデーサイレンス産駒ながらダートを得意とした馬で、フェブラリーSや東京大賞典などGIを4勝した活躍馬でした。それまで特に内国産のダート馬というのは種牡馬と
キーンランドCはサトノレーヴが抜け出して函館スプリントSに続く重賞連勝となりました。洋芝向きというのもあるのでしょうが、何よりここまでスプリント戦ではほぼ負けなしの成績を残しており、久々に出てきた大物スプリンターの予感がしますね。父ロードカナロア、母父サク
アグネスタキオン系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十五弾はアグネスタキオン系。アグネスタキオンは無敗で皐月賞を制し、今度こそ三冠馬の誕生なるかと期待させたところで故障のためターフを去りましたが、種牡馬として牝馬二冠や有馬記念などGI4勝をあげたダイワスカーレ
マンハッタンカフェ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十四弾はマンハッタンカフェ系。ここからは単独での紹介となります。マンハッタンカフェは菊花賞や有馬記念、天皇賞(春)と2500m以上のGIしか勝っていないステイヤーでしたが、その素質に注目され社台SS入りすると、天皇賞
ブラックタイド系/ダイワメジャー系/ハットトリック系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十三弾はブラックタイド系、ダイワメジャー系、およびハットトリック系をまとめて紹介します。ブラックタイドはスプリングSを勝った後はオープンすら勝てず、7歳まで現役を続けていたような馬でしたが、全弟からディープ
アグネスゴールド系/ネオユニヴァース系/ゼンノロブロイ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十二弾はアグネスゴールド系、ネオユニヴァース系、およびゼンノロブロイ系をまとめて紹介します。アグネスゴールドは無傷の4連勝を飾り、同厩舎同馬主のアグネスタキオンと甲乙つけがたい逸材と騒がれましたが、結局故障
マーベラスサンデー系/ダンスインザダーク系/スペシャルウィーク系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十一弾はマーベラスサンデー系、ダンスインザダーク系、およびスペシャルウィーク系をまとめて紹介します。マーベラスサンデーは長期休養もあってオープン入りしたのが古馬になってからでしたが、そこから重賞を連戦連勝
サンデーサイレンス系 No.5 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三十弾はサンデーサイレンス系の続き。15系統以上独立させてなお5回に分けて紹介しなければならないほどの圧倒的なボリュームでしたが、これでも16歳とかなり若くして死亡しており、もし普通に天寿を全うするまで生きていた
札幌記念は伏兵ノースブリッジが抜け出し、重賞3勝目をあげました。前走のクイーンエリザベスIICでも人気薄ながら3着に健闘するなど、海外GIでも上位に食い込む実力は持っていますが、国内ではGII止まりでGIでは掲示板にかすりもせず。果たしてもう一皮むけることはできるで
サンデーサイレンス系 No.4 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十九>弾はサンデーサイレンス系の続き。8世代目の残りと、9世代目、さらに10世代目の一部となります。どの世代もハイクオリティなのですが、特にこの9世代目の産駒が伝説の世代で、三冠牝馬スティルインラブ、皐月賞・ダ
お待たせしました。まずは先週分の週刊種牡馬ニュースです。小倉記念はキングヘイロー産駒のリフレーミングがレコードで快勝しました。キングヘイローといえばイクイノックスの母父で、昨年は中央でわずか1勝しかしていなかったのですが、ここで重賞勝ちとは正直驚きました。
サンデーサイレンス系 No.3 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十八弾はサンデーサイレンス系の続き。6世代目から8世代目(の一部)までの産駒の紹介ですが、初年度産駒がクラシックを総なめにする勢いで活躍し、わずか2世代の産駒でリーディングサイアーに輝いたのを受け、6年目のシー
サンデーサイレンス系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十七弾はサンデーサイレンス系の続き。*サンデーサイレンス産駒の3世代目から5世代目までの紹介になりますが、特にこの3世代目、4世代目は産駒デビュー前で若干繁殖の質・量ともに下がっており、それぞれ国内GI馬は1頭ず
エルムSはエスポワールシチー産駒のペイシャエスが競り勝ち、重賞3勝目をあげました。地方ではイグナイターやスマイルウィなどがトップクラスの活躍を見せていますが、中央では今のところ数少ない活躍馬の1頭ですね。オーナーは馬主生活30年以上でようやく重賞馬をつかんだ北
サイアーラインで辿るオリンピック馬術競技出場馬 - 馬場馬術
続いては馬場馬術の出場馬の父系も見ていきましょう。総合馬術は後天的なトレーニングの積み重ねでカバーできる種目であるためか様々な血統が入り乱れている印象でしたが、馬場馬術は正確性や美しさを競うだけあってまずは生まれついての歩様・立ち振る舞いがものをいうよう
サンデーサイレンス系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十六弾はサンデーサイレンス系。ようやくこの馬の登場となりましたが、あまりに産駒が多いので5回に分けての紹介となります。さらに枝分かれも相当な数に上るので、8月中に全部紹介し切れるかというところです。言わずと
デヴィルズバッグ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十五弾はデヴィルズバッグ系。Devil's Bag は2歳時にローレルフューチュリティなどGI2勝を含む5連勝を達成し、Secretariat に匹敵する存在とまで期待されたようですが、故障のためクラシックに出る前にリタイアとなりまし
サイアーラインで辿るオリンピック馬術競技出場馬 - 総合馬術
今年も馬術競技に出場する馬の父系を調べてみました。前回は日本の出場馬だけだったのですが、今年は頑張って出場国すべての馬をリサーチしています。馬術については全く知識がなく、恥ずかしながらオリンピックの馬術競技には総合馬術・馬場馬術・障害飛越の3種目あることす
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十四弾はヘイロー系。Halo は仕上がりが早く2歳戦を得意とした父とは違い、5歳になってようやくGIを制した遅咲きタイプでしたが、種牡馬としては名馬*サンデーサイレンスや名牝*グッバイヘイローなど数々の活躍馬を送り出
ブライアンズタイム系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十三弾はブライアンズタイム系の続き。いきなり出した三冠馬ナリタブライアンはわずか2年で早世、続く年度代表馬のマヤノトップガンは種牡馬としてそこそこ結果を残すも大物産駒には恵まれず、種牡馬の父としてはどうかと
アイビスサマーダッシュはモズメイメイが力強く抜け出し、同レース牝馬5連勝となりました。夏は牝馬と言いますが、同馬の場合は最後の勝利である葵Sから6戦連続で二桁着順が続いていましたから、よくぞ陣営はここまで立て直してきましたね。3歳時はとにかくスピードに任せて
ブライアンズタイム系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十二弾はブライアンズタイム系。さすがに量が多いので2回に分けて紹介していきます。*ブライアンズタイムは本来ほかの馬を購入予定も金額で折り合わず、その代替として輸入されたのは有名ですが、それが三冠馬ナリタブラ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十一弾はクリスエス系。Kris S. 自身は下級ステークス勝ちしかない平凡な競走馬で、種牡馬としても全く注目されていませんでしたが、じわじわと活躍馬を出して注目を浴びると、ついには北米リーディングにも輝く大種牡馬
シルヴァーホーク系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二十弾はシルヴァーホーク系。Silver Hawk はGIIIクレイヴァンSが唯一の重賞勝ちというような馬でしたが、種牡馬としては有馬記念連覇の*グラスワンダーなど多数の活躍馬を輩出することに成功しました。ただ種牡馬の父とし
リアルシャダイ系/レッドランサム系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十九弾はリアルシャダイ系とレッドランサム系をまとめて紹介します。*リアルシャダイはGIIまでの勝ち星しかありませんでしたが、種牡馬として桜花賞馬シャダイカグラや阪神3歳Sのイブキマイカグラなど多数の活躍馬を送り出
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十八弾はロベルト系。Roberto は英ダービーやコロネーションCなどGI3勝をあげた活躍馬ですが、愛ダービーやキングジョージは二桁着順とムラ駆けの傾向も強く、それでもベンソン&ヘッジズゴールドCではあの歴史的名馬 Brigad
ヘイルトゥリーズン系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第は百十七弾はヘイルトゥリーズン系。Hail to Reason は異常なまでの早熟性を発揮した馬で、デビューは何と2歳1月。そもそもこの時期に出られるレースがあったことが驚きですが、2歳9月に故障で引退するまでホープフルSやサプ
今週唯一の重賞である中京記念を制したのは5番人気アルナシームでした。モーリス×ディープインパクトの重賞ウイナーはルークズネスト、ディヴィーナ、そしてジェラルディーナに続く4頭目ですが、数々の良血牝馬に種付けしていることを考えると若干物足りないでしょうか。し
サートリストラム系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十六弾はサートリストラム系。Sir Tristram は重賞勝ちのない全く平凡な競走馬でしたが、歴史的名繁殖牝馬 Selene のクロスを持つ Sir Ivor 産駒という血統が評価されてニュージーランドで種牡馬入りすると、数々のGI馬を輩
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十五弾はハビタット系。Habitat はムーランドロンシャン賞などマイルで活躍した馬で、種牡馬としては中距離の活躍馬も出しましたが、それ以上に2歳戦やマイル以下のレースに強い産駒を多数送り出し、短距離向き系統として大
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十四弾はサーゲイロード系。Sir Gaylord は父と同じく早い時期から活躍しながら故障のためクラシックに出走することができなかった馬で、種牡馬としては英ダービーやワシントンDC国際など大レースを勝ちまくった Sir Ivor
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十三弾はターントゥ系。ここから第二のメジャー父系に入っていきます。ご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムといった超一流種牡馬を輩出し、日本競馬を根底から変えた系統ということになりますが、日本以外でそ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十二弾はプルピット系。これにてナスルーラ系はコンプリートです。Pulpit はGIIまでの勝ち星しかありませんでしたが、種牡馬としてはウッドメモリアルSの Tapit をはじめ多数のGIウイナーを輩出することに成功しました。と
エーピーインディ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十一弾はエーピーインディ系。A.P. Indy はBCクラシックやベルモントSなどGI4勝をあげ年度代表馬にも選ばれた名馬で、種牡馬としてもプリークネスSなどGI3勝の Bernardini 、ケンタッキーオークスやベルモントSを制した名牝
中央でも2歳重賞が始まり、函館2歳Sで世代初の重賞ウイナーとなったのはキタサンブラック産駒のサトノカルナバルでした。キタサンブラックは初年度からイクイノックス、さらに2年目からソールオリエンスを出して大種牡馬への道を突き進んでいますが、意外なことに今年これが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百十弾はシアトルスルー系。Seattle Slew は血統も見栄えも悪く脚も曲がっていたという馬で、2万ドル足らずの安値で落札された馬でしたが、デビューするや史上初の無敗のクラシック三冠を含むGI8勝をあげる大競走馬となり、ま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百九弾はラジャババ系。Raja Baba は競走馬としてはいくつかの下級ステークスを勝った程度でしたが、種牡馬としてはBCジュヴェナイルの Is It True など仕上がりの早い産駒を多数送り出し、Bold Ruler 直仔として What a Plea
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百八弾はボールドビダー系。Bold Bidder はホーソーンゴールドCなどの勝ち馬で、ケンタッキーダービー馬 Cannonade 、ムーランドロンシャン賞の Mount Hagen など欧米問わず活躍馬を出しましたが、代表産駒は何といっても Sec
ワットアプレジャー系/セクレタリアト系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七弾はワットアプレジャー系およびセクレタリアト系。What a Pleasure はホープフルSなどの勝ち馬で、北米リーディングにも輝いた名種牡馬でした。日本でもGI3勝をあげた*ジャッジアンジェルーチが大きな期待をかけられ社台
ボールドラッド(USA)系/ボールドネシアン系/ボールドラッド(IRE)系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六弾はボールドラッド(USA)系、ボールドネシアン系、およびボールドラッド(IRE)系をまとめて紹介します。同名でややこしい Bold Lad (USA) と Bold Lad (IRE) ですが、前者は米国の2歳戦の大レースを勝ちまくった名馬で、16
ボールドルーラー系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五弾はボールドルーラー系。それではナスルーラ系最後の分岐に入っていきましょう。Bold Ruler はプリークネスSやウッドメモリアルSなど32戦23勝の成績を残した名馬で、種牡馬としても大成功を収め、計8度の北米リーディン
プロキオンSはダートで圧勝続きのヤマニンウルスがここも楽勝でデビューからの連勝を5に伸ばし、重賞初勝利をあげました。デビュー時から大いに期待された馬がようやく一つの形になったわけですが、もちろん同馬のポテンシャルからすればここはまだまだ通過点でしょう。とに
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四弾はコジーン系。Cozzene はBCマイルの勝ち馬で、種牡馬としてはBCターフの*ティッカネンやBCクラシックの Alphabet Soup など多数の活躍馬を送り出して北米リーディングにも輝きました。もともと米国のグレイソヴリン系
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三弾はカロ系。Caro は仏2000ギニーなどを制した活躍馬で、父*フォルティノが日本に輸入された後も欧州に残って種牡馬入りし、仏リーディングに輝く活躍を見せ父系を繋ぐことに成功しました。後継種牡馬としても仏ダービー
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二弾はフォルティノ系。*フォルティノはアベイドロンシャン賞などの勝ち馬で、11歳時より日本で種牡馬入り。輸入後に祖国で名種牡馬 Caro が出て父系を繋ぐお決まりのパターンですが、日本でも毎日王冠など重賞3勝をあげた
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百一弾はソヴリンパス系。Sovereign Path はロッキンジSなどを制した快速馬で、種牡馬としても仕上がりの早いスピードを伝えて父系を大きく発展させました。日本にとってのグレイソヴリン系のスタートはこの系統で、ミドルパ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ、記念すべき第百弾はトニービン系。ここでようやく全体の折り返し地点というところですので、気長にお付き合いをお願いします。*トニービンは凱旋門賞などGI6勝をあげたイタリアの歴史的名馬で、種牡馬としても二冠牝馬ベガ、
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十九弾はゼダーン系。*ゼダーンは仏2000ギニーなどの勝ち馬で、仏2000ギニー親子制覇となる Kalamoun などを出したのちに14歳で日本に輸入されましたが、エリザベス女王杯のキョウワサンダーや最優秀障害馬にも選ばれたヤマ
ラジオNIKKEI賞は Farhh 産駒の英国産馬*オフトレイルが豪快に差し切り、重賞初勝利をあげました。ヌレイエフ系としては昨年の*シンエンペラーに続く重賞勝利となりましたが、その前ということになるとチェレブリタの京都牝馬特別までまで15年近くさかのぼることになりますか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十八弾はグレイソヴリン系。プリンスリーギフト系と並んで日本に非常になじみ深い系統ですね。Grey Sovereign 自身は一介の重賞ウイナーといったところで、その期待は英ダービーを勝った半兄*ニンバスに及ばなかったのです
レインボウクエスト系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十七弾はレインボウクエスト系。Rainbow Quest は凱旋門賞(繰り上がり)などを制した活躍馬で、種牡馬としても英ダービーの Quest for Fame 、凱旋門賞の Saumarez など多数のGI馬を送り出すことに成功しました。日本で走っ
キャンディストライプス系/ラーイ系/ナシュワン系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十六弾はキャンディストライプス系、ラーイ系、ナシュワン系をまとめて紹介します。Candy Stripes は競走馬としては平凡でしたが、アルゼンチンに輸出されて大成功を収め、アメリカに逆シャトルされる大種牡馬へと上り詰め
ブラッシンググルーム系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十五弾はブラッシンググルーム系。レッドゴッド系の本流中の本流で、今も残る直系はほぼこの Blushing Groom を経由した系統ということになります。Blushing Groom はロベールパパン賞、モルニ賞、サラマンドル賞、グランク
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十四弾はレッドゴッド系。Red God はリッチモンドSなどを制した程度の並の重賞馬というところでしたが、20歳を超えて産駒の Blushing Groom が仏2歳GIを総なめにし、翌年の仏2000ギニーも制したことから歴史にその名を残し
シャーリーハイツ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十三弾はシャーリーハイツ系。Shirley Heights は英愛ダービーを制した活躍馬で、種牡馬としても仏ダービーの Darshaan などを出して成功し、ミルリーフ系の本流として障害が中心とはいえ今でもそれなりの勢力を保っていま
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「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十五弾はダンジグ系の続き。日本でも直仔が重賞を次々に制し、そのスピードをまざまざと見せつけましたが、むしろスピード一辺倒で器用な競馬が苦手なイメージもあり、GIを勝ったのは阪神3歳牝馬Sの*ヤマニンパラダイスだ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十四弾はダンジグ系。ここからノーザンダンサー系の主流三大系統の2つ目に入っていきます。Danzig 自身は圧勝続きだったとはいえ、故障のため重賞には出走すらできずに引退しましたが、種牡馬入り当時は無名に近い存在も
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十三弾はヘネシー系。日本におけるストームキャット系の本流と言えばこのラインですね。*ヘネシー自身も単年リース供用されてフェブラリーSのサンライズバッカスを出したものの、この時はまだその優秀さに気づかずあっさ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十二弾はジャイアンツコーズウェイ系。Storm Cat の最高傑作である Giant's Causeway は英愛ギニーは2着に終わりましたが、その後マイルから10ハロンのGIを5連勝し、欧州年度代表馬にも選ばれました。ただし最優秀3歳牡馬
東西で秋のGI戦線に向けた重要な前哨戦が行われましたが、まず京都大賞典はディープインパクト産駒の伏兵シュヴァリエローズが勝利。6歳で重賞初勝利とはかなりの遅咲きですが、そもそもクラシックディスタンスに使われ出したのがごく最近のことで、キャリアは十分ですがまだ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十一弾はハーラン系とテイルオブザキャット系をまとめて紹介します。Harlan はヴォスバーグSを勝った程度の馬で、種牡馬としてもほぼ Harlan's Holiday だけの一子相伝というような形でしたが、その産駒でやはり2歳GIを勝
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百七十弾はストームキャット系の続き。*シーキングザダイヤは日本における Storm Cat の代表産駒で、重賞5勝の活躍を見せましたが、GIでは最後まで勝ち星をあげることができず、ある意味日本における Storm Cat 産駒の象徴と
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十九弾はストームキャット系。いよいよここからノーザンダンサー系三大系統のひとつに入っていきますが、これでようやくノーザンダンサー系の半分が終わったというところなので、もうしばらくお付き合いください。Storm C
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十八弾はシアトリカル系とポーラーファルコン系をまとめて紹介します。Theatrical はBCターフなど芝GI6勝をあげた名馬で、ヌレイエフ系初期の後継種牡馬として結果を残しましたが、最近はさっぱり名前を聞かなくなりまし
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十七弾はヌレイエフ系の続き。世界的なヌレイエフ系の成功を受けて、愛2000ギニーやBCマイルなどマイルGI5勝をあげた*スピニングワールド、凱旋門賞などGI3勝をあげた*パントレセレブル、ジュライCやナンソープSを制した*
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十六弾はヌレイエフ系。Nureyev はデビュー戦のGIIIを圧勝すると、無敗のまま英2000ギニーも先頭でゴールを駆け抜けましたが、後の輸入種牡馬*ポッセの進路を妨害したとして失格になった馬で、そのまま引退したため実質無
スプリンターズSは伏兵ルガルが押し切り、GI初勝利をあげました。ドゥラメンテ産駒は今年初のJRAGI勝利ですが、それが菊花賞のドゥレッツァ以来ですからなかなかのオールマイティぶりですね。今回は骨折明けで伏兵的存在となっていましたが、ミエスクの牝系で同馬のクロスが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十五弾はカーリアン系。日本におけるニジンスキー系の主流と言えば何といってもこの系統ですね。Cearleon 自身は仏ダービー馬で、種牡馬として英愛ダービーの*ジェネラスなどを出して英愛リーディングに輝きましたが、特
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十四弾はマルゼンスキー系。マルゼンスキーは持込馬として日本に輸入されましたが、当時は持込馬に外国産馬並の制限がかけられていたため出られる大レースが非常に限られており、勝ったレースの格だけ見ればそれほど目立
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十三弾はグリーンダンサー系とニニスキ系をまとめて紹介します。Green Dancer は仏2000ギニーなどGI3勝の活躍馬で、凱旋門賞の Suave Dancer などを出して仏リーディングにも輝きました。日本では名ステイヤーであるスー
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十二弾はニジンスキー系の続き。ある意味この系統を端的に象徴する種牡馬が*ラムタラでしょうね。10か月ぶりのデビュー2戦目で英ダービーを、さらにその後もキングジョージ、凱旋門賞と制し、4戦無敗で現役生活を終えた伝
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十一弾はニジンスキー系の続き。ニジンスキー系と言えば瞬発力勝負では分が悪いですが、スタミナやパワー・タフさに優れ、ダートも難なくこなす産駒が多かったイメージです。その最たる例がホクトベガではないでしょうか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六十弾はニジンスキー系。Nijinsky は Northern Dancer の2世代目の産駒で、事実上最後の英クラシック三冠を達成するなど、父の名を大いに高めた最高傑作でした。負けたことが大ニュースになるほどの歴史的名馬でしたが、Ni
オールカマーはレーベンスティールが圧倒的支持に応えました。父リアルスティールは早々に社台SSを放出されてしまいましたが、ここにきてフォーエバーヤングやチカッパなど様々な路線で活躍馬が出ており、血統通りキズナに近い印象ですね。次走はおそらく天皇賞(秋)でしょう
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五十九弾はダンシングブレーヴ系。*ダンシングブレーヴはキングジョージや凱旋門賞などGI4勝をあげた馬で、80年代の欧州最強馬の1頭にも数えられるほどの名馬ですが、様々な偶然が重なって日本で種牡馬入りすることになりま
BCターフなど米芝GIを3勝した活躍馬輸入名馬列伝シリーズ第八十一弾は*フレイズ。フランス語でイチゴを表す馬名はもちろん父であるオーストラリア産の名馬 Strawberry Road からもらったもので、BCターフなど米芝GI3勝をあげた活躍馬でした。3代父が Nijinsky とまだまだ直
いわゆる「ファーディナンド事件」の渦中の馬輸入名馬列伝シリーズ第八十弾は*ファーディナンド。3歳時にはケンタッキーダービーを勝ち、古馬になってからはハリウッドゴールドCとBCクラシックを制して年度代表馬にも選ばれた名馬でしたが、同馬の名が日本で知れ渡ったのは
今週は3日間開催ということもあり、注目のレースが目白押しでした。まずは南部杯で、*レモンポップが圧巻の走りを見せました。ゴールデンシャヒーンは初の距離もあって全く競馬になりませんでしたが、マイルでは世界クラスではないでしょうか。今後のレース選択が注目されま
「サイアーラインで辿る世界大レース史」シリーズ第二十七弾は天皇賞(春)。これまで各国の長距離レースを見てきましたが、格付け上はGIとなっていても実際はそこまで価値のあるレースとされていないものばかりだったのですが、このレースは違いますね。もちろん中距離以下が
米芝GI4勝にジャパンCでも2着に入った名ターフランナー輸入名馬列伝シリーズ第七十九弾は*パラダイスクリーク。北米でほぼ芝専用で走り、アーリントンミリオンや最後の開催となったワシントンDC国際など芝GI4勝をあげた活躍馬で、日本での種牡馬入りを控えラストランとなっ
仏2000ギニーなどマイル以下のGIを5勝した快速馬輸入名馬列伝シリーズ第七十八弾は*ソヴィエトスター。仏2000ギニーやジュライCなどマイル以下のGIを5勝した快速馬で、いかにも Nureyev 産駒らしい仕上がりの早いスピード馬でした。京都4歳特別で5着に入ったフサイチファン
「サイアーラインで辿る世界大レース史」シリーズ第二十六弾はサンフアンカピストラーノ招待ハンデ。欧州や日本、オーストラリアなどはすぐに有名な長距離戦が思い浮かびますが、アメリカとなるとどうでしょうか。かつてはダート14ハロンで行われる「ブリーダーズカップ・マ
名牝 Dahlia の仔で、リュパン賞など芝GI4勝をあげた活躍馬輸入名馬列伝シリーズ第七十七弾は*ダハール。フランス時代にリュパン賞を制した後北米に渡り、サンルイスレイSではあのシンボリルドルフを破るなどさらに芝GI3勝を積み上げた活躍馬でした。母は名牝 Dahlia で、1
英ダービーであの*ダンシングブレーヴを下す輸入名馬列伝シリーズ第七十六弾は*シャーラスタニ。英愛ダービーを制覇した活躍馬で、英ダービーではあの*ダンシングブレーヴを下しての勝利、さらに愛ダービーは8馬身差の圧勝劇というなかなかのパフォーマンスを見せた馬でし
「サイアーラインで辿る世界大レース史」シリーズ第二十五弾はカドラン賞。アスコットゴールドCと双璧をなす超長距離平地GIで、それにわずか十数メートル及ばない4000mで行われるフランスの名物レースです。ただそのアスコットゴールドCのセン馬による勝利が10頭に満たないの
スプリンターズSはソダシの全妹にあたるママコチャがスプリント2戦目とは思えない走りを見せ、GI初勝利をあげました。とにかくシラユキヒメ一族のポテンシャルの高さには驚かされますが、惜しむらくは牝馬に活躍馬が偏っているところで、何とかここから牡馬の大物(それも白毛
*ダンシングブレーヴの最高傑作輸入名馬列伝シリーズ第七十五弾は*コマンダーインチーフ。仕上がりが遅く、通常ならクラシックには絶望的な3歳4月半ばデビューというスタートを切った同馬でしたが、そこからわずか2か月足らずで英ダービー馬に輝くという快挙を達成した馬で
米年度代表馬に輝く名馬もゴール番誤認事件で一躍有名に輸入名馬列伝シリーズ七十四弾は*コタシャーン。ブリーダーズCターフなど米GIを5勝し年度代表馬にも選ばれた名馬ですが、満を持して出走したジャパンCでは1番人気に支持されたものの、鞍上がラスト100mのハロン棒をゴ
「サイアーラインで辿る世界大レース史」シリーズ第二十四弾はアスコットゴールドカップ。これまで各国のスプリント戦を見てきましたが、ここからは逆に長距離戦の勝ち馬はどうなっているのかを見ていきたいと思います。中でもアスコットゴールドカップは200年以上の歴史を持
古馬になってGI3連勝、種牡馬としても歴史的名馬を輩出輸入名馬列伝シリーズ第七十三弾は*オペラハウス。3歳時までは重賞で入着がやっとという馬でしたが、5歳になってようやく本格化し、キングジョージなどGI3連勝を達成し欧州古馬チャンピオンにまで上り詰めた大器晩成タ
英愛2000ギニーなどGI5勝をあげた超一流の名馬輸入名馬列伝シリーズ第七十二弾は*ロドリゴデトリアーノ。2歳時はミドルパークSなど5戦全勝、3歳時も英愛2000ギニーでマイルGIを連勝したかと思えば、夏を超えて英国際S、英チャンピオンSと中距離で古馬を撃破するなどGI計5勝
「サイアーラインで辿る世界大レース史」シリーズ第二十三弾はゴールデンスリッパーステークス。オーストラリアはこれまで紹介してきた国とは違ってスプリント王国で、とりわけこの2歳戦世界最高賞金額(500万豪ドル、およそ4億7500万円)を誇るゴールデンスリッパーステークス
オールカマーは4番人気ローシャムパークが豪快に差し切り、重賞連勝を飾りました。まさに本格化という言葉がふさわしい勝ちっぷりでしたが、父はブラストワンピース、ペルシアンナイトと立て続けにGIを勝った牡馬が種牡馬になれなかった*ハービンジャー。母がドゥラメンテと
米GI3勝をあげ、種牡馬としてもケンタッキーダービー馬の父となる輸入名馬列伝シリーズ第七十一弾は*ポリッシュネイビー。2歳時にGIを連勝したほか、強豪が集ったウッドワードSを制した活躍馬で、種牡馬としても人気薄とはいえケンタッキーダービーを制した Sea Hero を出
英ダービー馬として初めてジャパンCに参戦輸入名馬列伝シリーズ第七十弾は*ドクターデヴィアス。デューハーストS、英ダービー、愛チャンピオンSとGI3勝をあげた活躍馬で、1992年のジャパンCでは2歳年上の Quest for Fame とともに英ダービー馬として初めてジャパンCに参戦