サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
インヴィンシブルスピリット系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
オアシスドリーム系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
グリーンデザート系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
アナバー系/ハードスパン系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
チーフズクラウン系/オーペン系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
ダンジグ系 No.3 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
ダンジグ系 No.2 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
ダンジグ系 No.1 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十一弾はダンジグ系。さすがに量が多いので3回に分けての掲載となります。Danzig は故障のため重賞には出走しませんでしたが、圧勝続きで3戦負けなしの成績を残した馬で、ひとまず種牡馬入りするも当初はあまり知名度がなかった
ダークエンジェル系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十弾はダークエンジェル系。Dark Angel はミドルパークSなど2歳重賞を2勝した早熟馬で、デューハーストS大敗を最後に早々に引退・種牡馬入りすると、次々にGI馬を輩出することに成功し、2024年にはついに英愛リーディングにまで
オークスはブラックタイド産駒のカムニャックが豪快に差し切り、GI初勝利をあげました。父はブラックタイドで、これがキタサンブラック以来となるGI勝ちですが、20歳を超えての種付けでGI馬を出した例というのがなかなか思いつきませんね。しかもキタサンブラックと同じ母父
ロイヤルアプローズ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十九弾はロイヤルアプローズ系。Royal Applause はミドルパークSやスプリントCを制した一流スプリンターでしたが、種牡馬としては大物産駒はほとんど出せず、仕上がりの早さが売りの一流半スプリンターを多数送り出しました。Ac
トライマイベスト系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十八弾はトライマイベスト系。*トライマイベストはデューハーストSを制した活躍馬でしたが、種牡馬としてはそれほど多くの活躍馬を残したわけではなく、高齢になって日本に輸入されてわずかな産駒を残してすぐに死亡したことも
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十七弾はピヴォタル系。Pivotal はナンソープSなど重賞2勝をあげた活躍馬で、6ハロンでも長いというような生粋のスプリンターでしたが、種牡馬としては英愛オークスを制した Sariska 、ドバイワールドCの African Story など、
ヌレイエフ系 No.2 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十六弾はヌレイエフ系の続き。凱旋門賞を5馬身差で制すなどGI3勝をあげた*パントレセレブル、BCマイルなどマイルGI5勝をあげた*スピニングワールド、仏2000ギニーなど短距離GI5勝をあげた*ソヴィエトスターなど超大物産駒を送り
ヌレイエフ系 No.1 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十五弾はヌレイエフ系。さすがにこの辺りに来ると量も多くなってくるので、2度に分けての紹介です。Nureyev は結果的にGI未勝利でしたが、いきなり重賞デビューからの勝利、英2000ギニーで1位入線も失格と相当なポテンシャルを
オーサムアゲイン系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十四弾はオーサムアゲイン系。Awesome Again はBCクラシックなどGI2勝をあげたほか、カナダ版ダービーことクイーンズプレートを制した活躍馬で、種牡馬としてBCクラシックなどGI4勝をあげ年度代表馬にも選ばれた Ghostzapper な
ヴィクトリアマイルは1番人気アスコリピチェーノがゴール前の大混戦を制し、阪神JF以来となるGI2勝目をあげました。昨年京成杯オータムHを制した後はゴールデンイーグル大敗、1351ターフスプリント快勝と海外遠征を挟み、国内では8か月ぶりの出走となりましたが、マイルでの
デピュティミニスター系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十三弾はデピュティミニスター系。Deputy Minister はローレルフューチュリティなど米2歳GIを2勝した活躍馬で、種牡馬としてもBCクラシックなどGI2勝をあげた Awesome Again 、ケンタッキーオークスなどGI8勝をあげた*オープン
エンコスタドラゴ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十二弾はエンコスタドラゴ系。Encosta de Lago はオーストラリア生まれの Fairy King 産駒で、豪GIヴィックヘルスSなど重賞3勝をあげました。Fairy King 産駒は種牡馬としてはさほど目立った成績は残せませんでしたが、同馬に関
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十一弾はニニスキ系。Niniski は愛セントレジャーやロワイヤルオーク賞を制した生粋のステイヤーで、競走馬として特に父のスタミナを受け継いだ馬でしたが、種牡馬としてはバーデン大賞などGI3勝の Lomitas を出すなど、どちら
グリーンダンサー系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十弾はグリーンダンサー系。Green Dancer は仏2000ギニーなどGI3勝をあげた活躍馬で、種牡馬としても大成功を収めて仏リーディングに輝きました。競走馬としても種牡馬としてもマイル前後を得意とするスピードと仕上がりの早さ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十九弾はニジンスキー系。Nijinsky は Northern Dancer の初期の産駒にして最高傑作で、英クラシック三冠など13戦11勝の成績を残しました。さらに種牡馬としても大成功を収め、Northern Dancer の名を不滅のものにした立役者だ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十八弾はリナミクス系。祖父は*ベリファ、父は*メンデスと2代続けて日本に輸出されながらもしぶとくフランスで父系を伸ばした Linamix は仏2000ギニーの勝ち馬で、種牡馬としても複数のマイルGIの勝ち馬のほか、凱旋門賞を制し
NHKマイルCは伏兵パンジャタワーが混戦を制し、GI初勝利をあげました。父はこの世代が初年度産駒となるタワーオブロンドンで、桜花賞馬エンブロイダリーを出したアドマイヤマーズに続くGI勝利となりました。サートゥルナーリアやルヴァンスレーヴ、*ナダル、*モズアスコット
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十七弾はリファール系。Lyphard はジャックルマロワ賞など仏GIを2勝した活躍馬で、種牡馬としても初期の Northern Dancer 種牡馬として大成功を収め、アメリカやフランスでリーディングに輝きました。日本でもお馴染みの系統で
ナイトシフト系/フェアリーキング系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十六弾はナイトシフト系およびフェアリーキング系。Night Shift は7戦して未勝利戦の1勝のみと Northern Dancer 産駒の中では極めて平凡な競走馬でしたが、種牡馬としてはキングジョージなどGI4勝の Azamour など多数のGIウイナ
ストームバード系/ディキシーランドバンド系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十五弾はストームバード系とディキシーランドバンド系をまとめて紹介します。Storm Bird はデューハーストSの勝ち馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、一時は「ストームバード系」として大きく父系を発展させることに成
ノーザンダンサー系 No.2 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十四弾はノーザンダンサー系の続き。種牡馬入りして10年ほどたった1970年後半から1980年初頭にかけては Northern Dancer の最盛期ともいえる時期で、Danzig 、Nureyev 、Storm Bird 、そして Sadler's Wells と立て続けに歴史的
ノーザンダンサー系 No.1 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十三弾はノーザンダンサー系。それではいよいよ世界最大のメジャー父系に入っていきたいと思います。細かな分岐も合わせれば90系統ほどの大所帯で、ノーザンダンサー系コンプリートだけで3か月以上かかる計算となりますが、気長
ディープインパクト系 No.2 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十二弾はディープインパクト系の続き。これにてターントゥ系コンプリートとなります。偉大な父*サンデーサイレンスはその後継種牡馬も数えきれないほどいましたが、当初種牡馬の父としては今一つだと言われていたのは、自身があ
天皇賞(春)は菊花賞2着、ダイヤモンドS優勝というスタミナ自慢のヘデントールが人気に応えてGI初勝利をあげました。ノーザンファーム生産馬ということで種牡馬入りにかなり近づいたと言えるでしょうが、父ルーラーシップ、母父ステイゴールドというステイヤーを煮詰めたよう
ディープインパクト系 No.1 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十一弾はディープインパクト系。日本史上最強馬の1頭として知られるディープインパクトですが、種牡馬としての実績はそれ以上で、世界唯一となる親子での無敗のクラシック三冠を達成したコントレイル、英ダービーやBCターフなど
アグネスゴールド系/ハットトリック系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第六十弾は海外に輸出されて大成功を収めたアグネスゴールド系とハットトリック系をまとめて紹介します。アグネスゴールドはデビュー4連勝を達成し、同じく無敗のアグネスタキオンとどちらが上かという議論も起こったほどの馬でした
ゴールドアリュール系/ハーツクライ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十九弾はゴールドアリュール系とハーツクライ系をまとめて紹介します。ゴールドアリュールは*サンデーサイレンス産駒ながらダートで真価を発揮し、さらに種牡馬としても超一流ダート馬を次々に輩出するなど大成功を収めました。
フジキセキ系/ステイゴールド系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十八弾はフジキセキ系とステイゴールド系をまとめて紹介します。フジキセキは*サンデーサイレンスの初年度産駒にしていきなり三冠候補として期待された逸材でしたが、故障のためクラシックは不出走でした。種牡馬としては父と完
サンデーサイレンス系 No.2 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十七弾はサンデーサイレンス系の続き。父系として頭角を現したのがつい最近ということもあり、まだ独立した系統として扱うほどの勢力とはなっていませんが、今のサンデーサイレンス系で最も勢いがあるのがブラックタイドからキ
香港のチャンピオンズデーGI3競走に日本馬が出走しましたが、メインであるクイーンエリザベスIICを我らがダービー馬タスティエーラが制し、そのダービー以来となるGI2勝目をあげました。父サトノクラウンの種牡馬成績を考えたとき、今の実績では種牡馬として高い評価を受ける
サンデーサイレンス系 No.1 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十六弾はサンデーサイレンス系。いよいよ日本が誇るこの系統に入っていきたいと思います。日本においてはこの先二度と同馬を凌ぐような種牡馬は現れないであろうというほどの歴史的な大成功を収めていますが、ディープインパク
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十五弾はモアザンレディ系。アルゼンチンで大成功を収めた*サザンヘイローがシャトルスタリオンとして北米に里帰りした時に生まれた産駒で、GIキングズビショップSを勝ち、さらに種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出すこと
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十四弾はサザンヘイロー系。*サザンヘイローはGI2着こそあったものの重賞勝ちはなく、北米ではなくアルゼンチンで種牡馬入りしましたが、これが大成功で、南米で多くのGIウイナーを送り出すことに成功し、何度も亜リーディング
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十三弾はヘイロー系。我らが*サンデーサイレンスを出した系統ということで、ターントゥ系の中でも特に日本になじみ深い系統ということになりますが、Halo 自身も北米リーディングに輝いた名種牡馬とはいえ、その気性の悪さなど
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十二弾はクリスエス系。Kris S. は重賞勝ちのない平凡な競走馬で、種牡馬入り当初はわずか3500ドルという安値で供用されていた馬でしたが、着実に結果を残して評価を高め、最終的には種付け料15万ドルを誇る大種牡馬として北米
ダイナフォーマー系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十一弾はダイナフォーマー系。Dynaformer はGII勝ちが2つあるものの、GIでは5着が最高という平凡とは言わないまでも一流には程遠い競走馬でしたが、種牡馬としてはケンタッキーダービー馬 Barbaro 、ソードダンサー招待Sなど芝G
牡馬クラシック第一弾の皐月賞はリオンディーズ産駒のミュージアムマイルが目の覚めるような豪脚を披露し、GI初勝利をあげました。父リオンディーズはテーオーロイヤルの天皇賞(春)以来となるJRA重賞勝ちがこの皐月賞でしたが、キングカメハメハ産駒らしくダートも及第点以上
シルヴァーホーク系/レッドランサム系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第五十弾はシルヴァーホーク系とレッドランサム系をまとめて紹介します。Silver Hawk はGIIIまでの勝ち星しかありませんでしたが、種牡馬として多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。代表産駒の1頭が我らが*グラスワンダ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十九弾はロベルト系。ターントゥ系の主流系統のひとつで、同じ Hail to Reason 産駒の Halo とともにこの系統を世界的なメジャー父系に押し上げた存在でした。Roberto 自身は英ダービーなどGI3勝をあげた活躍馬でしたが、どちら
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十八弾はオクタゴナル系。Octagonal は父 Zabeel の最高傑作で、コックスプレートなどGI10勝をあげる大競走馬となりました。種牡馬として出した活躍馬はそれほど多くなかったのですが、そのうちの1頭 Lonhro が父を上回るGI11勝
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十七弾はザビール系。Zabeel は豪GIオーストラリアンギニーの勝ち馬で、Octagonal や Might and Power など、オセアニア史上に残る大競走馬を何頭も送り出し、豪州及びニュージーランドでリーディングサイアーに輝きました。デ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十六弾はハビタット系。Habitat はムーランドロンシャン賞などマイルで結果を残した活躍馬で、種牡馬としてもそのスピードを大いに伝え、快速血統として名を馳せました。日本でも名マイラーのニホンピロウイナーが出るなど、短
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十五弾はターントゥ系。ここから第二のメジャー父系に入っていきたいと思います。メジャー四大父系としてはノーザンダンサー系とネイティヴダンサー系が他を圧倒していて、そこに米国で結果を残すナスルーラ系が追随するという
いよいよ始まった2025年のクラシックですが、桜花賞はアドマイヤマーズ産駒のエンブロイダリーが力強く抜け出しGI初勝利をあげました。マイルで無類の強さを見せたアドマイヤマーズは受胎率が悪く、種付け数はそれほど伸びていませんでしたが、いきなりクラシックホースの登
タピット系 No.2 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十四弾はタピット系の続き。ようやく今回でメジャー父系の一つ目、ナスルーラ系コンプリートとなります。北米リーディングに輝いたとはいえ、どちらかというと一発大物というよりはコンスタントにGI馬を輩出するというタイプだ
タピット系 No.1 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十三弾はタピット系。さすがにここまでくると量が多いので、2回に分けて紹介します。Tapit はGIウッドメモリアルSの勝ち馬ですが、クラシックでは全く歯が立たず、当初は種付け料1万ドルそこそこの中堅種牡馬というような立ち位
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十二弾はプルピット系。Pulpit はGIIまでの勝ち星しかなく、A.P. Indy 産駒の中では特に目立つような産駒ではありませんでしたが、種牡馬として北米リーディングに輝いた Tapit を送り出したことにより、エーピーインディ系の主
マインシャフト/バーナーディニ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十一弾はマインシャフト系とバーナーディニ系をまとめて紹介します。Mineshaft は4歳時にGI4勝をあげて米年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としてもフロリダダービーの Dialed In など多数のGI馬を送り出すことに成功しま
マリブムーン系/フラッター系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第四十弾はマリブムーン系とフラッター系をまとめて紹介します。Malibu Moon は故障のため2戦1勝と結果を残す前にリタイアせざるを得なかった馬でしたが、父母ともにGI馬という良血から種牡馬入りし、多数のGIウイナーを送り出すこ
エーピーインディ系 No.2 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十九弾はエーピーインディ系の続き。*シニスターミニスターや*パイロの成功を受けて輸入された*マジェスティックウォリアーは A.P. Indy 直仔として初めて供用された輸入種牡馬で、期待通りに多数の重賞馬を送り出しており、エ
昨年はUAEダービーの1勝に終わったドバイワールドカップデーですが、今年は肝心のフォーエバーヤングこそ3着に終わったものの、ドバイシーマクラシックでダノンデサイルが、ドバイターフでソウルラッシュが、UAEダービーでアドマイヤデイトナが制し、早くも今年度の海外GI勝
エーピーインディ系 No.1 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十八弾はエーピーインディ系。ここまでくるとさすがに量が多いので、2回に分けて紹介することにします。A.P. Indy は父 Seattle Slew 、母父 Secretariat とボールドルーラー系の主張の強い血統でしたが、BCクラシックやベルモ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十七弾はシアトルスルー系。Seattle Slew はアメリカ競馬史上はじめてクラシック三冠を無敗で制した名馬で、種牡馬としても北米リーディングに輝くなど大成功を収めており、米国の競走馬の中でも特に知名度の高い1頭となってい
ボールドネシアン系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十六弾はボールドネシアン系。Boldnesian はサンタアニタダービーの勝ち馬で、種牡馬として歴史的名馬にして大種牡馬となった Seattle Slew の父 Bold Reasoning を出したことで歴史に名を残すことに成功しました。ただこれだけ
ボールドルーラー系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十五弾はボールドルーラー系。いよいよナスルーラ系最後の分岐に入っていきたいと思います。特に北米では Seattle Slew 、A.P. Indy 、そして Tapit と立て続けにリーディングサイアーを輩出しているこの系統がかなりのシェアを
高松宮記念はロードカナロア産駒のサトノレーヴが豪快に差し切り、親子制覇を達成しました。ロードカナロア×サクラバクシンオー牝馬という配合では一昨年のファストフォースに続く同レース勝利ですね。とにかくいかにもな短距離血統ですが、次走はチェアマンズスプリントと
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十四弾はアンクルモー系。Uncle Mo はBCジュヴェナイルなど2歳GIを2勝した早熟快速馬で、種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で17万5000ドルの種付け料を誇る大種牡馬へと上り詰めました。ただGI馬の数
新種牡馬辞典、第三十五弾はハラモシュテソーロ。「テソーロ」の冠名からわかる通り了徳寺オーナーの持ち馬ですが、3歳6月の未勝利戦を10番人気で勝利した後は門別で1勝をあげただけという実績なので、競走馬としての知名度はかなり低いと思われます。了徳寺オーナーといえば
コジーン系/サイベリアンエクスプレス系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十三弾はカロ系を継承するコジーン系とサイベリアンエクスプレス系をまとめて紹介します。Cozzene はBCマイルの勝ち馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を送り出すことに成功し、北米リーディングにも輝きました。日本との相性も
新種牡馬辞典、第三十四弾はダイシンバルカン。最後までオープンクラスで勝ち星をあげることはできませんでしたが、JRAで最後まで登録されていたサクラバクシンオー産駒として実に10歳まで現役で57戦を走り抜いた大ベテランでした。オーナーである大八木信行氏はこれまでもダ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十二弾はカロ系。Caro は後に日本で供用されることになる*フォルティノがフランスで残してきた産駒で、仏2000ギニーなどを制し、さらに種牡馬としても成功して仏リーディングにも輝きました。種牡馬の父としても成功し、米リー
阪神大賞典は4番人気のレイデオロ産駒、サンライズアースが6馬身突き抜け重賞初勝利をあげました。一時はリーディング候補の一角にも数えられたレイデオロがここでようやく重賞初勝利。さすがにこの1勝だけでこれまでの評価が覆ることはないでしょうが、このまま天皇賞も持っ
新種牡馬辞典、第三十三弾はリコーソッピース。大井のB級クラスを走っていた馬ということで、競走馬としての知名度はほとんどないと思われるこのリコーソッピースですが、条件クラスとはいえ18戦12勝、特に最後は単勝1倍台前半で4連勝と非常に高い素質の片鱗を見せていました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十一弾はカラムーン系。ここからナスルーラ系の主流系統の一つ、グレイソヴリン系に入っていきたいと思います。グレイソヴリン系は Uncle Mo が出ている Caro を経た系統が現在のメインストリームといえますが、こちらの Kalamo
新種牡馬辞典、第三十二弾はロジクライ。「ロジ」の久米田オーナーが所有するハーツクライ産駒、というとても分かりやすい馬名のロジクライですが、3歳時にシンザン記念を、5歳時に富士Sを制し、オーナーにロジユニヴァースのダービー以来となるJRA重賞勝ちをプレゼントした
キャンディストライプス系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第三十弾はキャンディストライプス系。全体的に衰退傾向にあるブラッシンググルーム系において、南米を中心にひとまずはそれなりの勢力を維持している系統ということになります。Candy Stripes 自身は重賞勝ちがなく、米国で種牡馬
新種牡馬辞典、第三十一弾はミラアイトーン。父はオーストラリアの歴史的名馬 Lonhro で、同馬がアメリカにシャトル供用されているときに種付けされた牝馬が日本で産んだ産駒がこのミラアイトーンということになります。父系はサートリストラム系で、日本で種牡馬入りするの
レインボウクエスト系/ラーイ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十九弾はレインボウクエスト系とラーイ系をまとめて紹介します。Rainbow Quest は凱旋門賞などを勝った活躍馬で、ブラッシンググルーム系の中では晩熟なスタミナを伝え、クラシックディスタンス以上のレースに強い産駒を送り出
金鯱賞は4歳牝馬クイーンズウォークが制し、重賞3勝目をあげました。デシエルトの大逃げの3番手でレースを進めると、最後は天皇賞(秋)3着馬ホウオウビスケッツを交わして勝利。金鯱賞の牝馬による勝利は1995年のサマニベッピン以来実に30年ぶり、GIIになってからは初というこ
新種牡馬辞典、第三十弾はノブワイルド。TUBEの前田亘輝氏がオーナーということで注目された1頭で、オーバルスプリントを連覇するなどダートの短距離界で長きにわたって活躍しました。地方ダート向け種牡馬として一定の結果を残しながら受胎率の低下のため早期引退を余儀なく
ラナウェイグルーム系/マウントリヴァーモア系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十八弾はラナウェイグルーム系とマウントリヴァーモア系をまとめて紹介します。Runaway Groom はカナダのクラシック二冠のほか、トラヴァーズSも制した一流馬で、種牡馬としてもBCスプリントの Cherokee Run など複数のGI馬を送
新種牡馬辞典、第二十九弾はキングプライド。2010年代の佐賀を代表する名馬で、佐賀生え抜きで通算68戦35勝、重賞勝ちは実に17勝という大競走馬でした。ただ、重賞勝ちの大半は悪名高き「S2重賞」で、キングオブザロードやカシノオウサマといった過去の名馬たちとの整合性が
ブラッシンググルーム系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十七弾はブラッシンググルーム系。Blushing Groom はロベールパパン賞から仏2000ギニーまで怒涛のGI5連勝を飾った名馬で、種牡馬としてもBCジュヴェナイルや仏グランクリテリウムなど2歳GI4勝をあげ年度代表馬にも選ばれた*アラ
新種牡馬辞典、第二十八弾はカフジテイク。カフジテイクは*プリサイスエンド産駒で、根岸Sを制したほか、フェブラリーSやチャンピオンズCでも入着し、海外遠征も果たした活躍馬でした。「カフジ」の加藤守オーナー、および生産者であるヒダカファームにとっての稼ぎ頭(種牡馬
弥生賞は伏兵ファウストラーゼンが後方から一気に先頭に立って押し切り、重賞初勝利をあげました。前走のホープフルSでも同じような戦法で3着に入っており、フロックではなかったことを証明しましたね。*モズアスコット産駒はこれがJRA重賞初勝利となりましたが、自身がダー
シャーリーハイツ系 - サイアーラインで辿る世界競馬2024
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十六弾はシャーリーハイツ系。スタミナ偏重で主に障害競走で結果を残しているミルリーフ系ですが、その中でも Shirley Heights 、Darshaan と父系を繋ぎ、辛うじて平地で最低限の勢いを保っている系統ということになります。と
新種牡馬辞典、第二十七弾は*テーオーヘリオス。*テーオーヘリオスは Fusaichi Pegasus 産駒のマル外で、6歳時に北海道スプリントCを勝つなどダートの短距離で活躍しました。今やテーオーケインズやテーオーロイヤルなどが活躍し、GIの常連となった小笹オーナーの名を一躍世
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十五弾はミルリーフ系。Mill Reef は英ダービーや凱旋門賞など14戦12勝の成績を残し、70年代の欧州を代表する名馬との呼び声も高い1頭ですね。さらに種牡馬としても大成功を収めて英愛リーディングに輝くなど、一時は欧州の中心
新種牡馬辞典、第二十六弾はサトノインプレッサ。父は言わずと知れた大種牡馬ディープインパクト、母は英GIサンチャリオット3連覇の偉業を達成した*サプレザという超良血馬で、デビュー3連勝で毎日杯を制し、同期であるコントレイルに唯一対抗できる馬という評価を得たことが
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十四弾はネヴァーベンド系。Nasrullah のラストクロップとして誕生した Never Bend は北米2歳牡馬チャンピオンに輝いた早熟タイプでしたが、種牡馬としては70年代の欧州を代表する名馬 Mill Reef など多数のGIウイナーを送り出
新種牡馬辞典、第二十五弾はシュウジ。2歳時に小倉2歳Sを勝ち、さらに3歳時には古馬を蹴散らして阪神Cを制すなど短距離で活躍すると、6歳時からダートに転向してオープン勝ちを収めるなど8歳まで40戦以上をタフに走り抜いた活躍馬でした。父は*キンシャサノキセキで、種牡馬
中山記念はキズナ産駒のシックスペンスがレコード勝ちを収め、GI制覇に向けて大きな前進となりました。先週はフェブラリーSをロードカナロア産駒のコスタノヴァが制し、久々にリーディングの座を明け渡していたのですが、わずか1週で奪還となりました。昨年のダービーから20
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十三弾はナシュア系。Nashua はケンタッキーダービーこそ Swaps の2着に敗れましたが、30戦22勝の成績を残し、米国の生涯獲得賞金のレコードを更新する大活躍を見せました。まさに Nasrullah の最高傑作と言っていい存在で、さ
新種牡馬辞典、第二十四弾はキャプテンキング。キャプテンキングは中央デビューから底を見せないままに南関東に移籍し、羽田盃など重賞6勝をあげた活躍馬でした。交流重賞では掲示板にすら載ることはできませんでしたが、1400mから2000mまで様々な距離で結果を残したオールマ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十二弾はナスルーラ系。いよいよここからメジャー父系に入っていきたいと思います。ただメジャー父系とは言うものの、ナスルーラ系で現在主流血統として君臨していると言えるのは米国のエーピーインディ系と、せいぜいアンクル
新種牡馬辞典、第二十三弾はサブノジュニア。サブノジュニアは*サウスヴィグラス産駒らしくダート短距離で活躍し、JRA勢を蹴散らしたGI・JBCスプリントなど重賞2勝をあげました。*サウスヴィグラスは言わずと知れた地方の大種牡馬ですが、大物産駒を出すというよりはとにかく
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十一弾はアイスカペイド系。いわゆるメジャー四大父系を除く系統としては最後のラインということになります。Icecapade 自身はGI勝ちのない競走馬でしたが、名種牡馬 Northern Dancer と同じ父・母父を持ち、ニューヨーク牝馬三
新種牡馬辞典、第二十二弾はエンパイアペガサス。エンパイアペガサスは*エンパイアメーカー産駒で、岩手・南関を中心に8歳まで50戦を走り抜き、北上川大賞典3連覇など重賞19勝をあげた地方の雄でした。*エンパイアメーカーと言えば輸入後に産駒の Pioneerof the Nile が名馬
今週は何と言ってもサウジカップデーの日本馬の大健闘でしょう。サウジCでは我らがフォーエバーヤングが勝利し、日本馬として2023年のドバイワールドC以来となる海外GI勝ちをあげました。米国の一線級が出ていなかったのは事実ですが、これまで何度も日本馬が後塵を拝し続け
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第二十弾はネアルコ系。Nearco は Ribot と並ぶイタリア史上最強馬で、種牡馬としても大成功を収めており、ナスルーラ系、ターントゥ系、そしてノーザンダンサー系と世界を牛耳る大父系の直属の祖となりました。それ以外にも英ダー
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サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十一弾はダンジグ系。さすがに量が多いので3回に分けての掲載となります。Danzig は故障のため重賞には出走しませんでしたが、圧勝続きで3戦負けなしの成績を残した馬で、ひとまず種牡馬入りするも当初はあまり知名度がなかった
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十弾はダークエンジェル系。Dark Angel はミドルパークSなど2歳重賞を2勝した早熟馬で、デューハーストS大敗を最後に早々に引退・種牡馬入りすると、次々にGI馬を輩出することに成功し、2024年にはついに英愛リーディングにまで
オークスはブラックタイド産駒のカムニャックが豪快に差し切り、GI初勝利をあげました。父はブラックタイドで、これがキタサンブラック以来となるGI勝ちですが、20歳を超えての種付けでGI馬を出した例というのがなかなか思いつきませんね。しかもキタサンブラックと同じ母父
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十九弾はロイヤルアプローズ系。Royal Applause はミドルパークSやスプリントCを制した一流スプリンターでしたが、種牡馬としては大物産駒はほとんど出せず、仕上がりの早さが売りの一流半スプリンターを多数送り出しました。Ac
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十八弾はトライマイベスト系。*トライマイベストはデューハーストSを制した活躍馬でしたが、種牡馬としてはそれほど多くの活躍馬を残したわけではなく、高齢になって日本に輸入されてわずかな産駒を残してすぐに死亡したことも
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十七弾はピヴォタル系。Pivotal はナンソープSなど重賞2勝をあげた活躍馬で、6ハロンでも長いというような生粋のスプリンターでしたが、種牡馬としては英愛オークスを制した Sariska 、ドバイワールドCの African Story など、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十六弾はヌレイエフ系の続き。凱旋門賞を5馬身差で制すなどGI3勝をあげた*パントレセレブル、BCマイルなどマイルGI5勝をあげた*スピニングワールド、仏2000ギニーなど短距離GI5勝をあげた*ソヴィエトスターなど超大物産駒を送り
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十五弾はヌレイエフ系。さすがにこの辺りに来ると量も多くなってくるので、2度に分けての紹介です。Nureyev は結果的にGI未勝利でしたが、いきなり重賞デビューからの勝利、英2000ギニーで1位入線も失格と相当なポテンシャルを
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第七十四弾はオーサムアゲイン系。Awesome Again はBCクラシックなどGI2勝をあげたほか、カナダ版ダービーことクイーンズプレートを制した活躍馬で、種牡馬としてBCクラシックなどGI4勝をあげ年度代表馬にも選ばれた Ghostzapper な
ヴィクトリアマイルは1番人気アスコリピチェーノがゴール前の大混戦を制し、阪神JF以来となるGI2勝目をあげました。昨年京成杯オータムHを制した後はゴールデンイーグル大敗、1351ターフスプリント快勝と海外遠征を挟み、国内では8か月ぶりの出走となりましたが、マイルでの
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十二弾はネヴァーセイダイ系。量が多いので2回に分けて紹介していきます。日本でナスルーラ系といえば当初はこのネヴァーセイダイ系で、初期に輸入された種牡馬が20頭近い重賞馬を送り出した*ダイハード、年度代表馬にも選
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十一弾はナシュア系およびフリートナスルーラ系。Nashua は大種牡馬 Nasrullah が出した活躍馬の中でも最高傑作と呼べる馬の1頭であり、米二冠などアメリカの大レースを勝ちまくった馬で、種牡馬としても一定の成功を収めま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十弾はナスルーラ系。いよいよメジャー父系に突入ですね。ただいくら主流血統のひとつとはいえすでに誕生から80年以上が経過していますから、そのラインの多くはすでに過去のものとなっており、当面はかつての栄光をしのぶ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十九弾はニアークティック系。ナスルーラ系、ターントゥ系、ノーザンダンサー系、およびネイティヴダンサー系のいわゆる「メジャー四大父系」を除いた系統は今回がラストとなります。Icecapade はGI勝ちなどはありませんで
香港の英雄 Romantic Warrior が不慣れなマイルも全くものともせず、3か国目のGI制覇を達成しました。あまりにも2000mでの実績が圧倒的なだけであって、マイルも2戦1勝、負けた1戦もあの Golden Sixty に1馬身差の2着に敗れただけで、しかも父が短距離志向の強い Acclamation
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十八弾はニアークティック系。カナダ生まれの Nearctic は同国の年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、加リーディングサイアーにも輝きました。代表産駒は言わずと知れた Northern Dancer
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十一弾はファロス系。Pharos は前回まで紹介していた Fairway の全兄にあたる馬で、英チャンピオンSなどを制した活躍馬であり、種牡馬としても英愛リーディングに輝く成功を収めたのですが、どちらかを選べと言われたら実績
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十弾はペティション系。Petition はエクリプスSなどの勝ち馬で、息子の Petingo 、孫の*ピットカーンともども英愛リーディングサイアーに輝いたほか、別のラインからも20世紀最高のマイラーの1頭である Brigadier Gerard を
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十九弾はフェアトライアル系。全兄 Pharos よりも長距離適性があったということで種牡馬として重用された Fairway でしたが、その後継種牡馬の中でも Fair Trial は多数のギニー馬を輩出するなどむしろマイラー種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十八弾はブルーピーター系。Blue Peter は英2000ギニー、英ダービーと完勝し、夏には古馬との初対戦となったエクリプスSを勝利。あとは英セントレジャーを制すのみとなりましたが、第二次世界大戦の勃発によりレース自体が
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十七弾はフェアウェイ系。距離に限界のあった全兄 Pharos と違い、英セントレジャーを完勝するなどスタミナも兼ね備えていた Fairway は真のチャンピオンとして種牡馬として重用され、しかも期待通りに次々に活躍馬を輩出、
オークスは2番人気のチェルヴィニアがしぶとく脚をのばし、GI初勝利を飾りました。*シンコウラブリイの母*ハッピートレイルズを祖とする牝系で、ここのところ多数の重賞馬が出ている優秀なラインですが、GI馬の誕生はその*シンコウラブリイ以来ということになるでしょうか。
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第六十六弾はトムフール系。Tom Fool は北米2歳チャンピオンに輝きながらクラシックでは調子が整わず出走すらできませんでしたが、古馬になって覚醒し、ニューヨークハンデ三冠を達成するなど10戦無敗の成績を残しました。種牡