サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十七弾はスキャットダディ系。量が多いので2回に分けての紹介です。Scat Daddy はフロリダダービーなどGI2勝をあげた活躍馬で、種牡馬としても初年度から多数の活躍馬を送り出し、種付け料が3万5000ドルから一気に10万ドルまで
ということで「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ完結です。コンプリートまでほぼ丸一年かかってしまいましたが、前回と違って今回はグレード制導入以降の重賞勝ち馬がいる系統に絞ってデータを更新したところ、掲載する馬を多くしたことでかえって前回よりも系統
その他の純血アラブ父系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十七弾はその他のアラブ父系をまとめて紹介して完全にこのシリーズ終了となります。ここに紹介する以外にも数えきれないほどの純血アラブを祖とする種牡馬が輸入されてきたのですが、そのほとんどの直系が途絶えており、2
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十六弾はテルメーズ系。サラブレッド父系はコンプリート出来ましたが、まだ純血アラブを祖とする系統が残っていますので、あと少しだけお付き合いください。Telmese は "Desert Bred" つまりアラビア半島や北アフリカの砂
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十五弾はロードカナロア系。長かったメジャー父系も、ようやくこれがラストです。ロードカナロアはスプリンターズSや香港スプリントを連覇するなどマイル以下のGIを6勝した歴史的スプリンターで、種牡馬としても短距離は
キングカメハメハ系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十四弾はキングカメハメハ系の続き。数々の後継種牡馬を送り出したキングカメハメハでしたが、その中でも圧倒的な瞬間最大風速を誇ったのがドゥラメンテで、菊花賞や天皇賞(春)などGI3勝をあげたタイトルホルダー、三冠牝
キングカメハメハ系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十三弾はキングカメハメハ系。かつてミスプロ系といえばダート・短距離専門で中距離以上の大レースには無縁の存在とされていた時代がありましたが、同父の*エルコンドルパサーがそうしたイメージを払拭する活躍を見せると
ここまでGI6勝、ディープインパクトのラストクロップにして牡馬のGI最多勝利数を誇る Auguste Rodin を筆頭に、今年のキングジョージで凱旋門賞馬 Bluestocking を下した Goliath 、バーデン大賞など独GI2勝をあげている Fantastic Moon となかなかの好メンバーがそろったジ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十二弾はキングマンボ系。ミスプロ系最後の系統ということで、いよいよこのシリーズも大詰めです。Kingmambo は仏2000ギニーなどマイルGI3勝をあげた活躍馬で、父はミスプロ、母はマイルGI10勝の Miesque と考え得る限り
エンドスウィープ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十一弾はエンドスウィープ系。*エンドスウィープはGIIIまでの勝ち星しかありませんでしたが、わずか3世代の産駒から宝塚記念などGI3勝をあげたスイープトウショウ、桜花賞・NHKマイルCを制したラインクラフト、そしてジャ
フォーティナイナー系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百十弾はフォーティナイナー系の続き。*フォーティナイナー産駒はミスプロ系らしく芝の中長距離には向いていないという弱点はありましたが、ユートピアやマイネルセレクトといったGI馬をはじめ、ダートや短距離で多数の活躍
フォーティナイナー系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百九弾はフォーティナイナー系。*フォーティナイナーはトラヴァーズSなどGI4勝をあげた活躍馬で、種牡馬としても成功し、北米リーディングにも輝きました。もちろんこれは日本に輸出後のことであり、本来ならば日本に来るレ
アンブライドルズソング系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百八弾はアンブライドルズソング系。Unbridled's Song はBCジュヴェナイルなどGIを2勝した活躍馬で、種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出すことに成功し、北米リーディングに輝きました。ただどちらかというと小粒な産
アンブライドルド系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百七弾はアンブライドルド系。Unbridled はBCクラシックやケンタッキーダービーを制した一流馬で、種牡馬としても多数のGI馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功しましたが、特に結果を残したのが北米リーデ
マイルChSは昨年の覇者ナミュール、一昨年の覇者セリフォス、さらに中距離路線から参戦のブレイディヴェーグが欧州マイル王のチャリンをどう迎え撃つかという構図でしたが、終わってみればここまでGIで6戦して掲示板4回というソウルラッシュが鞍上が早々とガッツポーズして過
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百六弾はファピアノ系。Fappiano は Mr. Prospector 初期の産駒で、メトロポリタンHなどを勝ち、種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出したことで父の名を一躍高めることに成功しました。歴史上において、大種牡馬の初期
ゴーンウェスト系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百五弾はゴーンウェスト系の続き。Speightstown はBCスプリントの勝ち馬で、種牡馬としては単発のGIウイナーが数十頭と見事に超大物産駒は出さないものの、とにかく高い遺伝力でスピードを伝える優良種牡馬として勢力を広げ
ゴーンウェスト系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百四弾はゴーンウェスト系。Gone West はドワイヤーSを12馬身差で圧勝したのが唯一のGI勝ちという馬で、種牡馬としては英2000ギニーなどGI4勝をあげた Zafonic こそ出しましたが、全体的には小粒な産駒が多い印象で、アベレ
スマートストライク系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百三弾はスマートストライク系。Smart Strike は故障のためGIを1勝するにとどまりましたが、種牡馬としては次々にチャンピオンホースを送り出すことに成功し、北米リーディングに輝きました。さらにその息子の Curlin も種
マキャヴェリアン系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百二弾はマキャヴェリアン系。Machiavellian はモルニ賞など仏2歳GIを2勝した馬で、種牡馬としてはどちらかというと小粒な産駒も多かったですが、ドバイワールドCを勝った Street Cry が Winx 、Zenyatta と歴史上五指に入
シーキングザゴールド系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第二百一弾はシーキングザゴールド系。Seeking the Gold はスーパーダービーなどの勝ち馬で、種牡馬としては快速で鳴らしました。その代表産駒がドバイワールドCなどGI4勝をあげた Dubai Millennium でしたが、同馬はわずか1世
エリザベス女王杯は2年前の秋華賞馬スタニングローズが復活の勝利をあげました。この2年間は全くといっていいほどいいところがなく、それにしても3番人気というのはメンバーに恵まれたということもあったのでしょうが、それ以上に同馬のポテンシャルに期待した人が多かったの
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ、記念すべき第二百弾はウッドマン系。Woodman は2歳時のGIII勝ちしかありませんでしたが、種牡馬としては英1000ギニーなどGI3勝をあげた Bosra Sham 、プリークネスSなどGI3勝をあげた*ティンバーカントリーらを出すなど仕上が
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百九十九弾はアフリート系。*アフリートはGIジェロームHの勝ち馬で、持込馬としてオークスでも2着に入ったゴールデンジャックなどが出たこともあり、11歳にして日本で種牡馬入り。桜花賞馬プリモディーネのほか、多数の一流ダ
カーソンシティ系/ジェイドロバリー系/フサイチペガサス系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百九十八弾はカーソンシティ系、ジェイドロバリー系、およびフサイチペガサス系をまとめて紹介します。Carson City はGIIまでの勝ち星しかなかったのですが、種牡馬としては複数のGI馬を出しており、それほど大きな広がりは見
クラフティプロスペクター系/ガルチ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百九十七弾はクラフティプロスペクター系とガルチ系。Crafty Prospector は10戦7勝複勝率100%という成績を残しながら最後まで重賞を勝つことはできませんでしたが、種牡馬としては多数の重賞馬を送り出すことに成功しました
ミスワキ系/コンキスタドールシエロ系 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百九十六弾はミスワキ系とコンキスタドールシエロ系。Miswaki は仏2歳GIサラマンドル賞を勝ったものの、3歳以降は勝ち星をあげられなかったような馬でしたが、種牡馬としては凱旋門賞の Urban Sea やジャパンCのマーベラスク
ミスタープロスペクター系 No.3 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百九十五弾はミスタープロスペクター系の続き。*ウォーエンブレムはケンタッキーダービー・プリークネスSの二冠を達成した馬で、父が重賞未勝利馬 Our Emblem と血統的にやや弱く、さらにオーナーの急逝も重なったことで運よ
まずは国内から。アルゼンチン共和国杯は白毛馬ハヤヤッコが3度目となる重賞勝ちを収めました。もちろん白毛馬ですから加齢とともに毛色が変わることはありませんが、それにしても何という働き者。種牡馬としての需要はなくとも、何とかプライベート種牡馬にしてやることはで
ミスタープロスペクター系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬2023
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百九十四弾はミスタープロスペクター系の続き。名障害馬ポレールやダート重賞8勝をあげたビーマイナカヤマを出した*エブロス、ダービーグランプリのテイエムメガトンや小倉三冠を達成したメイショウカイドウを出した*スキャン
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サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十七弾はスキャットダディ系。量が多いので2回に分けての紹介です。Scat Daddy はフロリダダービーなどGI2勝をあげた活躍馬で、種牡馬としても初年度から多数の活躍馬を送り出し、種付け料が3万5000ドルから一気に10万ドルまで
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十六弾はヘネシー系。*ヘネシーはホープフルSの勝ち馬で、種牡馬としても*ヨハネスブルグなど多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。日本でも単年リース供用されており、フェブラリーSのサンライズバッカスらを出すな
今週は重賞レースが少なめでしたが、上半期のダートの大一番・帝王賞は1番人気ミッキーファイトが押し切り、GI初勝利をあげました。*ドレフォン産駒としてもダートGI初勝利ですが、産駒の活躍を見る限り、スプリンターだった自身の面影はどこにもありませんね。とはいえ、Gio
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十五弾はシャマーダル系。Shamardal は仏二冠などGI4勝をあげた活躍馬で、唯一の敗戦はUAEダービーのみと芝では底を見せておらず、種牡馬としても同じく仏二冠を達成した Lope de Vega や欧州チャンピオンスプリンターの Blue P
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十四弾はジャイアンツコーズウェイ系の続き。前述したように北米リーディングにも輝いた Giant's Causeway でしたが、活躍の舞台は主に芝コースで、米国ダートで活躍するような大物産駒はほとんどいませんでした。後継種牡馬の1
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十三弾はジャイアンツコーズウェイ系。量が多いので2回に分けての紹介です。Giant's Causeway はセントジェームズパレスSから愛チャンピオンSまでわずか2か月半の間にGI5連勝を達成して欧州年度代表馬にも選ばれた名馬で、種牡
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十二弾はイントゥミスチーフ系。Into Mischief は2歳GIキャッシュコールフューチュリティが唯一の重賞勝ちという馬でしたが、種牡馬としては圧倒的なアベレージの高さで次々にGIウイナーを輩出しており、6年連続で北米リーディ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十一弾はハーラン系。Harlan は初めて重賞に出走したのが4歳時、5歳時に人気薄で勝ったGIヴォスバーグSが唯一の重賞勝ちという馬で、種牡馬としてもフロリダダービーなどGI3勝をあげた Harlan's Holiday 、およびハスケル招待H
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百十弾はテイルオブザキャット系。Tale of the Cat はGII時代のキングズビショップS勝ち馬で、種牡馬としてアーリントンミリオンなど芝GI7勝をあげ古牡馬チャンピオンにも選ばれた Gio Ponti 、ウッドメモリアルSなどGI2勝をあげ
函館記念は10番人気のヴェローチェエラがあのサッカーボーイのレコードを破って勝利し、重賞初勝利をあげました。ここまでどちらかというと長距離タイプとしてローテーションを組まれてきた印象ですが、この走りを見せられるとこの先の選択肢がかなり広がりますね。ラジオNIK
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百九弾はフォレストリー系とバーンスタイン系をまとめて紹介します。Forestry はキングズビショップSの勝ち馬で、北米並びに南米各国にシャトル供用されており、多数のGIウイナーを送り出すことに成功しました。もっとも有名な後
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百七弾はストームキャット系の続き。全盛期には最高で50万ドルの種付け料が設定されるなど、歴史的な大成功を収めた Storm Cat ですが、現在のストームキャット系の主流と言える Into Mischief の祖である Harlan 、および Scat D
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百六弾はストームキャット系の続き。国を問わず成功種牡馬を次々に送り出している偉大な系統ですが、中でも南米、特にアルゼンチンでの成功が目立つ印象ですね。当然お国柄それほど経済的に豊かではないので、導入される種牡馬も
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百五弾はストームキャット系の続き。これだけ欧米および南米、オセアニアでも活躍馬を輩出している系統ですが、日本での Storm Cat 産駒は勝ち馬率こそ極めて優秀だったものの、50頭以上走ってJRA重賞ウイナーは1頭だけで、あまり
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百四弾はストームキャット系。ダンジグ系に続くノーザンダンサー系の主流系統ですが、やはり細かい分岐が多く、全部で4回に分けての紹介となります。Storm Cat 自身は2歳GIヤングアメリカSが唯一の重賞勝ちで、チャンピオンには若
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百三弾はスニッツェル系。*スニッツェルはGIオークリープレートが唯一のGI勝ちと競走馬としては超一流レベルではありませんでしたが、種牡馬としては3頭のゴールデンスリッパーS勝ち馬をはじめ20頭以上のGIウイナーを送り出すこと
米子Sが重賞格上げとなって施行されたしらさぎSですが、オークス馬カムニャックの兄キープカルムが重賞初勝利をあげました。さすが血統馬というところですが、ロードカナロア×サクラバクシンオーという血統ながらまだスプリントは未出走ですね。この先出走することはあるで
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百二弾はリダウツチョイス系。Redoute's Choice はブルーダイヤモンドSなどGI4勝をあげた活躍馬で、種牡馬としても多数のGIウイナーを送り出すことに成功し、豪リーディングにも3度輝きました。さらに種牡馬の父としても成功し、G
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第百一弾はショワジール系およびマスタークラフツマン系をまとめて紹介します。Choisir はオーストラリア産馬で、豪GIライトニングSを勝ったほか、後に英国でGIゴールデンジュビリーSを勝ちました。種牡馬としても同じく豪GI勝ちか
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ、記念すべき第百弾はデインヒルダンサー系。節目の回ですが、全体で見ればまだまだ折り返しを少し過ぎたところというところで、もうしばらくお付き合いをお願いします。Danehill Dancer は2歳GIを2勝したものの、3歳以降はさっぱり
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百六弾はボールドラッド(USA)系、ボールドネシアン系、およびボールドラッド(IRE)系をまとめて紹介します。同名でややこしい Bold Lad (USA) と Bold Lad (IRE) ですが、前者は米国の2歳戦の大レースを勝ちまくった名馬で、16
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百五弾はボールドルーラー系。それではナスルーラ系最後の分岐に入っていきましょう。Bold Ruler はプリークネスSやウッドメモリアルSなど32戦23勝の成績を残した名馬で、種牡馬としても大成功を収め、計8度の北米リーディン
プロキオンSはダートで圧勝続きのヤマニンウルスがここも楽勝でデビューからの連勝を5に伸ばし、重賞初勝利をあげました。デビュー時から大いに期待された馬がようやく一つの形になったわけですが、もちろん同馬のポテンシャルからすればここはまだまだ通過点でしょう。とに
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百四弾はコジーン系。Cozzene はBCマイルの勝ち馬で、種牡馬としてはBCターフの*ティッカネンやBCクラシックの Alphabet Soup など多数の活躍馬を送り出して北米リーディングにも輝きました。もともと米国のグレイソヴリン系
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百三弾はカロ系。Caro は仏2000ギニーなどを制した活躍馬で、父*フォルティノが日本に輸入された後も欧州に残って種牡馬入りし、仏リーディングに輝く活躍を見せ父系を繋ぐことに成功しました。後継種牡馬としても仏ダービー
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百二弾はフォルティノ系。*フォルティノはアベイドロンシャン賞などの勝ち馬で、11歳時より日本で種牡馬入り。輸入後に祖国で名種牡馬 Caro が出て父系を繋ぐお決まりのパターンですが、日本でも毎日王冠など重賞3勝をあげた
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第百一弾はソヴリンパス系。Sovereign Path はロッキンジSなどを制した快速馬で、種牡馬としても仕上がりの早いスピードを伝えて父系を大きく発展させました。日本にとってのグレイソヴリン系のスタートはこの系統で、ミドルパ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ、記念すべき第百弾はトニービン系。ここでようやく全体の折り返し地点というところですので、気長にお付き合いをお願いします。*トニービンは凱旋門賞などGI6勝をあげたイタリアの歴史的名馬で、種牡馬としても二冠牝馬ベガ、
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十九弾はゼダーン系。*ゼダーンは仏2000ギニーなどの勝ち馬で、仏2000ギニー親子制覇となる Kalamoun などを出したのちに14歳で日本に輸入されましたが、エリザベス女王杯のキョウワサンダーや最優秀障害馬にも選ばれたヤマ
ラジオNIKKEI賞は Farhh 産駒の英国産馬*オフトレイルが豪快に差し切り、重賞初勝利をあげました。ヌレイエフ系としては昨年の*シンエンペラーに続く重賞勝利となりましたが、その前ということになるとチェレブリタの京都牝馬特別までまで15年近くさかのぼることになりますか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十八弾はグレイソヴリン系。プリンスリーギフト系と並んで日本に非常になじみ深い系統ですね。Grey Sovereign 自身は一介の重賞ウイナーといったところで、その期待は英ダービーを勝った半兄*ニンバスに及ばなかったのです
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十七弾はレインボウクエスト系。Rainbow Quest は凱旋門賞(繰り上がり)などを制した活躍馬で、種牡馬としても英ダービーの Quest for Fame 、凱旋門賞の Saumarez など多数のGI馬を送り出すことに成功しました。日本で走っ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十六弾はキャンディストライプス系、ラーイ系、ナシュワン系をまとめて紹介します。Candy Stripes は競走馬としては平凡でしたが、アルゼンチンに輸出されて大成功を収め、アメリカに逆シャトルされる大種牡馬へと上り詰め
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十五弾はブラッシンググルーム系。レッドゴッド系の本流中の本流で、今も残る直系はほぼこの Blushing Groom を経由した系統ということになります。Blushing Groom はロベールパパン賞、モルニ賞、サラマンドル賞、グランク
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十四弾はレッドゴッド系。Red God はリッチモンドSなどを制した程度の並の重賞馬というところでしたが、20歳を超えて産駒の Blushing Groom が仏2歳GIを総なめにし、翌年の仏2000ギニーも制したことから歴史にその名を残し
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十三弾はシャーリーハイツ系。Shirley Heights は英愛ダービーを制した活躍馬で、種牡馬としても仏ダービーの Darshaan などを出して成功し、ミルリーフ系の本流として障害が中心とはいえ今でもそれなりの勢力を保っていま
久々の京都開催となった宝塚記念を制したのは3番人気ブローザホーンでした。あいにくの雨模様で重馬場での開催でしたが、ここまで不良馬場を含め道悪で4勝をあげていた同馬にとっては恵みの雨だったようで、他馬が伸びあぐねる中、大外を豪快に差し切って勝利をもぎ取りまし
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十二弾はミルジョージ系。*マグニテュードと並ぶミルリーフ系の成功種牡馬で、*ミルジョージ自身は故障のため競走馬として大成することはできませんでしたが、種牡馬としては特に地方で圧倒的な成績を残し、地方リーディン
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十一弾はミルリーフ系。Never Bend が残した最高傑作で、英ダービーや凱旋門賞など当時の欧州の大レースを総なめにし、欧州最強馬の1頭にも数えられる歴史的名馬です。種牡馬としても大成功を収め英愛リーディングにも輝く
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第九十弾はブレイヴェストローマン系。*ブレイヴェストローマンは米GII勝ち馬ということで競走馬としての実績はそこそこといったところでしたが、とにかくタフさが売りのパワータイプで、JRAダートリーディングに7度輝く大活躍