サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十六弾はコディアック系とホーリーローマンエンペラーをまとめて紹介します。Kodiac は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、Invincible Spirit の半弟という良血から種牡馬入りし、多数のGI馬を送り出しました。さらにその天
続いてはソヴリンパス系。グレイソヴリン系の中でも特に日本と縁のある系統で、わずか3世代の産駒を残して早世した*スパニッシュイクスプレスの忘れ形見アローエクスプレスが種牡馬として大成功、1980年と1981年には中央と地方を合わせた総合リーディングで首位となり、クモ
続いてはグレイソヴリン系。Grey Sovereign はリッチモンドS勝ちが目立つ程度の競走馬でしたが、半兄に英ダービー馬*ニンバスがいる血統が評価されて種牡馬入りし、兄をもはるかにしのぐ大成功を収めました。今でも米国やフランスを中心に父系は継承されています。日本でも*
レインボウクエスト系/ラーイ系/ナシュワン系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはレインボウクエスト系、ラーイ系、ナシュワン系をまとめて紹介しておきます。Rainbow Quest は日本でもおなじみの種牡馬で、持ち込み馬サクラローレルがナリタブライアンを下して年度代表馬に選ばれました。種牡馬としても一定の結果は残しましたが、父系は繋がりま
続いてはブラッシンググルーム系。Blushing Groom 自身は仕上がりの早いマイラーでしたが、種牡馬としては凱旋門賞馬 Rainbow Quest や英ダービー馬 Nashwan などクラシックディスタンスを得意とする産駒も多数送り出しており、欧州の王道路線で存在感を示しました。今では G
ミルジョージ系/シャーリーハイツ系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはミルジョージ系とシャーリーハイツ系。*ミルジョージは条件戦のみ走って4戦2勝という馬でしたが、種牡馬としては年度代表馬イナリワン、オークス馬エイシンサニーなど多数の活躍馬を輩出し、1989年の地方・中央総合リーディングでは全盛期の*ノーザンテーストを退け
今週は香港でチャンピオンズデーが開催されましたが、メインのクイーンエリザベスIICではラヴズオンリーユーが突き抜け、オークス以来のGI勝利をあげました。少頭数ということもあって日本馬が上位を独占する結果となりましたが、海外GIにおけるワンツースリーフィニッシュ以
続いてはミルリーフ系。Mill Reef は1970年代を代表する名馬で、英ダービーや凱旋門賞などを制しました。種牡馬としても大成功を収め、現代にもその血を繋ぐ大父系を築き上げることに成功しましたが、スピード化の波には乗れず、今ではその後継種牡馬の多くが障害用に特化し
続いてはブレイヴェストローマン系。*ブレイヴェストローマン自身はGIIサラナクS勝ちが目立つ程度の競走馬でしたが、日本に輸入されるや否やいきなりオークス馬トウカイローマンを送り出すと、その後も二冠牝馬マックスビューティ、桜花賞馬オグリローマンと3頭のクラシック
続いてはネヴァーベンド系。Never Bend は Nasrullah のラストクロップで、北米の2歳牡馬チャンピオンに選ばれた馬でした。種牡馬としても英愛リーディングに輝く活躍を見せましたが、代表産駒は何といっても歴史的名馬 Mill Reef でしょう。Mill Reef 産駒の*ミルジョージや
続いてはサクラユタカオー系。サクラユタカオーはクラシックとは縁がありませんでしたが、3度のレコード勝ちを誇るスピードの持ち主で、天皇賞(秋)など重賞4勝をあげた活躍馬でした。そして何より同馬の功績といえば日本史上最強スプリンターの1頭、サクラバクシンオーの父と
続いてはトウショウボーイ系。*テスコボーイの代表産駒の1頭で、皐月賞や有馬記念を制し、年度代表馬にも選ばれた名馬でした。ただ同馬の本領発揮は種牡馬になってからで、当初はそれほど種牡馬としての評価は高くなかったにもかかわらず、三冠馬ミスターシービーをはじめ多
続いてはテスコボーイ系。*テスコボーイはプリンスリーギフト系の大量輸入に導いた張本人といえる馬ですが、キタノカチドキ、トウショウボーイ、テスコガビー、サクラユタカオーと4頭のチャンピオンホースを含む9頭の八大競走勝ち馬を送り出すなど日本史上屈指の名種牡馬とな
今年はエピファネイア産駒が牡馬クラシックを席巻してしまうのか。エフフォーリアが去年のデアリングタクトに引き続き、無敗のままクラシックを制しました。牡馬のGI勝ちはこれが初めてですが、これまで産駒が出走したGIではすべて複勝圏内に入るなど、GIでの安定感は抜群で
プリンスリーギフト系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬
プリンスリーギフト系の続き。ネヴァーセイダイ系と違ったのは愛2000ギニー馬 Dara Monarch の父*リアルム、英1000ギニー馬*ミセスマカディーの父*トライバルチーフ、フィーニクスS馬 Swan Princess の父*ソーブレスドなど現地でも種牡馬として結果を残した馬も根こそぎ輸入
プリンスリーギフト系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはプリンスリーギフト系。ネヴァーセイダイ系に負けず劣らずの大量輸入でおなじみの系統ですが、例のごとく量が多いので2回に分けて紹介していきます。この系統も一番最初に輸入された種牡馬がのちのリーディングサイアーである*テスコボーイ、その翌年に輸入されたの
ネヴァーセイダイ系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬
ネヴァーセイダイ系の続き。*ダイハード、*シプリアニに続いて輸入された*ネヴァービートの大成功を受けて次々と Never Say Die 産駒が輸入されたわけですが、その後はどういうわけかこの3頭に匹敵するような種牡馬は現れませんでした。及第点と言えるのはラフォンテースなど
ネヴァーセイダイ系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはネヴァーセイダイ系。成功種牡馬が多いうえ、それにつられて多くの種牡馬を輸入したこともあって非常に大量のリストになっていますので、2回に分けて紹介していきます。Never Say Die 自身は英二冠を制した活躍馬で、種牡馬としてもリーディングサイアーに輝くなど大
レッドゴッド系/フリートナスルーラ系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはレッドゴッド系とフリートナスルーラ系。Red God 自身も種牡馬として成功しましたが、その息子である Blushing Groom がはるかに上回る成功を収めたため、その存在がかすんでしまいましたね。日本では複数のクラシック馬を出した*イエローゴッド、わずか1世代の産駒
ノーザンダンサー系もコンプリート出来ましたので、メジャー四大父系最後のナスルーラ系に参りましょう。世界的に主流といえるのは今やエーピーインディ系(の中でも特にタピット系)くらいになってきましたが、かつてはスピード血統の元祖として Bold Ruler や Mill Reef 、Ke
ソダシがまた大仕事をやってのけましたね。白毛馬がクラシックを制しただけでも世界的な大ニュースなのに、史上初の阪神JFを含む無敗での勝利という偉業まで達成してしまいました。驚異のレコードから見てもどちらかというとスピードタイプで、オークスはある意味チャレンジ
ヘネシー系/ジャイアンツコーズウェイ系 - サイアーラインで辿る日本競馬
続いてはヘネシー系とジャイアンツコーズウェイ系。無敗の米三冠馬 Justify を出したことで一躍注目をあびるヘネシー系ですが、日本とは非常にゆかりのある系統で、*ヘネシー自身が日本でリース供用されたことがあるうえ、Justify の祖父*ヨハネスブルグが輸入されており、同
ストームキャット系 No.2 - サイアーラインで辿る日本競馬
ストームキャット系の続き。これまで日本で供用された種牡馬で成功といえるのは*ヘニーヒューズのみ、あとは大目に見て*スタチューオブリバティくらいのもので、前回も述べた通りあまり日本との相性は良くないといわれるストームキャット系ですが、母系に入ると話は全く別。
ストームキャット系 No.1 - サイアーラインで辿る日本競馬
それではノーザンダンサー系主流三大系統、ラストのストームキャット系に入っていきたいと思います。例によって2度に分けて紹介していきます。サドラーズウェルズ系が欧州、デインヒル系がオーストラリアなら、北米で大繁栄しているのがこのストームキャット系で、無敗のクラ
デインヒル系の続き。2005年に Sadler's Wells の牙城を崩したのもつかの間、2010年代以降はすべて Galileo に覇権を握られており、欧州におけるシェアは徐々に低下しつつあります。一方でオーストラリアではその勢力は拡大しつつあり、2010年代以降、デインヒル系以外の種牡
続いてはデインヒル系。こちらも量が多いので2回に分けて紹介します。*デインヒル自身は一介のスプリンターという馬でしたが、種牡馬としては距離問わず数えきれないほどの活躍馬を輩出し、ついに Sadler's Wells 一強の時代にピリオドを打ちました。ただそれも長くは続かず
続いてはグリーンデザート系。Green Desert 自身はチャンピオンクラスではないGIスプリンターといった印象でしたが、種牡馬としては多数のGI馬を送り出すことに成功しました。さらに種牡馬の父としてはそれを上回る成功を収めており、スプリント路線で猛威を振るう Invincibl
やっぱり今年も牝馬。無傷の5連勝中だったレイパパレが重馬場も何のその、力強く抜け出してGI初勝利を達成しました。アーモンドアイやデアリングタクト、クロノジェネシスらが不在でもこうやって勝ち切ってしまうあたり、やはりGIには牝馬に有利に働く何かがあるのでしょうか
続いてはチーフズクラウン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒で、BCジュヴェナイルなどGI8勝をあげた大競走馬であり、父の種牡馬としての評価を大きく引き上げた1頭でした。種牡馬としても多くのGIウイナーを送り出しましたが、*デインヒルや Green Desert あたりと比
ダンジグ系の続き。1990年代になると Danzig 直仔も日本に輸入されるようになってきて、阪神3歳牝馬Sの*ヤマニンパラダイス、海外の直線競馬でGI2勝をあげた*アグネスワールド、芝1400mの日本レコードをマークした*マグナーテンといった快速馬を次々に送り出しました。一方で
それではノーザンダンサー系三大主流系統の2つ目、ダンジグ系に入っていきましょう。さすがに20年以上に渡って種付けを行っていたということもあってその産駒の数も膨大で、2回に分けて紹介していくことにします。Danzig 自身は類まれなるスピード馬であったようですが、脚部
「ブログリーダー」を活用して、Organaさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十六弾はコディアック系とホーリーローマンエンペラーをまとめて紹介します。Kodiac は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、Invincible Spirit の半弟という良血から種牡馬入りし、多数のGI馬を送り出しました。さらにその天
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はフライングスパー系およびロックオブジブラルタル系をまとめて紹介します。Flying Spur は*デインヒル初期の活躍馬で、ゴールデンスリッパーSなどGI3勝をあげました。さらに種牡馬としても多数のGI馬を送り出して豪リー
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はデインヒル系の続き。*デインヒルは2005年にそれまで13年連続でリーディングに輝いていた Sadler's Wells を破って初めて英愛リーディングに輝きましたが、これは同馬の死後のことであり、それでいてこの拡散力ですから
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十四弾はデインヒル系の続き。North Light は*デインヒル産駒として唯一の英ダービー勝ち馬でしたが、引退後はアメリカにて種牡馬入り。ご存知の通り芝では変幻自在の活躍を見せる*デインヒルですが、ダートはからっきしで、唯
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十三弾はデインヒル系の続き。様々なカテゴリでチャンピオンホースを送り出してきた*デインヒルですが、実は種牡馬として一番不得意だったと思われるのが自身が一番得意としていた欧州スプリント路線で、3歳時にジュライC、ナン
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十二弾はデインヒル系。本格的なシャトルスタリオンの走りとして欧州、オセアニア両方で大成功を収めたということもあり、多数の枝分かれを分岐させてもなお4回に分けての紹介という超大作となります。*デインヒル自身は超一流
安田記念はジャンタルマンタルが力強く抜け出し、朝日杯FS、NHKマイルCに続くGI3勝目をあげました。父*パレスマリスは昨年まで大旋風を巻き起こしながら今年はかなりおとなしかったのですが、やはりその力は本物でしたね。NHKマイルC勝ち馬としては2014年のミッキーアイル以
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十一弾はアイアムインヴィンシブル系およびキングマン系をまとめて紹介します。I Am Invincible はGIIIを勝ったのが目立つ程度の競走馬でしたが、種牡馬としては多数のGIウイナーを輩出し、豪リーディングにも輝きました。さら
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十一弾はダンジグ系。さすがに量が多いので3回に分けての掲載となります。Danzig は故障のため重賞には出走しませんでしたが、圧勝続きで3戦負けなしの成績を残した馬で、ひとまず種牡馬入りするも当初はあまり知名度がなかった
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十弾はダークエンジェル系。Dark Angel はミドルパークSなど2歳重賞を2勝した早熟馬で、デューハーストS大敗を最後に早々に引退・種牡馬入りすると、次々にGI馬を輩出することに成功し、2024年にはついに英愛リーディングにまで
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十六弾はテスコボーイ系。*テスコボーイはクイーンアンSなどの勝ち馬で、プリンスリーギフト系種牡馬として初めて日本で供用されましたが、これが超の付く大当たりで、瞬く間に日本のトップサイアーに上り詰め、その後のプ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十五弾はプリンスリーギフト系の続き。最初に輸入された*テスコボーイが大当たりしたのが大量輸入のきっかけになったのは間違いないでしょうが、それ以外にも年度代表馬カネミノブを出した*バーバー、仕上がりの早さが持ち
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十四弾はプリンスリーギフト系。ネヴァーセイダイ系とともに日本にナスルーラ系ブームを巻き起こした系統で、やはり数が多いため2回に分けて紹介します。英ダービー・セントレジャーの二冠を達成した Never Say Die と違い
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十三弾はネヴァーセイダイ系の続き。やはりこの系統を代表する種牡馬といえば*ネヴァービートでしょう。競走馬としては全くの平凡でしたが、種牡馬としては重賞9勝のマーチス、大障害馬グランドマーチスなどを輩出し、リー
エプソムCはリアルスティール産駒のレーベンスティールがセントライト記念以来となる重賞勝ちをあげました。クラシックに出走することはできませんでしたが、セントライト記念ではソールオリエンスを下しており、世代上位の力を持っていることは間違いないでしょう。母父トウ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十二弾はネヴァーセイダイ系。量が多いので2回に分けて紹介していきます。日本でナスルーラ系といえば当初はこのネヴァーセイダイ系で、初期に輸入された種牡馬が20頭近い重賞馬を送り出した*ダイハード、年度代表馬にも選
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十一弾はナシュア系およびフリートナスルーラ系。Nashua は大種牡馬 Nasrullah が出した活躍馬の中でも最高傑作と呼べる馬の1頭であり、米二冠などアメリカの大レースを勝ちまくった馬で、種牡馬としても一定の成功を収めま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十弾はナスルーラ系。いよいよメジャー父系に突入ですね。ただいくら主流血統のひとつとはいえすでに誕生から80年以上が経過していますから、そのラインの多くはすでに過去のものとなっており、当面はかつての栄光をしのぶ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十九弾はニアークティック系。ナスルーラ系、ターントゥ系、ノーザンダンサー系、およびネイティヴダンサー系のいわゆる「メジャー四大父系」を除いた系統は今回がラストとなります。Icecapade はGI勝ちなどはありませんで
香港の英雄 Romantic Warrior が不慣れなマイルも全くものともせず、3か国目のGI制覇を達成しました。あまりにも2000mでの実績が圧倒的なだけであって、マイルも2戦1勝、負けた1戦もあの Golden Sixty に1馬身差の2着に敗れただけで、しかも父が短距離志向の強い Acclamation
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十八弾はニアークティック系。カナダ生まれの Nearctic は同国の年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、加リーディングサイアーにも輝きました。代表産駒は言わずと知れた Northern Dancer
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十一弾はファロス系。Pharos は前回まで紹介していた Fairway の全兄にあたる馬で、英チャンピオンSなどを制した活躍馬であり、種牡馬としても英愛リーディングに輝く成功を収めたのですが、どちらかを選べと言われたら実績
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十弾はペティション系。Petition はエクリプスSなどの勝ち馬で、息子の Petingo 、孫の*ピットカーンともども英愛リーディングサイアーに輝いたほか、別のラインからも20世紀最高のマイラーの1頭である Brigadier Gerard を