上半期の総決算、宝塚記念はメイショウタバルがまんまと逃げきり、ゴールドシップ産駒の牡馬として念願の平地GI初勝利をあげました。鞍上は武豊J、オーナーは松本氏、そしてトレーナーは石橋守師ということで、20年来の競馬ファンにはたまらない組み合わせとなりましたね。し
シーザリオが亡くなったそうですね。気が付けば19歳、確かにそろそろという年齢ではあったものの、エピファネイアにリオンディーズ、サートゥルナーリアと3頭ものGI馬を送り出し、そしてそれらがみな種牡馬として非常に期待されているとあってまだまだ母として現役バリバリの
では最後にアルゼンチン・ブラジル・ニュージーランド・南アフリカの各パートI国の主な新種牡馬と、それ以外の国も含めて日本と関係のある新種牡馬を紹介してこのシリーズを締めたいと思います。アルゼンチンは今や北米の代表的な種牡馬となった Candy Ride を出しましたが、
続いてはオーストラリア編。やはり圧倒的にデインヒル系が強いですね。今回は50頭以上の牝馬を集めた種牡馬に絞りましたが、その22頭のうち半数がデインヒル系種牡馬となっています。しかも不出走馬を除くほとんどの馬がマイル以下の活躍馬で、マイルを超える重賞レースを勝
続いてはフランス編。同じ欧州でも英愛に比べると独自色が強く、ニジンスキー系の障害用種牡馬 Castle du Berlais 、貴重なマンノウォー系の継承者 Dream Ahead を父に持つ Al Wukair 、ノーザンダンサー系でもマイナーな分岐である Unfuwain の末裔 Elm Park 、Monsun の系
続いてはイギリス・アイルランド編。一番人気は Scat Daddy 産駒で、2歳GIフィーニクスSや3歳スプリントGIコモンウェルスCなどデビュー6連勝を飾った Caravaggio でした。欧州でも仕上がりの早い短距離馬は一定の需要がありますが、その中でも Green Desert や*デインヒルの
日本で供用された新種牡馬についてはすべて紹介し終わりましたので、ここからは海外で供用されている、今年デビューの新種牡馬について紹介していきたいと思います。昨年までは個別の種牡馬ごとに紹介していましたが、今年は供用された国ごとに分けてまとめて紹介していきた
2021年初のGI競走は*カフェファラオが人気に応えました。American Pharoah 産駒としてはダノンファラオがジャパンダートダービーを勝っていますが、同レースは国外に解放されていないため国際GI勝ちは日本で初めてであり、さらにダートGIとしては世界初の勝利ということにな
エイシンアロンジー・サミットストーン - 新種牡馬辞典'21
新種牡馬辞典、第二十九弾・三十弾は*エイシンアロンジーとサミットストーン。2018年に初シーズンを迎えた日本の種牡馬の紹介は今回がラストになりますが、この2頭は残念ながら産駒が血統登録されず、そのまま廃用となったので併せて紹介したいと思います。*エイシンアロンジ
ふと気になったニュースがあったので紹介します。オーストラリアで何やら不正があったらしいというニュースは何となく耳にしていて、その時はかつて日本でも行われていた人工授精がらみの不正かと思っていたのですが、よくよく記事を読んでみるとどうやら「代理母出産」の
新種牡馬辞典、第二十八弾はグレイレジェンド。馬名である「芦毛の伝説」で思い出される馬は数多くいるでしょうが、引退から30年以上たった今でも多くの人が挙げるであろう名馬がオグリキャップでしょう。そのオグリキャップの近親にあたるのがこのグレイレジェンドです。3代
ぼちぼちと終わりが近づいてきましたが、新種牡馬辞典第二十七弾は*ゴドリー。父はダート種牡馬として飛ぶ鳥を落とす勢いの*ヘニーヒューズ、半兄に英GIミドルパークS勝ち馬の Balmont 、米GIウッドメモリアルS勝ち馬で種牡馬としても複数のGI馬を送り出す*エスケンデレヤと
新種牡馬辞典、第二十六弾はヒストリカル。GIには縁がありませんでしたが、毎日杯などオープンクラスで3勝をあげており、8歳まで息の長い活躍を見せました。母はブリリアントベリーで、その祖母*クラフティワイフも含めて極めて中央での勝ち上がり率の高い一族として知られて
京都記念は1番人気ラヴズオンリーユーが貫録勝ちを収めました。昨年はクロノジェネシスが勝ってそのまま王道路線で存在感を見せつけましたが、今年はラヴズオンリーユーが同じように古牡馬混合GIで牡馬たちを蹴散らすことになるのでしょうか。共同通信杯はエフフォーリアが3
新種牡馬辞典、第二十五弾はヒラボクディープ。その名の通りディープインパクト産駒ですが、母父 Storm Cat が数々のGIウイナーを送り出したニックス中のニックスで、これが2500万円で買えたというのは今にして思えばラッキーとしか言いようがないですね。日本では種牡馬とし
新種牡馬辞典、第二十四弾はエーシンシャラク。地方中央合わせて20勝をあげたタフネスですが、重賞勝ちは9歳時の早池峰スーパースプリントだけと競走馬としてはかなり地味な存在ということになるでしょうか。ただ父*タイキシャトル、母父 Storm Cat という血統は種牡馬として
新種牡馬辞典、第二十三弾はジュンツバサ。セレクトセールで6600万円というなかなかの高値で落札された馬で、これはステイゴールド産駒としては当時の最高価格でした。競走馬としては夏の上り馬として出走したセントライト記念で人気薄の3着に突っ込んだのが目立つ程度で、大
新種牡馬辞典、第二十二弾はサドンストーム。父はダーレーが導入した*ストーミングホームで、そのままダーレーの所有馬として走り、重賞勝ちはありませんでしたが2歳から8歳まで短距離路線の脇役として息の長い活躍を見せました。種牡馬としての素質に目をつけたのは熊本に本
東京新聞杯はトゥザグローリー産駒のカラテが制し、自身、父、オーナー、鞍上それぞれにとって記念すべき重賞初勝利となりました。トゥザグローリーは父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリーという良血からGI未勝利ながら年間100頭前後の牝馬を集める人気種牡馬となりまし
新種牡馬辞典、第二十一弾はドリームバレンチノ。まさに無事これ名馬という言葉がぴったりで、2歳から10歳まで走りぬき、JBCスプリントや函館スプリントSなど芝ダート合わせて4重賞を制したオールマイティでした。芝スプリント戦であのロードカナロアにも先着できるスピード
新種牡馬辞典、第二十弾は*エーシントップ。京王杯2歳SやニュージーランドTなど重賞3勝をあげたほか、ダートのオープンでも勝ち星をあげるなどオールマイティに活躍しました。父はストームキャット系の Tale of the Cat で、母父も近年非常に評価の高い Unbridled's Song と
新種牡馬辞典、第十九弾は*ルックスザットキル。とにかくスピードに任せてハナに立ち、そのまま押し切るというスタイルの快速馬で、優駿スプリント、習志野きらっとスプリント、そしてアフター5スター賞と1200m以下の南関重賞を3勝しました。スタミナが切れてしまえばはいお
新種牡馬辞典、第十八弾はアイファーソング。父はわずか3世代の産駒を残して早世した名馬*エルコンドルパサー唯一の芝GI馬ソングオブウインドで、そのソングオブウインドにとっての稼ぎ頭がこのアイファーソングということになります。ソングオブウインド自身は年間100頭以上
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上半期の総決算、宝塚記念はメイショウタバルがまんまと逃げきり、ゴールドシップ産駒の牡馬として念願の平地GI初勝利をあげました。鞍上は武豊J、オーナーは松本氏、そしてトレーナーは石橋守師ということで、20年来の競馬ファンにはたまらない組み合わせとなりましたね。し
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十六弾はコディアック系とホーリーローマンエンペラーをまとめて紹介します。Kodiac は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、Invincible Spirit の半弟という良血から種牡馬入りし、多数のGI馬を送り出しました。さらにその天
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はフライングスパー系およびロックオブジブラルタル系をまとめて紹介します。Flying Spur は*デインヒル初期の活躍馬で、ゴールデンスリッパーSなどGI3勝をあげました。さらに種牡馬としても多数のGI馬を送り出して豪リー
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十五弾はデインヒル系の続き。*デインヒルは2005年にそれまで13年連続でリーディングに輝いていた Sadler's Wells を破って初めて英愛リーディングに輝きましたが、これは同馬の死後のことであり、それでいてこの拡散力ですから
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十四弾はデインヒル系の続き。North Light は*デインヒル産駒として唯一の英ダービー勝ち馬でしたが、引退後はアメリカにて種牡馬入り。ご存知の通り芝では変幻自在の活躍を見せる*デインヒルですが、ダートはからっきしで、唯
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十三弾はデインヒル系の続き。様々なカテゴリでチャンピオンホースを送り出してきた*デインヒルですが、実は種牡馬として一番不得意だったと思われるのが自身が一番得意としていた欧州スプリント路線で、3歳時にジュライC、ナン
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十二弾はデインヒル系。本格的なシャトルスタリオンの走りとして欧州、オセアニア両方で大成功を収めたということもあり、多数の枝分かれを分岐させてもなお4回に分けての紹介という超大作となります。*デインヒル自身は超一流
安田記念はジャンタルマンタルが力強く抜け出し、朝日杯FS、NHKマイルCに続くGI3勝目をあげました。父*パレスマリスは昨年まで大旋風を巻き起こしながら今年はかなりおとなしかったのですが、やはりその力は本物でしたね。NHKマイルC勝ち馬としては2014年のミッキーアイル以
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十一弾はアイアムインヴィンシブル系およびキングマン系をまとめて紹介します。I Am Invincible はGIIIを勝ったのが目立つ程度の競走馬でしたが、種牡馬としては多数のGIウイナーを輩出し、豪リーディングにも輝きました。さら
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第九十弾はインヴィンシブルスピリット系。Invincible Spirit は決して超一流馬ではなく、ラストランとなったスプリントCで超人気薄ながらようやくGI初勝利をあげたような馬でしたが、種牡馬としては欧州の2歳馬の勝ち上がり記録を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十九弾はシーザスターズ系。Sea the Stars は英二冠に凱旋門賞など怒涛のGI6連勝を飾って欧州年度代表馬に輝いた歴史的名馬で、半兄に Galileo がいる血統もあって種牡馬として期待され、実際に多数のGI馬を送り出して欧州のト
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十八弾はオアシスドリーム系。Oasis Dream はミドルパークSなどスプリントGIを3勝した快速馬で、種牡馬としてヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞といったクラシックディスタンスのGIを勝った Midday のような馬も出しました
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十七弾はグリーンデザート系。ダンジグ系二大系統のひとつに入っていきましょう。Green Desert はGIジュライCの勝ち馬で、種牡馬としても数々の快速馬を送り出して成功しました。種牡馬の父としても成功し、Invincible Spirit
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十六弾はウォーフロント系。War Front はGII時代のアルフレッド・G.ヴァンダービルトBCHの勝ち馬で、種牡馬入り当初は1万ドルそこそこでの供用でしたが、種牡馬として数々のGIウイナーを送り出すことに成功し、最高で25万ドルの
92回を数える東京優駿はキタサンブラック産駒のクロワデュノールが人気に応え、現役時代に大敗を喫した父の雪辱を果たすとともに、世代の頂点に立ちました。直系内国産3代目競走馬によるダービー制覇は日本競馬史上初となりますが、まさかこれがディープインパクトやキングカ
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十五弾はアナバー系およびハードスパン系。Anabaa はジュライCやモーリスドゲスト賞を制した一流スプリンターで、種牡馬としても多数のGI馬を送り出すことに成功しました。代表産駒は何といっても欧州のGI最多勝利となる14勝を
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十四弾はチーフズクラウン系およびオーペン系。Chief's Crown は Danzig の初年度産駒にして最高傑作の1頭で、BCジュヴェナイルやトラヴァーズSなどGI8勝をあげました。種牡馬としてもセントジェームズパレスSの Grand Lodge 、
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十三弾はダンジグ系の続き。父 Northern Dancer 自身がそうだったように、Nijinsky や Lypard など、早期に出した有力後継が次第に勢いをなくし、後発の種牡馬が父系を継承するというパターンが多くみられるのですが、Danzig に
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十二弾はダンジグ系の続き。*ペルジノは重賞勝ちのない競走馬でしたが、Sadler's Wells や Fairy King の半弟ということで種牡馬入りし、複数のGI馬を送り出すことに成功しました。ただ、父が大種牡馬 Northern Dancer から競走
サイアーラインで辿る世界競馬2024シリーズ第八十一弾はダンジグ系。さすがに量が多いので3回に分けての掲載となります。Danzig は故障のため重賞には出走しませんでしたが、圧勝続きで3戦負けなしの成績を残した馬で、ひとまず種牡馬入りするも当初はあまり知名度がなかった
今週はJRAの重賞競走がマーメイドSだけという少々寂しい状況でしたが、4番人気のアリスヴェリテが軽量を活かしてまんまと逃げきり、重賞初勝利をあげました。鞍上の永島まなみJはテン乗りでの出走だったのですが、見事勝利に導いてうれしい重賞初勝利。これでJRA所属の女性騎
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十六弾はテスコボーイ系。*テスコボーイはクイーンアンSなどの勝ち馬で、プリンスリーギフト系種牡馬として初めて日本で供用されましたが、これが超の付く大当たりで、瞬く間に日本のトップサイアーに上り詰め、その後のプ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十五弾はプリンスリーギフト系の続き。最初に輸入された*テスコボーイが大当たりしたのが大量輸入のきっかけになったのは間違いないでしょうが、それ以外にも年度代表馬カネミノブを出した*バーバー、仕上がりの早さが持ち
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十四弾はプリンスリーギフト系。ネヴァーセイダイ系とともに日本にナスルーラ系ブームを巻き起こした系統で、やはり数が多いため2回に分けて紹介します。英ダービー・セントレジャーの二冠を達成した Never Say Die と違い
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十三弾はネヴァーセイダイ系の続き。やはりこの系統を代表する種牡馬といえば*ネヴァービートでしょう。競走馬としては全くの平凡でしたが、種牡馬としては重賞9勝のマーチス、大障害馬グランドマーチスなどを輩出し、リー
エプソムCはリアルスティール産駒のレーベンスティールがセントライト記念以来となる重賞勝ちをあげました。クラシックに出走することはできませんでしたが、セントライト記念ではソールオリエンスを下しており、世代上位の力を持っていることは間違いないでしょう。母父トウ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十二弾はネヴァーセイダイ系。量が多いので2回に分けて紹介していきます。日本でナスルーラ系といえば当初はこのネヴァーセイダイ系で、初期に輸入された種牡馬が20頭近い重賞馬を送り出した*ダイハード、年度代表馬にも選
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十一弾はナシュア系およびフリートナスルーラ系。Nashua は大種牡馬 Nasrullah が出した活躍馬の中でも最高傑作と呼べる馬の1頭であり、米二冠などアメリカの大レースを勝ちまくった馬で、種牡馬としても一定の成功を収めま
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第八十弾はナスルーラ系。いよいよメジャー父系に突入ですね。ただいくら主流血統のひとつとはいえすでに誕生から80年以上が経過していますから、そのラインの多くはすでに過去のものとなっており、当面はかつての栄光をしのぶ
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十九弾はニアークティック系。ナスルーラ系、ターントゥ系、ノーザンダンサー系、およびネイティヴダンサー系のいわゆる「メジャー四大父系」を除いた系統は今回がラストとなります。Icecapade はGI勝ちなどはありませんで
香港の英雄 Romantic Warrior が不慣れなマイルも全くものともせず、3か国目のGI制覇を達成しました。あまりにも2000mでの実績が圧倒的なだけであって、マイルも2戦1勝、負けた1戦もあの Golden Sixty に1馬身差の2着に敗れただけで、しかも父が短距離志向の強い Acclamation
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十八弾はニアークティック系。カナダ生まれの Nearctic は同国の年度代表馬にも選ばれた活躍馬で、種牡馬としても多数の活躍馬を輩出し、加リーディングサイアーにも輝きました。代表産駒は言わずと知れた Northern Dancer
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十七弾はロイヤルチャージャー系。Royal Charger はご存知*サンデーサイレンスや*ブライアンズタイムらの父方祖先にあたる馬で、ほかにも輸入された*ロイヤルチャレンヂャーが名馬スピードシンボリの父となり、*ジルドレか
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十六弾はモスボロー系。Mossborough は重賞勝ちすらない平凡な競走馬でしたが、種牡馬としては英セントレジャーや凱旋門賞を制した Ballymoss などを出して英愛リーディングにも輝きました。日本では Ballymoss 産駒の持込
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十五弾はダンテ系。種牡馬としての父 Nearco の名を一躍高めたのがこの Dante で、目を負傷しての出走だった英2000ギニーこそ僅差の2着に敗れましたが、それ以外は英ダービーも含め圧勝続きという名馬でした。種牡馬として
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十四弾はネアルコ系。ここでついに世界の最大派閥の登場ですね。Nearco は Ribot と並ぶフェデリコ・テシオ氏の最高傑作で、伊ダービーやパリ大賞など14戦無敗の成績を残しました。ただ後の種牡馬としての成功を知っている
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十三弾はハードソース系。仏ダービーや凱旋門賞を制した Ardan を父に持つ Hard Sauce は父とは似ても似つかぬスプリンタータイプでしたが、種牡馬となってからは英ダービー馬*ハードリドン、持込馬として牝馬二冠を達成し
エピファネイア産駒ダノンデサイルが最内をついて突き抜け、世代の頂点に立ちました。ダノンデサイルの母父はエーピーインディ系の Congrats ですが、母父ボールドルーラー系がダービーを制すのはここ数年でもドウデュース、シャフリヤールに続く3度目で、3歳春に完成する早
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十二弾はファリス系。Pharis は仕上がりが遅く、さらに戦争の影響でわずか3戦しか走れませんでしたが、その中で仏ダービーやパリ大賞を制し世代最強を印象付けた馬で、さらにドイツ軍に接収されるという不運に見舞われなが
「サイアーラインで辿る日本競馬2023」シリーズ第七十一弾はファロス系。Pharos は前回まで紹介していた Fairway の全兄にあたる馬で、英チャンピオンSなどを制した活躍馬であり、種牡馬としても英愛リーディングに輝く成功を収めたのですが、どちらかを選べと言われたら実績