オタクが作品に求める美学とは?
X(旧ツイッター)を眺めていると●●(作品名)を好きな人とは相性が良さそう、お友だちになれそう、という意見をお見かけする。私も若き頃はそうだと信じ、同じ作品の愛好者は親きょうだいよりも大事な仲間ではないかとも思い、そのジャンル界隈の作法(…という名の空気感)などは従うべきだと考えてもいた。しかし、おなじコーヒー党であっても豆にこだわりがあって派閥がわかれるように、この作品あるいは傾向(GLだとかBLだとかの)でつながった関係性は事実、完全一致にかさなりあうことはない。「好き」よりも「嫌い」が一致する人を見つけたほうがうまくいく、という意見もあるが。どちらにしても、互いの許容範囲において譲りあうかどうかが関係維持の焦点になるだろう。「好き」も「嫌い」もなにかを選ぶ、切り捨てる気持ちの向き合いかたなのだから。...オタクが作品に求める美学とは?
2025/03/31 00:26