あなたが働きづらいのは、おかしな耳のせい
30歳前後の頃、ある事業所で事務職をしていた私は、耳の聞こえに不安を覚え、耳鼻科を受診。しかし聴力にまったく問題はありません。なのに電話の聞き間違いが多い。社長には怒鳴られる。体調を崩した私はその職場を二箇月で辞すことになります。いくつかある正社員経験のうちのひとつでも苦々しい、けれどもさほど珍しくもないことでした。就職氷河期ならではの転職歴の多さを誇る私が、そのキャリアのなかでも暗黒労働だと認識していたのがコールセンター業務でした。大した事務スキルもなかった若かりし頃の私には、地方でできるそこそこ時給のいい仕事はそれしかありませんでした。しかし、OJTのふたり一組ロープレの段階からつまづいてしかたがない。マニュアルをいくらも家で復唱しても、相手が変化球の問いを投げてくれば、とたんにパニックになってしまう...あなたが働きづらいのは、おかしな耳のせい
2024/09/29 13:21