今のサファリラリーと昔のサファリラリーの違いといえば、その距離だけでなく、雰囲気も大きく異なっていました。今の方が楽だ、などとは決して言いませんが、完走台数がわずか10数台のみなど、サバイバルラリーの様相が色濃くありました。そのため、ヨーロッパステージなどの通常のラリーとは異なる特色があります。車両の仕様やレーシングスーツなども異なります。ドライバーの体力も温存しなければならないので、車内の灼熱に耐えるためレーシングスーツは上下セパレートタイプになっていました。コンペティティブセクション(他のラリーで言うSS=スペシャルステージ)以外は上着を脱いで、Tシャツで運転します。ヘルメットも脱いで、汗が目に入らぬよう、バンダナやヘッドバンドで運転するサファリラリー独特のスタイルです。車の特徴は、まず目に入るエンジ...追悼サファリラリー回顧録2(ケニア)