理科の勉強というと、計算であったり理論であったり色々とありますが、まず先にたつのが「知識」ではないかと思います。実際、理科の学習をしていくにあたって、知識がなければ説明を理解することはできませんし、理科の面白さや奥深さを知ることもできません。理科で言うところの知識は「言語」に匹敵するほど重要なもので、これが中途半端な状態では、理科の学力を上げていくことは望めません。ですから、理科の力を身に付けていくには、真っ先に「知識」を習得し、それを用いて、様々な現象や問題に触れていくという手順になるでしょう。ところが、最近この知識の身に付け方に、大きな危機感を感じています。そもそも、先に説明した通り、知識は問題や現象を理解するために活用するものであって、覚えさえすればそれでOKというものではないと考えます。しかしながら、近...理科の学習法~知識の活用力~
前々回、台形のお話をいたしましたが、今日はその続きです。この間お話しで、台形の面積を次のように変形すると、(上底+下底)÷2×高さ真ん中を通る「中心線」の長さが上底と下底の平均になり、中心線×高さという式になってしまうことを説明いたしました。この考え方を私は、「センターラインの法則」と呼んでいます。次の図を見てください。このように、円を折れ線に沿って転がしていったときにできる、赤い枠で囲った部分の面積を求めるとき、中心の移動した距離(青線)×幅という計算をすることがあります。なぜこのような計算で面積が求まるのでしょうか?それは、中心の移動距離に当たる青線の長さが、赤枠の外側の長さと内側の長さの平均になっているからです。ですから、この問題は先ほどの台形同様、中心線×高さで面積を求めることができるのです。さらにこの...算数の思考~全ての基本は台形から~
久しぶりの記事更新になります。いつも楽しみにしてくださっている方、しばらくの間申し訳ございませんでした。ここから、定期的な記事アップを目指しますので、またよろしくお願いいたします。さて、今回は「やる気の出し方」について考えたいと思います。よく生徒と話をしていると、「やる気が出ない」「やる気になれない」ということを聞きます。受験勉強を進めていく上では、絶対に必要なことなのですが、気合を入れても、そう簡単に「やる気」というものが出てくるわけではありません。では、「やる気」は、どのようにしてわき出してくるものなのでしょうか。そもそも、「やる気」というものは、いきなり出てくるものではありません。何かを「やり遂げよう」とする「目標」が設定できて、はじめて湧き出してくるものです。さらに、この「やる気」というものは、長続きし...やる気を引き出す!
皆さんこんにちは。いよいよ10月に入りました。小学校6年生は、2/1の入試まで、あと123日です。つまり、この10月中に「残り100日」のカウントダウンが始まります。涼しくなり、勉強しやすくなる時期ですので、より一層受験勉強に励みましょう!!さて、今回は「台形の面積」です。台形の面積といえばおなじみの公式、(上底+下底)×高さ÷2ですね。皆さんは、この公式をどのように理解していますか?まさか、丸暗記ではないですよね。公式は、その裏に必ず理由が眠っていますので、その理由を理解することが重要です。おそらく、多くの参考書はこのようになっているはずです。同じ台形を、ひっくり返してくっつけて、平行四辺形を作るという方針です。この方針では、平行四辺形の底辺が「上底+下底」になり、これに高さをかけると平行四辺形の面積がでます...算数の思考~台形の面積~
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