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ひよっこ日本語教師街道 https://blog.goo.ne.jp/sakurako_k777

日本語教師としての発見などをマイペースに綴っています。2008年から5年間韓国生活。日々反省、日々内省。

さこ
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2008/05/22

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  • ベトナム人学習者のイントネーション矯正にはコレっ

    ベトナム人学習者のアクセントやイントネーション指導には、コツがいくつかあるように思う。●耳から学習させること。●ティーチャーズトークせずに指導していくこと。(「日本語を」の「を」や「勉強を」の「を」をしっかりはっきり区切って言うがゆえ学習者の「を」の発音が高くなってしまうの、ありがちですよね。「にほんごー」「べんきょー」ぐらいでちょうどいい。)●2拍以上の単語で、低高高高などの最後がずっと「高」になる単語に抵抗をなくしてもらうこと。(「仕事」「時間」「大学」「それから」「一緒に」などなど、後半あがりっぱなしの音は非常に言いにくいよう。)発音、アクセント、イントネーション、その全てが母国語と違って非常に苦労を強いられるベトナム人学習者。彼らの助けになるよう、私はよくベトナム語の声調を使っています。助詞が上がりがち...ベトナム人学習者のイントネーション矯正にはコレっ

  • 日本語教師の根本的な役割

    日本語教師の役割、本当にいろいろあるけれど。根っこの一番大切な役割は、誤り(日本語のミス、ズレた勉強方法、間違った取り組み方等々)を適切なタイミングで適切な方法で適切な感情とともに正し、正解や成長を心から褒めて喜ぶ。ということじゃないかなぁと思うこのごろ。なんの指導もアドバイスもなかったとしても、ずっと自分を見ていてくれて、常にこういうフィードバックをしてくれる存在がいたら人は伸びるんじゃないかなぁ…語学に限らず。にほんブログ村まっすぐまっすぐ日本語教師の根本的な役割

  • 日本語の口癖で「面倒くさ度」チェック。

    いやー口癖って、性格表れますよねここんとこ外国人と話していて「む、これは…」とピンとくる「面倒くさいヤツ」(あくまで私にとって)指標となる口癖がこれ1.接続詞は「でも…」を多用なんかよくきいてると「ところで」の意味でも「でも」と使っていたりしてイライラ度マックスくぉらー!2.「~てください」乱用「~てください」って一般的に、個人的な「依頼」のときってさほど使わないよなぁと思う今日この頃。「ご記入ください」のような公に向けたお願い。「どうぞおかけください」のような勧め。「こことここ、訂正してください。」など、下の人への指示や注意。ほか、「ちょっとちょっとこれ見てください!」「夜道、気を付けてくださいね」など「個人的依頼」以外で使うことが多く、多少日本滞在歴のある外国人なら(相手の負担になるような)個人的なお願いに...日本語の口癖で「面倒くさ度」チェック。

  • 日本の大学や会社に入る前に身に付けるべきスキル

    外国人が日本で大学や会社に入った際、できていたほうがいいことの一つは自分で見直して修正することだと思う。これを、日本人は義務教育でしっかり学んでいるんだと改めて感じる。小学校や中学校で間違いを自分で直すということはさまざまな場面であった。小テストや宿題を赤いペンでチェック。ときどき隣の人と交換してチェックしたり。多国籍の人々と接して、この文字や書式の間違いを見直して修正するということが一回で完璧にできる人が少ないととても感じる。ほぼ皆無。濁点や半濁点を付け忘れていたり、漢字の線が一本足りなかったり、文字がひとつ抜けていたり、句読点がなかったり、フォーマットの太い線と細い線の区別がなかったり。なんと些細なこと。意味はわかるのに!という気持ちもあるのかもしれない。細かくチェックするとギョッと驚かれるのでや~日本人、...日本の大学や会社に入る前に身に付けるべきスキル

  • 『わざー光る授業への道案内』

    教師になりたての頃は、力を入れていたのは「導入」だった。しかし今もし授業するなら、そこまで重要視しないだろう。かける時間も短い。5分くらい?このご時世、文法翻訳はあらゆる国のものが出ているし、国で知識は勉強してきて頭には入っている人も多い。大切なのは、練習だ。ドリル練習を手を変え品を変え、いかに反応として口から出るようにするか。活動練習で教室をいかに「その場」にするか。いかに単語を授業内で1つでも多く覚えられるように工夫するか。いかに発音、アクセント、イントネーションを身につけさせるか。導入は「教え方の手引き」でいいんでないかしら、と思う。教師が磨くのは練習のワザ。導入や練習にレアリアで目を引くのも楽しいけれど、教師の腕の見せ所は、道具がなくとも表現できる「ワザ」なのだ、と思う。少し前に買った『わざ-光る授業へ...『わざー光る授業への道案内』

  • 教師のビリーフス、こんなに伝わっているとは…

    先月から毎週、ある講座を受けに行っています。授業を受ける側として、同じ先生の講義を何時間も受けていて感じるのは、授業を通して、講師の熱意や考え(ビリーフス)、受ける側にどうなってほしいかという気持ちがひしひし伝わってくる。ということ。(今まで受けたものは1回限りの講座が多く、感じなかったのかもしれません。)言葉だけでなく、声色や表情からにじみ出ているというか。最終的にこうなってほしいんだ!という思いがバシバシ感じられます。自分が授業をする際も同じだったのかもな、と思います。教師が、今日の文法、学習項目だけでなく何年後かのゴールまで見ているか、学生たちの将来に対してどのくらいの思いを持っているか、そういうの、言葉にしなくてもしっかり伝わってたのかもなぁと。そしてまた反対に、言葉にしてもいいのかも…とも思いました。...教師のビリーフス、こんなに伝わっているとは…

  • 初級から質問文を自分から発する学生にするには?

    初級の教室では、肯定文や否定文はしっかり練習するため口から出てきても、疑問文に関しては、あまり学生から積極的に発話されなかったり、いつも同じ疑問詞しか話されなかったりという状況になりやすい。使える疑問詞に何があったか忘れやすいし、文末の時制や疑問詞とともに使う助詞など少し注意が必要だからかもしれない。初級から疑問文が作れるようにするには、疑問詞を習ったらそれを教室に貼って(もしくは毎回端っこに板書して)おいて、習うたびそれをどんどん増やしていくといいと思う。そして授業中、教師や学生の発話に対していつでも誰でもそれらを使って質問できるようにしておくと、疑問詞と一緒に使う助詞、文末の時制、などが身につくと思う。目に入るので、なんとなく質問してみようという気にもなる。教師が質問するところを、学生にしてもらうこともでき...初級から質問文を自分から発する学生にするには?

  • 日本語習得にはまずリズム感を。

    中級レベル程度のフィリピン人Jさん。書くのはまだまだだが、耳でしっかり日本語を捉えて学習している。フィリピン人なので英語学習の経験もあり、ストラテジーが発揮できるのだろう。そんな彼は長めの文を話していて、順調に話していた最中「あ…、あー…」と詰まる瞬間がある。「何か足りない」という瞬間。それは副詞だったり「~んですが」だったり「あいにく」のようなクッション言葉だったりと、意味把握には必須ではない表現部分。でもあったほうがしっくりくる部分だ。なぜ彼は「その語彙を入れること」に気づくのかと考えていて、リズム感をつかんでいるからではないかと思った。そしてそう考えると副詞や感嘆詞、複合助詞などには意味を加える役割の他に効果的なリズムを作る役割もあるのかもしれないなと思った。詳しく説明したり、強調したりするためには発話の...日本語習得にはまずリズム感を。

  • 何よりも大切なのは『抑揚』の指導

    発音、アクセント、イントネーションありき。中でも一番大切なのは『抑揚』。最近とみにそう感じています。日本語の話し手は、ひらがなの「へ」の字のような高低(抑揚)をつけ大切なところは高く、そうでないところ(助詞とか!)は低くと川が流れるように話し、またその呼吸で話し手の話を聞いている。同じ音楽を共有するような感じ。ところがその流れや高低幅が著しく自分と違ってしまうと、どうにも耐え難い聞きにくさや居心地の悪さを感じる。聞き手はとても疲れてしまうのだ。この流れをつかむのにとても苦労するのがベトナム人。ベトナム語は声調の言語で、その声調の数は中国より3つ多い7つ。一つ一つの音に声調を付けて息を使って話すため、日本語のように「吐きながら流れるように」話すのとは全く息の使い方が違う。だから日本語の、吐ききる「です」の「す」や...何よりも大切なのは『抑揚』の指導

  • ひよっこ、ふたたび

    お久しぶりです。長いこと休んでいましたが、まだ見てくださっている方がいること、嬉しく思います…なので、気長にまたときどきアップしていこうと思います。よろしくお願いしますにほんブログ村ひよっこ、ふたたび

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