日本語習得にはまずリズム感を。
中級レベル程度のフィリピン人Jさん。書くのはまだまだだが、耳でしっかり日本語を捉えて学習している。フィリピン人なので英語学習の経験もあり、ストラテジーが発揮できるのだろう。そんな彼は長めの文を話していて、順調に話していた最中「あ…、あー…」と詰まる瞬間がある。「何か足りない」という瞬間。それは副詞だったり「~んですが」だったり「あいにく」のようなクッション言葉だったりと、意味把握には必須ではない表現部分。でもあったほうがしっくりくる部分だ。なぜ彼は「その語彙を入れること」に気づくのかと考えていて、リズム感をつかんでいるからではないかと思った。そしてそう考えると副詞や感嘆詞、複合助詞などには意味を加える役割の他に効果的なリズムを作る役割もあるのかもしれないなと思った。詳しく説明したり、強調したりするためには発話の...日本語習得にはまずリズム感を。
2017/09/18 21:15