日本語教師としての発見などをマイペースに綴っています。2008年から5年間韓国生活。日々反省、日々内省。
中級レベル程度のフィリピン人Jさん。書くのはまだまだだが、耳でしっかり日本語を捉えて学習している。フィリピン人なので英語学習の経験もあり、ストラテジーが発揮できるのだろう。そんな彼は長めの文を話していて、順調に話していた最中「あ…、あー…」と詰まる瞬間がある。「何か足りない」という瞬間。それは副詞だったり「~んですが」だったり「あいにく」のようなクッション言葉だったりと、意味把握には必須ではない表現部分。でもあったほうがしっくりくる部分だ。なぜ彼は「その語彙を入れること」に気づくのかと考えていて、リズム感をつかんでいるからではないかと思った。そしてそう考えると副詞や感嘆詞、複合助詞などには意味を加える役割の他に効果的なリズムを作る役割もあるのかもしれないなと思った。詳しく説明したり、強調したりするためには発話の...日本語習得にはまずリズム感を。
発音、アクセント、イントネーションありき。中でも一番大切なのは『抑揚』。最近とみにそう感じています。日本語の話し手は、ひらがなの「へ」の字のような高低(抑揚)をつけ大切なところは高く、そうでないところ(助詞とか!)は低くと川が流れるように話し、またその呼吸で話し手の話を聞いている。同じ音楽を共有するような感じ。ところがその流れや高低幅が著しく自分と違ってしまうと、どうにも耐え難い聞きにくさや居心地の悪さを感じる。聞き手はとても疲れてしまうのだ。この流れをつかむのにとても苦労するのがベトナム人。ベトナム語は声調の言語で、その声調の数は中国より3つ多い7つ。一つ一つの音に声調を付けて息を使って話すため、日本語のように「吐きながら流れるように」話すのとは全く息の使い方が違う。だから日本語の、吐ききる「です」の「す」や...何よりも大切なのは『抑揚』の指導
お久しぶりです。長いこと休んでいましたが、まだ見てくださっている方がいること、嬉しく思います…なので、気長にまたときどきアップしていこうと思います。よろしくお願いしますにほんブログ村ひよっこ、ふたたび
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