ウクライナのゼレンスキー大統領はユダヤ系であることをご存じの方は多いいと思います。ウクライナは古くから多くの民族が通過し、定住した地域です。その中でもユダヤ人は政治・経済・文化的にも世界史に多くの影響を与えてきました。しかし現在はポグロム、ホロコーストなどと呼ばれている虐殺などでその多くはアメリカ合州国、イスラエルなどに移住してその数は非常に少なくなっています。たとえばオデッサでは20世紀初頭、市の人口の3分の1を数えるまでになっていました。ところがポグロム(1905年)、ホロコースト(1941年―ナチ)により10万人のユダヤ人はアメリカ合州国ニューヨークなどに移住しました。現在ニューヨークには“LittleOdessa”(小オデッサ)と呼ばれている街があります。そこでこの地のユダヤ人の痕跡を訪ねてみよう...「ツアーコースにない所」キエフのユダヤ人1