chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
さい
フォロー
住所
沖縄市
出身
豊見城市
ブログ村参加

2008/02/19

arrow_drop_down
  • 君はどっち

    私の友人にある男がいてね。 普段から社交的で顔も広い男なんだが・・・ある時まるで人が変わったように塞ぎこんだ時期があったんだ。 その時、私も友人として何とか力になりたくて理由を聞いたんだ。 その男から聞いた話はこうだったよ。 彼が一人で街を歩いていた時の事だ。頭上からなにやら風を切るような音が聞こえたらしい。彼がそれに気付いて上を見上げた瞬間だ。彼のほんの数メートル目前に派手な音を立てて…

  • 死後の世界

    僕なりの研究結果。 まずはロープをしっかり固定する。絶対に外れないように一度体重をかける。 問題ないようだ。 ロープの長さは先が床上180cmで固定されている。計算通りだ。 おしぼりのように巻いたタオルを2本、首に当てる。 位置をずらさないように注意しながらガムテープで固定。此処が一番重要だ。気管を圧迫してはいけない。確実に動脈のみ、押さえるように・・・。失敗は許されない。慎重に。 椅子の…

  • 応援ありがとうございます。

    お久しぶりです。管理人の さい です。 このブログを始めて2ヶ月ほど経ちますが、今回人気ランキングで100位内に入ることができました。非常に嬉しく思います。 これも皆様の応援あってのこと。 一言お礼を申し上げたく、今回の記事を書かせて頂きました。 本当にありがとうございます。 小説に関してですが、長編は現在書き溜めている途中です。暫く更新できないかもしれませんがお許しください。長編がある程度…

  • アフロディーテ4

    僕はすっかり舞い上がっていた。あの夜を思い出すだけで自然と顔がにやけてくる。 柔らかい唇、細い肩。ああ、もう何と言っていいやら・・・。いやいや、キス程度で喜んでちゃいけない。これからもっと二人の仲を進展させなければ。・・・進展か・・・いいなぁ。 突然、強い衝撃が僕の頭部を揺さぶった。と同時に妄想も全て吹っ飛ぶ。 「何をにやついてんだよ、気色悪い。」 僕は足元に転がったバスケットボールを拾いな…

  • 鳥の飛ぶ岬

    夢の中で恋に落ちたことがありますか。 僕にはずっと忘れられない人がいる。 いつも夢に出てくる、白い帽子にワンピースの女性。そこは決まって眼下に海を見渡す岬で、彼女はじっと海を見詰め佇んでいる。彼女の周りには白い海鳥が飛んでいて、僕は少し離れた場所でそれを見ている。それだけの夢。 子供の頃から何度となく見続けてきた夢。 彼女に恋をしていると気付いたのは何時だったか。もう覚えていない。もう、だい…

  • 私に出来なかった事

    ちょうど私の高校生活が終わりを告げようとしていた春の話だ。 一人の教師がいた。彼は別段生徒から嫌われているふうではなかった。 しかし間違いなく好かれているわけでもないことは、彼の居る教室内の空気から容易に察することができた。まるで影のように生徒に扱われていた男だった。それは恐らく、最後まで変わることは無かったのだろう。 その教師は私にとっては好感の持てる人物だった。とは言っても特別な交流があっ…

  • 短編挟みます。

    ちょっと短編をはさみます。 どうしても書いておきたい話がありました。 長編の続きを待ってくださっている方、もしいらっしゃったらもう少しお待ちください。 ちょっと調整中なんです。少しでも完成度を高くしたいので。 本当すいません。

  • アフロディーテ3

    目の前に大きな鳥居が見えてきた。どうやら結衣に聞いた通りの道を迷わずに辿れたらしい。 可奈は迷っていた。こんなことをしたって意味が無い、引き返そうか。そう思いつつも可奈は、その歩みを止められずにいた。最早、出来る事といったらこんな事しか無いのだ。このまま、何もせずにこの恋を諦めてしまうのは辛すぎる。意を決した可奈は、境内に続く石段を駆け上った。 神社の境内に入り暫く歩くと、今度は社が見えてくる…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、さいさんをフォローしませんか?

ハンドル名
さいさん
ブログタイトル
小説でも読んでいきませんか
フォロー
小説でも読んでいきませんか

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用