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  • 細道に蝋梅咲きて年の暮れ

    近所のロウバイは1輪咲いただけだが、去年のこの時期満開の木があったのを思い出した。昔の城下町の風情を残す細い道で、車1台がやっと通れる。このお宅は将来の道路拡張に備えて、塀を下げて作っている。ロウバイはその塀の外に植えられている。こロウバイの木は葉を落す前に咲くので、遠目では目立たない。近づいて下から見上げると、多くの花が咲いていた。近所の木とは花の咲く時期が違うが、花の形も異なる。まだ蕾も多くあるが、ほぼ満開と言って良い状態である。葉陰の所にも枝に沿って花が並んでいる。地味な花だが、青空をバックにすると様子が違う。写真を撮っていると、母娘と思われる二人が通り掛かり、「甘い香りがするんだよね」と言いながら駅の方へ歩いていった。その香りに誘われたのか、小さな虫が数匹花の廻りを飛んでいた。細道に蝋梅咲きて年の暮れ

  • 初詣準備の進む本堂の階段見れば×××(喜多院)

    喜多院の山門前には、赤地に白抜きの「初大師」の看板が目立つ。両側にはすでに門松が置かれている。右側の白い看板には「ご参拝の皆様へお願い」とあり、マスク着用など5項目が並んでいる。山門を潜った右手には「12月20日~1月16日拝観お休みいたします」の看板がある。1月1日から「五百らかん」のみ拝観できますとも書いてある。境内には例年のように参拝者のための案内表示が設置されている。鐘楼門の方へ通じる参道脇には露店が場所取りされている。北側の多宝塔脇の参道にも、まだ少ないが露店の準備がされている。参道にはクレーンの付いている車が停まっていた。正面には本堂など4ヶ所の方向が指示されている。本堂前にもあちこちを向いた矢印がある。階段の中央を上り、両側から下りるようになっている。右手を見ると、朱印所と護摩受付がある。護摩受付...初詣準備の進む本堂の階段見れば×××(喜多院)

  • 渡れそうでも3月後れなりました(久保川・久保川橋)

    久保川橋の架け替え工事は確か、令和3年11月4日までとなっていたので、とっくに完成してるはずだった。その予定日を大分過ぎ遅すぎたが、一応見て置こうと思って行ってみた。12月21日いつもと違って台地の長い坂を下り、川の上流側から近づいた。周囲は奇麗になってると思ったが、道沿いには仮説のフェンスがあり、中には重機が並び、作業員が何か打ち合わせをしている。以前とあまり変わらない様子で、少し先に以前見たような立て看板がある。そこには「新しい橋をつくっています令和4年1月31日」とある。思っていた工期より3ヶ月ほど遅い。さらに少し先に、以前みた看板があり、横長の工程を書いた図の最後は、「後片付け等~11月」と変わっていない。その下には「※天候等により各工種の施行時期が変ることがあります。」とあるが、どんな条件の変化があっ...渡れそうでも3月後れなりました(久保川・久保川橋)

  • 蝋梅は一輪咲けどまだ冬至/南天実ネットと共に消え去りぬ(近所の畑と団地)

    近所の畑では椿とロウバイの緑が目だっていた。椿は奇麗に刈り込まれているが、その後ろのロウバイは、思い切り枝を上方に伸ばしている。椿の実はまだ固く締まっている。ロウバイも同じだろうと思って近づくと、1ヶ所だけ黄色い物が見えた。近づいて見ると、蕾が大きく膨らみ、直ぐにも咲きそうになっている。手で触ってみると柔らかい。周囲の蕾は椿と同じように、まだ固く丸まっている。その三日後、ロウバイはどうなったかと思って行ってみると、すでに咲いていた。この日は冬至で、冷たい北風が強く吹いている。周囲の蕾は、三日前とほとんど変化はない。今はロウバイには多くの葉が付いているが、この葉が散る頃に花が咲く。そうなる迄には、まず年を越さなけばならない。団地の南天の木は、強い北風に大きく揺れていた。遮るものがなく、まともに風を受けている。その...蝋梅は一輪咲けどまだ冬至/南天実ネットと共に消え去りぬ(近所の畑と団地)

  • 栴檀は葉を落しつつ小鳥呼ぶ(小仙波跨道橋)

    小仙波跨道橋の階段を上り、センダンに近づくと小鳥たちが木から近くの電柱へ飛んだ。去年の鳥と同じようだが、数は少ない。去年は20羽以上が一斉に飛び立ったが、この日は10羽に満たない。センダンは少し前の強風のためか、かなり葉を落していた。それにより、黄色い実の房が目だっている。まだ多くの実をつけている所もある。一方、だいぶ実が少なくなっている所もある。小鳥たちが食べたのだろうが、枝に近いところが少なくなっているように見える。それにしても実は小鳥の体に比べかなり大きいように見えるが、丸呑みしているのだろうか。鳥たちは、電線の上にも止まっている。背を向けてはいるが、じっとこちらの様子を伺っている。はやく行ってくれと言っているようなので、早々に木から離れた。跨道橋を渡って道路の反対側から見ると、センダンの上を飛び回る小鳥...栴檀は葉を落しつつ小鳥呼ぶ(小仙波跨道橋)

  • 三芳野の里はいずこか天神社(三芳野神社)

    三芳野神社の参道入口は、ちょうどイチョウが紅葉していた。その右下に石碑が建てられている。あいにく電柱が影を落して見にくいが、石碑には次のように彫られている。三芳野神社我が方によると鳴くなる三芳野の田面の雁をいつかわすれむ伊勢物語より「伊勢物語」十段で男(在原業平)が詠んだ歌である。三芳野神社に直接関係している訳ではないが、歌の中の三芳野に関連づけているのだろう。石碑の裏に廻ってみると、こちらにも碑文がある。碑は南に向いているので、ほとんどの場合逆光になり見にくい。近づいて読んでみると、次のように刻まれている。三芳野神社は平城天皇の大同二年(紀元八〇七)に祭神は当初素盞鳴尊奇稲田姫命を奉斎し中世に菅原道眞を明治二年に城内宇佐八幡宮を合祀された神体は正平二十四年新田泰氏が三芳野に出陣の折戦勝祈願に奉献した赤銅の五本...三芳野の里はいずこか天神社(三芳野神社)

  • イチョウの葉踏みつつ野良猫歩み来て/いきなり土掘り用を足すなり(三芳野神社)

    三芳野神社のイチョウは奇麗に黄葉し、周囲の木も色づいている。ネコはいないように見えたが、散歩の途中と思われる女性2人が参道前で立ち止まったので、その辺りにいるのかも知れなかった。参道の正面に行ったが、やはりネコはいなかった。参道の奥はまだ日陰になっていて暗い。上を見上げると、両側のイチョウが一体になっている。地面にはすでに黄葉が散っていた。そこへイチョウの葉をふみながら1匹のネコが歩いてきた。そのまま行ってしまうのかと思ったが、向きを変え参道に近づいてきた。参道の少し手前で立ちどまり、急に前脚で地面を掘り始めた。ほんの短い時間で穴掘りは終り、その上に腰を落した。正面に廻って写真を撮ると、低い声で威嚇されてしまった。野良猫でも用を足すときは、気を使えということだろう。参道を奥へ進むと、右手では園児たちが遊び、その...イチョウの葉踏みつつ野良猫歩み来て/いきなり土掘り用を足すなり(三芳野神社)

  • ガラス戸に黄葉映すイチョウかな/社殿脇紅葉は日陰薄く染め(雀ノ森氷川神社)

    雀ノ森の境内を見ると、手前の木の陰から黄葉したイチョウが顔をのぞかせていた。反対側の雀ノ森会館の窓ガラスには、その奥のイチョウの様子が映っている。境内に入ると、2本のイチョウが重なって見える。すでに葉は散り始めていて、地面や石敷きや手水舎の屋根にも積もっている。境内の南側から見見ると、散ったイチョウの葉の上に桜の木が影を落していた。1人の女性が境内に入ってきて、「やっと色づいたわね」と言いながらスマホで写真を撮り始めた。桜の脇には紅葉があり、散る葉は少なくまだ見ごろだった。その紅葉の隣に桜があり、その奥に別のイチョウがある。紅葉とイチョウと社殿を一緒に撮る。時間によると園児たちが遊びに来ていて賑やかだが、この時は静かだった。社殿近くのイチョウの根本には、多くの葉が落ちていた。そこから上を見上げると、青い空にイチ...ガラス戸に黄葉映すイチョウかな/社殿脇紅葉は日陰薄く染め(雀ノ森氷川神社)

  • 南天はネット掛けられ困り顔(近所の団地)

    団地の入口の角に南天が植えられている。夏にも白い花を咲かせていた木である。大分前からそこを通る度に気になっていたことがある。南天は赤い実を付ているが、その上に白いネットが掛けられている。主に下の方の実に被せてある。グルッと廻った反対側にもある。目の細かい筒状のネットで、実の付いている房全体を覆っている。小鳥除けの効果は抜群で、ネットの無い所には全く実が残っていない。南天にしてみれば迷惑な話で、これでは子孫を遠くへ運んでもらえない。南天は生命力が強く、気が付くと意外な所で成長している。これも小鳥たちが手伝ったおかげである。南天はネット掛けられ困り顔(近所の団地)

  • 紫陽花の紅葉の陰花ピンク/アンデスにアルプス名札乙女の木(新河岸川)

    カモの群れを見たあと精進場橋に出ると、橋の直ぐ傍に紫陽花が紅葉していた。一部の枝の先には花のようなものも見える。紅葉の葉の間からピンク色のものが見えた。まだ色の鮮やかなアジサイが身を隠すように咲いていた。弁天橋は対岸に変わった形の影を落していた。こちらの岸にはスイセンの花が咲いている。全面に陽を浴びようと競うように咲いている。岸には以前見たツゲが紅葉していた。と言っても全体ではなく、道の上の方が赤くなっている。以前紅葉していた所は既に葉を落し、地味な色の実の房だけが残されている。アンデスの乙女の花は終わっていた。この木に実はなるのかと探すと、枝に小さな円く黄色いものがあった。実のようにも見えたが蕾のようだ。この枯れた実は朝顔だろう。ふと細長い緑の実が目に入った。木の枝からぶら下がっているので、これがアンデスの乙...紫陽花の紅葉の陰花ピンク/アンデスにアルプス名札乙女の木(新河岸川)

  • カモの群れ少し戻りし冬の川/シラサギは一声鳴いて橋を越え(新河岸川)

    国道16号の橋をから、新河岸川の土手に出た。精進場橋の手前の川にカモの群れが泳いでいた。河川敷にもその姿が見える。近づくと、岸のカモも水面に下りて泳ぎ始めた。ヒドリガモのようだった。突然下流側から水音をたてて黒いものが飛び出した。カワウが慌てた様子で、上流へ飛んだ。その先にもう1羽のカワウがいて、つられてこれも飛び去った。カモのいなくなった岸では、ハトたちが餌をついばんでいる。それまでカモと一緒だったようだ。橋の上流に1羽のシラサギがいた。この川でシラサギの姿はまだ少ない。シラサギを横に見ながら上流へ歩く。するとまたカワウが騒ぎ出し、今度は2羽とも下流へ飛んでいった。結局、カワウの姿は撮ることができなかった。弁天橋のところまで来ると、シラサギが1羽低い声で一声鳴きながら橋の上を上流へ飛んでいくのが見えた。以前は...カモの群れ少し戻りし冬の川/シラサギは一声鳴いて橋を越え(新河岸川)

  • 星月を目指して行けば水たまり紅葉映して通せんぼ(喜多院・星月橋)

    前回から1週間たち、どろぼう橋の紅葉も色を増していた。左側の紅葉も見ごろになり、空堀の上に枝を伸し、陽を浴びて輝いて見える。どろぼう橋の手前右に小さな石段があり、その先へ道が続いている。この先に興味を抱く人が意外と多く、この石段を上っていく。石段を上るとすぐ左に、どろぼう橋へ下りる石段がある。道は真っ直ぐ奥へ延び、柵の傍に「星月橋至ル」と書いた標識が立てられている。周囲の写真を撮っていると、2人連れが石段を上って来た。地面から出た根を踏みながら先へ歩いて行った。右手を見ると松平大和守家廟所のお殿様達のお墓越しに、喜多院の庭の紅葉が見える。先ほどの2人連れはその先で立ち止まり、向きを変えて戻ってきた。私とすれ違い、また石段の方へ歩いていった。多くの人が同じような行動をするようで、石段を上っても直ぐ戻ってくる人を良...星月を目指して行けば水たまり紅葉映して通せんぼ(喜多院・星月橋)

  • オレンジの枝垂れ下がり地につきぬ(国道16号歩道脇)

    国道16号と254号の交差点付近にオレンジの生っている木があった。かなり多くの実をつけ、枝が大きく垂れさがっているところもある。4月の下旬にはこの木に多くの花が咲いていた。今とは樹形が変わり、一瞬別の木かと思ってしまう。しかし、後ろの木や建物を見ると、同じ木であることが分る。実は全体に多く付き、上部にもびっしりと生っている。一番目を引くのは左の方で、枝が大きくしなり先端の枝や実は地面に付いている。実をアップにすると、やや凹凸がありツヤツヤしている。4月の花は小さな白い花で、この花がこんな大きな実になるのが不思議である。16号に添って行くと、浅間神社前のいつも見ている木にも実が生っていた。てっぺんにも1箇付いている。密集しているところを見ると、先ほどの木に負けていない。実の大さはさっきのものよりやや小さい。中央の...オレンジの枝垂れ下がり地につきぬ(国道16号歩道脇)

  • 栴檀は黄葉よりも色濃き実(小仙波跨道橋)

    小仙波跨道橋のスロープから新河岸川の上流を見る。中央の水が空を映して青く目立ち、冬の川を感じさせる。その川の上に栴檀(センダン)が枝を伸ばしている。センダンの葉は少し黄葉が始まっていた。その薄い黄色よりも濃い実が房状に生っている。去年はこの木に群がる小鳥がいたが、今年もまたそうなるのだろう。今はまだ最初のままで、色だけが変わっている。跨道橋から下を覗き込むと、水中の草は枯れているが、岸には夏草が残り、増水で出来た亀裂を覆い隠している。新河岸川は草刈りの終わったところとそうでない所があり、全く違う景観になっている。栴檀は黄葉よりも色濃き実(小仙波跨道橋)

  • 菊祭り終わった後は囲いのみ/塚の上では紅葉色づく(喜多院)

    小江戸川越菊祭りの終わった喜多院の境内には、囲いのよしずだけが残っていた。入口脇の小屋も撤去され、部材が少し残っている。その脇にクレーンのついた工事車両が止まっていた。その後方に慈眼堂があるが、そこへ上る石段近くの木が紅葉していた。ここの紅葉は周囲よりも早く色づく。お堂の正面側でも少し紅葉していたが、傍の竹林の緑のほうがめだっていた。石段を上ると、下から見た紅葉があった。近くでは掃除をする人達が働いている。石段脇の紅葉を下から見上げる。お墓の南側は、まだ色づきが少ない。本堂の屋根が見える辺りでも少し紅葉していた。どろぼう橋の方を見ると、かなり紅葉している。近づいて見ると、説明板の近くの木は見ごろになっていた。人のいない時を見計らって撮ったが、すぐ立ち止まる人が現れる。橋の反対側の木はまだ色がうすく、見ごろにはも...菊祭り終わった後は囲いのみ/塚の上では紅葉色づく(喜多院)

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