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  • やさしいひとの話。

    DUOのカウンターでは利害関係も世間も関係ないのでみな素のままでいる。そして言葉をじっくりきいているとついメモしたくなるような優しいことばも多い。私はそんなお客さんの話を聞くのをとても楽しみに過ごしている。 昨夜おそく、仕事帰りにいつも近くの床屋さ

  • キャップ帽からハンチング帽へ。

    ヨットさんのレイア号はついに今月いっぱいでヨットさんのもとから嫁に出すことが決まった。そのお別れ会が土曜日に蒲郡ヨットハーバーで行われ、20人ほどのひとが集まる。相棒ナカゴシが大量の芋煮をつくり、たぐいまれなフランス鶏を扱うひとが特別に好意で焼き鳥

  • おぼえてますか?

    おそるおそるひとりで入ってきた女性、恥ずかしそうに「おぼえてますか?」。もちろんですよ、と答える。会社の人に連れられてきたのが最初で、次に来た時に「ブログ読んでますよ」と話してたひと。わたしは嬉しくて、その時のことをよく覚えている。すらりとした印象

  • いや別になんでもないさ。

    DUO俳句会が昨日行われる。事前に空八さんからラインが入る。10句ほど書き連ねてあってご指導よろしくとある。私は空八さんの自由律句は好きな世界なので選ぶのに迷ったけれど4句を選び、ほかの句をなぜはずしたかを書いた。当日出すのは3句。私にどういわれよ

  • 心を解き放ちたいときに。

    もっか卒論の追い込みに入っている大学院生。毎日集中して取りくんでいるいるようだけど欠かさず楽しみにしているTV番組があるとか。それは「おっさんずラブ」。吉田鋼太郎と田中圭のおかしくて絶秒なる愛の話。私とは格段に年齢差のある彼女だけど、気持ちはわかる。

  • 過去の意味を見つめるよりは。

    深夜カウンターにはひとり。 ふいに話し出す。60歳を過ぎて仕事やらやむを得ない事情でずっと家から離れていたひとが妻から離婚を切り出され、一度話し合いをと言うともう決めたのでと切り返されたという。「籍は入っていても、気持ちが離れてたら夫婦でも家族でもな

  • むかしの友だち。

    思うことあって、ふと昔の友だちにメールしてみる。アドレスを変えたのか届かず、ショートメールでやっとつながる。そのくらい会わなくなってから長い。かつて一緒に仕事をしてたひとで、東京に帰った時たまに会ってたけどいつのまにか年賀状だけのやり取りだけになっ

  • 週一度のマーキング

    金曜の夜、必ず来るひと。きくと「妻が夜勤のため、ひとりで自由にのびのびと外でお酒を飲む日と決めてる」そうだ。翌日は仕事休みだし、ゆっくりと寝坊してひとりで朝食をつくり好きなコーヒーを淹れるのを楽しみにしてる。四軒ほどの店を順番に、遅くまで飲み歩き、

  • 40代になるなんて。

    20代から来てくれてた39歳男性が久しぶりに赴任先の大阪から来店。懐かしくてうれしい。当時DUOで一緒に飲んでいた同年代を誘ったら、家族と食事中のところを喜び勇んでやって来て合流。そして、みな独身でDUOに集まっていた頃の話がいろいろ飛び出しはじめ

  • 90歳女性の人生のお楽しみ。

    40代会社員のお客さん、よくいくスナックには90歳女性の常連客がいると話しはじめる。70代ほどの女性二人が必ず付き添っているそうだけど、お酒を飲むことをとても楽しんでいて若々しいと。うすい焼酎の水割りをゆっくりと2杯だけ飲み、そのかわりお店の人たち

  • フツーの。

    私たちの以前の上司と私たちと3人で食事をする。中華料理を少しずつシェアしながら紹興酒を飲む。当然むかし話に花が咲き、一緒に仕事をしていた会社時代をなつかしんでいた。ふと、当時支社長だったそのひとはしみじみ言う。「結局、仕事は人だな」。私も参加してた

  • おぼえられない。

    お客さんの顔と名前をおぼえるのが大切な基本といわれるこの商売。それが私は大の苦手ときている。あれほどたくさんの取材を受ける元首相田中角栄はすべての記者の名前と顔を覚えていて、おう!~君元気そうだな、と気軽に声をかけていたというから天才的だ。 きのう

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