今日は動物っぽい岩が立ち並ぶフィールドへ。川の河口のヨシ原から太平洋の大海原へワープ。上の写真はキングコブラ岩と呼ばれる岩。ほかオオカミが空に向かって遠吠えするような岩や、カミツキガメみたいな顔した岩など。再び川に戻るとヘビが泳いでいた。動物っぽい岩々
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、75回目の今回は、紀州枯木灘・すさみ海岸についてです。例の原発汚染水海洋放出について、世の中では数値的な安全基準や右・左の政治イデオロギー、あるいは嫌中嫌韓という形で露呈するナショナリズムの意見ばかりが目につくが、反面、自然観や環境倫理の見地からの意見がほとんど見られない。さらには自然に対する畏怖・畏敬の念に根差した見解は、ほぼほぼ皆無だ。やはり身一つ、裸の感覚で自然と対峙するシーカヤッカーこそが、ささやかながらでも意見せにゃならんな、ということで書き始めたけれど結局、直接的に原発水に関することを書くスペースがなかった。最後の一行だけカマしたったけど。そしてやはり、大新聞では「汚染水」と書いても「処理水」と訂正されるという事が分かった。興味ある方はどうぞご拝...自然への畏敬の念
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今日は動物っぽい岩が立ち並ぶフィールドへ。川の河口のヨシ原から太平洋の大海原へワープ。上の写真はキングコブラ岩と呼ばれる岩。ほかオオカミが空に向かって遠吠えするような岩や、カミツキガメみたいな顔した岩など。再び川に戻るとヘビが泳いでいた。動物っぽい岩々
先日、恐竜の背骨みたいな白崎海岸へ。白崎
カヤックの中古艇情報、2艇販売中(お客様からの委託販売品)☆写真上2つがフォールディングカヤックの、●アルフェック・ボイジャー460Tになります。販売価格は170,000円(定価258,000円)なお、付属品として下記のものも含まれますが、全てを合計すると定価が35万円以上になるかと思いますので、かなりお得です。※数回程度使用しただけの美品です。◯コーミングカバー1人用と2人用◯パドル2組◯フローテーションバックリア用フロント用◯シーソックスモール◯ビルジポンプシアトルスポーツ◯スプレーカバースモール◯シーフラッグ◯ダブルアクションポンプ◯レスキューロープ20m※パドルとビルジポンプ以外はモンベル製品本体とパドル以外は未使用です。☆そして下二つの写真が、ボレアルデザイン社の●イプシロンP100というポリエ...中古艇情報
■■ガイドスタッフ募集現在、アイランドストリームでは、シーカヤックおよびSUPのツアーガイドを募集しています。いずれも採用時には、きちんと基礎からお教えします。様々な方に楽しんでいただきながら、自分のアウトドアレベルや自然観も高めてゆける、やりがいのある仕事です。●週末ガイド●繁忙期ガイド(7月~9月)●5月~10月までフルタイムガイド・スタッフ・やる気と体力あれば年齢不問・経験者優遇ですが、やる気があれば経験なくても可(トレーニング要)。・多忙期にリーダーとして任せられる方には、高給優遇します。☆週末ガイドは、他の仕事をしつつ、ただの趣味にとどまらず、より本格的にカヤックやSUPに携わってみたい人に向いています。☆繁忙期ガイドは、現在急募中です。条件その他詳細は下記もご参照ください。https://ww...ガイドスタッフ募集
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、97回目の今回は、「骨と骨が響き合う、地球のロックンロール」についてです。興味ある方はどうぞご拝読ください。この連載、ちょうど丸8年続け、9年目に入ります。いつまで続くかな。地球のロックンロール
今度6月26日発売予定の拙著「森と黒潮と神話の旅」(彩流社)https://www.sairyusha.co.jp/book/b10135405.htmlですが、カバーデザインが仕上がれば、アイランドストリーム内にも予約ページを作る予定です。よろしくお願いいたします。実のところ、この本のタイトルは「ソングライン」か、もしくは「環太平洋ソングライン」にしたかったのですが、社の人に「ソングラインという言葉は社会一般的ではない」と言われ、「そうかな?」と思ったのですが、マニア向けではなくごく一般の人に良書を届ける、という彩流社の方針も理解できるので、再考して上記の題名となりました。一方「ソングライン」にしたかったというぼくの考えにも理由があります。きっかけは数年前にさかのぼります。ぼくの一作目の「インスピレーシ...ソングライン
アイランドストリームのベースでシシ肉バーベキュー。秒ごとに色彩を変えてゆく空と海を眺めながら。サンセットバーベキュー
来月、本を出版します。「森と黒潮と神話の旅」(彩流社)というタイトルで、6月26日発売予定です。と言ってもまだカバーデザインも上がってない上、2校ゲラもあがってないのでホンマに間に合うんかという感じですが、出版社の紹介ページにはすでに載っています。https://www.sairyusha.co.jp/book/b10135405.内容は下記のようになります。『歩くことと漕ぐこと──人間のもっとも根源的な身体行為を通じて、日本列島を環太平洋上の“響き合う島々(ヤポネシア)”としてとらえなおす旅路。吉野・熊野・伊勢の森を抜け、黒潮の沿岸を進む中で、目には見えないけれど確かに感じられる“道”をたどっていく。それは地図には載らず、標識もない道。だが、風の流れや潮のリズム、山の沈黙と共鳴しながら進むその旅には、美...森と黒潮と神話の旅
先日の日髙海岸〜由良湾ツアーにて。やや半島状になった地形のせいか、潮通しがよく、黒潮分流からの海水も届けられて、透明度高く、陽が出るとトロピカルな風情が増す。ひなびた雰囲気と相まって味わい深い。由良湾奥の造船所ではドック入りする巨大な天然ガスタンカー。ひなびた風情とトロピカル
マイケル・D・ジャクソンという名のニューシーランド出身の人類学者がいることを知る。人間の「経験」「移動」「関係性」を、詩的言語と人類学的分析で融合することをライフワークとしているらしいが、めちゃいいことを言っている。、「帰属とは、地図に名前を書くことではない。風が肌を撫でる感触や、土の匂い、沈黙の中のまなざし──そういうものと共に“居る”ことなのだ。」「人は、ときに言葉を持たずに語らねばならない。石の重さや、炎の揺れや、夜の音の中で。そこに“意味”はない。ただ、“共にある”という真実だけがある。」「旅はいつも、外へ向かっているようで、その実、沈黙のなかで、自分の内側に降りていく道だ。」これって、アウトドア旅の本質そのもの。またこんなことも言っている。「人類学とは、他者を理解する技法ではなく、人間であるとは...マイケル・D・ジャクソン
初夏、天気よい日は風が強いことが多い。ささ曇りが最高。ささ曇りが、最高
人に会いたいときもあれば、全く無人の荒野で焚き火キャンプしたいときもある、どっちも自由に選べるのがカヤック旅。空気のようにその地にスッと入り込み、人々の生活文化に触れ、自然のヴォイスを受信機のように感じ入りながら進みゆく。我ながら、こんなに深いトリップ感覚を得られる行為はないと思う。みんなやろうぜ、カヤック旅。とくに若い人は、やった方がいい。極めてポジティブに、人生観変わるから。カヤック旅
ゴールデンウィークも終わり落ち着いたこの時期はいいですね。湯浅湾をとりまく山肌に広がるミカン畑のミカンの花が一斉に咲き、海風から陸風に切り替わる夕刻、山から下りてくる風が山肌を撫で、何万、何十万という花弁からの香りを海岸線に運んできます。そのとき、潮の香りと絶妙にブレンドされた、なんともいえない独特のかぐわしさがあたりに充満します。このひとときが以前からとても好きで、やはり和歌山は桜ではなく、新緑の生命感とこの香りこそが、特徴的な季節感を醸し出す一つのハイライトだなという印象です。季節感
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、95回目はベトナム・ハロン湾への旅。地球規模の神話と、小さな生き物たちについて、興味ある人はどうぞご一読ください。神話と、小さな生き物
先日予定していた、田辺湾神島でのゴミ調査&クリーンアップ活動は強風で渡れず、内湾でのんびり漕ぎに変更。まあ色んな人と話せて、これはこれでよかった。博物学者の南方熊楠の働きかけにより、天然記念物となった神島。もう紀伊半島でもなかなか残ってない、縄文時代からの黒潮流域特有の植生がパッケージされた無人島。ここにカヤックで渡り、どんなゴミがどれだけあるか調査しながら拾い、ゴミ袋ごとカヤックに載せて運んで帰るという、2009年から定期的にやっているイベント。カヤックとは楽しみながら自然を取り巻く環境を学ぶのに最良の道具で、南方熊楠が今生きていたら多分カヤッカーになっているだろう、ってことで、これからも続けていく価値がある。また10月に仕切り直しでやる予定。http://islandstream.la.coocan....また仕切り直し
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、94回は鹿児島・甑島への旅の3回目になります。僻地の離島特有のハンドメイド文化について、興味ある人はどうぞご一読ください。ハンドメイド文化
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」93回目は、海のクロスロードとしての鹿児島の甑島について書いてます。興味ある方はどうぞご拝読下さい。海のクロスロード
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで再発見」、92回目は、俗にいう「野性感覚」についての、ちょっとした一例。興味ありましたら、どうぞご一読ください。野性感覚について
音や気配や匂いや肌感覚など、あらゆる身体の機能を使って風や波の変化を予測し、地形や距離感や日程なども加味しながら、最良のラインを描くように、最高の音色を奏でるように進みゆく、カヤック旅。海図またはそれなりにちゃんとした地図さえあれば、特殊な場所を除いて地球上どこだって面白い旅ができる。その大元になるのがナビゲーションスキル。ロケーション知覚を司る人間の脳の部位は、記憶機能を司る部位と同じく「海馬」にあって、人類が大昔にアフリカのサバンナを出て移動を繰り返す中で海馬が刺激され、脳機能全体が飛躍的に発達したという説があるけれど、まあカヤックのナビゲーションなんかはまさしく、そんなレベルで人間の初源的な本能にうったえかける行為なんだろうと思う。別に頭が良くなるとかそういうことではなく、その場の自然特有の息吹、鼓...カヤック旅とは
美浜町の御崎神社になにげにいくと、ポリネシアがフラッシュバック。背後に山、南側すぐに太平洋という位置関係と、光溢れる雰囲気があいまって、タヒチ島のマラエ(祭祀場)の空気そっくり。あっちはカヌー航海の安全を祈願しているが、こっちは日御碕を通る船舶の航海をまつってるところも通じ合う。環太平洋祭祀文化圏を想う。航海安全
先日は南紀、荒船海岸から九龍島と串本大島北岸を経由して橋杭岩へのツアー。カヤックは15キロから20キロくらい漕げるようになると様々なバリエーションルートでラインを描けるようになり、面白みも深まる。1日の中だけでも、島、半島、洞窟、岬、滝、河口と探索でき、どんな旅にも増してトリップ感が深まる。そして効率的に学ぶと、5回から10回くらいの経験で、それくらい漕げるようになる。ちなみにうちの店アイランドストリームで学んだ方は、老若男女誰でもほぼほぼそんな感じで、楽しんで下さっています。別に冒険野郎ではなく、ごく普通の人に深い自然の素晴らしさを味わってもらいたいんですよね。ということで、これからカヤックを自分の趣味にしていきたい方はぜひ。https://www.island-stream.com/本州最南端
先日の南紀みなべ海岸ツアー。黒潮に運ばれてきたウミガメとトビウオの海。ウミガメとトビウオの海
鳴門海峡に沈む太陽。湯浅湾サンセットカヤックツアー。アイランドストリームhttps://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=sunsetkayak湯浅湾のサンセット
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、81回目の今回は、五島列島の野崎島についてです。風が強くて木々が曲がってるところなどは、ローリング・フォーティーズと呼ばれる強風が吹く、ニュージーランド最南端のスチュワート島などを彷彿とさせる。興味のある方は、どうぞご一読ください。風が強くて木が曲がる
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」80回目の今回は南紀串本大島・樫野崎です。ぼくの考える、海をゆくカヤッカーが開いてゆくべき価値観について触れています。興味がある方はどうぞご一読下さい。開くべき価値観
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、79回目は台湾南部の話。ここに出てくるlafinsawmah氏はアミ族の木工芸術家で、YouTubeにも上がってるが、自然の本質を内奥で捉えた実にいい作品を作る。しかし残念なことに昨年6月に亡くなった。ぼくは彼が生きてたら間違いなく兄弟分みたいな友達になってただろうと直感する。運良くまだ生きている者として、彼の遺志を継いでいきたい。この冬に行ったポリネシアの旅も、彼のスピリットに捧げている。古代に隆盛を誇り、近現代にいったん駆逐され、前世紀末から今世紀になって再び復興してきた自然文化としての環太平洋カヌー文化は、今まさに黎明期そのものだ。ぼくなりの感性で、一つのスタイルを探求していきたい。黎明期として
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、今回は台湾の蘭嶼島についてです。これはポリネシアのカヤック旅と繋がっています。よろしければご一読ください。ちょっと硬い言い方をすると、環太平洋にまたがるカヌー文化の本質的特徴を現地での海旅経験を通して掴み取り、そこからヤポネシアのカヌー文化の今後のあり方や可能性を考える旅。カヌーをカヌーというジャンル的枠組みを超えて、「自然文化」としてのレベルに押し上げたいという思いがぼくにはある。舵を失った船のように文化的ディレクションを失った今の日本。それでも物だけは豊富で、安いエンタメやSNSとともに消費生活にどっぷり浸ってたらそれなりに楽しく過ごせるようにできている。しかし、そんなのはゴメンだ、という人もまた増えている。ぼくはカヌー文化/自然文化というところで、そう...枠組みを越えて
タヒチ島にあるFAIVAAというアウトリガーカヌービルダーの工房を訪問。別にうちでアウトリガーカヌーを導入しようと決めたわけではないが、海や先人へのリスペクトに根ざしたポリネシアのカヌー文化には何かしら未来を感じさせられるものがある。一方、同じ太平洋で四方海に囲まれた日本のカヌー文化の現状を考える。日本のフィールドに最も適したカヌーはカヤックだが、社会的にも文化的にも地位は低く、過小評価されている。その辺をどう打破していくかの取っ掛かりを探っているだけ。ポリネシアカヤックトリップ19
ポリネシア•ランギロア環礁往復縦断。世界で2番目にデカい環礁と言われるが、最果て感が強くて予想以上に味わい深かった。なんせ200以上のモツ(小島)がある中で、主に人が住むのは2つの島だけ。理由はあまりにもノノ(サンドフライ)が多いからだという。ぼくもこっぴどくやられた。ノノは最恐の生物だと身をもって知る。半径25キロ圏内に夫婦2人以外誰も住まないゾーンがあって、たまたまそこを通ったときに彼らがいて、泊めさせてもらった。で、サヨナラする際に、ぼくに妙になついてきた犬が沿岸沿いについてきた。最初、ぼくも面白がって犬の散歩気分で進んでたけど、3キロも5キロもついてくる。小島と小島の間もガンガン泳いで渡る。そのうちもう一匹の犬も合流。さすがに腹が減るだろうと思い、サッと釣りして釣った魚をおろしてあげたりする(魚は...ポリネシア•カヤックトリップ18
ポリネシアではどこの海辺でもカヌーが転がっている。1000年以上続く海洋文化の象徴。これらを何気なく見ているとき、ひるがえって日本はどうなのかと思う。実はカヌー文化は日本の方が遥かに古く、例えば38,000年前に伊豆半島から神津島に渡った痕跡が残されている。また地味だけど旧石器、縄文、弥生期にかけてのカヌーの残骸が、結構出土している。最近ブームなのか、色んなところで縄文縄文と聞くけど、なぜか土器や土偶のことばかり取り上げられる。だけどほんとの縄文スピリットを体現するのはカヌーなんじゃないかと思う。土器は学者が編年を調べやすいからクローズアップされるようになり一般化したが、正直なところ、別に現在使いもしないお椀や鍋の破片に、あまり心は動かされない。一方、カヌーは漕いでみさえすれば、その岬や島や海浜に吹く風や...ポリネシア•カヤックトリップ17
旅用フォールディングカヤックってこんな感じ。バックパックから取り出して2、30分で組める。この中にテント、寝袋、食料、水、衣類、調理用品、モバイル機器、カメラ、本、釣り竿、その他もろもろを積みこむ。あとはマップとデッキコンパスと洞察力と忍耐力さえあれば、世界中どこへでも。瞬間瞬間の風や波の調和点を見いだして進んでゆくことが大切。言い方を変えるとカヤックとは、その地の自然の息吹に絶妙にチューニングされゆく楽器のようなもの。いい感じで進めているとき、本当にその場所の山や風や潮や魚がバシっとシンクロし、全体でハーモニーを奏でているように聞こえてくることがある。身一つで頼りなげだからこそ、語りかけてくれる声みたいなもの。なかなか世間は気づかんけど、地球環境を尊ぶべき今の時代にこれ以上マッチした乗り物はない。何千年...ポリネシア•カヤックトリップ16
ポリネシアフアヒネ島。ファレポテと呼ばれる、昔の首長たちの集会所を復元した場所まで来た。現在はミニ博物館になっている。入り口には復元に寄与した太平洋考古学の権威、篠遠喜彦氏をたたえる石碑が建てられている。フアヒネ島は特に篠遠氏と縁の深い場所で、20m級の外洋航海カヌーの残骸を発見しポリネシア人の意図的航海の有力な裏づけに寄与したり、山の中で埋もれていた数々の重要なマラエ群を発掘、復元したりと、ひときわ情熱を注いだ島。今でも島民に、「タオテ•シノト(篠遠博士のこと)を知ってるか?」と聞くと、みな知ってるという。自分たちの文化的アイデンティティを高めてくれた人物として尊敬してる人も多いようだ。だいぶ昔だが、人気歌手のボビーホルカムが篠遠氏をたたえる「タオテ•シノト」という曲をリリースしている。ぼくはこの場所に...ポリネシア•カヤックトリップ15
フアヒネ島の離れ小島。漕いでる最中にマグロ漁師夫婦に招かれる。マグロ漁というと日本では遠洋漁業をイメージするが、彼らは朝四時に家の前から出漁し、2、30分走ったところのポイントで数時間釣り、昼前には帰ってきて昼メシ食ってゆったりするスタイル。これまで釣った80キロのマグロや200キロのカジキの写真を見せてもらう。彼も祖父が中国人で、太い腕に「李」というタトゥーが入っている。今朝獲れたキハダマグロを巨大クーラーボックスからおもむろに取り出して捌き、奥さんの巻いてくれた手巻き寿司、刺身、揚げ物にして頂いた。自然とともに暮らす豊かな生活。最も満員電車が似合わないタイプのキャラ。なんてかっこいい男よ。こんな生き方は憧れるね。ポリネシア•カヤックトリップ14
フアヒネ島のジャングル開墾アニキが今朝、出艇時に手向けの歌を送るよ、とフアヒネ島の歌を歌ってくれた。さらに中空の空いた木をジャンベがわりに演奏し、おまけに昨日解禁になったばかりのマングローブガニまでくれた。そして彼のいとこはアウトリガーカヌーにチャリを乗せてどこかに。ここは道路が通じてないので、道路のあるところまでチャリを持って行くらしい。すごいスタイルだ。昨日たまたま気まぐれにお宅訪問したにも関わらずフレンドリーに接してくれ、飾らない日常を見せてくれるって不思議っちゃ不思議だけど、これがカヤック旅の世界。昨日まで何の縁もゆかりもなかった相手の懐にいきなり入れるわけ。そしてぼくらが思っている以上に世界にはいい奴らがいる(危ないのもいるけどそれもカヤック旅モードに入ると感覚鋭くなるから分かる)。世界中の見知...ポリネシア•カヤックトリップ13
近江八幡・桜花見ツアー4月4日(木)~10日(水)各日開催毎年春に開催しています、恒例の近江八幡・桜花見ツアーですが、本年は上記日程で開催いたします。迷路のように入り組んだ水路沿いに並ぶ桜並木はもちろん、水辺の菜の花やタンポポ、ヨシ原の奥で産卵するコイ、空高くで鳴きさえずるヒバリなど、生き物や植物たちが謳歌する春特有の風情をたっぷり味わえるのが、このフィールドのよさです。予約受付中【4月4日(木)~10日(水)の各日近江八幡水郷・桜花見ツアー】春うららかな水辺の風情と、水上からの桜を楽しむツアーhttps://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=oumi近江八幡、桜花見ツアー開催
高野山町石道ピーストレッキング、今年は海を漕ぎます。「湯浅湾ピースパドリング」東日本大震災の犠牲者への哀悼、復興・発展への祈りを込めて、祈りの聖地である高野山への参詣道20キロウォークを毎年3.11もしくは3.11周辺の土日に行っていますが、今年はガイドである私が足を痛め(回復していますが大事を取って)中止とし、代わりにカヤックで湯浅湾を20キロ漕ぐ日にいたします。上記ウォークイベントは過去に12回開催していて、ぜひ継続し続けたいのですが、今回はカヤックを漕ぐ代替案となります。なお主旨そのものは下記ページと変わることはありません。https://www.island-stream.com/trekking/index.php?p=tours「湯浅湾ピースパドリング」案内は下記の通りです●日時:3月10日(...湯浅湾ピースパドリング
あけましておめでとうございます。2024年の幕開け、正月早々から立て続けに信じられない出来事が起こっています。能登半島大地震の犠牲者に哀悼の意を表すると共に、被災された方々のご無事をお祈りいたします。なおアイランドストリームは1~2月にかけて休業させて頂きます。今シーズンは3月9日(土)から通常どおり業務が始まります。なお、休業中もメール送受信が可能です。春以降のご予約なども承っております。https://www.island-stream.com/よろしくお願いします。新年のご挨拶
さて、今年ももう終わろうとしています。みなさまには一年間お世話になりました。今年もおかげさまで無事故で過ごすことができ、本当に感謝しています。このブログはしばらくご無沙汰になっていましたが、辞めたわけでは全くなく、ただSNSの方に気を取られ、お留守になってしまっていたという次第です。読んで頂いていた方、申し訳ございませんでした。今日の大晦日に30本ほどの記事を一気に更新しましたので、もしよろしければご覧くださいませ。今後はもっときちんと更新していきます。18年くらい継続しているこのブログ、お会いしたことある人もない人も、読んで頂いている方に対して、とても感謝しております。2024年度も、アイランドストリームの活動と併せてどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます
台湾•蘭嶼島で買ったトランプが渋い。一枚一枚に原住民•タオ族の習俗のイラストや写真が描かれ、タオ語、中国語、英語、日本語の説明が入っている。誰が何を考え、どんな顔してこれを販売しようと企画したのか?イラストを発注するにしてもコストが掛かるだろうに。こういう無駄はいい。不思議なトランプ
12月初旬、台湾南部、パイワン族の住む山の中腹の小さな町・三地門。家々やストリートはもちろん、役場やポリボックス、コンビニに到るまで町全体がトライバル柄&緑で統一され、それが周囲の山々や川の景観と調和していて、いい。ヘビ、トンボ、シカなど生き物をモチーフにした柄が多いが、「蛾」までオシャレにするところに、センスを感じる。だって蛾やで・・・、ガ。日常生活の全体で表現する、自然に対する敬意と祈りの精神の体現って感じかな。そういうのはとてもよく分かるし、響く。虫が気持ち悪いといってジャポニカ学習帳の昆虫写真にまでクレームを付けて廃止させる虫フォビアと自然破壊の病理がリンクする、どこかの国も見習いたいセンス。スローガンや取って付けた作為ではなく。人間の内面から湧き上がる、町と自然景観の調和の姿には、未来の風を感じ...自然との調和とは?