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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に https://blog.goo.ne.jp/endoublog

漢方養生法や漢方薬体験例のブログ。漢方体験(生理不順、不妊、更年期など)、漢方の知恵ブログ

漢方薬局を営む薬剤師(やく)です。ウォーキング好きだけど途中植物や鳥に出会うとなかなか前へ進めません。自然の恵みを感じながらのびやかに。

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2006/04/29

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  • 体の十年周期と五臓

    10代よく走る20代速く歩く30代歩き方が力強く、体がしっかりしている40代座りたがるようになり、肌のシワやシミ、白髪が出始める50代視力低下老眼が気になる60代眠ることを好み、憂鬱になりやすい70代皮膚が乾燥する80代声が弱弱しく、話しにくくなる90代体全体が弱くなるこのような変化を知っていると、年齢を重ねて多少の不具合が現れても養生法がわかるので、むやみに心配しなくてもよくなりますね。反対に成長期は、速く走り力強く歩ける体にするために、積極的に運動することが必要です。40代からまず気血津液が不足気味になるので、ストレス解消を心がけ、休息も十分にとるようにします。50代になると「肝」の働きが低下し精血も不足しがちなので、無理を重ねないようにします。睡眠時間を確保することです。60代では「心」の働きが低下...体の十年周期と五臓

  • 慢性耳鳴りの漢方対策 気持ちを和らげ補腎する

    耳鳴りは腎虚症状の一つです。50代以上の慢性化している耳鳴りの場合、心を鎮める対策と補腎が必要かと思います。心を鎮めるとは、耳鳴りを気にしすぎてイライラしている気持ちを和らげることです。人の脳は、気している音は強く聞こえて、ほかの音はあまり意識せずにいます。なので、リラックスするだけで耳鳴りの音があまり気にならなくなるのです。(滋腎通耳湯は興奮している気持ちを和らげる生薬も配合されている)補腎には、主に地黄丸類(六味丸を基礎とする処方類)です。「耳鳴り」という効能が入っていない商品も多いので困るのですが、「腎は耳に開竅す」の理に則って地黄丸類を併用して体調を整えていただくとやはり経過がいいなあと実感します。附)よく新聞やテレビで宣伝している耳鳴り漢方は当帰芍薬散で、これは血虚、脾虚湿滞タイプに用いる漢方薬...慢性耳鳴りの漢方対策気持ちを和らげ補腎する

  • 流産を減らすために・種を植える前に畑を耕す

    流産はめったにない事のように思われているかもしれませんが、年齢とともに増え、40歳を超えると半数近くは流産するというのが現実です。妊娠12週までの初期流産の多くは受精卵の染色体異常で、つくづくヒトになるむずかしさを感じます。完璧な遺伝子をパートナー双方が持ち寄ることが必要なのです。しかし、年齢と共に遺伝子の正常分割ができにくくなり、40代になると受精卵の染色体異常割合は90%を超えると言われます。「卵子の老化」と言われますが、男性も同じように染色体異常は多くなります。そして、一般に胎盤が完成する16週からは安定期と呼ばれ流産の可能性が少なくなるのですが、最近のデータによれば、妊婦が40代では20週前後でも胎児の成長が止まり流産することがあり、その原因はまだ明らかではないのですが、免疫的な問題や骨盤内の血流...流産を減らすために・種を植える前に畑を耕す

  • 冬は漢方「補腎剤」で養生する

    冬は「腎」を養う季節。「腎」=「生命力」、冬を上手に過ごすことは生涯において大切なことです。腎が弱っていることを「腎虚」といい、生命力、免疫力、自然治癒力が低下し、精力減退、足腰のだるさ、疲れやすい、病気になりやすい、骨や歯がもろい、健忘、耳鳴り、難聴などの症状が気になるようになります。腎を補う漢方薬(補腎剤)で日本でポピュラーなものは、六味丸とそれに加味した八味地黄丸、杞菊地黄丸、麦味地黄丸(八仙丸)、知柏地黄丸(瀉火補腎丸)があります。目立った症状がなくても、特に壮年老年代の人は、冬だけでも漢方薬「補腎剤」を活用して養生するとよいでしょう。どれを飲むかについては、体質が大まかに2つ(陽虚、陰虚)あるので、自身がどちらのタイプか知っておくといいですね。陽虚:(温める力が不足している)冷え、寒がり、むくみ...冬は漢方「補腎剤」で養生する

  • 立冬、冬の養生は「補腎」

    今日は立冬。そして11月7日は「いい鍋」の日なんだとか。温かいものを食べたいですね。鍋の中身をどうするか?冬は「腎」を養生する季節です。そこで腎に良いといわれる食材を加えてみてはいかがでしょう。腎に良いといわれるもの、クルミ、黒ゴマ、黒豆、黒米などタネ類、できれば黒いものの方がよい黒きくらげ、黒砂糖、牛肉、羊肉、鹿肉、エビ、アワビ、牡蠣、うなぎなど海のもの、長芋、ほうれん草、玄米茶、ほうじ茶、黒茶、プーアール茶などそして温まるものは、羊肉、牛肉、うなぎ、鹿肉、シナモン、ナツメ、ショウガなど→腎虚とは『腎は精を蔵し、成長、発育、生殖を主(つかさど)る』「腎」は「生きる司令塔」ともいえる部分。これをあえて西洋医学的に表現すれば、視床下部から脳下垂体そして各部のホルモン的な連絡網、さらに骨髄の血液や免疫細胞をも...立冬、冬の養生は「補腎」

  • 早起きで不眠解消、早寝で脳の働き正常化・セロトニン、メラトニンの話

    自分のことですが、年とともに?中途覚醒するようになり、たまには朝までぐっすり眠てみたいと、試しに「酸棗仁湯」を飲んでみたら、あっさり朝まで眠れて、漢方ってすごい!といまさらながら感心しました。早めに漢方で微調整すれば、不眠の泥沼にはまらずに済みそうですよ。さて、睡眠に関しては、寝る時間が短いと脳内にアミロイドβが溜まり認知症を発症しやすくなるのではないかという論文があります。そして中医学では「睡眠は天然の補腎剤」と言われます。「腎」とは生命力、つまりは老化予防の要。脳の働きにも関連しています。不眠は解消しておきたいですね。中医学的不眠のタイプはいくつかありますので、よくご相談ください。→不眠に関するこのブログ内の記事ついでに、メラトニン、セロトニンというホルモンの話。昼のホルモン「セロトニン」は幸せホルモ...早起きで不眠解消、早寝で脳の働き正常化・セロトニン、メラトニンの話

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