もうちょっと強くなって、なにか確信が手に入ればいいな。これでいいんだって思えるなにか、なんでも、ひとつでも。成功するといいな。...
カビ臭い余裕だけがあるような、つまらん懐古ジジイにはなりとうない。自分で「いつまでもバカやってま～す！」なんて言っちゃう、アホなオッサンにもなりとうない。他人にどう映ろうがかまわんさ。なんて、みんなそんな風に思ったりもするんだろう。それでもこう、なんとも収まりの悪い、もやもやした気分。そんな感じがしているのは、私だけじゃないはずで。なんて言えばいいんだろう。なんて表現すればいいんだろう。別に、芸術...
またいつものように、なんとかやり過ごした一年。満足なものではないけれど。胸を張れる生き方ではないけれど。やっと一年、そしてまた次。言い訳しながら、誤魔化しながら。嘘をついては、謝って。何度もけつまずいて、気付けばいつも、ふらふらよろけて。それでも踏み出して笑えたりした。今年は少し、笑えたりした。歩かないとつまずくこともない。立ち上がらなければよろめくこともない。見れば誰かがつまずいてる。どっかで誰...
じゃ、また。って笑いながら別れたのはいつ以来だろう。じゃ、また。って笑いながら別れた友は何人いてくれただろう。さようなら。ではなく、おつかれさま。でもなく、失礼いたします。なんて言わないし、ありがとうございました。なんて似合わない。じゃ、また。って笑いながら見送ってくれて、本当にありがとう。じゃ、また。...
あと一歩だけ前に進めば許される。わけがない。あの電柱まで、あの曲がり角まで走ってみても。そこにゴールがあるわけじゃない。どんなときも、とにかく、前を向いていたとしても。何も解決しやしない。長い長い苛烈な時間を耐えていくことなく、もう誰も守れない。腹も膨れない、元気も出ない。生きていく価値も楽しみも見つかりっこない。あと一歩の、その先の一歩、まだその先の何千何万という一歩。倒れて命が尽きるまで、気が...
すっかり夏になって、あれからぐるっとひと周り。長いこと暗い深いところにいた自分、今もそこから片足が抜けきっていない自分。そんなものは包んで隠して、見せないで生きている。それなりにうまくやってるように見えるだろうか。信頼は得られているだろうか。この先もずっと失望させることなく生きていけるだろうか。がんばっていれば認めてもらえるだろうか。がんばれているだろうか。がんばれるだろうか。がんばろうと思いたい...
潔い、という言葉もあれば、形振り構わず、って言葉もある。人の数だけ善意が在って、同じ数だけ悪意も在って。正義は人の数だけ在って、秘密はもっとたくさん在って。つまるところは、本人以外の誰にも真実は分からない。手を挙げる人の数だけが、ラインを分ける。僕らは僕「ら」。だから正しい。私たちは私「たち」。だから間違っていない。歳を取って、こんな風に考えるようになって、拳を振り上げることができないのは、べつに...
3か月を過ぎ、6か月を過ぎて、1年に向けて少し安心していたところで躓いた。いろんな「ちょっとしたこと」が重なって躓いてしまった。でも、躓くのはこれが初めてじゃない。胸を張って言うことじゃないけど。また起き上がる。人に助けを乞いながら。皆の許しを請いながら。うまく誤魔化しながら。ひたすら頭を下げながら。...
...
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