−thee EURASIAN CANNONBALL− 走れ!夕焼け逃避行 大阪発 ポルトガル経由 稚内行き 29カ国200日
あまりキレイとは言えないトイレで、顔を洗い、歯を磨いた。それ以外、この列車内ですることがないので、すぐ寝台に戻った。ここでは、座ることさえままならないので、体のだるさも手伝って、ほとんど横になって過ごすことになる。 ここ上段の寝台は、山手
列車は二分ほど遅れて、十九時五十分に出発した。これから次の目的地、四川省の成都まで三十九時間、この寝台で過ごすことになる。あまりにも長すぎて、その長さをうまく想像できなかった。 気分的にも少し落ち着いてきたら、耳になんだかよくわからない音
荷物に続いて、僕も寝台に上がることにした。靴を脱いで、横に備え付けてあるハシゴに足をかける。上から三つ目のところに足をかけた後、上の壁にある取っ手に手が届いたので、片腕の力で体を引き上げようとした。 たぶん、この混沌とした状況から一刻も早
大きなリュックを背負っているので、それが引っかかりそうになりながら、狭い車内の通路を進んだ。周りが気になるので、方向転換の際にややロボットのような動きになっているのが自分でもわかる。 乗る前に車掌に渡された金属片と、寝台ごとに書かれた番号
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