『蚊トンボ白鬚の冒険』藤原伊織著 講談社これは不思議なお話でした。まず、この題名。なんのことだろうと思う題名ですが、実はそのまんまです。蚊トンボの白髭(シラヒゲ)が冒険しちゃう話なわけで。主人公の達夫の頭の中に、ある日、蚊トンボが飛び込ん
『「Y」の悲劇』有栖川有栖, 二階堂黎人, 講談社文庫 篠田真由美, 法月綸太郎エラリー・クイーンの有名作品をモチーフに作られたアンソロジーです。こういうタイプの本はあまり読んだことがないのですが、全部知ってる作家さんだし、有栖川さ
『いま、会いにゆきます』市川拓司著 小学館幼い子供を残して、母親が死んでしまうという設定だけで、悲しい気分になってしまう、こじかです。素直にしんみり致しました。愛する妻、澪を亡くし、幼い息子と暮らす主人公の巧。澪は梅雨の時期に二人のもとへ戻
『地下街の雨』宮部みゆき著 集英社文庫表題作「地下街の雨」の他、6編が収録されている短編集です。この短編集、宮部さんのいつものテイストとちょっと違うような気がするんですよね。ではでは、いくつかピックアップしてみます。「決して見えない」は怖いで
『緋色の囁き 』綾辻行人著 講談社文庫囁きシリーズの第一弾です。これは謎解き、犯人当てといったミステリー的要素を求めて読むよりは、ホラーの感覚で読んだほうがよいかも知れません。名門女子高の寮にある「開かずの間」で、焼死した一人の少女。彼女が残
『図南の翼』小野不由美著 講談社文庫十二国の一つ、恭国でのお話です。供王誕生までの物語です。王を失い、二十七年が経った恭国。いまだ、新王は現れず、徐々に荒廃していく祖国を憂いて、珠晶(しゅしょう)は自らが王となるため、蓬山を目指すことを決意
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