突然、二学期から中3の担任を行うことになった。私にとって,担任は5年ぶりくらいで、今の教員生活では、二度とやらないだろうと思っていたところだったので、正直、担任を行うことを要請されても、二つ返事で承諾することはできなかった。本来、学校も組織なので、「担
この話題はこれまで何度か紹介したことがあるのだが、今日は別の視点から話をしてみたい。私の学校では、朝の職員打ち合わせの始まりにチャイムが鳴る。それが鳴り終わると、教頭の「おはようございます」の挨拶の後、打ち合わせが始まるのである。しかし教頭は、チャイ
最近は若手の先生方の授業力のアップが著しい。やはり「情熱」をもって教育活動にあたると、進歩も早いのだろう。一方で、つねに「どうやったら、最高の授業ができるか」、「どうしたら、最高のクラス、学年になるか」、を常に考え続けている中にこそ、新たな発想は生まれ
久しぶりに部活動を再開した。中間試験前から三週間あまり、コロナのために活動ができなかったのだ。今回は、高校野球部が練習試合でもらってきたコロナが、一緒に自主練をしていた中学生に伝染し、ほぼ野球部だけで感染が広がってしまったのだ。中高とも、夏の大会が日
再度、マスク着用についての文科省通達が来た。政府のコロナ対策は、まさに混迷の極みといってよい。これまでどれだけの人が、彼等の愚策によって、職を失い、財産を失い、命を失っただろうか。今回の通達も、再通達で、「屋外にかかわらず、運動時にマスクを外すよう、
「やっつけ仕事では駄目なんです。そういう仕事は必ずといっていいほど、保護者のクレームになるのです」教頭が職員会議で訴えた。確かに、「真心を込めて、丁寧に仕事をすること」はとても大切なことだ。忙しい中であっても、「手を抜かず」、誠心誠意行うことは、ミスも
また一人、生徒が去っていくことになった。どうしても私立学校では、親の都合や、生徒指導関連で学校を去る生徒が発生する。おそらく担任は断腸の思いだろう。親の都合は、たいてい金銭的な問題だ。私立学校は公立学校と比べて教育にかかる費用が高いので、親の収入が
またしても朝から時間が空いたので、ぶらっと山に出掛けた。ほぼ十日ぶりである。若干天気が心配だったが、雨の心配はないようだったので出発。途中から晴れ間も覗き、視程もよく、遠くの山々も見えた。以前の雪山も、だいぶ雪が減ってきた感じだ。風も爽やかで、とても心
各地で運動中に熱中症になり、緊急搬送されるという事例が起こっている。全国でどれほどそうした事例があるかどうか分からないし、マスコミが、面白おかしく報道するので、ある意味偏った報道でもあるが、「学校現場で熱中症のために生徒が倒れている」、ということだけは間
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突然、二学期から中3の担任を行うことになった。私にとって,担任は5年ぶりくらいで、今の教員生活では、二度とやらないだろうと思っていたところだったので、正直、担任を行うことを要請されても、二つ返事で承諾することはできなかった。本来、学校も組織なので、「担
私が卒業した学校は、甲子園の常連校だったので、全校生徒の野球応援は当たり前だった。実際は、決勝戦が全校応援で、準々決勝は高1全員、準決勝は高2全員という具合である。一学年14クラスのマンモス校だから、在校生の応援だけでも、壮観であり、相手チームへの威圧感が
中学校で始まった朝のSHRの声出しが、いつしか高校にも浸透し、全校で行われるようになった。朝のSHRでは、各クラス、クラスの目標などを大声で叫ぶ。今は、コロナ禍のためマスクをしているが、その中でも声は大きい。これが、校内全クラスで行われている。なかなか壮観
昔は、新人の先生がやってくると、「何とか育ててあげなきゃ」ということで、けっこう関わって、指導という名目でいろいろとやかましい指摘をしていたものだが、昨今は。ほとんど関わらなくなってしまった。歳が離れすぎたということもあるが、私のような年寄りより、もっと
夕方愛犬の散歩のために家に戻ると、犬が一匹増えていた。車庫の中に、ちょこんと犬が座っている。初めは何かの置物かと思ったが、近づいてみると、ずぶ濡れになった犬だった。どこからかやってきて、休息がてら雨宿りをしているのだろうか。私の愛犬たちは、そ知らぬふ
この地域では、この大会を『中総体』と呼ぶ。中体連(学体連)主催の、全国大会までつながる、中3にとっては最後の大会である。ほとんどの部活は、この大会で中3が引退する。かつては7月20日以降、夏休みに入ってから行われていた大会であるが、昨今の夏の暑さにより
GW後半、急に体調が悪くなった。前半、小旅行に出掛けたり、山登りに出掛けたりと、充実感があったのだ、臨時で行われた職員会議では、座っているのがやっとの状態。その後私は、何日か欠勤した。私は滅多に体調不良で欠勤しない。おそらくは、前回は七年前くらいだったの
もう十年近く前になるが、担任している中学生が生徒がインフルエンザに罹った、隔離していた生徒を見舞ったが、なかなか苦しんでいたので、とても心が痛んだ。そのとき、ふと、「彼が楽になるなら、私はどうなってもいい…」と考えてしまった。両親と離れて暮らしていた
「勇気を出してマスクを取ろう!」と校長が訴えて一週間も経たないうちに、発熱者が増えてきてしまった。春休み明けの新学期で、免疫力が落ちているのかも知れないが、当初はそのうちほとんどが風邪だったが、ここにきて、インフルエンザも現れてきた。コロナが一段落し
今年の入学式でも私は撮影係。新たに入学してきた中学生、高校生の勇姿を私は記録に残す。緊張した面持ちで、入場してくる彼等の姿は誇らしげだ。新しい世界に一歩を踏み出し、希望溢れ、明るい未来を思い描く。そんな中で、一人だけ明かす入れたような生徒がいた。皆
卒業式が終わった。私の中では、なんともあっさりとした卒業式になった。私自身トラウマのある学年。本当なら参列したくはなかったのだが、私にはいつものようにカメラマンとして、卒業式の様子を撮影しなくてはいけない仕事が与えられた。だから、逃れるわけにはいかな
「丹澤先生、どうやったら、悩みや苦しみ、困難を乗り越えられますか?」中1のKが野球部ノートにそんな風に書いてきた。彼は、最近やたらと私にアドバイスを求める。特に、悩みごとがあるようには見えないのだが、何からの参考にしたいのだと思う。たいてい、悩みにや
私立学校では、この時期に次年度の人事が内示されることがしばしばある。入学説明会など、新年度に向けた仕事が次々とやってくるからだ。そんな折、校長の一言は、私たち教員たちを励まし、やる気を引き出させてくれた。「今、私は来年度の配置を決めています。それを考
かつて、商売においては、「お客様は神さまである」とされた。その後、激しくしつこく苦情を言う人を、クレーマーと名付け、ある意味ブラックリスト化した。私の学校では、『クレームは宝の山である』と徹底されている。学校としては珍しい方かも知れない。かつて、「モ
我が校では、系列大学に進学するにしても、原則外部の大学を受験し合格することが求められている。高三年生にとっては、これもまたある種の「プレッシャー」であろうし、それを乗り越えてこその、高校修了ということになるのだろう。久しぶりに高3のFに声を掛けた。「
入試は子どもたちにとっての一大イベントである。たいていは15歳の高校受験が最初だが、私立学校の場合は、小6での12歳が中学入試に臨む。ほぼ全員が受ける高校受験の場合だろうが、子どもたちに採っては、目に見えぬプレッシャーに潰されそうになっている人は多いだろう
中2の立志式に向けて、地元の更生保護女性会の方が、「愛の鈴」をご寄贈いただいた。毎年市内の中学二年生全員分の鈴を手作りして、学校に届けて下さる。コロナ禍になって、ここ数年、当日の参列はご遠慮されているが、本当ならば見届けたいだろうと思う。青少年が健全
始業式の五日後、ようやく部活が再開した。昨今私は、長期休業の宿題が未提出の部員がいる限り、部活を停止することにしている。今回は、丸四日かかったということだ。いまから数年前は、宿題を提出せずに始業式後の練習を迎えるような生徒は皆無だった。皆が、「宿題を
いよいよ三学期が始まった。私自身、年末年始は、ほとんど隠遁生活を行っていたので、久しぶりに生徒たちの姿を見た感じだ。やはりほっとする。と、同時に喜びも感じる。新学期になって悩ましいのが、宿題の提出である。このところ、「宿題を出さない」生徒が増えてきた
気がつけば期末試験も終わり、「いよいよ学期末」というような雰囲気になってきた。私自身、今回、試験の採点をしながらいろいろ考えた。「これほど長く教員生活を送っているのにもかかわらず、私はなんと教え方が下手なのだろう…」と。あれほど復習したのに、あれもこ
GW後半、急に体調が悪くなった。前半、小旅行に出掛けたり、山登りに出掛けたりと、充実感があったのだ、臨時で行われた職員会議では、座っているのがやっとの状態。その後私は、何日か欠勤した。私は滅多に体調不良で欠勤しない。おそらくは、前回は七年前くらいだったの
もう十年近く前になるが、担任している中学生が生徒がインフルエンザに罹った、隔離していた生徒を見舞ったが、なかなか苦しんでいたので、とても心が痛んだ。そのとき、ふと、「彼が楽になるなら、私はどうなってもいい…」と考えてしまった。両親と離れて暮らしていた
「勇気を出してマスクを取ろう!」と校長が訴えて一週間も経たないうちに、発熱者が増えてきてしまった。春休み明けの新学期で、免疫力が落ちているのかも知れないが、当初はそのうちほとんどが風邪だったが、ここにきて、インフルエンザも現れてきた。コロナが一段落し
今年の入学式でも私は撮影係。新たに入学してきた中学生、高校生の勇姿を私は記録に残す。緊張した面持ちで、入場してくる彼等の姿は誇らしげだ。新しい世界に一歩を踏み出し、希望溢れ、明るい未来を思い描く。そんな中で、一人だけ明かす入れたような生徒がいた。皆
卒業式が終わった。私の中では、なんともあっさりとした卒業式になった。私自身トラウマのある学年。本当なら参列したくはなかったのだが、私にはいつものようにカメラマンとして、卒業式の様子を撮影しなくてはいけない仕事が与えられた。だから、逃れるわけにはいかな
「丹澤先生、どうやったら、悩みや苦しみ、困難を乗り越えられますか?」中1のKが野球部ノートにそんな風に書いてきた。彼は、最近やたらと私にアドバイスを求める。特に、悩みごとがあるようには見えないのだが、何からの参考にしたいのだと思う。たいてい、悩みにや
私立学校では、この時期に次年度の人事が内示されることがしばしばある。入学説明会など、新年度に向けた仕事が次々とやってくるからだ。そんな折、校長の一言は、私たち教員たちを励まし、やる気を引き出させてくれた。「今、私は来年度の配置を決めています。それを考
かつて、商売においては、「お客様は神さまである」とされた。その後、激しくしつこく苦情を言う人を、クレーマーと名付け、ある意味ブラックリスト化した。私の学校では、『クレームは宝の山である』と徹底されている。学校としては珍しい方かも知れない。かつて、「モ
我が校では、系列大学に進学するにしても、原則外部の大学を受験し合格することが求められている。高三年生にとっては、これもまたある種の「プレッシャー」であろうし、それを乗り越えてこその、高校修了ということになるのだろう。久しぶりに高3のFに声を掛けた。「
入試は子どもたちにとっての一大イベントである。たいていは15歳の高校受験が最初だが、私立学校の場合は、小6での12歳が中学入試に臨む。ほぼ全員が受ける高校受験の場合だろうが、子どもたちに採っては、目に見えぬプレッシャーに潰されそうになっている人は多いだろう
中2の立志式に向けて、地元の更生保護女性会の方が、「愛の鈴」をご寄贈いただいた。毎年市内の中学二年生全員分の鈴を手作りして、学校に届けて下さる。コロナ禍になって、ここ数年、当日の参列はご遠慮されているが、本当ならば見届けたいだろうと思う。青少年が健全
始業式の五日後、ようやく部活が再開した。昨今私は、長期休業の宿題が未提出の部員がいる限り、部活を停止することにしている。今回は、丸四日かかったということだ。いまから数年前は、宿題を提出せずに始業式後の練習を迎えるような生徒は皆無だった。皆が、「宿題を
いよいよ三学期が始まった。私自身、年末年始は、ほとんど隠遁生活を行っていたので、久しぶりに生徒たちの姿を見た感じだ。やはりほっとする。と、同時に喜びも感じる。新学期になって悩ましいのが、宿題の提出である。このところ、「宿題を出さない」生徒が増えてきた
気がつけば期末試験も終わり、「いよいよ学期末」というような雰囲気になってきた。私自身、今回、試験の採点をしながらいろいろ考えた。「これほど長く教員生活を送っているのにもかかわらず、私はなんと教え方が下手なのだろう…」と。あれほど復習したのに、あれもこ