赤い靴の足音

廃校に響く赤い靴の足音。肝試しで訪れた夜、聞こえてきたのは死んだ少女の足音だった。置かれていた赤い靴と、残された一枚の紙の意味とは──。

隣人のノート

一人暮らしの女性の元に届けられた1冊のノート。中には、日々の行動を克明に記録した観察日記が……。静かに近づいてくる「人間の怖さ」に背筋が凍る。

お姉ちゃんの部屋

一緒に暮らす妹が話す「お姉ちゃんの部屋」。だが、その部屋は存在しない。無邪気な言葉の奥に隠された“もう一人の妹”の存在が、静かに明かされる。

裏山の祠

村の裏山にある「決して近づいてはいけない祠」。友人とともに足を踏み入れたその日から、異変が起き始める──そして、新たに並べられた“石”の意味とは。

やさしい隣人

やさしい隣人の親切は、次第に常軌を逸していく。深夜のノック、ポストに届く手紙、そして盗撮写真──その“やさしさ”の正体に気づいたとき、あなたはもう見られている。

ベランダの男

毎晩、ベランダから感じる視線。外に“男”が立っていると思っていた主人公だが、警察が発見した足跡の向きがすべてを覆す──意味がわかるとゾッとする一人暮らしの恐怖。

親切な通報者

見えない場所にいた女の子を救った通報者。しかし、その人物の正体が不明で、存在すら確認できなかった。意味がわかるとゾッとする、美談の裏側とは──。

夜の神社と足跡

深夜の神社で見つけた、濡れた裸足の足跡。誰もいないはずの境内に残されたその痕跡と、森から聞こえる笛の音の正体とは──人柱の記憶が夜に現れる。

無断で片付けられる部屋

部屋に誰かが勝手に入っている？ 微妙に片付けられている室内、そして録画映像に映った“クローゼットの中の女”。人の気配が一番怖い瞬間とは──。

ママの携帯

意識不明で入院中の母のスマホを妹が持っていた。中に残された写真には、黒い影と家の中、そして妹が写っていた──その影は、一体何なのか。

止まらない呼び鈴

深夜に繰り返し鳴る呼び鈴。誰もいないはずの玄関に残された異様な“手”の映像、そして貼られていた警告文。取り憑かれた部屋に住んではいけない理由とは──。

引っ越し祝い

優しそうな大家さんからの引っ越し祝い。しかしその正体は、数年前に問題を起こして死亡した人物だった。日常に紛れた恐怖、“人の怖さ”がじわじわと迫る。

赤い人形

赤い人形を処分しても、何度も戻ってくる。願いが叶うまで離れないというその人形が、あなたの家の前に現れたとき、何を願っていたのかを思い出せるか──。

隣人のカメラ

隣人の奇妙な視線。防犯カメラが捉えたのは、小型カメラと不審な行動。知らないうちに記録されていた“日常”は、あなたのすぐ隣にあるかもしれない。

帰ってきた母

亡くなったはずの母が残した携帯には、死後に撮影された不可解な写真。静かに続く「一緒にいる」という言葉の本当の意味に、あなたは気づけるか──。

祖母の押し入れ

祖母の家にある「開けてはいけない押し入れ」。好奇心から開けた夜、そこで聞いた音の正体とは──封印された戦時中の記憶が今、蘇る。

バスの中の見知らぬ女

終電間際のバスで出会った無表情の女。何も言わず、ただじっと見つめ、後をつけてくる。その恐怖は、静かに、確実に近づいていた──。

家の中の知らない

使い始めた日記帳に、書いた覚えのない内容が記されていた。鍵が変わり、誰かが窓の外から覗いている。──気づかぬうちに、誰かが住み始めていた。