このブログは、NPO法人 日本ヘアエピテーゼ協会の活動を通じて自分らしさを取り戻した方々のエピソードをお届けします。
抗がん剤治療を終えて、少しずつ髪が生えそろってきたものの、まだボリュームが足りなかったり、全体のバランスが気になったりすることはありませんか?ウィッグを卒業したいけれど、自分の髪だけでは不安という方におすすめなのがヘアエピテーゼの「カバーピース」です。今回は、カバーピースの魅力や選び方、装着のポイントをご紹介します。カバーピースとは?カバーピースとは、部分的な薄毛をカバーするための小さなヘアピースのこと。特に頭頂部のボリュームや前髪を出すのに適しており、自然に髪になじむデザインで、軽量で装着しやすいのが特徴です。*カバーピースの魅力*自然な仕上がり自分の髪と馴染みやすく、地毛とミックスさせることで自然なボリュームを演出できます。手軽に装着できるクリップで簡単に固定できるため、朝のスタイリングも短時間で済み...抗がん剤治療後の薄毛をカバーするカバーピースのすすめ
2月25日、静岡にて再現美容師の合同定例会を開催しました。今回のテーマは「一人じゃないよ」。ヘアエピテーゼ協会が発足して以来、私たちは「寄り添うこと」の大切さを常に意識して活動を続けてきました。この定例会では、初心に立ち返り、私たちができること、やるべきことについて、改めて考える機会となりました。あたたかい交流と意見交換まずは、協会のこれまでの歩みを振り返りながら、「なぜ私たちが再現美容師として活動しているのかを」再確認。そして、参加者同士でグループディスカッションを行い、日々の現場で感じている課題や、悩みや、それをどう乗り越えているのかをシェアしました。「一人じゃないよ」というテーマのもと、それぞれの経験や思いを語り合うことで、新たな気づきや共感が生まれました。再現美容師の仕事は、時に孤独を感じることも...合同定例会in静岡「一人じゃないよ」
こんにちは。ブログが御無沙汰してしまいました。再現美容師の宮﨑文子(あやこ)です。国会で討論している「高額療養費引き上げ」、現在も治療継続中の私にとって死活問題です。あまり傷つくことがない私ですが、「健康な人からの税金を使ってまでも生きたいですか?」というコメントを見たときは悲しくなりました。様々な人の様々な角度からの声はあって当たり前ですが、この引き上げには反対です。今日は、NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会理事長宮﨑文子としてのお話です。長文になりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。日本ヘアエピテーゼ協会は、高額療養費制度の引き上げに強く反対します。この制度は、医療費の自己負担が一定額を超えた場合に払い戻しを受けられる仕組みであり、経済的負担を軽減する重要な役割を果たしています。しかし、近年、こ...日本ヘアエピテーゼ協会は高額療養費引き上げに反対します
近年、がん治療やその他の医療処置により、外見の変化に悩む患者が増えています。抗がん剤治療による脱毛、手術後の傷跡、皮膚の変化など、病気と向き合う中での外見の変化は、患者の心理的負担を大きくする要因となります。こうした悩みに対応するために注目されているのが「アピアランスケア」です。アピアランスケアとは?アピアランスケアとは、病気や治療による外見の変化に対し、適切なケアやサポートを提供することを指します。例えば、ウィッグの提供やフィッティング、眉やまつ毛の描き方のアドバイス、スキンケアの提案など、患者が自信を持って日常生活を送れるように支援することが目的です。 「再現美容師」の役割とは?こうしたアピアランスケアの分野で、特に専門的なスキルを持つのが「再現美容師」です。再現美容師は、医療用ウィッグのカットやスタ...医療機関で求められるアピアランスケアの専門家「再現美容師」
医療用ウィッグを選ぶ際のポイントをまとめてみました。1.自然な見た目素材:人毛、人工毛、またはミックス。人毛:自然な質感でスタイリングしやすいがクォリティにばらつきも人工毛:お手入れが簡単で形状記憶されているが、ツヤが不自然な場合もミックス:両方の長所を兼ね備えたバランスの良い選択毛の密度:自然なボリューム感があるか確認つむじや分け目:手植えやスキン仕様のものがより自然2.着け心地ベース(キャップ)の種類:フルウィッグ:頭全体を覆うタイプ(抗がん剤治療中の方におすすめ)ハーフウィッグ:部分的に使えるタイプ(薄毛対策向け)通気性:蒸れにくいメッシュ素材が快適軽さ:長時間着用するなら軽量なものを選ぶ3.サイズ調整自分の頭のサイズに合うか:アジャスター付きが便利フィット感:ずれにくいか、締め付けがないかチェック...医療用ウィッグを選ぶときのポイント
ウィッグには大きく分けて「医療用ウィッグ」と「ファッションウィッグ」の2種類があります。一見するとどちらも髪を美しく見せるためのアイテムですが、それぞれの用途や特徴には大きな違いがあります。ここでは、医療用ウィッグとファッションウィッグの違いについて詳しく解説します。1.医療用ウィッグとは?医療用ウィッグは、病気や治療の影響で髪が抜けてしまった方のために作られた特別なウィッグです。主にがんの化学療法や円形脱毛症、自己免疫疾患などにより髪の毛を失った方に利用されます。医療用ウィッグの特徴:頭皮への優しさ:敏感になった頭皮に優しい素材が使われており、長時間着用しても快適です。通気性が高い:頭皮のムレを防ぐために、通気性の良い素材で作られています。フィット感が良い:ずれにくく、自然に見えるように設計されています...医療用ウィッグとファッションウィッグの違いについて
先日、成蹊中学校の3年生の学生さんが、日本ヘアエピテーゼ協会に来てくれました!「セカイをchange!」をスローガンに、自分の気になる社会の課題について調べているそうです。今回のテーマは「人毛ウィッグを増やしたい」というもの。人毛ウィッグの現状や課題、ヘアドネーションなどについて知りたいと、協会に問い合わせてくれました。写真は河内長野店より 人毛ウィッグの現状と課題一般的なウィッグは、人工毛と人毛ミックスが殆どですが、ヘアドネーション(髪の寄付)を行なっている団体などでは、困っている人のために無償で人毛ウィッグを提供しているところもあります。でも、こんな課題もあります。寄付できる髪の条件が厳しい →一般的に31cm以上の長さが必要で、かつダメージの無いものコストがかかる→ウィッグにするまでの製作費がかかり...成蹊中学校の学生さんが協会を訪問しました!
先日ヘアエピテーゼ協会の前理事長・木野高宏さんが、季刊誌「なのはな通信」の取材を受けました。ウィッグを必要とされる方、またウィッグを取り扱う方々にも大変参考になる話が満載です。ぜひお読みください。 季刊誌「なのはな通信」より↓抗がん剤治療などの影響で髪を失った方に、医療用ウィッグ「ヘアエビテーゼ」を用いて治療中でも自分らしくありたいという思いに寄り添い、専門的な研修を経て認定される再現美容師。見た目だけでなく心のケアについてもサポートできるよう、日々研鎖を積まれている美容室アンジェリークオーナー木野高宏氏にZoomインタビューいたしました。 木野高宏氏のプロフィール 19xx年静岡県浜松市出身20xx年美容室「アンジェリーク」で医療用ウィッグの制作を開始20xx年ヘアエビテーゼ協会会長20xx年ヘアエビテ...再現美容師~医療用ウィッグで不安を安心に〜
千葉県木更津市で活動している再現美容師の小高さんが、一昨年ちいき新聞に取り上げられましたので紹介します。がん治療による外見の変化から患者の苦痛を軽減する「アピアランス(外見)ケア」の重要性が叫ばれる昨今、日本ヘアエピテーゼ協会の認定資格「再現美容師」にも注目が集まっています。患者さんに寄り添う気持ちが何より大事抗がん剤治療などの影響で医療用ウィッグの着用を余儀なくされる人の多くは、「治療前の髪形に戻りたい」という思いを持っています。医療用ウィッグ「ヘアエピテーゼ」を用いて、その願いをかなえるのが再現美容師。品質の良い医療用ウィッグといえども、自毛のように自然な仕上がりにするには専門的な技術と知識が必要です。木更津市の小高由美さんは、自身の美容院を経営する傍ら、日本ヘアエピテーゼ協会が主催する「かつらの学校...再現美容師の仕事とは?
「ヘアエピテーゼのウイッグで良かった」「あやこさんに会えて良かった」「前向きに治療ができた」1年半前くらいに抗がん剤の副作用、脱毛でウイッグ生活になることにとても不安をお持ちだったY様。先週、縮毛矯正をして、今日、カラーをしました。ウイッグがはずせるスタイルになりました。ウイッグをつけずにニット帽をかぶって帰られました。3ヶ月後のご予約もいただきました。嬉しくて嬉しくて🥹🥹🥹「2025年、お互いに頑張りましょうね。」ってハグしました🫶#医療用ウイッグ#ヘアエピテーゼ協会#ヘアエピテーゼ#再現美容師#アピアランスケア#不安から安心へ#ひとりじゃないよ#寄り添いながらサポート#美容室ミルソンズポイント#完全個室#完全予約静岡店:宮崎文子さんのInstagramから 再現美容師のひとりごと
成人式もようやく終わり、今日からまた普段の日々が始まりました。皆様おはようございます。今年はおかげさまで再現美容師を目指す理美容師も増えて、全国にアピアランス(外見)ケアの輪が広がり始めています。「再現美容師」とは、失った髪をウィッグを使って、元の髪型を再現する専門の美容師のこと。髪の悩みを抱えている人々にとって、再現美容師は新たな希望を与える存在です。私たちヘアエピテーゼ協会は再現美容師を育成して20年、ウィッグを使って元の髪型を取り戻すための技術を進化させ、外見に自信を取り戻す手助けをして参りました。今回は、そんな再現美容師がどのように注目されているのか、その魅力や技術をお伝えします。 1.再現美容師とは?再現美容師は、病気や加齢、ストレスなどで髪を失った方々に、ウィッグを使って元の髪型や理想のスタイ...失った髪をウィッグで元のスタイルに再現する美容師
明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。 NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会は、今年も皆さまの笑顔と自信を支えるために、全力で活動を続けてまいります。私たちは、医療用ウィッグを通じて、外見の変化に不安を抱える方々が安心して生活できる社会の実現を目指しています。 2025年は、新たなチャレンジの年にしたいと考えております。これまで培ってきた技術や経験を活かし、さらに多くの方に寄り添えるよう、新しいサービスやサポート体制を強化していく所存です。また、協会員の皆さまとの連携を一層深め、知識や技術の向上を図るためのセミナーや研修会も積極的に開催してまいります。 一人ひとりのお悩みやご要望に寄り添い、ヘアエピテーゼを通じて「新しい自分」を見つけるお手伝いができること...新年のご挨拶
おはようございます、ヘアエピテーゼ協会です。今年も残すところわずかとなりました。皆さまにとって2024年はどのような一年だったでしょうか?私たちヘアエピテーゼ協会にとって、この一年も多くの方々との出会いと支えがあり、充実した活動を続けることができました。患者さまの声やサポーターの皆さまからの温かいメッセージに支えられ、ウィッグやケアの提供を通じて少しでも多くの方のお力になれたことを心より嬉しく思っております。また、新たな取り組みとして12年前からスタートしたビューティーレッスンや、がん患者のアピアランスケア支援事業を通して、医療用ウィッグの助成金制度が全国へと広がり、たくさんの笑顔を見ることができました。これもひとえに皆さまのおかげです。2025年も、引き続き皆さまのお役に立てるよう、協会一丸となって努力...今年一年ありがとうございました
おはようございます。ヘアエピテーゼ協会です。今年もたくさんの活動を通じて、多くの方とつながることができました。この一年を振り返りながら、皆さんに少しご報告をさせていただければと思います。4月、ヘアエピテーゼ協会では、患者さんのためにウィッグ(医療用かつら)を提供するだけでなく、その技術や知識を学ぶ場として「かつらの学校」を提供しています。今年は埼玉、北海道、大阪などからもウィッグの勉強に駆けつけた美容師さんもいて、みなさん和気藹々と技術を学んでスキルアップしていきました。また翌週には、鳥取の再現美容師・横川千歳さんがNHKの「いろ・ドリ」に出演。再現美容師の活動を紹介されました。9月、福岡の再現美容師・杉本千加さんが、ご自身の活動や体験を綴ったエッセイ『真っすぐ』を自費出版されました。この本には、再現美容...ヘアエピテーゼ協会、今年の活動報告
久しぶりにブログを復活させました。協会設立20周年。活動範囲も全国に広がり、応援してくれる医師、看護士、患者会の方々も各地に広がっています。そこでもう一度これまでの活動を振り返り、より多くの患者様に〝支援の輪〟が届きますよう、各方面の方々に協力をお願いしたいと思います。私たち「ヘアエピテーゼ協会」は、医療用ウィッグを必要とする方々が自信を持って笑顔を取り戻せるようサポートすることを目的としたNPO団体です。1.ヘアエピテーゼとは?「ヘアエピテーゼ」とは、医療用ウィッグのことを指します。特に、がん治療や脱毛症などで髪を失った方々が使用するウィッグで、「見た目の美しさ」だけでなく「装着性」や「自然な仕上がり」を追求しています。私たちは、単なるウィッグの提供だけでなく、心のケアを含めたトータルサポートを大切にし...ご挨拶
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