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「天晴」塾~大学受験国語~ https://backbeat.hatenablog.com/

主に国立・私立難関大学の国語(現代文・古文・漢文)の入試問題をわかりやすく解説します。 お問い合わせはこちらまで backbeat3881@gmail.com

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2024/08/23

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  • 2024年度 早稲田大学法学部 国語(一)(二)古典 解答解説

    こんにちは。大学受験「天晴」塾代表のbackbeat-akaです。 今回は2024年度早稲田・法の古典部分(一)(二)の解説を掲載しました。 現代文も掲載しようと思いましたが、分量が多いので別の機会に掲載します。 早稲田の国語は、法学部が一番難しいと思います。(現代文は文学部も難しい。) ただ、古典の問題は全て選択問題なので、選択肢がヒントになります。 設問の傍線部をつなげて読んでいくと、本文の主旨となるテーマが見えてきます。 早稲田においても、共通テストや東大、京大と同様に、最初にリード文、注、設問に目を通して情報をつかんでから本文を読みましょう。 早稲田法学部の古文で注意することは、 ①単…

  • 2024年度 早稲田大学法学部 国語(古典)解説

    2024年度 早稲田大学法学部 国語(古典) 解答解説 第一問 古文「小さかづき」(14点)★江戸時代の仮名草子からの出題。法学部の問題は文章中に和歌が含まれることが多 い。早稲田の古典は、法学部が一番難しい。文法や語句と文脈を結びつけて答えさせ る問題が多い。★問題文は前半で、「足ることを知る」ことの重要性と、「世の常の人」にとっては 「足らざるを足れり」とすることは不可能だ、ということを述べている。★後半は「太秦の池の蛙」が「二足歩行をしたい」という願いが叶う代わりに、目が後 ろ向きになってしまったので、結局昔の通りの四足歩行に戻してもらったという逸話 を引き合いに、身の丈に合わない願望を…

  • 2024年度京都大学国語第3問(文系)古文解答解説

    こんにちは。大学受験「天晴」塾 代表のbackbeat-akaです。 今回は2024度京大 文系古文の解答解説を掲載します。 近世(江戸)からの作品の出題が多い京大ですが、今回の出典は「とはずがたり」。有名な作品ですね。 2013年度の東北大学や、2022年度の共通テストで出題歴があり、なんと京大でも2014年に文系で出題されています。 「とはずがたり」といえば、何といっても後深草天皇と、女房として寵愛された作者である二条とのエピソードが有名です。 二条は後に、正妻の嫉妬を恐れた後深草天皇から遠ざけられ、出家して旅に出るのですが、これまでの入試に出題される部分はほとんど、宮中での出来事でした。…

  • 2024年度京都大学国語 第3問文系古文

    2024年度 京都大学国語 第三問 古文(文系) 「とはずがたり」(50点) ★京大の古典で要求されていると考えられる力①現代語訳の力→直訳・逐語訳が基本だが、適宜言葉を補ったり意訳したりして整える必要もあると考 えられる(最終的に、内容が読み取れていることが示せなければ評価されない)。現 代語訳の問題を含めて全ての設問の根底にこの現代語訳がある。②基本的な読解力→主語判定の技術(敬語や接続助詞に適宜着目する)や和歌の読解の技術などがしばし ば要求される。③背景知識(文学史や古典常識)や文章構造(対比・対応など)から細部を推理する力④設問への対応力→設問の要求にきちんと答えて答案を作る力(→対…

  • 2024年度 京都大学国語 文系第2問 高村光太郎「永遠の感覚」解答解説

    こんにちは。大学受験「天晴」代表のbackbeat-akaです。 2024年度京大文系第2問の解答解説をお届けします。 難易度は例年並みだと思いますが、第1問と同様、これを40分程度で解答するには、かなりトレーニングを積む必要があります。 共通テスト終了後に慌てて取り組むのではなく、7,8月から少しづつ、過去問題で練習していくことをおすすめします。 文章を「読む」ことと「書く」ことの間には、大きな溝があります。読めなければ書けませんが、読めたからといって直ちに書けるものではないのです。 どちらにも、読むための作法、書くための作法があります。こうした「思考のプロセス」を身につけて下さい。 なお、…

  • 2024年度京都大学国語 文系第2問

    2024年 京都大学 第二問(文系)(文50点) 第一意味段落(①~③)②永遠という観念・・・其の根本の観念として時間性を持たぬものはない ③永遠・・・絶対に属する性質/無始無終/無限の時間的表現 ↓ 本来神とか物質自体とかいう観念以外には用いられない言葉 人間の創作に成る芸術圏内に使うのは言葉の転用 ↓ 芸術作品が永遠性を持つ・・・個人的観念を離れ、無始の太元から存在し、今後無限に存在する特質を持つ →芸術の究極の境は此処に存在 ↓(此の永遠性) 日月のように尊敬/今日あって明日は無いような芸術的生命から脱却したいと思う ・・・(1)至極当然なこと 第二意味段落(④~⑤)④(2)其処へニヒル…

  • 2024年度 京都大学国語第1問 解答解説

    こんにちは。大学受験「天晴」代表のbackbeat-akaです。 2024年度京大第1問の解答解説をお届けします。 京都大学の現代文は、毎回、解答要素となる本文の範囲が狭いのに、解答の記述量がべらぼうに多い、というのが特徴です。 解答欄は3行(1行25字くらい)~5行ですから、75字~125字くらいの解答を作成しなくてはなりません。 第1問でいえば、解答時間を40分と設定した場合、問1~問5までを、概ね6分~7分で解答しなくてはならず、共通テスト並みの(それ以上かも)スピードが要求されます。 従って、早い段階からの入念なトレーニングが必要です。過去問題対策は必須です。 さて、2024年度の第1…

  • 2024年度 京都大学国語第1問 名倉有里「夕暮れに夜明けの歌をー文学を探しにロシアに行く」

    2024年 京都大学 第一問 名倉有里「由切れに夜明けの歌をー文学を探しにロシアに行く」(文50点・理40点) ◎本文展開(マッピング)第一意味段落(①~⑤) ① ラジオのロシア語講座・・・ブラート・オクジャワの歌「祈り」 ↓② 一風変わった詩に惹かれた/いつまでも聴いていたくなるような魅力 ③ ロシア語講座のCDで聴いたロシア民謡・・・哀愁ある歌詞が心に残った ↓(ロシア語に取り組んで数年がたった頃)④ 突然思いもよらない恍惚とした感覚に襲われてぼうっとなる ↓ 「私」という感覚が薄れ、自分自身という殻から解放されて楽になる ↓ その不可思議な多幸感に身を委ねる/ますます真っ白になっていく …

  • 2024年度東京大学国語 第4問 解答解説

    こんにちは。大学受験「天晴」塾 代表のbackbeat-akaです。 今回は2024年度東大第4問(文系専用)の解説を掲載します。 今回も文学者(昨年は詩人)のエッセイが題材でした。 昨年よりは読みやすい文章でしたが、解答の根拠がはっきりしない設問が多く、受験生は何を書いていいのか戸惑ったことと思います。 マーキング例と、随筆特有の、「筆者の思考の揺らぎ」のループ図を付けておいたので、参考にして下さい。 本文マーキング① 本文マーキング② backbeat.hatenablog.com

  • 2024年度東京大学国語 第4問

    2024年度 東京大学 国語第四問(文科専用)20点 解答解説 ◆本文展開図(マッピング)第1意味段落(①~②) ① 大学三年の夏 日本語を母語としているのに、フランス文学を研究する理由 ・・・うまく答えられなかった ↓ 重要な問い=時間をかけて向き合うべき宿題 ② たしかに外国文学を学ぶということは奇妙なこと ↓ 遠い国の言葉をわざわざ習得してものを読み、書こうとする 難解な構文をどう訳すか手を焼く 辞書を引きながら拙いフランス語で何とか表現しようとして言葉に詰まる ↓ じかに触れたいものにガラス越しにしか接近できないようなもどかしさ ↓(少しずつ言葉を覚えるにつれて) (ア)ガラスは薄くな…

  • 2024年度東京大学国語入試問題第2問(古文)・第3問(漢文) 解答解説

    こんにちは。大学受験塾「天晴」代表のbackbeat-akaです。 前回に引き続き、2024年度東大の古典の解説を掲載します。 昨年、東大の古典は易化したのではないか(特に古文)と思いましたが、 今回も古文に関しては同様の感想を持ちました。 「讃岐典侍日記」というメジャーな題材にはびっくりしました。 やはり有名古典についての予備知識、リテラシーは必須だということが改めてわかりました。 東大の問題を解くのに必要な力は、基本的な文法力、語彙力、句法理解力であることはよく言われることなのですが、東大の問題はこれらの知識の組み合わせの出題が圧倒的に多いということです。 (東大の募集要項に書いてある、「…

  • 2024年度東京大学国語第2問(古文)・第3問(漢文) 解答解説

    2024年度 東大国語 解答解説 第二問 古文 「讃岐典侍日記」(文30点 理20点) ★東大の古典で要求されていると考えられる力①現代語訳の力 →直訳・逐語訳が基本だが、適宜言葉を補ったり意訳したりして整える必要もあると 考えられる(最終的に、内容が読み取れていることが示せなければ評価されな い)。現代語訳の問題を含めて全ての設問の根底にこの現代語訳がある。②基本的な読解力 →主語判定の技術(敬語や接続助詞に適宜着目する)や和歌の読解の技術などがしば しば要求される。③背景知識(文学史や古典常識)や文章構造(対比・対応など)から細部を推理する力④設問への対応力 →設問の要求にきちんと答えて答…

  • 2024年度東京大学国語第1問 解答解説

    backbeat.hatenablog.com こんにちは。「天晴」塾代表のbackbeat-akaです。 国公立大学の二次試験に臨まれたみなさん、お疲れ様でした。 今回は先日実施された東京大学二次試験の国語第1問(評論)の解説を掲載します。 毎年、東大の第1問(評論・配点40点ー推測・解答時間の目安:60分)は、その時の時代状況、世相を反映した、実にタイムリーな文章を出題します。 2020年度の第1問では、自由意志という名の下に社会的な格差を自己責任として階層構造が固定化される、という内容の文章が出題されました。当時は非正規雇用に象徴される「格差社会」が社会問題となっていました。 2021年…

  • 2024年度 東京大学国語第1問 解説

    第一問(文理共通)40点 解答時間の目安:60分◆本文展開図(マッピング)第1意味段落(①~③) ① タンザニアの行商人・・・2000年代末までは客との対面で値段交渉② 行商人たちの悩み・・・貧しい得意客から頻繁に掛け売りを求められる ↓ ツケの取り立てに苦労していた ↓③ 行商人たちにとって掛け売りを認めることは、商売戦略上の合理性とも合致してい た(ア) ↓ 貧しい消費者・・・ツケを認めてくれる行商人を贔屓にする 行商人・・・得意客の確保や維持につながる 消費者・・・ツケの支払いのついでに新たな商品を購入してくれる可能性 行商人・・・販売枚数を稼げば、仕入れ先の仲卸商人から仕入れの順番や価…

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