exo(ニョルド、セヨル、フンミン多めです。)のBL二次小説サイトです。 公式サイトではないので閲覧はこっそりお願いします。 また一部エロ描写もございますので(ないのがほとんどですが)18歳未満 閲覧禁止でお願いいたします。
数日後セフンは二年ぶりに実家に帰った。その日の朝はドタバタだった。あのミンソクのバックハグ事件以来チャニョルとセフンの仲は元に戻った。戻ったと言うより深まった。その顛末はミンソクにはメールで知らせたが返信はなかった。てっきりすぐに返信が来ると思っていたのに拍子抜けだった。週明けには本社勤務で勤務場所が変わる。実家に顔を出すのは本当にいいタイミングだった。「ああ、もう髪が決まらないな。」チャニョルは...
「チャニョリヒョンっ」信号が赤なのにセフンが追ってくるとわかるとチャニョルは大股で渡ろうとしたからセフンは腕を引いて引き留めた。「なんで逃げるんですかっ。」「お前の浮気現場なんか見たくなかった…っ。」チャニョルは前髪を撫でつけていなかったからセフンには表情がさっぱり見えなかった。背中も丸めて下を見て手の甲で目もとを擦っていた。なんで泣いているんですかっ。セフンはそう思った。っていうか泣くほどに…?い...
チャニョルが何でもないことのように言った。溜息が出る。「そうですか。じゃあ今日の夕飯当番よろしくお願いします。僕まっすぐ帰るんで…」「あーごめん、これからジョンデとショッピング行くんだよ。で、夕飯も多分…」「はいはいそうですかっ。」セフンは電話を切った。取引先だよな?何。なんなんだ。セフンはイラっとした。午後は後任の現場監督が来た。本社の仕事をすることになったから引継ぎだ。こっちはこんなに忙しいのに...
いや、もうこれ…。セフンは息を吐いた。だがここはチャニョルの家だ。セフンが文句を言える立場ではない。何か言ったら追い出される。「はいはい、ウィスキーですね…。誕生日のプレゼントに部長から頂いた…」セフンはやけになった。チャニョルはソファに座り込んでネクタイを緩めながらそうと呟いてジョンデに横に座るように勧めていた。「…あー僕帰りますから。ほんと、チャニョルさんを送って来ただけなんで。タクシー呼びます。...
「その話…知らない。俺に教えてくれる?」ミンソクがそう言ったからセフンは地方のショッピングセンター建設の土地がミョンサンハダ所有で其れを管理運営するのもミョンサンハダ信者の別の会社だと説明した。ミンソクにはさっぱりだったけれどミンソクはミョンサンハダがレストランだけはなくいろいろな事業をお布施をもとでにしてやっていると知った。税金対策で別会社を作る。ミョンサンハダは宗教法人である。もとではそこだか...
セフンは家で一人でご飯を食べていた。チャニョルの方が大抵帰りは遅いから外で食べるか自炊だ。今日は自炊にした。肉とご飯をいためた簡単な料理だ。ひとりご飯はすぐに食べ終わる。食器を洗って片していつもなら一人部屋に籠るのだが今日はリビングに居ることにした。最近気持ちがすれ違っていないだろうか。セフンは不安になった。二年間凄く安定していたのだ。生活は忙しくてすれ違いが多かったけれど週末は二人でまったり過ご...
結局味噌チゲは一口残らずテヨンがミンソクに食べさせてくれた。介護してくれなくても大丈夫。ミンソクはそう思ったが口には出せなかった。信者は…すべての人がそういうわけじゃないけれどミンソク自身を神だと思って居るから特別に扱う。ミンソク自体本当は神でもないし特殊能力があるわけではないから本当は心苦しいし窮屈だ。ミョンサンハダを立ち上げるときに教祖になるのは嫌だとジュンミョンに言ったのだが、それじゃあ経営...
「休憩は何時まで?」「いつまででも。」ギョンスは冗談みたいに答えてきた。「え…」「嘘だよ。あと10分後には戻らなきゃ。スタッフがいるから心配していないけれど。」ギョンスが笑いながら言った。もう一時間はカフェにいる。「本当は昼も賄が出るんでこんなに休憩をとったのは初めてかも知れない。」「…そうなの?」「店と家の往復しかしない。本部にも僕は行かないし。ああ、そうそう明日会うんだろ?キムジョンデ。」「う…う...
「チャニョル、指名だ。」午後の業務中、チャニョルは上司に呼ばれた。大体は外回りだ。今日は契約書類の作成依頼やプランの練り直しなどをチャニョルは会社で行っていた。上司からとある会社の名を告げられた。ハザウェイだ。今度の地方での巨大ショッピングモールに入るテナントに対しての企業保険計画だ。つまり時代は所業活動にも保険を掛ける時代になったと言うことだ。これは大きなマーケットだとか。ハザウェイは税理士や会...
チャニョルの言葉はセフンの予想していない言葉だった。でも…一般的にはそうだ。反対されると思って居るだろう。それに恥ずかしい事だとも。セフンとチャニョルが出会ったのは本当に小さなゲイバーだ。セフンはそこなら自分の気持ちを素直に話せる同性がいると思ったからだ。その日にセックスするとか最初から思ってはいなかった。でも結果的には二人ともそう流された。流されて…セフンはこれが本当の愛だと思って居たけれど考えて...
チャニョルの体を起こしてあげようとしたけれどチャニョルが起きようとしなかった。「酔っているから…」「僕が支えるから。ヒョン起きて?」チャニョルの腕を掴む手を引いて起こそうとするけれどその気がないからびくともしない。「ねむい。明日休みだしこのまま寝るよ。」「ダメ。」セフンは我儘だと知りながらなおもチャニョルの腕を引いた。流石にチャニョルも目が覚めたのか上半身を起こした。「先に入れよ。僕は後でいいから...
「うわぁ~気持ちいい~」セフンとチャニョルは酔っぱらって家に帰ってきた。エレベーターで珍しくベッキョンに会った。「ベク、まだここに住んでいたのか?」酔っぱらったチャニョルが失礼にもベッキョンを指さして言った。ベッキョンはやれやれと肩を竦めた。「もう…花金だからって…みっともない酔い方しない。何処で飲んできた…あっ肉臭い。」すぐに分かった。焼き肉屋だろう。「契約は取れるし肉は奢ってもらえるしミョンサン...
イーシンの提案は恐るべきものだとギョンスは思った。大体男を誘惑しろとかどう言う事なんだっ。其れはしたことがない。「ミンソクの為なんだよ。君ミンソクに恩があるだろう?」「…うん。」ギョンスは其れには即答した。「……。」急に緊張してきたとギョンスは思った。「あるけれど…そこまでヒョンは求めてないよ。」とりあえずイーシンを落ち着かせようと、ギョンスは常識的なことを言った。「そうだけれど…もし、君が誘惑しての...
「ギョンス、歌上手いな、」「チャニョルも上手いね。接待とかで歌うの?」歌い終わった後もチャニョルはのんびりしてギョンスと会話をしていた。「接待?うん…そうだな。もちろん歌うよ。上司に頼まれたらね。ギョンスはそういうんじゃなくて…あ、ビリージョエル歌える人初めてだよ。」「そう?洋楽も好きなんだよね。店で流す曲はチョイスしてる。」「ああ、わかる。だからあの店好きなんだ。」チャニョルが言うとギョンスが嬉し...
高級焼き肉屋はセフンの家がいつも行くところではなかった。自然で育った韓牛のお店だ。すぐに分かった。ミョンサンハダの直営店。イーシンは適当にオーダーして酒は焼酎。チャニョルはいい気分で飲んでいたけれどセフンは始終気分が悪かった。酒を飲むならもっとリラックスして飲みたい。其れが本音だ。「カラオケあるんだよ。ここ。」気が付けばギョンスがチャニョルをカラオケに誘っていた。なんかおかしい。「イーシンさん、僕...
「え?え?」イーシンは暫くぽかんと間の抜けた様な表情を浮かべていた。「だからぁ、彼氏。俺を愛してくれる男。」ミンソクが再び主張するとぽんと自分の手のひらをイーシンは叩いた。「僕がいます。」「ちがっ…嫌だよ。できれば教団外部の人がいい。勿論、その人は勧誘せずに。サラリーマンとか普通の人がいい。」「…そこまで決まっているの?」ミンソクの言葉にイーシンが瞳を瞬きながら言った。言った後でイーシンはぷーっと頬...
ミョンサンハダに勧誘されると思ってミンソクに失礼な態度を向けた男だ。「そういえば…あの後どうだったの?」「しっかり食べてましたよ。奢られたくないとかセフンは言っていたけれど僕が食事代100ウォンで切ったら気分を害したみたいだけれど…」「100ウォン!」ミンソクが言うとそうとギョンスはにっこりとした。「煩そうだからとりあえずお金取りました。帳尻合わせましたから安心してください。」いや、心配はしていない。ギョ...
「あーっ退屈ぅ」ミンソクは信者との謁見が終わると大きく伸びをした。本当に毎日退屈だ。お金は黙っていても入るから欲しいものは買える。なんだって買える。ミンソクの欲望はほとんどがすでにかなえられた。「ミンソギ、教祖神なんだから教団施設ではちゃんときりっとして。」「はいはいスホ」ミンソクは適当に返事をした。ジュンミョンは眉間に皺を寄せた。「じゃあ、自宅に戻るよ。」「はぁい。」ミンソクはいそいそと着替えた...
今日はセフンのお誕生日です。今世界が大変なことになっていますが一日も早く平穏が訪れますように。セフンにはカイの空間原理はさっぱりだった。まだ理科の学科や能力学科も受けていない。「チャニョリヒョンのゲーム壊れてしまったし…僕が何とか家に帰った時にお小遣いで弁償するから…」「…セフン…」シウミンは下ろしてと呟いたからセフンはシウミンを下ろした。シウミンは空間に足を下ろしたが上も下も真っ黒な空間で正直怖かっ...
4月12日はオセフンの誕生日です。大帝男子ではpsychicを3日間に分けてアップします。「ここ教えるから聞いて。」シウミンがセフンと目線を合わせてきたからこくりと頷いた。スホはもう自分の課題にとりかかっていた。多分プレゼントのことなんて忘れているだろう。シウミンの教え方は先生より上手だった。分かりやすい。これなら自分でも解けそうだ。セフンはすらすらと問題が解けるようになっていた。「シウミニヒョン凄い。わか...
4月12日はオセフンの誕生日です。大帝男子ではpsychicを3日間に分けてアップします。この世界では9歳から能力者はサイキックアカデミーに入学する。能力者とは生まれながらにして特別な能力を持ったものである。予知能力やテレパシー能力はもちろん、氷や雷を操るものなどいろいろあるが特に政府が能力が高く今後社会の役に立つように思想を含めて養成するものである。最大22歳まで在学しその後は各機関の特殊任務につくための養成...
週明けはだるい。セフンは基本的に現場が外だ。5月はまだ気候もいいけれど日差しが強い。作業の進行は順調だったからこのままうまくいけば工期に間に合うだろう。お昼は大抵出前を頼む。「いや、本当に最近はカジノは辞めたんだ。カジノに使うのは本当に無駄だったと言うことだ。」作業員が話をしているのを聞きながらセフンはラーメンを食べていた。「やはりこれからはシウミン様にお布施を捧げることにしたんだぁ。」ぶっ。セフ...
一緒に暮らしているが部屋は別々だ。顔を合わせていないけれどお互いがちゃんと毎日帰宅して出勤しているのはわかる。「そうだな。あーベクからだ。…うーん来週買いかな…」チャニョルがおもむろにスマホを取り出してベッキョンからのSNSを見始めたのでセフンはソファに座ってシャツのボタンを緩めた。株なんて…チャニョルは素人なのにまんまとベッキョンに買わされていた。ここを借りるときもベッキョンが隣同士のほうが何かと...
「うん。うん。はい。わかった。」短く返すとミンソクは電話を切った。「そろそろ行くよ。車来てるかな?」ミンソクが聞くとギョンスが窓の外を見た。ミョンサンハダのミンソクの専用車が停まっていた。「来てます…」「うん。じゃあ。」ミンソクはスツールから立ち上がると早々に店を出て行った。ミンソクが出て行くとギョンスがソジュの瓶を掴んで残りをセフンとチャニョルのグラスに注いだ。「全部飲んで。」笑顔で言ってギョン...
ちょろすぎるとセフンは思った。迷いとかないのかとも。チャニョルはギョンスと店に入ったから仕方なくセフンも入った。店は結構広い。照明も明るく洋楽が音を小さくして流れていた。清潔で今風の仕切りのボックス席がある。4人掛けや6人掛け、後は10人掛けもありキッチンとの対面式のカウンター席が5つある。「こちらにどうぞ。」案内されたのはカウンター席だ。キッチンの奥のスペースには従業員が二人。いずれも宗教服は着てい...
セフンもチャニョルもぽかんと口を開けた。「え…宗教?」ミョンサンハダなんか知らない。其れもそのはずだ。ミョンサンハダは女性の間で勢力が伸びているのだ。「あの店宗教なの?」チャニョルがショックを受けていた。無理もない。あの店に週に何回も通っている。「宗教に貸し切りを許すとか普通ないだろ。」宗教が宴会を飲食店でするとか言うのも聞いたことがない。セフンはちびりちびりとビールを飲んでいた。「別に勧誘されて...
欲。人間に一番大切なのは欲だ。欲は生きる糧にもなり得る。俺は一番欲が強い。「教祖様っ。」黄色い声が飛ぶ。アイドルのコンサートではない。新興宗教ミョンサンハダの説法である。ミョンサンハダは最近できた宗教だ。ソウルにビルを持っていてそこを本拠地としている。教祖は31歳のキムミンソク。若くて美しい教祖様である。信者はほぼ若い女性。ミンソクのことを宗教名のシウミンと呼ぶ。ミョンサンハダはミョンサンハダ神とし...
こんばんは、ろいです。だいぶ更新があいてしまいました。なんと、書き直し3回もしたので時間がかかってしまいました。宗教を扱っているので微妙に難しいです。とりあえず14話分ストックできたので明日にでもアップできたらと思います。コロナ関係で気持ちも落ち着きませんが何とか少しづつ書いております。かなりペースが遅くなっておりよるとしに勝てず見たいな感じですが。また、4月12日はセフンセンイルのファンタジーをアップ...
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