exo(ニョルド、セヨル、フンミン多めです。)のBL二次小説サイトです。 公式サイトではないので閲覧はこっそりお願いします。 また一部エロ描写もございますので(ないのがほとんどですが)18歳未満 閲覧禁止でお願いいたします。
特にキムジョンインだ。国立バレエ団のトップダンサー。そういう経歴をどれぐらいの値段で買うか。ジュンミョンには経験がなかった。大体の所属タレントは事務所で育てた。経費が掛かるから最初は給料は出せない。「そういえばこの間のコンサートのギャラはどうした?」ジュンミョンは全く知らなかった。後から知らされたことだ。「ヒジュンのところでセフンの出演分で補てん。プラス俺のポケットマネー…」「ひえっ。ベク私財を?...
「いや~冗談だって。」ベッキョン、ヒジュン、ジュンミョンのほかにマネージャーもいたらしく、ミンヒョンはマネージャーにあっという間に連れて行かれた。チャニョルは仕方なく重要人物の訪問に驚いたが応接室に通した。その間、ジョンインとソクジンとギョンスは作業室にいた。チャニョルは三人に珈琲を出した。メンバーと朝食の時に一緒に飲んだインスタント珈琲だ。三人はまず、チャニョルの淹れた珈琲を味わって飲んだ。「言...
「ヒジュナ、黒鳥にCD制作を持ち出せばボーカルがわかる。そっちで黒鳥を取り込めないか?」「ひえっ」Xベッキョンの提案にヒジュンは思わず声を上げた。ヒジュンに決定権はないわけではない。ハンドンレコードの二代目だ。ハンドンはXベッキョンの所属するネイザーという事務所の下請け会社で専門のレーベルでもある。今一番売れているのはXベッキョンでベッキョンさまさまだ。Xベッキョンは冷酷というがファンにはサインを...
「でも…ブラックスワンを舞台にって言ったから僕は観光地のカフェ設定を考えたんだけれど…」店の中と外観はブラックスワンで…観光地に架空のその店があるというストーリーをギョンスは考えていた。大体チャニョルがあの店でって言ったのだ。其れなのに済州島とか。趣味なのに経費掛かりすぎ。「そうだった…。でも海は撮りたい。」ギョンスの指摘にチャニョルが苦笑して自分の頭を軽くたたきながら言った。「じゃあ、店内の撮影は店...
午前2時にアクセスとか…してくれるんだろうか。ジョンインはドキドキした。チャニョルはビールの入った袋を抱えて率先して作業所に入って行った。今日は大きなディスプレイとソファのある部屋に通された。大げさだ。揃えたのだろう。テーブルにジャンクフードが置いてあった。「座って、ミンヒョンも遠慮すんな。」大きなソファにミンヒョンとギョンスとジョンインが座った。チャニョルとソクジンは一人がけの椅子に腰を下ろし...
ミンヒョンを自分の家に招きたくない。ミンヒョンは事務所の宿舎暮らしだと言う。門限はないのかと聞いたらないらしいし今日も明日もオフだと言う。そのあとは仕事があるらしい。ああ、それはどうでもいい。ソクジンのカフェバーはいけないし時間を潰すならジョンインの家になる。だが、家には入れたくない。ミンヒョンはジョンインを好きだと言う。2人きりになってはいけない。これはバレエ団で身に付けた警戒心だ。だからカフェ...
い…言ってしまった。ミンヒョンは心臓がバクバクと凄い音を立てているのを聞いた。ダンスの時だってこうはならない。事務所からソロデビューと聞いた時もポーカーフェイスだった。だって当然でしょ?スカウトされてすぐにXベッキョンのバックダンサーのチームに入った。ミンヒョンは歌もダンスも抜きんでている。親がそういう人だった。自然と超一流の芸能訓練を受けていた。得意なのは英語のラップで、それがXベッキョンの目に...
数日ぶりにジョンインは自分のアパートに帰った。夜になっていた。送ってくれたチャニョルに上がるように言ったけれどこれから仕事があると言われた。最近チャニョルは沢山仕事をしているらしい。どういう仕事が聞かなかった。多分わからない。ギョンスは1時近くまで帰ってこないだろうからジョンインはベッドに潜った。もう僕は誰かの代わりに踊ってなんかやらない。答えは其れだ。ああ、でも下心があったのだ。確かにジョンイン...
悪役。でもベッキョンはそういう雰囲気を出してはいなかった。よく笑うしふざけるし…いつも歌を歌っていた。バンドだってベッキョンがやろうと言ったのだ。メンバーを集めたのはチャニョルだったけれど。それで地元の対バンとか出たり楽しかった。将来はバンドデビューしようと夜遅くまでみんなで語っていたのに。急にアイドルになるとか言い出した。それはベッキョンのお父さんが高校生の時に倒れたからだ。それでお金が必要にな...
僕も…朝しちゃったんだ…。ジョンインは思わず隣のチャニョルの方を見た。チャニョルと一瞬目があった。「ベク、セフナはろっ骨折ってるんだぞ。ふざけている場合か。」あっ…怒った。チャニョルの言葉にセフンもジョンインもびくっとした。「怪我を直すのはやっぱ、愛情、ケアだと思うんだよ。俺のエナジーを注入することで治癒力をアップさせんの」意味わからない…。チャニョルはそう思った。「セフニとベクって…そういう関係だっ...
う…キラキラのドギョンス。唇色っぽい…。ああ!!!!思い出した。ジョンイナぁ…。どんどんとソクジンが壁を叩いたのでギョンスが顔を顰めた。「ジョンイナはチャニョルが好きなんだよぅ…」ソクジンの言葉にギョンスはへ?ってこぼし乍ら苦笑していた。「好きって?」「だから、僕見たんだよ。ジョンイナが寝てるチャニョルにキスしてたとこ。」「あーそうなの?」興味なさそうにギョンスが言った。だから何?っていう顔だ。ソクジ...
え?ジョンインは上半身を起こした。チャニョルの隣にギョンスが寝ていた。雑魚寝だ。結局全員ソクジンの家に泊まった。でも食事の皿やグラスはなかったからみんなで片付けたのだと思った。「う…ん」チャニョルが唸ったからジョンインは慌ててまた床に寝転んでチャニョルの顔を眺めた。綺麗な顔だ。いや、まったく今までチャニョルの事そうは思わなかった。チャニョルはいつも無造作にトレーナーを着ていた。意外と似合うか似合わ...
チャニョルが作ったシウミンの歌。ジョンインはこれがやりたくてコンサートの代役を引きうけたのだ。チャニョルの曲で僕が踊る。コーラスも!幸せすぎる。僕が歌えることもチャニョルに教えたい。ジョンインはそう思って居た。黒鳥でギョンスがメインボーカルをやるのが羨ましくて仕方なかった。ジョンインはチャニョルに認められたかった。ただ、それだけだ。声援と歓喜。コンサートはお祭りだ。華吹雪が舞う。皆で体を揺らす。ス...
WXのコンサート一日目は大成功に終わった。大成功とは事故もなくトラブルもなくスムーズに進行したと言うことだ。其れが大事だ。Xベッキョンはスタッフの一人一人をねぎらって声をかけていた。「ジョンイナ、ご苦労さん。」あ、ベッキョンだ。「いえ…僕お役に立ててうれしいです。」「いや、マジでほんと凄いよ。セフナの言った通りだった。振り付け覚えるの得意だって聞いたからさ。」「それ小学生の時ですよ。セフナって記憶...
昨日のリハーサルでセフンは怪我をした。その事だろう。ミンソクが原因でフォーメーションが崩れたことは他のスタッフから聞いている。「インカム!」Xベッキョンがミンソクに声をかけた。慌ててミンソクがインカムの位置を直した。「シウミン、怖いなら俺と位置を入れ替えよう。」インカムからXベッキョンはミンソクに指示をした。ミンソクとXベッキョンの位置が入れ替わった。皆驚いていた。普段Xベッキョンの位置は変わらな...
怖い。人前で踊るのは久しぶりだ。僕は主役じゃないのに怖い。未知の世界に恐怖を抱くのは当然だろう。失敗なんかたくさんするだろう。その小さなミスを挽回し、なかったように持ってくことがベストだ。今できるすべての努力をする。自分は一人じゃない。遅くまで付き合ってくれたメンバーがいる。それでもあまり寝られなかった。むしろ早くに目が覚めたからスマホでXベッキョンのアルバムを流して店で練習した。寝室だと寝ている...
リハーサルが終わったのは午前三時だ。ただし一回通しただけ。後は本番で合わせる。最後までいたのはミンヒョン、ジョンホソク、ソヨンホの3人で最後まで付き合ってくれた。「じゃあ、もう今日だね。一旦帰ります。」ホソクとヨンホがタオルを片手に出て行った。「ジョンイナ」ソクジンの声がした。ステージの下を覗き込むとソクジンがいた。「迎えに来たよ。」「あっ。ジンヒョン…なんで…?」「僕が来ないで誰が来るんだよ。ジョ...
凄い…なんてすごいんだ。この…サビの部分。衝動を抑えられないのならいっそ、解放しろ!Xベッキョンの曲はほとんどが命令調で偉そうだ。「まだあるよ。」ベッキョンがもう一曲聞かせてくれた。バラード?と思わせて流れるような言葉にリズム。あっという間にサビまで持っていく。そこに到達するまでの音の強弱とコントラストがたまらない。歌詞も過激だ。手に入らなければ奪うだけ。どきっとした。あのチャニョルがどんな顔してこ...
セフンの言葉…本当に驚く。ダンサーが本番前に骨折するとか。一大事だ。セフンだってコンサートのリハーサル一生懸命していただろう。「どうして骨折とか…」「僕のミスだ。ダンスの時前に出過ぎた。ステージから落ちたんだ。ベッキョニヒョンに申し訳なくて…世界征服ツアーの前哨戦コンサートなのに…」「どれぐらい酷い怪我なんだよ。大丈夫なの?」ステージから落下するのは怖い。結構な高さがあるからだ。「全治一か月。…お願い...
「あーダメダメっ。そこ腹式でっ。もーさっき言ったじゃないかっ。」キムジョンデのボイストレーニングは鬼だった。特にジョンインが標的にされた。ギョンスは基本ができていたけれどジョンインは基本から叩き直された。「腹からっ」ぽんぽんと先端にチョキの形の手のついたプラスチックの棒でお腹をつんつんされる。チャニョルがふざけてわざと音を外したりして其れにもジョンデは棒を使ってお腹をつんつんしていた。そのお陰で辛...
普段は少しもそういうところを見せない。普通の青年だ。オミンスクがキムジョンインに会ったのは10代のバレエコンクールでだ。平凡な男の子だった。取り立てて人目を惹く感じではない。大人しくて、ただ一人でいるのが上手かった。特別に技術が素晴らしいわけでもない。留学がお互いに決まった時もこいつには勝てると思って居た。けれど…先に賞を取ったのはジョンインだ。普段と舞台では360度変わる。オミンスクはその容姿と親のこ...
段々定期じゃなくなっています。1月がいろいろありすぎて…とうか界隈毎年なにかありますものね…でも今回ほど考えさせられたことなかったです。1月はギョンスとカイの誕生日のお話を書くので精一杯でした。それで定例も忘れたのですが…まぁ今書いても仕方ないと…そのままINGの連載になりました。INGってなんぞや…って感じですよね。正直恋愛ものとして始めたのに全く恋愛要素がなくて青春ものみたいになりました。おじさんた...
本当にドギョンスは何を考えているのかジョンインにはわからない。可愛いと思ったらすごく男っぽくなったり掴みにくい。自分が子供なだけかもしれないのかもだけれど。人はいろいろな面を持っている。それが魅力だと言えるだろう。タクシーを降りるとエントランスを潜った。エレベーターで上層階にあがりレストランに入った。驚いた。オミンスクも一人じゃなかった。バレエ団のオミンスクの友人や海外で活躍してるバレエダンサーが...
それでもやっぱり生演奏に生歌が良いのは人間だからだろう。そこに人がいるリアルが大切だ。人間の喉から発する音は意識しなくても演者の心を聞き手に伝え同時に共感を得ることができる。ソクジンやチャニョルは昔から其れを知っているから辞められないのだ。「遅いよ。これドリンク。」チャニョルがソクジンに水の入ったペットボトルを投げて来て順番にジョンインにも同じようにした。ギョンスはすでに椅子に腰を下ろしていた。楽...
午前二時にソクジンのカフェバーを出た。ソクジンの小さな車に乗り込んだ。真夜中の道路はやはり空いていた。チャニョルの作業所は繁華街からかなり離れていた。だから大きな屋敷だった。白壁の平屋だ。駐車場にはチャニョルの車が停まっていた。ジョンインは初めて来る。いつもはチャニョルがソクジンのカフェバーに来る。繁華街に近いからだろう。ここは車じゃないと来れない。そこは本当に隠れるような場所だった。近くに家がな...
今日は特に客が多かった。カツ丼を注文されたけれどそれはこの間の特別だ。其れをいちいち説明する。こんな面倒なこと…Xベッキョンの所為だ。彼がSNSでかつ丼の画像を昨日上げたらしい。そんなことソクジンもギョンスも知らなかったから当然用意はしていない。ギョンスがミニかつを急きょ揚げた。本当にギョンスは機転が利く。其れにあうカクテルもたくさん売れた。だから営業終了の頃はくたくたで。午前1時やっと遅い食事をとる...
セフンを見ているけれど彼のダンスについては一切意見はしない。お互いプロだからだ。分野も違う。勿論WXのセフンの動きは見ているけれどそのほかのダンサーの顔すら見ていない。全員、大体黒い衣装だ。ステージも暗い。Xベッキョンの歌はもちろん興味がある。音域も広いしどうしたらあんなに声が伸びるのだろうと思った。正直WXの歌はカラオケですらジョンインには歌えないだろう。「今日は体を鍛えに来たの?」「あーはい、...
「立ち合いが必要なら僕行きますけれど…?」本当はダメだとか行かない方が良いとか大騒ぎで言いたいけれどかなり我慢した。この人は天然だろうか。逃げてきたはずなのに…原因のモンスターと会うと言う。「とにかく朝ご飯作ってください…。」ギョンスが先の言葉に返してこないでジョンインをじっと大きな目で見上げてきたのでこれ以上は言えることはないと思った。2人のことにいちいち口を出すのは良くないことだとジョンインは思う...
え…イタリアでくるみ割り人形?イタリアのバレエ団と契約?ジョンインの耳にそんな言葉が聞こえてきた。まだ覚醒していない。昨日も遅かった。なんだかんだであの店は働き者だ。11時から14時までが昼営業。19時から0時までは夜営業。間に仕込み。もっともジョンインはその間ソクジンにギターや歌のレッスンをしてもらっているから半分ぐらいは自分のためだ。ああ、もう少し寝ていたい。布団恋しい。ジョンインはもう一度布団にもぐ...
「ジョンイン」カツ丼を早くも食べ終えたのかXベッキョンがセフンとジョンインのところに来た。「俺の残した奴食え。」「へっ…」「これからめっちゃハードなダンスなんだよ。見てけ。」「や…僕店でジンヒョンが…」ジョンインが言うとXベッキョンはふんと鼻を鳴らした。「ソクジンにメールしたら了解だと。俺はどうしてもお前が欲しいんだけど?引退してバレエ団からの契約もとらなかった。暇だろ?」Xベッキョンはそう言いなが...
チャニョルは迷うことなく撮影スタジオの中を歩いたからジョンインは驚いた。「ヒョン、来たことある?」「勿論。俺も元ラップアイドルだからな。」何それ。言い方あるじゃないか?ラッパーだったとかさ…。ジョンインはチャニョルにラップを実際教わった。それでジョンインの為にチャニョルが一曲作ってくれたのだ。ラップのバトル大会もジョンインは何度か参加した。其れなのに黒鳥ではラップではなくポップス…いや、むしろバラー...
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