自走モード

温かい日差しを浴びて、 子どもと私は、 3年弱通ったena校舎に赴いた。 重い扉をゆっくりガチャリ と開ける。 すると、まるで図ったように、 校長と副校長は受付に立っていた。 先生ぇ！ 子どもが言いながら駆け寄る。 そして、照れながらも、 俺、都立中志望校に受かりました！ ...

追憶篇 エピローグ

以下は、後日鍵垢にします。 もう、怨念しか籠もっていません。 心が折れます。 ちなみに、 何故、 これだけ追憶篇の制作に、 時間がかかったかというと、 この話にとんでもないオチがついたからだ。 実は、 受験終了後、 あり得ない出来事が起きた。 それは、遡ること卒業式の10日...

ゲリラ豪雨

すると、 突然、あまりの錯乱状態に頭に血が上ったのか、 私は、生まれて始めて人前で鼻血を出した。 校長は青ざめ、 咄嗟に私にティッシュペーパーを渡さす。 スミマセン。 といって、束のティッシュを受け取り、 血だらけになった手で持って、 鼻骨部分から鼻先に塊を押し当てた。 （...

悲劇のヒロイン

毒親と思われても仕方がないが、 学校や塾での盗難も、 これら全てが、 子どもの自作自演かもしれない。 と、最悪の想像をしたことはある。 受検からストレス、 親の愛情を試したいだけかもしれない。 と、妄想して、 自分を悲劇のヒロインに仕立て上げたことは、 一度や二度でない。 ...

小6保護者会

春期講習会が終わると、 すぐに本科授業が、開始する。 それと同時に、 保護者会が開催された。 4月16日（土）午後。 各学年ごとに、 一学期の勉強に対する姿勢や取り組み方について、 指導がされる。 もちろん、 最重点学年は受検が迫った小6と中3だ。 私はあらかじめ、 講習会...

積乱雲

時間も夜10時を回り、 このまま話しても埒が明かないので、 資料をすぐにメールに添付してほしい。 とお願いしたが、 個々人で内容が違うものだから、 すぐ用意出来ない。 と回答された。 及第点として、 明日の授業終わりには必ず用意して、 子どもへ持たせるよう、 徹底してもらい...

不信感

enaから言われた回答は、 スミマセン、明日資料お渡しします。 でも、 すぐにメールでデータ送ります。 などではなく、 我が校のアシスタントは、 精鋭揃いだから、配り忘れるはずがない。 だった。 何故、そんな対応が取れるのか、 全く理解が出来ない。 一切、自分達には非がない...

矜持

3月20日を過ぎるも、 春期講習会の合宿講座に必要な資料の一部が、 講座受講ギリギリになっても、 一向に渡されない。 中には、宿泊行事のものもあったため、 集合場所も時間も必要な持ち物もわからず、 困り果てた。 業を煮やし、 明後日に春合宿が迫った夜、 塾に電話をした。 2...

追憶篇 プロローグ

前回の投稿から大幅に投稿遅延が生じてしまい、 申し訳ありません。 以下、 プライベートな内容のため、 最後まで触れずにいくべきかと悩みました。 が、 このエピソードを話さないと、 合格発表掲示を見る前の塾での会話が伝わらないと考え、 あえて、 センシティブな内容に触れていき...