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2023/08/12

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  • 「秘密の花園」フランシス・ホジソン・バーネット

    「秘密の花園」2016/5/28フランシス・ホジソン・バーネット(1911年の作品)児童文学物語の舞台は19世紀初めで、イギリス植民地時代のインド。主人公の少女メアリの父親はインド政庁で忙しく働き、母親は娘をほしいなどと思ったことは一度もなく、娘を乳母に預けて、パーティー三昧の日々を送っている。インド人の召使いはメアリの言いなりで、よそのどんな子供よりも暴君じみたわがままな子となっていった。ある暑い朝、コレラが致命的な形で発生し、人々がばたばたと死んでいった。その中にはメアリの両親も含まれていた。ひとりぼっちになったメアリは、イギリスのヨークシャーに住む伯父(メアリの父と伯父の妻はきょうだい)にひきとられることになる。秘密の花園を初めて読んだのは、たぶん小学校の高学年頃だと思います。読んだ感想は、あまりよ...「秘密の花園」フランシス・ホジソン・バーネット

  • 「一度きりの大泉の話」萩尾望都

    「一度きりの大泉の話」2021/4/21萩尾望都ことの発端は、竹宮惠子先生が2016年に自伝本を出版され、そこに大泉の時代のことや、萩尾望都先生が登場するらしい・・そこから静かだった萩尾先生の周辺が騒がしくなってしまったとのこと。(萩尾先生は1973年5月以降、竹宮先生との交流をほとんど絶っている)この本は結構ショックというか、感想を書くと言っても、竹宮先生の「少年の名はジルベール」も読まなくては、わからないことも多いのかなと思いつつ、とりあえず、そちらは読まずに感じたことだけ書いてみようと思います。私は小学校~短大頃まで、とにかく少女マンガが好きでよく読んでいました。萩尾先生の作品は子どもの頃は、あまり意味がわからないながらも惹かれるものがあり、大好きで、大人になって読んでみると、実は奥の深いマンガだっ...「一度きりの大泉の話」萩尾望都

  • 「白痴」坂口安吾

    100分間で楽しむ名作小説「白痴」坂口安吾発売日2024/11/25表題作の「白痴」は、戦争末期の東京に住む、演出家見習いの男性、伊沢(27歳)が主人公。ある晩帰宅すると、隣の家に住む白痴の女性オサヨが、押し入れの中に隠れており、そこから奇妙な同居が始まるというストーリー。坂口安吾の作品を読むのは初めてですが、女性の観点から見て、なかなか感想を書くのは難しいな思いつつ、でも、不思議と嫌な気持ちにはならず、この作者は正直な人なんだな、と感じました。4月15日の空襲の日、2人が命からがら逃げのびることができ、伊沢はなんだかんだ言って実は孤独だったのではないか?戦火の中、足手まといになるであろうオサヨを捨てることなく、一緒に歩いていこうとする姿は、純愛なんかでは決してないのだけれど・・・一人より二人のほうが、き...「白痴」坂口安吾

  • ミシンと金魚 永井みみ

    「ミシンと金魚」2024/5/21永井みみ第45回すばる文学賞受賞作主人公は認知症の女性、安田カケイさん。一人称で語られる話は、最初ちょっと読みづらいかな?と思いつつ、160ページとあまり長くないので、あっという間に読み終えました。母が自分を産んですぐに死に、夫が子供を置いて蒸発し、赤ん坊を背負いながら毎日毎日ミシンを踏んだこと・・・話には引き込まれるものがあったのですが、読後感はあまりよくありませんでした。アマゾンや他のカスタマーレビューをを読んでいると、感動しましたとか、泣きましたとかあって、星の数も多いのですけれど・・・あまりにも不運を詰め込んだ内容に、気持ちは暗くなるし、もう少し希望があってもいいのではないか?義理の娘からの仕打ちもひどいし、デイサービスで、恋愛沙汰に巻き込まれるシーンなど、もうお...ミシンと金魚永井みみ

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