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BOOKS:LIMELIGHT https://books-limelight.com/

ジャンル問わず、文章が好きです。自分がどんな風に本を読んでどんなことを思ったのか。備忘録の本棚のように使うことと、いつか誰かと読んだ作品について話したり通じ合えたらいいなぁ…という淡い期待とで運営していきます。 

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2023/06/27

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  • 今の本が読みたい!ータイムリーな読書で今を生きる

    本が欲しいと思ったら古本屋に直行するくらい古本が好きですが、最近は今の本が読みたい気持ちが高まっています。 話題の本をリアルタイムで読むことの面白さ、世の中との一体感を感じて、心強さとともに変わる気持ちがありました。今日はその辺の話をしていきます。 何の気なしに買った本には、今の空気感がそのまま入ってる感じがした リアルタイムで読んでいる人の存在を感じた ハードルは価格面。切り詰めて絞りだそう 今の本を読み、ともに今を生きよう 何の気なしに買った本には、今の空気感がそのまま入ってる感じがした 最近、立て続けに2冊の新しい本/話題の本を読んでいました。 「ひとでなし」は新聞で連載していたものの書…

  • 旅したいし、こんな風に描いてみたいし。「山とそば」ほしよりこが旅する絵日記

    秋~春にかけては湯船につかりながら本を読むのですが、何度も読み返しているのが「山とそば」です。猫村さんで知られるほしよりこが描く旅の絵日記は、自然体で気取ってなくて、こんな旅がしてみたいなあ〜と読むたびに憧れるのでした。 この漠然とした「いいな〜」という気持ちが何なのか、ちょっと深堀りしてみようと思います。 山とそば(新潮文庫) 作者:ほし よりこ 新潮社 Amazon 旅するのは3ヶ所 小さな絵と、小さな文章と 一緒に作ったり、一緒に感じたり 一人の旅もまた楽し ああ、旅したいし、こんな風に描いてみたいし 旅するのは3ヶ所 ほしよりこが向かうのは長野・広島・鹿児島の3ヶ所です。それぞれ「山と…

  • 違うって、すばらしい。「森薫・入江亜季展」に行ってきた!

    ある週末、森薫・入江亜季展に行ってきました。同じ冊子に連載する漫画家二人による作画、創作風景などがふんだんに盛り込まれた展示でした。 前日になんというか…「焦る2人飲み」があって。その子はすごく活動的で、しかも努力が実を結んでて眩しくてちゃんと見えませんでした。同時にジトーっとした嫌な焦りを感じて、息抜きに見に行ったのでした。 失礼ながら、お二人の作品は読んだことがないのです。素敵な絵だなってその気持ちだけで行ったんだけど…そこには、原作を読んでなくても見応えたっぷりな際立った個性と探求が溢れていました。 見終わった後、焦りは小さくなって、「ああ、違うっていいなぁ!」と心の底から思えた自分がい…

  • 感想に満たない思いを吐き出そう-まとめた後のオフトーク

    昨日の本のレビュー、珍しくいろんな人に読んでほしい!と思って頑張って書いたんです。本の内容を示しつつネタバレしないように、かつ読んで感じた私の気持ちが伝わるように注意して…そしたらめちゃくちゃ疲れたー。 今日はオフトーク気味に、感想をまとめる時にこぼれ落ちた思いをつらつらと書いていきます。友達と話す時の予行練習でもある。 この本めっちゃ好き リアルタイムで知る幸せ 知らなくてもよかったこと 感想に満たない思いは吐き出して、またどこかで活かせたら この本めっちゃ好き はじめから語彙力なくて笑っちゃうけどほんと好き。まだ的確な言葉が見つからない、やっぱり一番は表現の仕方なのかなあ。短く途切れ途切れ…

  • 「私」と事実で紡ぐ物語ーハン・ガン著「すべての、白いものたちの」感想・レビュー

    冬になりかけの今、空を見上げて白い息を吐いてみる。来年もきっとこうして、この本を思い出すんだろう。 すべての、白いものたちの (河出文庫) 作者:ハン・ガン 河出書房新社 Amazon 2024年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガン(韓江)の「すべての、白いものたちの」を読み終えた。「私」と事実で紡いだ物語には、彼女の外側(環境)と内側、真実と虚構が入り混じる独自の世界があった。 事実というのは残酷な側面があって、どんなに頑張っても変えられないで、ただそこにあるものだ。 見ないふりをしたり、無かったような顔をして生きていても、胸の奥にはひっそりと確かに存在しているものだ。 「すべての、白いものた…

  • 放っておくべきは自分の声だったー枡野俊明著「放っておく力」を読んで

    最近いい感じに自己コントロールできてるかなと思ってたら、やっぱり出てきましたよ~自意識。いつまで私の活動を邪魔する気だ!首根っこつかんでお帰り頂きたいけど、あなたもまた私です。とりあえず話を聞いてみましょう。 そして一緒に読んだ「放っておく力」を振り返って、なぜ今回のようなことが起きたのか、ともに考えていきましょう。今日はそんな自分会議の記事となります。 自意識がいうことにゃ 本の概要 自意識に対する3つのアプローチ 期待は軽く、共有する ご好意に感謝、いつかお返しする気持ちで 手放すべきは自分の声 さ~、次は掴むぞチャンス (おまけ)「なあ、自分。器が小さいね」 自意識がいうことにゃ 先日、…

  • 【推しの子】、完結の読後感。

    推しの子が完結したと聞きつけて、買ってきましたヤングジャンプ。ネタバレするので、気になる方は読んでからどうぞです。 コンビニ3軒はしごした 165話の時点で私の中ではクライマックスを迎えていたものの、読んで…うん、良かったのかな。アイドルの胆力を見せつけてもらった(?)感じがしました。 それにしても、わたしはアニメから入ってマンガを読んだ勢なのでまだいいとして、ずーっと好きで追ってきた人にとってはなかなかにキツいものがあると思った。救済がないというか… どんなことも、アイドルにとっての「ドラマ」になってしまうのか。フィクションの「物語」として解釈されてしまうのか。それでも、前を向いて笑うのか。…

  • 知らないことが「白」であるならばーハン・ガン著「すべての、白いものたちの」を読みながら

    ハン・ガン著「すべての、白いものたちの」を読んでいる。 知っているのはノーベル文学賞を受賞した人ということだけで、それ以外は何にも知らない。不勉強を反省しつつ…あえて調べずまっさらの気持ちで読んでいる。 すべての、白いものたちの (河出文庫) 作者:ハン・ガン 河出書房新社 Amazon それにしても、「すべての、白いものたちの」だ。「すべての、白いものたちへ」でも「すべての、白いものたちよ」でもなくて、「の」。 そしてはじめの文章。 白いものについて書こうと決めた。春。そのとき私が最初にやったのは、目録を作ることだった。ハン・ガン著「すべての、白いものたちの」より引用 そこから、おくるみ、う…

  • 「原作」でも向田邦子成分はたっぷりとー「金魚の夢」ほか3作感想・レビュー

    「金魚の夢」を読んだ。この本の変わっているところは、向田邦子「著」じゃなくて「原作」というところ。ドラマの放送台本を別の人が小説化したものだった。文章の違いなど細かなことは分からないけど、視点や展開など、物語の中に向田邦子成分はたっぷりとあったので、個人的には問題なく入り込めるものばかりだった。 きんぎょの夢 (文春文庫 む 1-14) 文藝春秋 Amazon 収められているのは「金魚の夢」「母の贈り物」「毛糸の指輪」の3編。どの作品にも、脆くて危うい世界が広がる。簡単なあらすじと感想を話していく。 金魚の夢 母の贈物 毛糸の指輪 向田邦子成分はしっかり入っている (おまけ)違いは「引っかかり…

  • 憎めないダメさが魅力の戯曲。モリエール「いやいやながら医者にされ」感想・レビュー

    「いやいやながら医者にされ」を読んだ。先日の神田古本まつりのときに買ったもので、完全にタイトルに惹かれて手に取った。語呂がよくて、なんか口にしたくなる。 いやいやながら医者にされ (岩波文庫 赤 512-5) 作者:モリエール 岩波書店 Amazon 約400年前に劇作家として活躍していたモリエールの作品。諸説あるみたいだけど、力を込めて作ったル・ミザントロープ(人形嫌い)の興行成績が振るわず、抱き合わせで出す軽く楽しめるものとしてつくったものらしい。 主人公の憎めないダメさが癖になる。当時の医者に対する本音なども垣間見える作品で、映像を見ているような軽やかさで読んだ。 物語は、主人公で木こり…

  • あの日の自分にも生をー星野智幸著「ひとでなし」感想・レビュー

    星野智幸著「ひとでなし」を読んだ。北海道新聞、中日新聞、東京新聞、西日本新聞、神戸新聞に、2022年8月~2024年7月まで連載していたもの。連載していたことは知らず、書店の平積みで帯のコピー、目次、初めの1ページと読んだら主人公の人生が気になり、すぐに購入を決めた。あの時の冴えた自分に感謝したい。 ひとでなし (文春e-book) 作者:星野 智幸 文藝春秋 Amazon 多かれ少なかれ、生きていくことはいろんな可能性の死だ。死んだ成分は新陳代謝のように剥がれ落ちていって、それでも何事もなかったかのように生きていかねばならないとぼんやり思っていた。 この物語は、そんなありえた可能性に「生」を…

  • 文章と動画で二度味わう「小林賢太郎戯曲集(椿 鯨 雀)」

    今日は小林賢太郎戯曲集(椿 鯨 雀)の話をしていく。この本はラーメンズ(小林賢太郎・片桐仁)が2001〜2002年にかけて劇場で上演した作品台本を文章化したもの。お笑いの人、コントの人、演劇の人、どれとも言えない独自の世界を表現している人たちだよなあと思う。 小林賢太郎戯曲集 椿 鯨 雀 (幻冬舎文庫) 作者:小林賢太郎 幻冬舎 Amazon 昔ラーメンズの動画を狂ったように見ていた時期があった。今ではほとんど覚えてないけど、古本屋で偶然見かけてこの本を手に取ったのだった。これを書くにあたって、動画もまた見てみようかと思ったらYouTubeに全部上がっていた。文章で読む→動画を見る→文章に目を…

  • 書きたいこと、書かなくていいこと

    ここ数日、いろんな人といろんな場所に行ってきた。たくさんものを見て、言葉をやりとりして、イメージを受け取った。それらを書いてまとめたいと思いつつ、これは書かなくていいという結論に至ったので、その経緯を話してみようと思う。 受け取ったイメージを文字にすることの違和感 私の場合は「やさしい時間」 表現は次のフェーズに入った 気づくのが遅い!でも人それぞれなんだよね 受け取ったイメージを文字にすることの違和感 例えば、発見の多いイベント、興味深い本、勉強になった失敗、そういうのは言葉にすることでより深掘りできる感覚がある。体験したその時には気が付かなかった面白さに出会うこともある。 しかし、誰かと会…

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