MATLABでスッキリした話

勘と経験の「アナログ職人芸的半田ごて大好き測定器大好き古典的」無線技術者であった私が、こともあろうにMATLABに手を出してしまった時の話。 デジタル信号処理の素養があまり無い「こてこて」の職人アナログ屋がMATLAB（正確にはSimulink）を使いだして最初に直面するの...

「特」で思わぬ利幅に...でんと構えていこう

先週金曜日の大引けに100株だけ買いを入れた銘柄が、今朝の寄り付きで「特」がつき、 「こりゃしばらく動かんな」と思い仕方なく50円高で指値売り注文を入れて放っておいた。10分ほどして確認してみると、「特」が明けており、予想を上回る80円高で約定していた。こういう事があるた...

AIに個人デイトレーダーは勝てるのか

ド素人の個人投資家として単純に思うことは、 進化が目覚ましいAIやアルゴが高速でブンブン動いているデイトレードで、人間である個人投資家が儲けることなどもう出来なくなってきているのではないか？ ただの食い物にされているだけなのではないか？という事だ。 これからデイトレで生きて...

指先でスプリアスを感じとるW課長

無線機メーカでアマチュア無線機開発の仕事を始めて2年目のある日、送信スプリアスが抑え込めず、実験室で試作機を前に万策尽きて悩んでいた。そこへ開発部で一番恐れられているW課長がダースベーダのようにやってきた。 緊張でコチコチに固まっている私の前で、W課長はスペアナの画面を...

時間を間違えて難を逃れた話

東急池上線でC町に通勤していた当時（40年以上前）、まだ入社1年目の頃だと記憶しているが、ある日、職場に若い女性の声で電話がかかってきた。何やら長々と前説をするのだが、要するに直接会って印鑑商品を見て欲しいという内容だった。当時の私はまだ警戒心も免疫力もなく、正直うれしく...

自分が買うとなぜ下がる？ デイトレの怪

デイトレを始めて気づいたのだが、さあ上がるだろうというタイミングで買いを入れると、かなりの確率で「待ってました」とばかりに下落する。しかも大幅に。 まるで、こちらの買い注文を待ち構えていたかのよう。私のような一個人投資家のたった100株の買いに、わざわざトラップをしかける暇...

デイトレードにデビュー

デイトレードとスイングトレードを始めた。証券会社のHPにある動画や、youtubeで仕入れた生半可な知識だけでは、そう簡単にはテスタくんにはなれないことはわかっている。 それでもビギナーズラックというやつで、いきなり5日連続1万円の儲け、なんていう時期もあった。しかし、調子...

新人時代の大失敗 謎の「ブーン現象」

無線機メーカで海外向けのV.UHF車載トランシーバを開発していた時の大失敗談をひとつ。 PLL回路を新規設計することになり、プリント基板上に銅箔パターンで渦巻形状のVCOコイルを形成し、アルミ製のシールドケースをかぶせた。温度、振動試験でも十分な周波数安定度と信号純度が得...

TRIO HF帯SSB 10W機 TS-311

中学2年の時に電話級と電信級アマチュア無線技士の免許を取って、CB無線を卒業してついに手にしたアマチュア無線機がこれ。 当時はまだ送信の終段とドライバ段は真空管だった。電源を入れると、電熱線ストーブみたいな匂いと熱が筐体から感じられて、それだけでワクワクした。初めての交信...

SONY ICB-600 Little John

これが3台目。オレンジ色の湾曲した筐体に、丸型Sメータが印象的な、いかにもトランシーバいうデザイン。中学生になって小遣いも多少アップしたが、やはり1台しか買えなかった。それでも、ようやく近所に同じ中学に通う無線友達が出来て、楽しさ倍増の時期だった。 そのうち、隣の学区の...

SONYトランシーバ ICB-160B

これが2台目。今度は無線局免許が必要な本格的なCBトランシーバ。やはり小遣いを何ケ月も貯めて、やっと1台だけ町のSONYショップで買った。おそらくプリント基板のフラックスの匂いだったのだろうが、電池交換の際にいつも嗅いだあの匂いは今でも思い出せる。 いろんな山に自転車で登っ...

学研の超再生トランシーバ

ザーッという超再生独特の受信ノイズが懐かしい。小中学生の頃、このトランシーバから無線の道に足を踏み入れた人も多いのではないか。なけなしの小遣いを貯めて、町のおもちゃ屋でやっと手に入れたときのあのワクワク感が50年経った今でも忘れられない。 僅か3石（ゲルマニウムトランジスタ...