5月20日月曜日まで使っていた4種の炭盆の炭が、だいぶ欠けたり割れたりしてきたので、信級の炭盆さんに行き4種の植え替えと、新規に2種を体験で作ってきました。↓既存の4種は、炭の植木鉢が換わるだけで、だいぶ雰囲気が変わりました。《エゾマツ》針金で盆栽らしく、枝振りを調整していただきました。《セッカヒノキ》枯れた葉を、剪定していただきました。《ユキノシタ》《イワヒバ》↓以下、新しく加わった2種です。《シタン》小...

4月24日山ノ内町の宿の女将から、お客様が茶道体験をしたいという電話が入りました。最初は8名だったので、貸切にして茶室で2名ずつ交代で体験か、テーブルで体験が可能と伝えました。前日最終的に14名まで増えたので、茶室での体験は難しくなり、7名ずつ15時半から16時半と16時半から17時半の2回に分けて、テーブルで体験をしていただくことになりました。15：30店の前に観光バスが停車し、6名の外国人が入店してきました。日...

4月20日シンガポールのご夫婦が、濃茶と薄茶を召し上がった後、棚にある自作楽茶碗を見たいと言ってきました。私「自作楽茶碗は黒楽と赤楽がありますが、どちらが見たいですか？」奥様「黒楽が見たい」私「黒楽は写しとオリジナルがあります」奥様「オリジナル」私は、棚から数個のオリジナル黒楽を、カウンターに並べました。銘は、「帰去来（ききょらい）」です。 不規則に溝を配したマットグレーの側面に、光沢のある黒帯...

4月10日（木）00:27a.m.に、田中美空という人から茶道体験の予約が入りました。同日、07:13a.m.に、予約完了の返信をしました。同日、11:08p.m.に、再度同内容の予約が入りました。4月11日（金）06:09a.m.、当カフェからの返信を見ていないと思い、再度予約が完了している旨の返信をしました。4月14日（月）茶道体験当日11時30分を過ぎても、田中美空という人は現れませんでした。何度もメールや電話を確認しましたが、何の連絡も...

4月13日今日の茶道体験は、松本市のお客様です。幼少期にお茶会に参加したことがあっただけだったので、改めて茶道に触れてみたくなり予約をされたそうです。以下、本日の取り合わせです。茶碗は、淡海膳所陽炎園 岩崎新定の安南写七賢人絵茶碗です。お客様の改めて茶道を知ろうという熱心さを受けて、賢人が描かれているこの茶碗を選びました。茶杓は、前大徳 逢春寺 法谷文雅老師が「花筏」と銘を付けたものです。櫂先が、いかに...

3月26日逆円錐形の先を丸め、腰から胴の半分まで黒い光沢を付けることで、使い込まれた古い錐の先端を表しています。胴の上半分は、やや褐色を帯びたので、古い錐が錆びた感じになりました。黒い光沢部の一部で、釉薬が少し垂れてしまいました。／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／銘：閑古錐（かんこすい）口径：12.0cm高さ：10.0cm重量：432g／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／「...

3月19日樂長次郎が作った利休型茶碗の「蝸牛」をお手本にした小振りの茶碗です。全体に赤みを帯びた黒色になりました。口縁は内に反らし、胴の窪みと腰の張りで存在感を強調しました。高台内には蝸牛を思わせる穏やかな兜巾があります。／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／銘：なし径：10.0cm高：8.3cm重量：350g／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／来夏になりましたら、カフェでお客...

3月12日本阿弥光悦が作った「時雨」をお手本にした茶碗です。胴の下半分を膨らませ、口縁は平に仕上げ、わずかに外側に反らしています。高台は小さくして限界まで低くしています。胴には安藤広重の雨を彷彿とさせるたくさんの細い線を無造作に刻んでいます。／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／銘：なし径：幅11.7cm、奥行10.5cm高：8.8cm重量：423g／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／...

3月5日樂長次郎が作った利休型茶碗の「まきわら」をお手本にした小振りの茶碗です。胴の外側の2箇所に浅い窪みを付け、胴の内側の半ばにも1箇所の浅い窪みを付けています。見込には、小さな茶溜まりがあります。全体に掛けた黒釉は、やわらかく落ち着いた雰囲気があります。／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／銘：なし径：10.0cm高：8.5cm重量：365g／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／...

3月14日今日の茶道体験は、安曇野市のお客様です。菩提寺の住職から茶筅をもらったので、それで薄茶を点ててみたそうです。しかし、どうやってもダマになってしまったので、上手に薄茶が点てられるようになるために、『薄茶点て体験』を予約したそうです。お歳を尋ねると、71歳とのこと。新しいことに挑戦する気持を持つということは、素晴らしいことだと感服いたしました。そんな気持に応えるために、以下の道具を取り合わせてみ...

2月1日（土）・2日（日）、8日（土）・9日（日）の4日間、『KOBE銘菓フェア』を開催いたしました。港町神戸といえば、洋菓子のイメージです。実際に市内で和菓子店を探すのに苦労いたしました。お菓子の内容は秘密にし、当日のお楽しみといたしました。2月1日・2日、8日・9日4日間の干菓子は、下記の神戸元町 花見屋のお菓子にいたしました。この店は量り売りで、各100gずつ購入いたしました。乾燥剤入りの紙袋にお菓子を詰め...

1月16日市民タイムス12面の『こころ からだ 深呼吸』というコーナーで、Trad Matcha Cafe 莽 を取り上げていただきました。本日、「市民タイムスを見ました」というお客様が、ご来店してくださいました。嬉しさの余り、ついお喋りに花が咲いてしまいました。明日以降も、ご来店の際に「市民タイムスを見ました」と告げてください。よろしくお願いいたします。...

1月4日昨日ご来店いただいたオーストラリアのご夫婦が、本日もいらっしゃいました。濃茶デラックスコンボを召し上がった後、棚にある下記の茶碗を見たいと言ってきました。ご主人様は、茶碗を手に取って重さやフィット感を確かめたうえで、購入してくださいました。お買い上げいただき、ありがとうございました。梱包してお渡ししたら、とても嬉しそうな笑顔を浮かべながら帰って行かれました。きっと帰国したら、毎日この茶碗で抹...

1月1日あけましておめでとうございます皆様におかれましては 輝かしい新年をお迎えのことと お喜び申し上げます旧年中は 皆様のお蔭をもちまして 無事に1周年を迎えることが出来ましたこれも単に 皆様のご支援の賜と 心より感謝申し上げます手前どもは 初心を忘れること無く より一層精進し 皆様に 楽しんでいただけるお店を 続けてまいります本年も 相変わりませぬご愛顧を賜りますよう 何卒よろしくお願い申し上げ...

12月31日昨年の11月23日のプレオープンから仕事納めの昨日まで、使った茶筅を並べてみました。その数、25本！最初のころは、濃茶が練れなくなるまでギリギリまで使い込みましたが、薄茶は周りに飛び跳ねてしまい、きれいな仕上がりになりませんでした。その後は、薄茶が点たなくなった時点で、新しいものに取り替えるようにしました。そのような過程から、すごく短いものと長めのものが混在しています。プレオープンから1年と39日...

12月21日（土）・22日（日）、28日（土）・29日（日）の4日間、『岳都松本銘菓フェア』を開催いたしました。松本市内にある小さな和菓子屋と美ヶ原高原にある王ヶ頭ホテルのお菓子を使いました。お菓子の内容は秘密にし、当日のお楽しみといたしました。12月21日・28日濃茶コンボの生菓子は、王ヶ頭ホテルの《星屑ようかん》をお出ししました。栗ようかんの上に、金箔入りの錦玉羹がのっています。色々な食感が楽しめたうえに、金...

11月23日Trad Matcha Cafe 莽 は、プレオープンしてから無事に1年を迎えることが出来ました。開店当初は、インフルエンサーの影響や物珍しさから多くのお客様にお越しいただきました。しかしながら、それらのお客様の再来店はほとんど無く、月日が経つにつれて来店するお客様の数は、減少していくばかりでした。下記の表が時間帯別の来店率です。実際の肌感覚として11時から13時までは、圧倒的に他の時間帯より少なく感じました。...

10月8日 カナダから新婚旅行の思い出に、茶道を体験しにいらっしゃいました。 濃茶の茶碗は、園部玄哉氏の黒楽茶碗と赤楽茶碗です。 薄茶の茶碗は、海外からお越しのお客様に因みまして、海外のものを使用しました。 左の茶碗は、清国の康煕帝（1654-1722）が貢物の返礼品として景徳鎮窯で造らせ、タウングー王朝（現ミャンマー）のタニンガンウェイ・ミン王（1689-1733）に贈った物です。 タニンガ...

8月30日本日は、4度目の『濃茶点前見学＆薄茶点て体験』です。風炉での体験は、先週に続き2度目です。台風10号が低速で迷走し、各地で大雨になっていました。松本は薄曇り。市内のご夫婦が、茶道体験にいらっしゃいました。このお二人は、強運の持ち主なのかもしれませんね・・・私は、麻の単衣でお出迎えしました。まずはカフェの席で、東もん磯村の「桜葉 塩 水ようかん」という生菓子を召し上がっていただき、食後は茶道体験の...

8月24日本日は、3度目の『濃茶点前見学＆薄茶点て体験』です。風炉になって初めての茶道体験なので、まずは風炉に炭を組み湯を沸かしました。濃茶の茶碗は、園部玄哉氏と井上春峰氏の黒楽茶碗です。薄茶の茶碗は、馬場隆志氏の備前窯変蒼茶碗と吉賀将雄氏の萩茶碗です。備前窯変蒼茶碗は、正面の景色から「大正池」という銘にしました。建水は波多野英生氏の萩建水、水指は井上東也氏の朝鮮唐津水指です。茶入は江戸期の朝鮮唐津で...