書名 与謝野晶子の百首 著者 松平盟子 発行 2023年7月7日 初版 発行所 ふらんす堂 長い時間をかけて与謝野晶子を研究した歌人、松平盟子が解説する百首。 若い頃の短歌と、何人もの子供を産み育て齢を重ねて人生の喜びも苦しみも体験した 晶子の短歌は年々変化をしてゆく。 短歌を始めた頃の強烈な印象深い短歌の数々は確かに精彩を放ち、世間も驚かせた。 しかし、今でもどこか観光地へ行くと、どうも晶子の短歌に出会う。 明子が宿に宿泊したというので色紙が飾られていたり、お寺の境内でさえも歌碑が建ったりしている。 ことしはNHK大河ドラマの影響もあって、なおさら短歌に触れる機会も増える。 夫を失った紫式部…