フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
お酒(主にウイスキーとビール)の感想をアップしています。興味のあったもの、好みだったものには★~★★★印を付けています(ウイスキーよりも安価&入手難易度が低いビールの方が★が付きやすい傾向あり)。
アンデックス エクスポート ドゥンケル/Andechser Export Dunkel (Klosterbrauerei Andechs)
少し水ぽい口あたりに、酸味あるフルーツ、ドゥンケルらしい落ち着いたビターさ。もう少しパンチの強さがあっても良いかなとは感じた。何か少し足りない感じ。
グレンカダム メルロー ワイン カスク フィニッシュ/Glencadam Merlot Wine Cask Finish
少し余韻に雑味や若さを感じるが、全体的にはまとまりが良く飲み心地が良い。ワイン樽由来の癖や臭さも無く、ほどよい酸味があるベリー系のフルーティさが良くマッチしている。
レッツ ダンス/Let's Dance (Dark Revolution)
★サッパリながら濃厚でクリーミー。フローラルさとビターさとフルーツがガツンとくるが、バランスが良いので飲みやすい
ブリュヌオー トリプル オーガニック&グルテンフリー/Brunehaut Triple Organic & Gluten Free (Brasserie de Brunehaut)
少し風味は薄め、水っぽくビターさが強め。アンバーと比べるとグルテンフリーの悪い特徴が増していてイマイチ。トリプルならもう少し風味の深さと複雑さが欲しい。
カリラ 蒸留所限定 カスクストレングス/Caol Ila Distillery Exclusive Cask Strength
★若干若さはあるがバランスがとても良い。ワイン樽感はそこまで強くないが、その分カリラらしい風味がしっかり味わえるでむしろ良いと思う。コスパは悪いが、バーや蒸溜所で楽しむ分にはオススメできる。
ブリュヌオー アンブレ オーガニック&グルテンフリー/Brunehaut Ambrée Organic & Gluten Free (Brasserie de Brunehaut)
グルテンフリーは何となく味がぼやけることが多いので回避していたが、風味の豊かさや複雑さはかなり良い。醤油感はややアンマッチな印象もあるが、個性的で悪くはない。もう少し風味が分厚かったらとは思った。
クインタス/Quintus (Mount Saint Bernard Abbey+Round Corner Brewing)
★★★どっしりした穀物感と強めの甘さ、そこに華やかなホップ由来のフルーツとフローラルさ。派手ではあるが、分厚くクリーミーな麦芽のおかげで調和が抜群に取れている。イングリッシュビターらしい心地いい飲み口で、EBSとしては過去イチの好み。
ガーヴァン 26年 1996 Cask 910329/Girvan 26yo 1996 Cask 910329 (The Red Cask Co.)
★グレーンらしいさっぱりとした後味も、ほどよい甘さとスパイシーさのバランスは良い。熟成具合がしっかりして濃厚な割には癖は少ない。21年スプリングバンクに期待する基準通りくらい。
トリポルテュー フルムーン 12/Triporteur Full Moon 12 (B.O.M. Brewery)
★★★クアドルペルらしい濃厚なダークフルーツと複雑なローストモルトの風味。さらにスモークさやサワーさが良い具合に調和していて、単調さやしつこさの無い風味になっている。素晴らしい出来だと思う。
パン デピス - アンブレ ミエル & エピス/Pain d'épices - Ambrée miel & épices (Brasserie Les Intenables)
ホップなラベルとコンセプトから想像するほど甘すぎない。ある程度飲みやすさを残しつつ、個性的で面白い風味。甘いウィンタービールが好きなら良いと思うが、個人的な好みか好みで無いかで行くと、好みではないので★なし。
スプリングバンク 21年 2023リリース/Springbank 21yo 2023 Release
少し荒さが悪目立ちしている印象。正直これまで飲んだスプリングバンク21年の中ではワースト。口あたりも良いし、スプリングバンクらしい素朴さに、トロピカルフルーツを中心としたフルーツ感も悪くないが、少しチグハグしている。決して悪くないが、これなら12年カスクストレングスで良い気がする。
メイエールズ トリプル バレル ウイスキー/Meyer's Triple Barrel Whisky (Brasserie Sainte Cru)
蜂蜜やウイスキー由来の独特の癖やパンチがあることに加えて、余韻にくる八ツ橋っぽいスパイス感やスモーク風味がかなり独特。オーキーさもウイスキー樽感が感じられて、モルト感もビールとウイスキーの間のような印象。
ホワイト IPA ビオ/White IPA Bio (Brasserie de Vézelay)
★かなり強烈な個性で、草っぽいホップのビターさが鋭く強烈に来る。奥に黄色いフルーティさや発酵感が感じられるが、とかくホップのインパクトが強い。ブルーチーズなどの癖のあるつまみと合わせて飲みたい。
★★ティラミスっぽいほろ苦さのある甘さに、程よいスパイスとダークフルーツ、醤油っぽいニュアンスもある。ピートスモークはトップに乗っかっている感じで、こちらも程よいバランス。★1.5くらい。オフィシャルボトルとしては秀逸。
シルキー ヴァイス/Silky Weiss (Bières Georges)
夏らしい爽やかなヴァイス。柑橘は酸味強すぎず、小麦感も軽やか。口あたりは炭酸感含めて滑らかで優しいが、味はクリーミーと言うよりさっぱり。
ババリア プレミアムビール/Bavaria Premium Beer
ハイネケンの風味が背後にチラチラ見える。軽快な麦芽と柑橘感、ハイネケンよりは少し濃いめ重めの余韻。重いとはいえ、あくまでハイネケン比なので、一般的には軽く飲みやすいレベル。
リンシュルジェ/L'Insurgée (Brasserie La Canaille)
★ダブルIPAぽいバーブのビター感も、ローストした穀物の風味も負けておらず調和しており、余韻に至るまでどっしりとした飲みごたえ。個性がある面白いトリプル。
★★非常に美しいバランスのオクトモア。5年とは思えない複雑さと、オクトモアらしいパンチの強烈さ。特に香りがセクシー。オクトモアの完成系のひとつだと思う。
すこし甘さが強いが、後味は割とサッパリ気味に切れていく、飲み心地のいいピルスナー。これと言った特徴は無いが、その分引っ掛かりなく気軽に飲める風味。
スタンダードな旨さのラガー。変な個性が無く基本に忠実な風味で、普段飲みとしてとても良い出来。
ザ・ダブルタップ/The Double Tap (Le 16/9ème)
★★フルーティさは控えめでビールらしい穀物感がズドンとくる。後ろから来るほのかな埃っぽさやスモークも良い感じで、個性的で個人的に好みな風味。
ラフロイグ エレメント 1.0/Laphroaig Elements 1.0
★程よい熟成とポンチの強さも、ピート香や口あたりは想像したよりも柔らかく飲み心地が良い。バランスが良く、定期リリースされるカスクストレングスとは違った面白みがある。ややコスパは悪いので、バーで試してから買った方が良い(合わなければ同じ値段でカスクストレングス2本買った方が良い)。
ビクトリア マラガ/Victoria Málaga (Cervezas Victoria)
普段飲みとしてちょうどいいバランス。しっかり目のボディなので、味付けしっかり目の料理との相性が良さそう。
ラガーに近い雰囲気を感じるアンバーエール。ボディは比較的どっしり目。ベルギースタイルの華やかさなエールと言うよりも、しっかりした麦芽感と素直なフルーティさ。イギリスらしいエール。
ラガヴーリン 25年 200周年記念ボトル/Lagavulin 25yo 200th anniversary
★完成度が高くパワフルなラガヴーリン。満足度は高いが、個人的には期待したほどでは無かった。ボトルのラスト1杯だったので、風味が多少飛んでいた可能性も・・・。そうだとしたら、それでこのパンチの強さと風味の豊かさは素晴らしいと思う(とはいえ評価しようがないので★1)
ブランシュ ドゥ シャブリー/Blanche de Chambly (Unibroue)
さっぱり飲める夏向きのウィートビア。少し厚みと複雑さにかけるが飲みやすく、特に魚介系の食事には合わせやすい。
クリーミーで軽快、飲みやすい穀物感。特に感動もしないが、普段飲みとしてはちょうどいい気軽さ。食事と合わせやすい風味。
スプリングバンク 18年 2023年リリース/Springbank 18yo 2023 Release
★しっかりとしたスプリングバンクらしい出来。樽感の癖がやや強いが、全体としてのまとまり、口あたりは良い。正規価格ならボトルで買っても良いかなと言う感じ、悪くない。
マッカ メダ/Macca Meda (Birrificio Barley)
★かなりこってりしたトロピカルな黄色いフルーツの風味が満載。度数も高いのでインパクトが強い。個性的な風味で面白かった。
★ストロングエールと言うよりレッドエールに近い軽快さとベリー系の複雑さ。少しアルコール感が強い気もするが、特に魚介とは合わせやすい風味で、サンピエトロ島らしい風味と思う。
ボウモア 25年 アンソロジー 02/Bowmore 25yo The Distiller's Anthology 02
★★★~★★繊細ながらふくよか。香味はレモン系でさっぱりしているが、同時にクリーミーさや華やかさ、フローラルさも複雑に入り乱れていて、ボウモアのバーボン樽熟成に欲しい要素がしっかりあると思う。シェリー樽熟成のアンソロジー 01と比べて評価は低いが、個人的にはかなり好み。
イクヌーザ アンブラ リンピダ/Ichnusa Ambra Limpida
濃厚でねっとりした風味。通常のイクヌーザと毛色が違い、少ししつこい位の印象。食事と一緒にと言うよりも、少し癖のあるチーズや甘めのデザートと合わせたい風味。
フィンラガン IPA/Finlaggan IPA (Islay Ales)
フルーティさは軽快でフローラル、ミドルボディでどことなくスモーキーさも感じるが飲みやすいバランス。IPAとしては派手ではないが個性のある風味。
ボウモア 18年 アイラフェス2023/Bowmore 18yo Fèis Ìle 2023
★★華やかでパワフルなボウモア。シェリー樽の濃厚な甘さと柔らかいピート感や塩気、ほどフローラルさやオークの風味。上品で濃厚、バランスが非常に良い。ここ数年リリースされているボウモア18年アイラフェスボトルの中では一番良いと思う。
ブラック ハート/Black Heart (BrewDog)
★かなりクリーミーで、複雑ながら軽快、軽快ながら薄くなくしっかりした風味があり美味い。ギネスを意識しただけあり傾向は近いが、少しフルーツ感が強く、上品な口あたり。
レモネードやカクテル的な軽快さ。小麦感はあるがさっぱりしていて非常に軽い飲み口。魚介系の食事とも合わせやすい風味。
イクヌーザ アニマ サルダ/Ichnusa Anima Sarda
★イクヌーザらしい香ばしい穀物と滑らかな口あたり。普段飲みとしてとても優秀。これで良い感が強い。樽生のアナ スピナと同じ銘柄のようだが、個人的には缶瓶バージョンのアニマ サルダの方が旨い気がした(この辺は店の環境次第だけど)。
ボウモア 19年 ハンドフィル シングルカスク/Bowmore 19yo Hand Filled Single Cask
★軽快で程よい熟成感。柑橘感も軽快ながらも熟成感は感じる。バーボン樽熟成のみだがねっとりした感じはなく、通常のボウモア18年よりシャープでクリア、塩気やピートスモークも強め。シングルカスクらしい、いい意味での荒さ。
ディオール ブリュンヌ/Diôle Brune (Brasserie des Carrieres)
しっかりしたダークフルーツやロースト麦芽、スパイスの風味が混在した重いボディ。バランスは少し違和感があり、うまく調和していない印象。
ジャックス プレシャス IPA/Jack's Precious IPA (Brouwerij The Musketeers)
★さっぱり軽快なボディで、ハーブ由来の柑橘やビターさはどっしり、切れ味のいい余韻。ホップもしつこさは無く、ベルギーIPAらしい穀物感を引き立たせるバランス。
スプリングバンク 25年 2023リリース/Springbank 25yo 2023 release
★★スプリングバンクらしい素朴でしっかり骨太な麦芽、塩気や藁感を伴ったスモーク、リンゴやベリー系のやや酸味のあるフルーティさ。最高とは言えないが、オフィシャル25年に相応しい上質な出来。
サン パルドン/Sans Pardon (Dochter van de Korenaar)
★まとまりの良いインペリアルスタウト。ルイボスの影響は良く分からなかったが、変な風味はなく王道と言える風味。
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フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
★★ホップ感が絶妙、プレモルよりフローラルさやフルーティさが上品で複雑。香りで特に感じるフレッシュでジューシーなフルーティさは何とは特定しにくいが余り無い感じで面白い。
★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足りない以外は完璧。好き。
★蜂蜜9%添加と多めなので香りは蜂蜜感が全開だが、飲むとそこまで強くない。甘さの種類が普段飲むビールとは違う感じで違和感を感じるが、バランスはそこまで崩れていない。ハニービールとしてのバランスは良いと思う。
安定感ある旨味も、後味の柑橘ピール感が少し青臭い印象があった。モルティさはさっぱりして程よく香ばしいので良かったが、その分余韻が少し目立って邪魔な印象。
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌いな人は厳しいと思う。
シャープでパンチがあるトリプル。少しアルコール感はあるが良い感じにフルーツとモルティさのバランスが取れている。ハーバルなビターさはやや強く、アルコールの嫌なニュアンスを消してくれている印象。
柑橘中心のサッパリ癖のない風味。甘さ控えめで軽いが、パンチはそこそこあるので軽すぎではない。低温発酵の恩恵か雑味は少ない。
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
★ベルギースタイルのストロングエールらしい濃厚な風味。ダークフルーツの甘さは甘すぎず、ロースト感も程よい。少し単調ではあるが悪くはない。複雑な濃厚さが欲しい人には物足りないかも知れない。
ギリシャらしい穀物感強い風味。穀物と柑橘のシンプルな風味で、変な癖は無く飲みやすく、滑らかで香ばしい。しつこさや重さが無く飽きにくい風味なので普段飲みにしやすそう。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
香りは発酵したような癖のあるトロピカルフルーツが目立ち、飲むとやや控えめになる物のそれでもやや独特の癖は感じる。ビールらしさとフツーティさの調和は取れている。
軽快、口あたり軽いパンやワインぽい雰囲気。フランスらしいおしゃれさが感じられる夏っぽい軽やかな風味も、余韻に少しえぐみがある。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
軽快でフローラル、穀物感は軽いがクリーミー。アルコール度数が低い事もあり、食事とともに飲むのにも最適な風味。
★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
しっかりしたロースト感にブドヴァルらしい軽快な飲み口のバランスが良い。ダークラガーだが飲みやすく、日本で販売されているダークラガーに系統は近いが、ロースト感はしっかり強め。
★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。
芯がありつつ熟成感があり上品で飲みやすいブレンデッド。ダフトミルらしさがしっかり感じられる。これならダフトミルを飲んだ方が良いが、ブレンデッドとしてのバランスは良い。£135という価格を考えると買うのは少し躊躇するか。
程よいコクと発酵感ある麦汁や黄色いフルーツ。特別感は無いが、飲みやすい癖の少ない風味。普段飲み用だが、淡白な食事だと邪魔かもしれない。
コースタル感ある塩気を纏ったスモークにピリッと刺すようなスパイシーさ、甘さはシンプルなリンゴやオレンジ、余韻にかけてクリーミーなカスタード。バランスは良いがまだ粗削り。
クリスマスエールではあるが一般的なクリスマスエールとは少し毛色が違い、むしろクアドルペルに近い。ジュニパーらしいベリー感はあるがそこまで特徴的ではない。悪くは無いが印象に残らない味。
スタンダードでクセがなく、穀物も程よくコクあるラガー。結構良い。度数も低く特に食事との相性がとても良く、普段飲みのビールとしては優秀。少し★を付けるか迷った。
★フレッシュなリンゴのフルーティさ、蜂蜜やマーマレードのねっとりした甘さ、奥にバニラ、しっかり骨太な麦芽感や藁っぽいスモーキーさと、全体のバランスと風味の移り変わりが良い感じ。
★★甘さはまったり濃厚で複雑だがしつこくなく、しっかりとしたモルティさが主体。スパイス感も程よく、度数ほどはアルコールの棘は感じない、飲み心地の良いストロングエール。
ねっとりしたスモーキーさとややはっきり目の原酒感。ラムの風味もしっかり感じるが、正直個人的に短熟ウイスキーとの相性は悪いと思っていて、原酒の悪い癖も増強されている印象。ハーブ感とスモーク感の組み合わせが好きな人なら行ける。
★度数を感じさせないスッキリしたながら、ベルギービールらしいフルーティさとフローラルさはしっかり感じられる。余韻のハーバル感が強く、グルートらしさを味わえる。インフェルノという名前とは対照的に上品なバランス。
飲みやすいアンバーエール。かなりサッパリした風味で飲み疲れない反面、個人的にはもう少し飲みごたえやパンチが欲しい。
★素朴な麦芽中心の骨太な骨格をしっかり残したまま、熟成感は程よくあってクリーミーなバニラの甘みもちょうど良い。特別良いわけでは無いが安心できる風味。★0.5くらい。
★~★★ほどよいスモーク感とキャラメルや黒蜜、やや強めのイチゴジャムのような甘さ。とは言えスモーク感とも調和していて下品な甘さでは無い。飲み心地がよく、かなり好みの風味。
アップルパイのような香ばしさもあるフルーティさと程いいスモーキーさは調和している。メロン的な青いフルーティさやスパイシーさもピート香との相性は良い。特にこれと言った個性が無いのが残念ではあるが悪くはない。
穀物感が強く、そこに黄色いフルーティさと酵母のフローラルさが広がる。少しコーンっぽい軽さも感じられる。余韻は柑橘ピールのビターさが強く続く。元祖だから当たり前と言えば当たり前だが、ベーシックな風味のトリプル。
★★しっかりした熟成感と複雑さが合いまった旨いオクトモア。ボディも分厚くパンチ十分。樽感はバーボン樽がメインで、奥にワイン樽を感じる程度。少しピークを過ぎた印象もあるが、変な癖は出ておらずまだまだ。
★★しっかりしたピーチの甘さとカルダモンのスパイシーさとミント感、ランビックらしい酸味のバランスが良く、素晴らしい飲みやすさ。出来の良いビアカクテル。余韻に少しビールらしさはあるが変なえぐみは無い。かなり好み。
えぐみはそこまで出ていないが、少し荒さが悪目立ちする。青いフルーツや草っぽい風味が中心で、甘さは下品では無いが余り調和は取れていない印象。
★~★★アイラモルトっぽいどっしりとしたスモーキーさと麦芽の深い風味、コーヒー系のビターさが織りなす落ち着いた風味。変にベタベタした甘さも無く、飲んでて安らぐ。個人的に好きな風味で★1.5くらい。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・クワレモント ブロンド/Kwaremont Blond ・デ・ブラバンデール醸造所(ベルギー)/Brouwerij De Brabandere ・6.6% ・ブロンドエール デ・ブラバンデール醸造所はベルギーのウェスト=フランデレン州にある1894年設立の家族経営の醸造所。BavikやPetrusブランドのビールも生産しています。 今回テイスティングしたクワレモント ブロンドは、ベルギーの有名な自転車レースであるツール・デ・フランドルのオフィシャルビールです。商品名もツール・デ・フランドルの難所「オウデ・クワレモント」から取られており、オウデ・ク…
例年よりも少し磯感が強めな印象で、ねっとりした風味。シェリー感は穏やか。個人的な好みとしてはやや劣るが、完成度の高さは相変わらず。