フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
お酒(主にウイスキーとビール)の感想をアップしています。興味のあったもの、好みだったものには★~★★★印を付けています(ウイスキーよりも安価&入手難易度が低いビールの方が★が付きやすい傾向あり)。
アードベッグ 14年 アンソロジー ザ・ユニコーンズ・テール/Ardbeg 14yo Anthology The Unicon's Tale
しっかりした甘めの味付けと塩気、ウッドスモークは焦げたニュアンスがはっきり感じられる。ワイン樽熟成らしいムワっとした癖がある。決して悪くは無いが、値段や個人的な好みから、ボトルで買いたいとは余り思えない。
ナイトライト マイルド/Nightlight Mild (Elmtree Beers)
濃厚だが飲みやすい。香りと味が少しミスマッチで全体的なバランスがやや悪い気もするが、ベリー系のフルーティさとロースト感が棘なく楽しめる一杯。
アードベッグ 13年 アンソロジー ザ・ハーピーズ・テール/Ardbeg 13yo Anthology The Harpy's Tale
★少し塩気やオーク感に棘を感じるが、全体としての風味は良く、ワイン樽感も嫌味なく出ている。ここ数年のアイラフェスを含む限定ボトルの中ではかなり良いレベルだと思う。相変わらず価格には見合っていないが、実験としては面白いし熟成年数にも見合っている。ギリ★1
ノース スカイ スタウト/North Sky Stout (Allagash)
★★かなり上質で雑味の無い堅実な風味。濃厚系ビールにありがちな変な方向に凝ったような要素も無く、素直な旨味のみが楽しめる風味はとても好印象だった。個人的な好みな事もあり★2
アードベッグ 17年 2024 リリース/Ardbeg 17yo 2024 Release
アードベッグらしい軽快さにレモンの風味、ヨード感あるピートに加えてフローラルさも強く出ている。TENをより複雑にして円やかにした感じ。悪く無いけど少し中途半端。
リトルクリーチャーズ ペールエール/Little Creatures Pale Ale
フルーティではあるが派手ではなく、シンプルな穀物感と落ち着いたシトラスの風味、少し重めだがしつこくはなく飲みやすい。普段飲み用。
アードベッグ スペクタキュラー/Ardbeg Spectacular
少し雑味が多い印象だが、焦がした風味はガツンと良い感じ。一年前のBizaareBQよりBBQっぽい。甘さは飲んだ瞬間は結構強く感じるが、ポート樽感がはっきりあるかと言われると余り無く、しいて言うならゴムやレザーっぽい癖は後ろにある。イマイチ。
ラ・マスカニョッタ/La Mascagnotta (Birrificio Mascagni)
★分厚く芳醇、飲みごたえのあるIPA。IPAとしてもビターさがかなり強いので好みは分かれそう。初めは少ししつこい印象があったが、飲み進めても重くなりすぎず、徐々にバランス良く感じられるようになる。
ロサ ブランカ 3.4%/Rosa Blanca 3.4% (Damm)
クリーミーで香ばしい穀物の風味が中心で、フルーティさはシンプル。ただし余韻のビターさは弱いながら意外と長い。度数の割にしっかりした飲みごたえ。
アードベッグ ビザーベキュー/Ardbeg BizarreBQ
★通常のアードベッグ10年よりボディが重め、ベタっとした炭っぽさやスパイシー、塩気は強く、シェリー樽感は程よく干しブドウ系の甘さが広がる。しっかりまとまりの良いボトル。コスパもアードベッグにしては良い。アイラフェスボトルも毎年これ位クリアして欲しい。
ラガーにしては少し甘さが強いが、しつこすぎずボチボチ。余韻はラガーっぽいサッパリした切れ味で少し水っぽさもある。
トルバドゥール ウィンター/Troubadour Winter (Musketeers)
★ローストした麦芽と濃厚な黄色いフルーツとキャラメル、そこにクリスマススパイスが立ち上がってくる。嫌味なくクリスマスエールらしい風味。
ラガヴーリン 14年 アイラフェス 2023/Lagavulin 14yo Fèis Ìle 2023
★ラガヴーリンらしい分厚い穀物にトロピカルフルーツや乳酸、トップにアルマニャック樽由来のブドウの風味がしっかり出ている。迫力のある好みの風味。コスパは悪いが買って後悔はしなさそう。
モルトン マーヴェル ダブルIPA/Malt’n Marvel Double IPA (Ftelos Brewery Santorini)
★アメリカンなタイプのIPAで、ド派手とまでは行かないが派手め。バランスは取れておりギリギリ上品な部類。クリーミーな口あたりが良く、パンチの強さを良い具合に包み込んでくれる。
★フローラルで華やかなラガー。穀物感やフルーティさは複雑で、甘さや余韻のサッパリさが丁度良い。スペシャル感のあるラガーで、個人的にかなり好み。
★~★★系統としては15.2に近いがより出来は良い。過去に評価が高かった6.3などと比べるとやや完成度は劣る気もするが、クリーミーな口あたりに、柔らかいフルーティさやバニラの甘さ、特に飲んだ時のピートのパンチの強さはいかにもオクトモアと言った所で満足感が大きい。
暑い日にピッタリな、度数低めでさっぱりしたシンプルなピルスナー。暑いアルバニアで愛される理由が良く分かる。変な風味の無いので普段飲み主軸として優秀。
ミロクレフティス フォービドゥン アップル/ΜΗΛΟΚΛΕΦΤΗΣ Forbidden Apple
★程よいコクのあるリンゴ感全開の出来の良いサイダー。少し癖はあるが冷やすと殆ど気にならないので、オンザロックなども良いと思う。
ビッラ ステラ/Birra Stela (Stefani & Co)
さっぱりした飲みやすいピルスナー。ハイネケンと近い雰囲気がする。変な癖は無く、食事とも合わせやすい風味。
塩気がかなり強く、フルーツも発酵感がややありしつこめの印象。口あたりは柔らかいが少しワイン樽特有の癖はあるので好みは分かれそう。熟成年数にしては凄く良い出来。
しっかりしたボディながら重すぎず、クリーミーで香ばしい穀物と黄色いフルーツのバランスがちょうど良い。酵母のフローラルも程よい華やかさを演出している。ギリシャらしい穀物感中心の出来の良いラガー。
マモス アンフィルタード/Mamos Unfiltered (Athenian)
ボディがしっかりあり、酵母の風味もガツンと感じられるマモス。少し癖がありしつこめの印象もあるが、ギリシャビールらしい素朴さのある風味。
★バランスのいい上品な風味。変な癖はほとんど無く、香ばしい麦芽感と柑橘フルーツ、余韻の長いピートスモークがどれも尖り過ぎずに調和している。5年物とかは置いといて普通に旨い。ここ数年のオクトモアでも最上位レベル。ヨード感も含めてピートのパンチも癖も強めの15.3と双璧で、どっちが良いかは好みの問題、素直に出来が良いのは15.1だと思う。
ダークスター プライズ オールドエール/Dark Star Prize Old Ale
★複雑で濃厚でボディが分厚い、ややパンチの強さというか粗さはあるが意外と飲みやすい。現時点でも十分旨いが、これから熟成を経て生まれる伸びしろが楽しみ。
タスカ― ケニヤン ラガー/Tusker Kenyan Lager
飲みやすくクリーミー。柑橘は甘さ・酸味が穏やかで刺々しくなくバランスが良い。良く冷やしてさっぱり飲みたいラガー。
ラガヴーリン 蒸溜所限定 バッチ01 2023/Lagavulin Distillery Exclusive Batch 01 2023
★か無し ボディ分厚くラガヴーリンらしい風味。甘さは通常の16年よりゴテゴテしているので、シンプルさが好きなら16年の方が良く、華やかさが欲しいならこの蒸溜所限定の方が良いと思う
ペローニ グラン リゼルヴァ ドッピオ マルト/Peroni Gran Riserva Doppio Malto
★骨太でフルーティでハーバル。ペローニらしい軽快な麦芽感も勿論あるが、フルーティさや複雑さが加わり、さらにクリーミーな口あたりにもなっている。美しいペローニ。個人的にはとても良かった。
メナブレア La 150° ビオンダ/Menabrea La 150° Bionda
普段飲みとしてプレミア感あるラガー。飲みやすさはあるが、ボディの強さと甘さやビターさのバランスが良く、シンプルだが満足感が高かった。
カリブ プレミアムラガー/Carib Premium Lager
程よい軽快なボディで飲みやすく、ハーブや甘めの柑橘感も強すぎずサッパリ。そこそこ飲みごたえはあるが、喉に引っ掛からない軽さ
トミントール ホワイトポートカスクフィニッシュ/Tomintoul White Port Cask Finish
原酒の粗さは残っているが、甘さやスパイシーさはしっかり出つつ、しつこいまでは行かないので飲みやすい。熟成年数は8年前後くらいか?悪くはないが、そんなに良くも無い。
ヘルケンローデ ヴェスパー トリプル/Herkenrode Vesper Tripel (Brouwerij Cornelissen)
力強いが同時に少し荒さが目立つ風味で、アルコール感やビターさが悪目立ちしている印象を受けた。甘さはややしつこく癖がある。悪くは無いが敢えて選ぼうとは思わないトリプル。
軽快で飲みやすい風味ではあるが、余韻にかけてビターさが比較的しっかり出てくる。 穀物感もミドルボディ~やや重めで粉っぽい香ばしい穀物の風味もなかなか良い。濃い味の料理との相性も良さそうで、度数以上の飲みごたえを感じた。
トミントール タウニーポートカスクフィニッシュ/Tomintoul Tawny Port Cask Finish
人工的なベリー系の風味にアルコール感が前面に出た口あたり。全体的に単調で深みが無い。ストレートで楽しむのは少し厳しいので割り材として活用したい。
酸味のあるフルーティさが少しあり、少し発酵感やスパイス感はあるが、全体的にさっぱりした飲み口で暑いシチュエーション向きの風味。少し癖のある軽さ。
スペシャル レッド/Special Red (Corfu Brewery)
派手さの無い渋い風味。コクはしっかりあるが甘さは控えめ、オークや麦主体で焼き八ツ橋ぽい印象。コルフビールとしてはやや重めの風味だが、しっかり冷やせば重すぎない。
スプリングバンク 23年 バッチ28/Springbank 23yo Batch 28 (TBWC)
★★★個性あふれるスプリングバンク。オイリーでタバコ系のどっしりしたスモーキーさにシェリーの甘さ、後からどんどん煮詰めたような甘さが強くなる。シングルカスクならではの粗さが丁度良い。素晴らしい。オフィシャルボトルの25年とか30年よりずっと好み。
アンブレ スモーキーエール/Ambrée Smoky Ale (Ninkasi)
★トップのスモーキーさとボトムにあるナッティさやフルーティさがやや分離している印象はあるが、飲み心地は良く、変な雑味もない。冷やしすぎると刺々しくなるので、ややぬるめ、10度前後がベター。
ホッピー アンド フリー/Hoppy and Free (Corfu Brewery)
飲みやすいノンアルらしい風味。ノンアルに良くある癖のある酸味フルーツは感じられるがそこまで酷くはない。柑橘感はやや甘く、のど飴みたいな印象。
グレンカダム 17年 PXシェリー クオーターカスク 2006/Glencadam 17yo PX Sherry Quarter Cask 2006
★しっかりしたシェリー樽の風味と強めの塩気が印象的。グレンカダムらしい素直な麦芽感。変な癖はギリギリ出ていない感じで、ほどよい柔らかさとパンチの強さ。買って後悔しない一本だと思う。★1.5
ドゥーニエ/Deugniet (Brasserie du Bocq)
しっかりした麦芽のパンチとシャープさのあるフルーティさ。少し荒い印象があるのと、飲みやすいとはいえ、単調なせいか徐々に飲み疲れる感が強くなる。
ヴァイス アモロサ/Weiss Amorosa (Corfu Brewery)
★ヴァイスビアとしてはシンプルで標準的だが、上品で丁寧な出来を感じる。クリーミーな穀物とコクのある黄色いフルーツも良くマッチしている。美味しい普段飲み。
グレンカダム 15年 マデイラ 2008/Glencadam 15yo Madeira 2008
程よい熟成感で風味のバランスも良い。メルローカスクと似た傾向だがより熟成感があり、オークやナッツ感も強い。スモーキーさは同じくらいがやや弱い位。悪くは無いが、改めてメルローの完成度を実感できる。
★★美しい熟成感のハニービア。程よい酸味のあるフルーツとコクのあるロースト麦芽、チョコレート、スパイスの香りが複雑に調和している。素晴らしいバランス。★3か迷った。
ビター ダーク/Bitter Dark (Corfu Brewery)
香りはエールっぽい華やかさも味はさっぱり目のラガー。飲みやすくて程よいコクとロースト感があり暑くても飲みやすい。
キルホーマン バッチストレングス/Kilchoman Batch Strength
★かなり出来の良いキルホーマン。これ迄飲んだオフィシャルボトルの中ではベスト1,2位の旨さ。しっかりしたピートのパンチにスパイシーさ、しっかりしつつもしつこくない甘さ。バランスがとても良い。★1.5。
イオニアン ピルスナー/Ionian Pilsner (Corfu Brewery)
さっぱりした飲み口だがコクも程よくある。食事とも合わせやすいし、単独でも満足感のある風味。普段飲みとしてはかなり良い。
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フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
★★ホップ感が絶妙、プレモルよりフローラルさやフルーティさが上品で複雑。香りで特に感じるフレッシュでジューシーなフルーティさは何とは特定しにくいが余り無い感じで面白い。
★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足りない以外は完璧。好き。
★蜂蜜9%添加と多めなので香りは蜂蜜感が全開だが、飲むとそこまで強くない。甘さの種類が普段飲むビールとは違う感じで違和感を感じるが、バランスはそこまで崩れていない。ハニービールとしてのバランスは良いと思う。
安定感ある旨味も、後味の柑橘ピール感が少し青臭い印象があった。モルティさはさっぱりして程よく香ばしいので良かったが、その分余韻が少し目立って邪魔な印象。
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌いな人は厳しいと思う。
シャープでパンチがあるトリプル。少しアルコール感はあるが良い感じにフルーツとモルティさのバランスが取れている。ハーバルなビターさはやや強く、アルコールの嫌なニュアンスを消してくれている印象。
柑橘中心のサッパリ癖のない風味。甘さ控えめで軽いが、パンチはそこそこあるので軽すぎではない。低温発酵の恩恵か雑味は少ない。
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
★ベルギースタイルのストロングエールらしい濃厚な風味。ダークフルーツの甘さは甘すぎず、ロースト感も程よい。少し単調ではあるが悪くはない。複雑な濃厚さが欲しい人には物足りないかも知れない。
ギリシャらしい穀物感強い風味。穀物と柑橘のシンプルな風味で、変な癖は無く飲みやすく、滑らかで香ばしい。しつこさや重さが無く飽きにくい風味なので普段飲みにしやすそう。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
香りは発酵したような癖のあるトロピカルフルーツが目立ち、飲むとやや控えめになる物のそれでもやや独特の癖は感じる。ビールらしさとフツーティさの調和は取れている。
軽快、口あたり軽いパンやワインぽい雰囲気。フランスらしいおしゃれさが感じられる夏っぽい軽やかな風味も、余韻に少しえぐみがある。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
軽快でフローラル、穀物感は軽いがクリーミー。アルコール度数が低い事もあり、食事とともに飲むのにも最適な風味。
★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
しっかりしたロースト感にブドヴァルらしい軽快な飲み口のバランスが良い。ダークラガーだが飲みやすく、日本で販売されているダークラガーに系統は近いが、ロースト感はしっかり強め。
★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。
芯がありつつ熟成感があり上品で飲みやすいブレンデッド。ダフトミルらしさがしっかり感じられる。これならダフトミルを飲んだ方が良いが、ブレンデッドとしてのバランスは良い。£135という価格を考えると買うのは少し躊躇するか。
程よいコクと発酵感ある麦汁や黄色いフルーツ。特別感は無いが、飲みやすい癖の少ない風味。普段飲み用だが、淡白な食事だと邪魔かもしれない。
コースタル感ある塩気を纏ったスモークにピリッと刺すようなスパイシーさ、甘さはシンプルなリンゴやオレンジ、余韻にかけてクリーミーなカスタード。バランスは良いがまだ粗削り。
クリスマスエールではあるが一般的なクリスマスエールとは少し毛色が違い、むしろクアドルペルに近い。ジュニパーらしいベリー感はあるがそこまで特徴的ではない。悪くは無いが印象に残らない味。
スタンダードでクセがなく、穀物も程よくコクあるラガー。結構良い。度数も低く特に食事との相性がとても良く、普段飲みのビールとしては優秀。少し★を付けるか迷った。
★フレッシュなリンゴのフルーティさ、蜂蜜やマーマレードのねっとりした甘さ、奥にバニラ、しっかり骨太な麦芽感や藁っぽいスモーキーさと、全体のバランスと風味の移り変わりが良い感じ。
★★甘さはまったり濃厚で複雑だがしつこくなく、しっかりとしたモルティさが主体。スパイス感も程よく、度数ほどはアルコールの棘は感じない、飲み心地の良いストロングエール。
ねっとりしたスモーキーさとややはっきり目の原酒感。ラムの風味もしっかり感じるが、正直個人的に短熟ウイスキーとの相性は悪いと思っていて、原酒の悪い癖も増強されている印象。ハーブ感とスモーク感の組み合わせが好きな人なら行ける。
★度数を感じさせないスッキリしたながら、ベルギービールらしいフルーティさとフローラルさはしっかり感じられる。余韻のハーバル感が強く、グルートらしさを味わえる。インフェルノという名前とは対照的に上品なバランス。
飲みやすいアンバーエール。かなりサッパリした風味で飲み疲れない反面、個人的にはもう少し飲みごたえやパンチが欲しい。
★素朴な麦芽中心の骨太な骨格をしっかり残したまま、熟成感は程よくあってクリーミーなバニラの甘みもちょうど良い。特別良いわけでは無いが安心できる風味。★0.5くらい。
★~★★ほどよいスモーク感とキャラメルや黒蜜、やや強めのイチゴジャムのような甘さ。とは言えスモーク感とも調和していて下品な甘さでは無い。飲み心地がよく、かなり好みの風味。
アップルパイのような香ばしさもあるフルーティさと程いいスモーキーさは調和している。メロン的な青いフルーティさやスパイシーさもピート香との相性は良い。特にこれと言った個性が無いのが残念ではあるが悪くはない。
穀物感が強く、そこに黄色いフルーティさと酵母のフローラルさが広がる。少しコーンっぽい軽さも感じられる。余韻は柑橘ピールのビターさが強く続く。元祖だから当たり前と言えば当たり前だが、ベーシックな風味のトリプル。
★★しっかりした熟成感と複雑さが合いまった旨いオクトモア。ボディも分厚くパンチ十分。樽感はバーボン樽がメインで、奥にワイン樽を感じる程度。少しピークを過ぎた印象もあるが、変な癖は出ておらずまだまだ。
★★しっかりしたピーチの甘さとカルダモンのスパイシーさとミント感、ランビックらしい酸味のバランスが良く、素晴らしい飲みやすさ。出来の良いビアカクテル。余韻に少しビールらしさはあるが変なえぐみは無い。かなり好み。
えぐみはそこまで出ていないが、少し荒さが悪目立ちする。青いフルーツや草っぽい風味が中心で、甘さは下品では無いが余り調和は取れていない印象。
★~★★アイラモルトっぽいどっしりとしたスモーキーさと麦芽の深い風味、コーヒー系のビターさが織りなす落ち着いた風味。変にベタベタした甘さも無く、飲んでて安らぐ。個人的に好きな風味で★1.5くらい。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・クワレモント ブロンド/Kwaremont Blond ・デ・ブラバンデール醸造所(ベルギー)/Brouwerij De Brabandere ・6.6% ・ブロンドエール デ・ブラバンデール醸造所はベルギーのウェスト=フランデレン州にある1894年設立の家族経営の醸造所。BavikやPetrusブランドのビールも生産しています。 今回テイスティングしたクワレモント ブロンドは、ベルギーの有名な自転車レースであるツール・デ・フランドルのオフィシャルビールです。商品名もツール・デ・フランドルの難所「オウデ・クワレモント」から取られており、オウデ・ク…
例年よりも少し磯感が強めな印象で、ねっとりした風味。シェリー感は穏やか。個人的な好みとしてはやや劣るが、完成度の高さは相変わらず。