フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
お酒(主にウイスキーとビール)の感想をアップしています。興味のあったもの、好みだったものには★~★★★印を付けています(ウイスキーよりも安価&入手難易度が低いビールの方が★が付きやすい傾向あり)。
穀物の前面に酸味ある柑橘系のフルーツ感が複雑に広がり、余韻にはハーブやフローラルさが上品に広がる。IPAだが鋭い棘は無く、バランス良く飲みやすい。
ストラサーン バッチ1/Strathearn Batch 1
アップルパイっぽい煮込んだリンゴの甘さとデニッシュ生地の香ばしさがしっかり。少し若い原酒らしい粗さやえぐさはある。
バリスタ チョコレートクアッド (キャスティール)/Barista Chocolate Quad (Kasteel)
★★濃厚なブラウニーのようなチョコレート系の甘さはかなり強いが、それに負けない深煎り麦芽の風味と飲み心地を良くする柑橘感。こういうこってり系にしては個人手に好みなバランスの良さ。
ザ・ヒーラック アイル・オブ・ハリス リリース 2/The Hearach Isle of Harris Whisky Release 2
フローラルさと穏やかなスモーキーさ、青竹感を含む原酒の若さは多少はあるが嫌みはほとんどなく飲みやすい。口あたりも柔らかい。熟成年数の割には悪くない。1番目のリリースは若さ全開の3年熟成ではなく5年くらいは寝かせた方が安全だなと実感した。
ペトルス トリプル (デ・ブラバンデレ)/Petrus Tripel (De Brabandere)
しっかりしたボディと穏やかながら強いビターさ、全体的に穀物が強めフルーティさや甘さは控えめ。トリプルとしてはスタンダードな出来。
カリラ 2016 7年 (アデルフィ)/Caol Ila 2016 7yo (Adelphi)
シェリー感はそこまで強くない。しっかり目の塩気とスモーク、スパイシーさに柑橘系のフルーツと、シングルカスクの割にバランスがとても良い。若い原酒の刺々しさはそこまで気にならない。もう少し熟成感が欲しいが、年数の割にはとても良い。
ウィンター ウォーマー エール/Winter Warmer Ale (Hall & Woodhouse)
柔らかい口当たりの濃厚な麦芽感にローストした柑橘やクローブ系のハーブが調和した、まろやかで落ち着いた風味。多少温度高めで飲んだ方が美味しいと思う。
スピリット・オブ・ヨークシャー 2018 5年 (アデルフィ)/Spirit of Yorkshire 2018 5yo (Adelphi)
香りは流石アデルフィと言った上品さ、風味も上品な甘さが心地いいが、短熟らしい原酒感も強く感じる。頑張ったけど限界を感じる風味。
デュベル バレルエイジド バーボン バッチ No.4/Duvel Barrel Aged Bourbon Batch No.4
★★パンチが更に強く、風味はフルーティさやバニラ感が複雑に折り重なっている、少し厚化粧をした魔性の風味。通常のデュベルとは違う魅力。シメイブルーのようなダークエールでの熟成物は良くあるが、こういうゴールデンエールでの熟成もフルーティさの種類が違い非常に魅力的。
ポートシャーロット 2003 20年/Port Charlotte 2003 20yo
★少し荒さもあるが、スモーキーさや樽由来のねっとりしたボディは分厚く、クリーミーで旨味が強い。ポートシャーロットらしさがしっかり表れた一本。★1~1.5くらいだが、一緒にテイスティングしたポートシャーロットよりは少し好みでは無かった。
フェニックス IPA (モンテース)/Phoenix IPA (Monteith's)
軽いボディのIPA。主張しすぎず食事に合わせやすい風味。ホップ由来のフローラルさやフルーティさはしっかり出ているので、IPA入門としては良い気がする。
ブルックラディ ベアバーレイ 14年/Bruichladdich Bere Barley 14yo
★★非常に上品でフローラルで複雑。完成度がめちゃくちゃ高いブルックラディ。シングルカスクの良さがしっかり出ている。個人的にはクラシックラディは特にそこまで好きでは無いが、シングルカスク系になるとフローラルさや甘さの輪郭がはっきり感じられてかなり好み。このサンプルもそのうちの一つで、好みでかつ完成度が高い美しい風味でした。
M&S ベルジャン チェリー ウィートビア (ヒューグ)/M&S Belgian Cherry Wheat Beer (Huyghe)
★すごく飲みやすいが甘すぎではない。スーパー向けに作られたビールだが、流石ヒューグと言えるバランス良さ。チェリーカクテルっぽい。
ねっとりした飲み口のオクトモア。フルーツも熟したねっとりした感じで、良くある素朴な風味のオクトモアとは少し毛色が違う印象。ピート感はしっかり強いが、200超えという程のパンチの強さは無い気もするが、逆に言えばそれくらい馴染んでいる。
バランス良いラガー。サッポロ赤星やキリンラガーぽい雰囲気が感じられる。可も不可もないスタンダードな一本。
キルホーマン 100% アイラ 2023/Kilchoman 100% Isaly 2023
かなりフローラルさが出たキルホーマン。塩気やピート香はかなりしっかり目、フルーティさはかなり控え目。素朴と言えば素朴だが、結構癖があるので好みは分かれそう。
デア ブラウエ パーゲ (テーゲルンゼー)/Der blaue Page (Tegernseer)
少しこってりした甘さが強いボックで、余韻はやや強めのビターさ。ボディは分厚く飲みごたえがかなりある。
トーモア 2010 #8238275 (ダンカン テイラー)/Tormore 2010 #8238275 (Duncan Taylor)
しっかり目の塩気とスモーク、シェリー感も強いがえぐみは無くて飲みやすい。オクタブにしてはバランスが取れている印象。
デスパラドス オリジナル/Desperados Original
度数の割に飲みやすい。シャンディガフぽい軽快な飲み口。テキーラ感はあると言えばあるが、どちらかというとトニックウォーターのようなニュアンスを強く感じる。
グレンギリー 2012 オクタブ #4638243 (ダンカン・テイラー)/Glen Garioch 2012 Octave #4638243 (Duncan Taylor)
グレンギリーらしいフレッシュな燻製感やバーボン樽の甘さ、トップにシェリー樽のフルーティさ。飲みごたえのある骨太な一本。
ファストルフ ペール (ハンプティ ダンプティ)/Fastolf Pale (Humpty Dumpty)
バラエティに富む柑橘感がしっかりある飲みやすい風味。少し発酵感もある。泡立ちもとても良い。普段飲み用。
タムデュー バッチストレングス 008/Tamdhu Batch Strength 008
パンチが強いが嫌な要素も含めて強くなってるので、余り飲み心地が良くない。特に余韻が少し青臭いというかアルコール臭い。各要素は悪くないので少し残念。
悪魔のビール ホワイトエール (黄桜)/Devil's Beer White Ale (Kizakura)
シャープで軽快な小麦ビール。後味のキレが特に良い。小麦ビールで定番の柑橘やハーブの風味が中心で、そこまで複雑さは無い。
ラガヴーリン 2016 ジャズフェスティバル/Lagavulin 2016 Jazz Festival
★★熟成感はそこまで無いが、美しいバランスのラガヴーリン。甘さとスモーク、ボティの力強さと口あたりの滑らかさが絶妙。かなり好みで、長熟ラガヴーリンとは違う良さがあった。
サッポロ ラガービール/Sapporo Lager Beer
ボディ感あるやや重めの地味目な風味に、そこそこキレの良い余韻。変な小細工をしていないシンプルな香味。現在流行りの華やかなビールとは逆方向。しっかりしたラガーを飲んだなという満たされた感が強い。
タムデュー ディスティンクション III/Tamdhu Distinction III
輪郭がはっきりした風味。甘さもしっかり、オーク感はやや行き過ぎ感もある強さ。悪くは無いが、少しまとまりが無い印象を受けた。
オリオン 75BEER ホワイトエール/Orion 75BEER White Ale
さっぱりした軽快な小麦ビール。複雑さはやや欠けているが、その分邪魔な風味は無く食事とも合わせやすい印象。
モートラック 1989 33年 (アデルフィ)/Mortlach 1989 33yo (Adelphi)
★★★文句無しの出来。モートラックに求める全ての良さがある。年数や度数の割にパンチもしっかり残っているのが良い。個人的には、アデルフィの30周年ボトルの中では1,2位の出来だった。
「ブログリーダー」を活用して、ホームレス ドランカーさんをフォローしませんか?
フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
★★ホップ感が絶妙、プレモルよりフローラルさやフルーティさが上品で複雑。香りで特に感じるフレッシュでジューシーなフルーティさは何とは特定しにくいが余り無い感じで面白い。
★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足りない以外は完璧。好き。
★蜂蜜9%添加と多めなので香りは蜂蜜感が全開だが、飲むとそこまで強くない。甘さの種類が普段飲むビールとは違う感じで違和感を感じるが、バランスはそこまで崩れていない。ハニービールとしてのバランスは良いと思う。
安定感ある旨味も、後味の柑橘ピール感が少し青臭い印象があった。モルティさはさっぱりして程よく香ばしいので良かったが、その分余韻が少し目立って邪魔な印象。
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌いな人は厳しいと思う。
シャープでパンチがあるトリプル。少しアルコール感はあるが良い感じにフルーツとモルティさのバランスが取れている。ハーバルなビターさはやや強く、アルコールの嫌なニュアンスを消してくれている印象。
柑橘中心のサッパリ癖のない風味。甘さ控えめで軽いが、パンチはそこそこあるので軽すぎではない。低温発酵の恩恵か雑味は少ない。
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
★ベルギースタイルのストロングエールらしい濃厚な風味。ダークフルーツの甘さは甘すぎず、ロースト感も程よい。少し単調ではあるが悪くはない。複雑な濃厚さが欲しい人には物足りないかも知れない。
ギリシャらしい穀物感強い風味。穀物と柑橘のシンプルな風味で、変な癖は無く飲みやすく、滑らかで香ばしい。しつこさや重さが無く飽きにくい風味なので普段飲みにしやすそう。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
香りは発酵したような癖のあるトロピカルフルーツが目立ち、飲むとやや控えめになる物のそれでもやや独特の癖は感じる。ビールらしさとフツーティさの調和は取れている。
軽快、口あたり軽いパンやワインぽい雰囲気。フランスらしいおしゃれさが感じられる夏っぽい軽やかな風味も、余韻に少しえぐみがある。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
軽快でフローラル、穀物感は軽いがクリーミー。アルコール度数が低い事もあり、食事とともに飲むのにも最適な風味。
★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
しっかりしたロースト感にブドヴァルらしい軽快な飲み口のバランスが良い。ダークラガーだが飲みやすく、日本で販売されているダークラガーに系統は近いが、ロースト感はしっかり強め。
★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。
芯がありつつ熟成感があり上品で飲みやすいブレンデッド。ダフトミルらしさがしっかり感じられる。これならダフトミルを飲んだ方が良いが、ブレンデッドとしてのバランスは良い。£135という価格を考えると買うのは少し躊躇するか。
程よいコクと発酵感ある麦汁や黄色いフルーツ。特別感は無いが、飲みやすい癖の少ない風味。普段飲み用だが、淡白な食事だと邪魔かもしれない。
コースタル感ある塩気を纏ったスモークにピリッと刺すようなスパイシーさ、甘さはシンプルなリンゴやオレンジ、余韻にかけてクリーミーなカスタード。バランスは良いがまだ粗削り。
クリスマスエールではあるが一般的なクリスマスエールとは少し毛色が違い、むしろクアドルペルに近い。ジュニパーらしいベリー感はあるがそこまで特徴的ではない。悪くは無いが印象に残らない味。
スタンダードでクセがなく、穀物も程よくコクあるラガー。結構良い。度数も低く特に食事との相性がとても良く、普段飲みのビールとしては優秀。少し★を付けるか迷った。
★フレッシュなリンゴのフルーティさ、蜂蜜やマーマレードのねっとりした甘さ、奥にバニラ、しっかり骨太な麦芽感や藁っぽいスモーキーさと、全体のバランスと風味の移り変わりが良い感じ。
★★甘さはまったり濃厚で複雑だがしつこくなく、しっかりとしたモルティさが主体。スパイス感も程よく、度数ほどはアルコールの棘は感じない、飲み心地の良いストロングエール。
ねっとりしたスモーキーさとややはっきり目の原酒感。ラムの風味もしっかり感じるが、正直個人的に短熟ウイスキーとの相性は悪いと思っていて、原酒の悪い癖も増強されている印象。ハーブ感とスモーク感の組み合わせが好きな人なら行ける。
★度数を感じさせないスッキリしたながら、ベルギービールらしいフルーティさとフローラルさはしっかり感じられる。余韻のハーバル感が強く、グルートらしさを味わえる。インフェルノという名前とは対照的に上品なバランス。
飲みやすいアンバーエール。かなりサッパリした風味で飲み疲れない反面、個人的にはもう少し飲みごたえやパンチが欲しい。
★素朴な麦芽中心の骨太な骨格をしっかり残したまま、熟成感は程よくあってクリーミーなバニラの甘みもちょうど良い。特別良いわけでは無いが安心できる風味。★0.5くらい。
★~★★ほどよいスモーク感とキャラメルや黒蜜、やや強めのイチゴジャムのような甘さ。とは言えスモーク感とも調和していて下品な甘さでは無い。飲み心地がよく、かなり好みの風味。
アップルパイのような香ばしさもあるフルーティさと程いいスモーキーさは調和している。メロン的な青いフルーティさやスパイシーさもピート香との相性は良い。特にこれと言った個性が無いのが残念ではあるが悪くはない。
穀物感が強く、そこに黄色いフルーティさと酵母のフローラルさが広がる。少しコーンっぽい軽さも感じられる。余韻は柑橘ピールのビターさが強く続く。元祖だから当たり前と言えば当たり前だが、ベーシックな風味のトリプル。
★★しっかりした熟成感と複雑さが合いまった旨いオクトモア。ボディも分厚くパンチ十分。樽感はバーボン樽がメインで、奥にワイン樽を感じる程度。少しピークを過ぎた印象もあるが、変な癖は出ておらずまだまだ。
★★しっかりしたピーチの甘さとカルダモンのスパイシーさとミント感、ランビックらしい酸味のバランスが良く、素晴らしい飲みやすさ。出来の良いビアカクテル。余韻に少しビールらしさはあるが変なえぐみは無い。かなり好み。
えぐみはそこまで出ていないが、少し荒さが悪目立ちする。青いフルーツや草っぽい風味が中心で、甘さは下品では無いが余り調和は取れていない印象。
★~★★アイラモルトっぽいどっしりとしたスモーキーさと麦芽の深い風味、コーヒー系のビターさが織りなす落ち着いた風味。変にベタベタした甘さも無く、飲んでて安らぐ。個人的に好きな風味で★1.5くらい。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・クワレモント ブロンド/Kwaremont Blond ・デ・ブラバンデール醸造所(ベルギー)/Brouwerij De Brabandere ・6.6% ・ブロンドエール デ・ブラバンデール醸造所はベルギーのウェスト=フランデレン州にある1894年設立の家族経営の醸造所。BavikやPetrusブランドのビールも生産しています。 今回テイスティングしたクワレモント ブロンドは、ベルギーの有名な自転車レースであるツール・デ・フランドルのオフィシャルビールです。商品名もツール・デ・フランドルの難所「オウデ・クワレモント」から取られており、オウデ・ク…
例年よりも少し磯感が強めな印象で、ねっとりした風味。シェリー感は穏やか。個人的な好みとしてはやや劣るが、完成度の高さは相変わらず。